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マユミの新芽とミノウスバ [チョウ目]

このところ草木の芽吹きが一気に進んで、気にしていたあちこちのマユミの枝先にも綺麗な黄緑色が目立ってきた。
おっ、そろそろ。
マユミの芽吹きに合わせて「ミノウスバ」が孵化する。

昨日、卵を産んでいた枝を見てみると、綺麗な黄緑色の小さな葉が出ていた。
卵はどうなった?
いたいた。
ミノウスバ0311-1_1.jpg



















少し前に孵化していたようだ。
新芽が出るより早く孵化してしまえば幼虫たちは食べるものが無く餓死してしまう。
毎年新芽が出るのに合わせて生まれてくるのが本当に不思議。
いったい何がきっかけになるのだろうか?
ミノウスバ0311-2_1.jpg



















2019年3月11日 東京都 チョウ目マダラガ科 ミノウスバ

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オカモトトゲエダシャクのオスとメス [チョウ目]

朝、職場の扉に来ていたのは「オカモトトゲエダシャク」のオス。
昨晩はかなりの雨だったが降りだす前に灯りにやって来たのだろうか?
昨年は3月9日が初見だったが今年はなかなか出逢えずに待ちわびていた。
探して見つかるものでもないのでこればかりは運まかせだ。
ちょっと小突いて見ると死んだふりをした。
オカモトトゲエダシャク0311-1_1.jpg






















正面顔がちょっとおさるチックで滑稽だ。
オカモトトゲエダシャク0311-2_1.jpg






















少し離れたデッキではメスを見つけた。
同日にさらにレアなメスにも逢えるとは何てラッキー!
卵が詰まったお腹がでっぷり。
オカモトトゲエダシャク0311-3_1.jpg






















メスは次にいつ出逢えるかわからないので、散々撮って手乗りで記念撮影まで。
一眼ではなく全てコンデジなのが残念でしょうがない。
オカモトトゲエダシャク0311-4_1.jpg






















オスとメスを見つけたので、これは引き合わせなければとメスのもとへオスを持って行った。
あわよくば交尾しないかと思ったのだが、期待は裏切られ残念ながらオスは全く興味を示さず。
並んで見るとメスの方が白っぽいのはたまたまなのだろうか?
仕方がないのでこのままにして暗くなる前の仕事帰りに見に行くと、共に既に姿が無くなっていた・・・。
オカモトトゲエダシャク0311-5_1.jpg






















2019年3月11日 東京都 チョウ目シャクガ科 オカモトトゲエダシャク

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カバちゃんとモンキッキ [チョウ目]

一日一日、春本番が近付いてくる。
生きものたちの顔ぶれがそう感じさせてくれる。

少し前に通称峠のコンビニに来ていたカバちゃんこと「カバキリガ」。
早春に現れるキリガの仲間。
キリガはヤガ科の一部の種に付けられた名前で漢字で切蛾、秋から春に見られる種を当て字で冬夜蛾と書く。
なかなかの人気でこの仲間だけの図鑑も出ているほどだ。
成虫越冬で真冬に見られるものもいて、虫の少ない冬のシーズンも楽しめる。
今月末あたりにはこのコンビニでも早春のキリガたちが見られそうだ。
カバキリガ0305_1.jpg



















こちらは職場の壁にいたモンキッキこと「モンキキナミシャク」。
名の通りシャクガ科に属し春に現れ、個体によって色の変異が大きい。
前翅の1対の白斑の中の黒点が目に見えて何だか顔に見えてくる。
モンキキナミシャク0308_1.jpg



















足元で見つけた本当に小さな小さな「キュウリグサ」の花。
花の大きさは2mmほどで青い花弁に黄色い輪っか、ピンクの蕾も美しい。
葉を揉むとキュウリのような匂いがするのが名の由来。
これから初夏の頃まで咲いているのでぜひ探してキュウリの匂い、嗅いで見て!
キュウリグサ0310_1.jpg





























林縁を歩くと独特な匂いが漂ってきた。
ん~、タクアン?、ガス?、ラーメン?
その正体は「ヒサカキ」の花。
人によって何の匂いかは様々。
さて、あなたは何の匂いに感じるだろうか?
ヒサカキの花は春の香り。
ヒサカキ0310_1.jpg



















2019年3月10日 埼玉県、東京都 チョウ目ヤガ科 カバキリガ、シャクガ科 モンキキナミシャク、ムラサキ目ムラサキ科 キュウリグサ、ツツジ目モッコク科 ヒサカキ

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これが花粉光環 [天体]

昨日の天気予報で「晴れて花粉の飛散が多く、その花粉に太陽の光がぶつかると回析現象が起こり、太陽の周りに虹のような輪が何重にも見える花粉光環が見られた。明日も見られるかも。」と伝えていた。
このことを思い出して、雑木林から太陽の写真を撮って見ると確かに周りに虹の輪が写っていた。
なるほど、これが花粉光環か。
僕は花粉症ではないが、この時期辛い思いをされている花粉症の方は見たくない現象だろう。
花粉光環0309_1.jpg



















今日午後の気温は18℃を超えまさに春の陽気。
ギシギシの葉上には「コガタルリハムシ」がお目見え。
コガタルリハムシ0309_1.jpg



















雑木林ではコナラの幹に寄り添うように「シュンラン」が咲いていた。
シュンラン0309_1.jpg



















毎年一番早く花を咲かせるカタクリももう蕾が膨らんでそろそろ咲きそうだ。
ここ数日で一気に春が訪れた感じ。
カタクリ0309_1.jpg



















2019年3月9日 東京都 コウチュウ目ハムシ科 コガタルリハムシ、キジカクシ目ラン科 シュンラン、ユリ目ユリ科 カタクリ

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フユシャクのメスの中でも大きな翅を持つ トギレフユエダシャク [チョウ目]

寒い冬に現れるフユシャクのメスのほとんどは、翅が無いかあってもとても小さい。
表面積の大きな翅は体温を奪うため退化したともいわれている。
そんな中、最も大きな翅を持っているのが「トギレフユエダシャク」だ。
この翅の形、デザインは秀逸でとてもかっこいい!
トギレフユエダシャク1_1.jpg



















この翅なら少しは飛べるのかと思うがやはり飛べず、もちろん羽ばたこうともしない。
もっぱら長い脚で歩くのだ。
その早い事といったら・・・。
他の種より翅が大きいのは、寒さが緩む早春に現れるからなのだろうか?
この種を見るとあぁっ、冬も終わりだなぁと思うのである。
トギレフユエダシャク2_1.jpg



















チョウ目シャクガ科 トギレフユエダシャク

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トイレの春蛾たち [チョウ目]

今日も雨だったが、お昼頃少し止んだので蛾の集まるトイレを見に行ってみた。
いたのは既に確認している種ばかりで、残念ながら新顔は見られなかった。

前脚がチャーミングな「アトジロエダシャク」。
アトジロエダシャク0307_1.jpg



















壁の色に紛れて見落としかけた「ホソバトガリエダシャク」。
一瞬、ヒロバトガリエダシャクかと思ったがホソバだった。
ホソバトガリエダシャク0307_1.jpg



















フユシャク似の「シロテンエダシャク」。
触角が立派。
シロテンエダシャク0307_1.jpg



















メスが見たい「トギレフユエダシャク」。
トギレフユエダシャク0307_1.jpg



















フユシャクと名に付かないフユシャクの「シロトゲエダシャク」。
シロトゲエダシャク0307_1.jpg



















「シロフフユエダシャク」もまだ健在だった。
キリガの仲間が見られなかったのが残念だ。
シロフフユエダシャク0307_1.jpg



















2019年3月7日 東京都

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啓蟄は家籠り [季節]

今日は24節気の啓蟄。
蟄虫啓戸 、地中に潜んでいた虫が戸を啓いて地上にはい出てくる頃だそうだ。

今日は休みで、何とか雨も夜までは降らない予報なので出てきた虫を探しにと思ったのだが、昼まで寝てしまった。
さらに2年半、通っている歯医者の日だった。
予約が取れない歯医者、1月に1回で放っておいた全ての歯の治療にこれだけの月日と時間を費やしている。
歯医者嫌いで虫歯だらけだったが、夏には何とか終わりそうな。
この日は朝からそわそわ、一日何もできない。

ということで少し前に見た這い出てきた虫たち。

暖かかったこの日、道の上を歩いていたのは「クロサビイロハネカクシ」。
ハネカクシの中でも大型で越冬していたのが出てきたのだろう。
歯医者に通い始めて早々に抜かれた末期のボロボロの虫歯はこんな色だった・・・。
クロサビイロハネカクシ0225_1.jpg



















職場の壁で初見の「ウスベニスジナミシャク」。
色の個体変異があり全然ベニ色ではないものも多い。

明日も休みだが、雨の予報。
虫たちを見に行きたいのだがどうだろう?
ウスベニスジナミシャク0226_1.jpg



















2019年2月25,27日 東京都 コウチュウ目ハネカクシ科 クロサビイロハネカクシ、チョウ目シャクガ科 ウスベニスジナミシャク

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寒いのもあと少し [季節]

枯れたマツの「ルリタテハ」は、まるでゴジラ?を思わせるシルエット。
一雨ごとに寒さが緩む。
サルトリイバラの新芽が伸びるまでもう少し、頑張れ!
ルリタテハ0227_1.jpg





























マツの樹皮に潜り込んでいたのは「カシワキボシキリガ」。
綺麗にすっぽりはまっていて、ちょっとは寒さを凌げているのかなぁ。
カシワキボシキリガ0227_1.jpg





























自然豊かなsatoyamaを歩くと湿地から枝に飛び上がったモズがお尻フリフリ。
田んぼではプリプリのたくさんのアカガエルたちの卵。
シュンランの蕾も顔をのぞかせていた。
谷戸0227_1.jpg



















雑木林の縁で低い木々を見渡すと淡く鮮やかな緑色の「ヤマカマス」を見つけた。
今シーズンは多いなとよくよく見ると、いくつもの卵が付いていた。
繭から羽化したお母さんが産み付けたものだろう。
この卵から新しい命が生まれるのももう少し、春よ来い、早く来い!
ウスタビガ0227_1.jpg



















2019年2月27日 埼玉県(丘陵外) チョウ目タテハチョウ科 ルリタテハ、ヤガ科 カシワキボシキリガ、ヤママユガ科 ウスタビガ


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今シーズン17種目はトギレフユエダシャク [チョウ目]

いよいよフユシャクたちの季節も終わりに近づいてきた。
昨年fieldで見つけたのは17種、今シーズンは15種まで来た。
本来オスメスチェックしてコンプリートしたいところだが、とりあえずオスのみでもと弱腰だ。

2月25日、職場の灯りに来た居残りの「ホソウスバフユシャク」のオス。
昨年の初見が2月26日なのでほぼ変わらずだ。
ホソウスバフユシャク0225_1.jpg



















そして今日、同じ場所にいた17種目の「トギレフユエダシャク」のオス。
昨年は3月4日だったのでこちらも。

昨年はこのメスがどうしても見たくてプチ遠征したのだが、今年は何とか探して見たい。
夜の観察、重い腰を上げて。

これでここで見られる種はほぼ見終えたが、あとここにいない種で「フチグロトゲエダシャク」でフユシャク見納めとなる予定。昨年は見ることが出来なかったが、今年はどうだろうか?
トギレフユエダシャク0303_1.jpg



















2019年3月3日 東京都 チョウ目シャクガ科 ホソウスバフユシャク、トギレフユエダシャク

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まるでだっこちゃん アカコブコブゾウムシ [コウチュウ目]

薄暗い林内のアラカシの枝で越冬中の「アカコブコブゾウムシ」。
落ちないようにしっかりと6本の脚で枝を抱きしめている姿が微笑ましい。
昔はアカコブゾウムシだったのがアカコブコブになったとか。
アカコブコブの方が面白くていいかも。

子供の頃、どこの家にもたいていあっただっこちゃん。
あ~、懐かしい。
アカコブコブゾウムシ0227_1.jpg



















2019年2月27日 埼玉県(丘陵外) コウチュウ目ゾウムシ科 アカコブコブゾウムシ

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