最後のヒナバッタ? [バッタ目]
今晩から雨が雪に変わって都心の平野部も積もるとの天気予報。
おおっ!これはヤバイ。
おおっ!これはヤバイ。
あのサクラの根元で寒さに耐えていた「ヒナバッタ」たちの一大事。
例年1月の雪で皆息絶えてしまう。
例年1月の雪で皆息絶えてしまう。
今年はこれまで雪が無く個人的には最長記録を更新していた。
元来卵越冬のヒナバッタだが、寒さに強いようで年を越してもその姿が見られるのだ。
今日は休みだったので、これが最後かもしれないと見に行った。

陽射しは無かったが風もなく比較的暖か。
陽を浴びることが出来ないのに枯葉の上に「ナナホシテントウ」がいた。

根元の草を掻き分けて見たがいない。
もうすでに・・・と思ったところで樹皮でメスを見つけた。
おぉっ、いたじゃないか!
寒さのせいか動きがスローだ。

枯草を丹念に探しているとオスがぴょーんと飛んだ。
今日はあまり動かないだろうと60mmマクロレンズだったが、とにかく元気でこのレンズの焦点距離まで近寄らせてくれない。追っかけているとあちこちからオスが飛び出しこんなにたくさんいたかと思うほど。
どれも皆、ジャンプジャンプでようやくの1枚。

枯草を掻き分けていると成虫越冬の「ツチイナゴ」がいた。
ここにいるかとちょっとびっくりしたが、ん~、君は雪が降ってもきっと大丈夫だろうな。
これを書いている外では、予報通り久しぶりの雨が降っている。
次にここに来られるのは2月4日、ヒナバッタに逢えるのか、また逢いたいなぁ・・・。

元来卵越冬のヒナバッタだが、寒さに強いようで年を越してもその姿が見られるのだ。
今日は休みだったので、これが最後かもしれないと見に行った。

陽射しは無かったが風もなく比較的暖か。
陽を浴びることが出来ないのに枯葉の上に「ナナホシテントウ」がいた。

根元の草を掻き分けて見たがいない。
もうすでに・・・と思ったところで樹皮でメスを見つけた。
おぉっ、いたじゃないか!
寒さのせいか動きがスローだ。

枯草を丹念に探しているとオスがぴょーんと飛んだ。
今日はあまり動かないだろうと60mmマクロレンズだったが、とにかく元気でこのレンズの焦点距離まで近寄らせてくれない。追っかけているとあちこちからオスが飛び出しこんなにたくさんいたかと思うほど。
どれも皆、ジャンプジャンプでようやくの1枚。

枯草を掻き分けていると成虫越冬の「ツチイナゴ」がいた。
ここにいるかとちょっとびっくりしたが、ん~、君は雪が降ってもきっと大丈夫だろうな。
これを書いている外では、予報通り久しぶりの雨が降っている。
次にここに来られるのは2月4日、ヒナバッタに逢えるのか、また逢いたいなぁ・・・。

2019年1月31日 東京都 コウチュウ目テントウムシ科 ナナホシテントウ、バッタ目バッタ科 ヒナバッタ、ツチイナゴ
みんなの虫目で虫探し [季節]
昨日は久しぶりに昆虫写真家Siさん、Nさん、フォトエッセイストのSuさん、絵本作家のIさんと丘陵で冬の虫探し。
昨日までの北風も止んで日差しが暖かな冬日だった。

若いコナラの枝先でNさん、Siさんが見つけたのは「ヤママユ」の卵。
今まで探しても見つからなかったのに・・・。

今度も卵か?と思いきや、赤い色の「ルビーロウカイガラムシ」だった。
よく見ると何だかアメーバのような宇宙から来た生物のような。

フユシャクがいないかなと探しているとエノキの幹でSiさんが見つけてくれた「シモフリトゲエダシャク」。
現場でシロトゲエダシャクといったが間違い訂正。

小さな幼木で見つかったのは「シロフフユエダシャク」のペア。
オスは言われてわかったがメスは全く気付かなかった。
さすが虫目の達人たち!

メスは初見だったので、ちょっとじっくり撮らせてもらった。
アザラシを彷彿させる可愛らしさだ。

メスを撮影するNさん。

今回のターゲットの一つが「スミナガシ」の越冬蛹だったが見つからず。
また、次回に持ち越しだ。
とても残念なので以前に撮った蛹を。

2019年1月30日 東京都 チョウ目ヤママユガ科 ヤママユ、カメムシ目カタカイガラムシ科 ルビーロウカイガラムシ、チョウ目シャクガ科 シモフリトゲエダシャク、シロフフユエダシャク、チョウ目タテハチョウ科 スミナガシ
昨日までの北風も止んで日差しが暖かな冬日だった。

若いコナラの枝先でNさん、Siさんが見つけたのは「ヤママユ」の卵。
今まで探しても見つからなかったのに・・・。

今度も卵か?と思いきや、赤い色の「ルビーロウカイガラムシ」だった。
よく見ると何だかアメーバのような宇宙から来た生物のような。

フユシャクがいないかなと探しているとエノキの幹でSiさんが見つけてくれた「シモフリトゲエダシャク」。
現場でシロトゲエダシャクといったが間違い訂正。

小さな幼木で見つかったのは「シロフフユエダシャク」のペア。
オスは言われてわかったがメスは全く気付かなかった。
さすが虫目の達人たち!

メスは初見だったので、ちょっとじっくり撮らせてもらった。
アザラシを彷彿させる可愛らしさだ。

メスを撮影するNさん。

今回のターゲットの一つが「スミナガシ」の越冬蛹だったが見つからず。
また、次回に持ち越しだ。
とても残念なので以前に撮った蛹を。

2019年1月30日 東京都 チョウ目ヤママユガ科 ヤママユ、カメムシ目カタカイガラムシ科 ルビーロウカイガラムシ、チョウ目シャクガ科 シモフリトゲエダシャク、シロフフユエダシャク、チョウ目タテハチョウ科 スミナガシ
初見のクモ [クモ目]
頑張る!ヒナバッタ [バッタ目]
まだまだ寒い日が続いているが、そんな中でも生きものたちは季節に実直だ。
咲き始めた紅梅がそんなことを感じさせてくれる。

葉を落としたイボタノキの枝で見つけた土団子。
これを造った主はスズバチだろう。
小さなハチがその顎で何度往復してこの団子を造ったかと想像すると頭が下がる。
中ではいくつもの子供たちが暖かな季節を待っているに違いない。

寒さが増す中、あのヒナバッタたちは寒さに耐えているだろうか?
気になって26日に見に行った。
冷たい北風が吹くサクラの木の根元を丹念に探して見ると、草の下から現れた。
さすがに鳴き声は聞かれず動きは遅いがまだ無事に生きていた。
いつまで頑張れるか見届けたい。

2019年1月25-26日 東京都 バラ目バラ科 ウメ、ハチ目スズメバチ科 スズバチ、バッタ目バッタ科 ヒナバッタ
咲き始めた紅梅がそんなことを感じさせてくれる。

葉を落としたイボタノキの枝で見つけた土団子。
これを造った主はスズバチだろう。
小さなハチがその顎で何度往復してこの団子を造ったかと想像すると頭が下がる。
中ではいくつもの子供たちが暖かな季節を待っているに違いない。

寒さが増す中、あのヒナバッタたちは寒さに耐えているだろうか?
気になって26日に見に行った。
冷たい北風が吹くサクラの木の根元を丹念に探して見ると、草の下から現れた。
さすがに鳴き声は聞かれず動きは遅いがまだ無事に生きていた。
いつまで頑張れるか見届けたい。

2019年1月25-26日 東京都 バラ目バラ科 ウメ、ハチ目スズメバチ科 スズバチ、バッタ目バッタ科 ヒナバッタ
枝の卵は誰のもの? [チョウ目]
オギの茎の丸い穴 スジツトガの幼虫 [チョウ目]
茅葺屋根の里山民家の近くにある池。
中にはヨシ、岸にはオギが生えている。
昔、こういった場所は萱場と呼ばれ茅葺屋根を葺き替えるのにこのヨシやオギを使ったそうだ。
ここは冬にはアオジ、カシラダカ、ホオジロ、シジュウカラなどの鳥たちの餌場にもなっている。
池の脇に生えているオギの茎を見ると綺麗な丸い穴が開いているものがある。

この茎を折ってみると中から白いイモムシが現れた。
茎から出てきたのを何枚か撮っていると、頭と思ったのがお尻でバックしていたようだ。

左側が頭。
これは「スジツトガ」という蛾の幼虫で、ススキやオギ、ヨシなどにつく。
ささ虫という名前で釣り餌としても売られているようだ。
中にはヨシ、岸にはオギが生えている。
昔、こういった場所は萱場と呼ばれ茅葺屋根を葺き替えるのにこのヨシやオギを使ったそうだ。
ここは冬にはアオジ、カシラダカ、ホオジロ、シジュウカラなどの鳥たちの餌場にもなっている。
池の脇に生えているオギの茎を見ると綺麗な丸い穴が開いているものがある。

この茎を折ってみると中から白いイモムシが現れた。
茎から出てきたのを何枚か撮っていると、頭と思ったのがお尻でバックしていたようだ。

左側が頭。
これは「スジツトガ」という蛾の幼虫で、ススキやオギ、ヨシなどにつく。
ささ虫という名前で釣り餌としても売られているようだ。
この萱場で鳥たちが食べているのはカイガラムシと恐らくこの幼虫も良いタンパク源になっているのだろう。
以前に記事でこの幼虫をニカメイガと紹介したのだが誤りだった。
ここで訂正しておこう。

2019年1月17日 東京都 チョウ目ツトガ科 スジツトガ
越冬ルリタテハ その後 [チョウ目]
コナラの冬芽にタマバチ [ハチ目]
コナラの冬芽を見て回っているとゴミ?いや、小さな虫がとまっていた。
ファインダーで覗いてようやく虫だとわかった。
冬芽の大きさと比べると小ささがわかるだろう。
コナラに寄生するタマバチの仲間で冬芽に卵を産みに来ていると思われた。

タマバチが産卵したところは、科学的・物理的な刺激に植物が反応して中えい、いわゆる虫こぶができる。
幼虫はこの中を食べて育ち蛹、成虫となって外へ出る。
コナラなどのナラ類に寄生する種は、1年のうち雄と雌が発生する両性世代とメスだけの単性世代がそれぞれ1回交互に現れ、各世代では成虫の形や同じ植物でも寄生部位、虫こぶの形が異なるそうだ。
この冬芽に卵を産んでいたなら、そのうち虫こぶが出来るに違いない。

クリにはクリタマバチという種の寄生による農業被害が知られている。
近くにあったクリの冬芽。
イガイガの中のクリの実にそっクリでなかなか可愛い。

2019年1月17日 ハチ目タマバチ科 タマバチの仲間
ファインダーで覗いてようやく虫だとわかった。
冬芽の大きさと比べると小ささがわかるだろう。
コナラに寄生するタマバチの仲間で冬芽に卵を産みに来ていると思われた。

タマバチが産卵したところは、科学的・物理的な刺激に植物が反応して中えい、いわゆる虫こぶができる。
幼虫はこの中を食べて育ち蛹、成虫となって外へ出る。
コナラなどのナラ類に寄生する種は、1年のうち雄と雌が発生する両性世代とメスだけの単性世代がそれぞれ1回交互に現れ、各世代では成虫の形や同じ植物でも寄生部位、虫こぶの形が異なるそうだ。
この冬芽に卵を産んでいたなら、そのうち虫こぶが出来るに違いない。

クリにはクリタマバチという種の寄生による農業被害が知られている。
近くにあったクリの冬芽。
イガイガの中のクリの実にそっクリでなかなか可愛い。

2019年1月17日 ハチ目タマバチ科 タマバチの仲間
越冬していた キンケハラナガツチバチのオス [ハチ目]
葉の落ちたコナラの枝でコミミズクの越冬幼虫 [カメムシ目]
今日は久しぶりに日差しが暖かった。
コナラの枝に擬態した幼虫がいないかとかなりの本数を探して見たが全く見つからない。
これはダメだなぁと最後に見た枝先に見つけたのが緑色型の「コミミズク」の幼虫だった。

この木の枝は今までに何度もチェックしていたのだが見つけられずにいた。
ん~、まだまだ見る目が甘いということ!

それにしても見事に枝の一部と化している。
これなら鳥などの敵に捕食されずにすみそうだが、実際のところどうなのだろうか?
現場では気付かなかったのだが帰って写真を見ると、直ぐ上にもう一個体ちょっと褐色なのがいるのに気が付いた。
1枚目の写真に写っている。
敵に対してはどうかわからないが、残念ながら私は見抜くことが出来なかった・・・。

2019年1月17日 東京都 カメムシ目ヨコバイ科 コミミズク
コナラの枝に擬態した幼虫がいないかとかなりの本数を探して見たが全く見つからない。
これはダメだなぁと最後に見た枝先に見つけたのが緑色型の「コミミズク」の幼虫だった。

この木の枝は今までに何度もチェックしていたのだが見つけられずにいた。
ん~、まだまだ見る目が甘いということ!

それにしても見事に枝の一部と化している。
これなら鳥などの敵に捕食されずにすみそうだが、実際のところどうなのだろうか?
現場では気付かなかったのだが帰って写真を見ると、直ぐ上にもう一個体ちょっと褐色なのがいるのに気が付いた。
1枚目の写真に写っている。
敵に対してはどうかわからないが、残念ながら私は見抜くことが出来なかった・・・。

2019年1月17日 東京都 カメムシ目ヨコバイ科 コミミズク