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でっぷり太った キイロスズメの幼虫 [チョウ目]

谷戸のいつもの道を歩いていると、頭上に伸びたムラサキシキブの枝先が目に入った。
んん、何かいるなぁ。
陰になってよくわからなかったのでストロボを控えめに撮ってみると、細いヤマノイモの蔓茎にでっぷりとしたいもむし。
いつもなら通り過ぎていたが、この日はよく気付いたものだと我ながら感心!
キイロスズメ0926-1_1.jpg



















色合いや模様から先日も出逢ったスズメガの仲間の「キイロスズメ」の幼虫。
緑色と褐色の2種がいるようだ。
これだけの体でよくも細いヤマノイモの蔓茎にしがみ付いているものだ。
細いが芋の蔓はかなり、いやすごく強い!
成虫になった時に足になる胸脚3対より腹部にある腹脚4対とお尻の先の尾脚1対が威力を発揮しているようだ。
ちなみによく似たいもむし型のハバチの幼虫は腹脚が5対なので見分けることが出来る。

まぁこんなに大きなハバチの幼虫はいないが・・・。
キイロスズメ0926-2_1.jpg



















見上げて撮るとこんな感じで2対の目のような白斑がよく目立つ。
終齢で間もなく地中に潜って蛹になると思われるが、キイロスズメの成虫はまだ見たことが無い。
年に2回発生するようなので、この秋は是非見てみたいスズメガの1種だ。
キイロスズメ0926-3_1.jpg



















2019年9月26日 東京都 チョウ目スズメガ科 キイロスズメ

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ビジョかアオか? オニグモ [クモ目]

林縁のササの間にクモの巣が張られていたが主がいない。
今あちこちで見られるジョロウグモではない。
探すとササの葉に糸を張ったテントの中にいた。
よく見えないので、申し訳なかったがつついて追い出した。
ビジョオニグモ0925-1_1.jpg



















ん~、この愛らしいというかおそらく見た人によって感想は色々な腹部の模様が印象的で、実際の顔は気にしないのがちょっと可愛そうか・・・
白いお腹に顔のあるクモは、「ビジョオニグモ」だったかなぁ?

いや他にもいたような。
ビジョオニグモ0925-2_1.jpg





























他にお腹に顔のあるクモを調べると「アオオニグモ」がいた。
でもよく見ると違った。
アオオニグモ_1.jpg



















2019年9月26日 東京都 クモ目 コガネグモ科 ビジョオニグモ

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幻 チャイロスズメバチの巣 [ハチ目]

ここ数日、朝晩気温が下がり昼間もカラッとした気候でようやく秋を感じるようになってきた。
谷戸の田んぼでは稲穂がこうべを垂れている。
田んぼ0925_1.jpg



















畔では「シロバナマンジュシャゲ」がいち早く開花し、遅れることようやく「ヒガンバナ」も開花した。
今年は各地でヒガンバナの開花が遅れていると言われていたが、何とか彼岸に間に合ったようだ。

シロバナマンジュシャゲはショウキズイセンとヒガンバナの自然混雑種と言われている。
今の時期、様々な場所でヒガンバナが見られるが日本のヒガンバナは三倍体で種を付けることが出来ないため、そのほとんどが人によって植栽されたものであろう。

シロバナマンジュシャゲ0925_1.jpg



















秋に話題に上がるのがスズメバチだ。
この時期、巣が最大級の大きさとなり働き蜂たちの数も最も多く、刺されたとテレビや新聞で報道される。
そんなスズメバチの中で以前幻と言われていたのが「チャイロスズメバチ」。
が、丘陵では夏の樹液で毎年見られどこが幻と思っていたのだが、そういえばこのハチの巣を見たことが無かった。オオスズメバチ、キイロ、モン、コガタ、ヒメ、クロスズメバチの巣にはこの10年でかなり出会い仕事柄多く駆除もしてきたが、チャイロスズメバチの巣だけは見たことが無かった。
ハチより巣の方が幻だったのだ。


先日、あるところにスズメバチの巣がありチャイロスズメバチではないかと職場の同僚から聞いて案内してもらったのだが、見るとヒノキかサワラの幹の高さおおよそ8mのキツツキが開けたと思われる穴にその巣があった。
チャイロスズメバチ巣0925_1.jpg



















望遠レンズでファインダーをのぞくと出入りしているのはまさしくチャイロスズメバチ。
この日はさほど気温が高くなかったのだが、木の根元にいてもものすごい羽音が聞こえてきた。
巣の入り口にいるハチを見ても翅を動かしてはいないので、中にいる働き蜂たちの羽音と思われた。
このハチの女王は、キイロスズメバチやモンスズメバチの巣を乗っ取り働き蜂を奴隷化してそのうち自分の働き蜂にとって替わるという社会性寄生蜂として知られている。
こういった場所に営巣するのはモンスズメバチなのでもとはモンスズメバチの巣だった可能性が高い。
チャイロスズメバチ巣0925-1_1.jpg



















巣のすぐ近くにあるクヌギの高所の酒場にいつもこのハチの姿があったのに合点がいった。
根本にもわずかに樹液が出ていてこの日そこにも働き蜂の姿があった。
樹液を舐めるでもなく、ただじっとしていて時折触覚などの手入れをしていた。
まるで、仕事をサボっているサラリーマンのようだった。
おいおい!
この巣も間もなくオス蜂や新女王が旅立ち、終焉を迎えるのだろう。
チャイロスズメバチ0925_1.jpg



















2019年9月25日 東京都 キジカクシ目ヒガンバナ科 シロバナマンジュシャゲ、ヒガンバナ ハチ目スズメバチ科 チャイロスズメバチ

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名の通り コウモリのようにぶら下がるコウモリガ [チョウ目]

林縁の木の樹皮に何かが付いていた。
近づいてみると、樹皮にぶら下がる「コウモリガ」のメスだった。
お腹の下にあるのは偶然にもハラビロカマキリの卵しょうだ。
コウモリガ0925-1_1.jpg



















コウモリガはコウモリガ科に属し、8-10月頃に現れる。
似た種に翅に白斑があるキマダラコウモリがいるがこの個体にはないのでコウモリガ。
コウモリガ0925-2_1.jpg



















名の通り、太い脚でぶら下がる姿がコウモリを連想させることから名が付いたようだ。
アップで見てみると、剛毛の生えた4本の足でぶら下がっている。
あと2本はどうなっているのだろう?
この写真だけ見ればいったい何の恐ろしい生きものかと思ってしまう。
コウモリガ0925-3_1.jpg



















コウモリガは夕方に飛び回り、草はらの上にたくさんの卵をまき散らし1回の産卵量は150~300個、総産卵量は2000~3000個とも言われる。
翌年春に孵化して初めは草を食べ、ある程度成長すると樹木に移動し枝や幹の内部を食害する。
果樹なども食害する事から農作物の害虫とされている。
夏、多くの虫たちで賑わう昆虫酒場はこの蛾の幼虫のしわざでもあるのだ。

近くの草の茎に掴まらせてみると、腹端から小さな卵をバラバラと産み落とした。
慌てて撮影したが残念、産み落とされた卵は撮り損なったが腹端の卵は写っていた。
夜の灯りにもやってくるので、コンビニでも居残り組に出会えるかもしれない。
コウモリガ0925-4_1.jpg



















2019年9月25日 東京都 チョウ目コウモリガ科 コウモリガ

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2化目のヤマトシリアゲ

今よく見られる「ヤマトシリアゲ」。
年に2回発生し初夏に見られるのは体が黒っぽいが今見られる2化目は飴色でベッコウシリアゲとも言われ昔は別種と思われていたようだ。
名の由来はオスの腹部にはハサミがありいつもこれを持ち上げていることにあるが、これはハサミがないメス。
ヤマトシリアゲ0912_1.jpg



















虫を襲って食べるなどと書いているnetもあるようだが、どう見ても襲う武器はなく今まで見た限りは弱って身動き出来ない小さな虫や死んだ骸を食べている。
クモの巣にかかった獲物を横取りしている姿もよく見かける。

この日、林縁の枝先にオスもメスもたくさんのヤマトシリアゲたちが集まっていた。
何かの骸をむさぼっているようだ。
この虫はオスが獲物をメスのために用意して、メスが食べている間に交尾することが知られている。
見ると交尾しているカップルがいた。
ここではオスは労せずして・・・だろう。
ヤマトシリアゲ0915-1_1.jpg





























さて、この骸の正体はと裏側へ回ってみたら、どうやらスズメガの幼虫のよう。
何らかの原因で命を落としてだらーんとなったところをシリアゲたちに見つかったのだろう。
死んで他の命の糧になる、こうして生きものたちは繋がっていく
ヤマトシリアゲ0915-2_1.jpg





























2019年9月12.15日 東京都 シリアゲムシ目シリアゲムシ科 ヤマトシリアゲ

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秋の里山の虫たち2 [季節]

今日は台風何号だっけ?
17号?の影響で湿気を含んだ南風が強く吹いて厳しい暑さでまいってしまった。
湿った風では汗が乾かずだ。
先日の台風被害の地域に更なる被害がないことを祈るばかりだった。

少し前に谷戸を歩いて見つけた虫たち。
ラブリーにこちらを見つめる「ヤマトシジミ」のカップル。

瞳に見える黒い点はカマキリでお馴染みの偽瞳孔。

左がメスかな。
ヤマトシジミ0912.JPG



















ウドの花に来ていた「コアオハナムグリ」。
コガネムシの仲間ではfieldで最もポピュラーな種でまさに名前通りに花に潜っている姿をよく見かける。
このウドの花を見ると毎年名前が出て来なくて難儀する。
ウドの大木と覚えているのだがこれ自体が出てこない・・・。
コアオハナムグリ0912_1.jpg



















林縁にいたのは同じコガネムシの仲間の「シロテンハナムグリ」。

夏にカブトムシやカナブンなどと一緒に樹液に来ているのをよく見かける。
撮った時には気付かなかったが、すぐ下には薩摩の実=ハゼノキの実に似ている事から名付けられた「ワキグロサツマノミダマシ」がいた。

シロテンハナムグリは、横に高い場所で樹液を出しているクヌギがあるのでそこから落ちてきたのだろうか?
昆虫酒場もそろそろ閉店の季節が近づいてきた。
シロテンハナムグリ0912_1.jpg





























2019年9月23日 東京都 チョウ目シジミチョウ科 ヤマトシジミ、セリ目ウコギ科 ウド、コウチュウ目コガネムシ科 コアオハナムグリ、シロテンハナムグリ

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小さな小さなススキの株まわりにも [季節]

職場の周りのあちこちで大きなススキの株が穂を伸ばし花を咲かせ始めている。
そんな中で、穂を伸ばせずにいる小さなススキの株がある。
でも小さくたってたくさんの虫たちの棲家になっていて、このところずっと朝にこのススキの周りを観察中。


今の時期、あちこちで群生している「ツユクサ」やキツネノマゴも株の中でひっそりと花を咲かせている。
ツユクサ0922_1.jpg



















数日前にススキの株の中にいた「クビキリギス」の幼虫は、この日お隣のメヒシバの茎で股のぞき。
天橋立ではないだろうに、良いものが見えますか?
お尻の先の黒いものは・・・、ご想像通り。
クビキリギス0915_1.jpg





























朝の光にお目覚め?の「イチモンジセセリ」。
最もポピュラーなセセリチョウでまるで弾丸のようなスピードで花から花へ。
この時期は、キツネノマゴの花でよく見られる。
イチモンジセセリ0922_1.jpg



















すぐ脇のクズの葉の上には、朝の陽ざしに翅を広げたセセリチョウ。
ヒメキマ、コキマ、キマダラあたりか、図鑑で絵合わせしてみたがピッタシくるものが見つからない。
セセリチョウ0922_1.jpg



















キンミズヒキの穂にとまっているのは前にも紹介したガの「ヤホシホソマダラ」。
ここ数日、1頭だけこのあたりのどこかで見られる。
同じ個体なのかな?
ヤホシホソマダラ0922_1.jpg





























斜めになったクズの葉に器用につかまるフキバッタの仲間。
顔はまさしく仮面ライダーだ。
令和元年最初の仮面ライダーゼロワンもバッタがモチーフ。
歴代、カブト、クワガタ、トンボ、コウモリ、ロケット、時計、ゲーム、幽霊、車、戦国武将、魔法使い、童話、鬼、トランプなど様々な仮面ライダーが現れたが、元年だけにバッタに戻ったという事か?
フキバッタ0922_1.jpg



















2019年9月15.22日 東京都 ツユクサ目ツユクサ科 ツユクサ、バッタ目キリギリス科 クビキリギス、チョウ目セセリチョウ科 イチモンジセセリ、チョウ目マダラガ科 ヤホシホソマダラ、バッタ目バッタ科 フキバッタsp.

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今年は豊作 キバラヘリカメムシ [カメムシ目]

そろそろ実がピンクに色付いてきたマユミを見ていると、葉の上に小さな虫がうじゃうじゃと。
ここ数年、ここまでの数は見られなかった「キバラヘリカメムシ」の幼虫たち。
キバラヘリカメムシ0912-1.JPG



















近づいてみると大きいのから小さいのまでステージは様々だ。
下の個体は脱皮してそれほど経っていないようで触覚や脚はピンク色だ。
キバラヘリカメムシ0912-2.JPG



















あちこちのマユミにもいるわいるわ。
数日前には成虫も見られたが、この日は見つからなかった。
確か成虫越冬だったと思うので、この幼虫たちは冬までに成虫になって冬を越す。
冬場はとんと見かけないが、いったいどこで冬を越しているのだろうか?
キバラヘリカメムシ0912-3.JPG





























近くの葉上に艶のある茶色の卵が産みつけられていた。
恐らく本種の卵だろう。
この冬、越冬している姿が見られるといいなぁ!
キバラヘリカメムシ0912-4.JPG



















2019年9月12日 東京都 カメムシ目ヘリカメムシ科 キバラヘリカメムシ

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秋の里山の虫たち [季節]

ようやく暑さも一段落して昼間の陽射しは厳しいが空気は冷たく朝晩めっきり涼しくなった。
1週間前の秋の里山で見られた虫たち。

赤トンボの仲間もいよいよ赤く色付いて、林縁の枝先に止まっていた「コノシメトンボ」のオスも頭から赤くなり成熟度おおよそ90%というところか。あと胸が染まれば100%だ。
コノシメトンボ0912_1.jpg



















湿地脇の葉で見つけた「ハネナガイナゴ」。
ここにはハネナガイナゴとコバネイナゴの2種が混在するが、おおむねハネナガの方が先に現れてコバネの方が遅くまで見られる。
とにかく数が多くて、畔を歩くと無数が飛び去りまさにイナゴ天国!
ハネナガイナゴ0912_1.jpg



















道脇の「ノハラアザミ」は夏から秋にかけて咲いている。
たくさんの虫たちが集まる小さなレストランで、この時は「イチモンジセセリ」がお客さん。
秋に数を増すセセリチョウだ。
オオチャバネセセリ0912_1.jpg





























オギの葉を見ていると成虫になった「ヤマクダマキモドキ」がいた。
幼虫の頃はblueの瞳が特徴だったが大人になると黄色っぽくなるようだ。
とにかくよく飛びすぐに逃げてしまうのだが、この個体は近づいてもまったく動じなく良い被写体だった。
ヤマクダマキモドキ0912_1.jpg



















ふと見ると下向きに咲く小さな黄色い花が咲いていた。
秋になるともう咲いていないかなといつも探す「カラスノゴマ」。
昔、面白い名前だなと調べたが、カラスが食べるゴマや種子がゴマに似ているが食べられず役に立たないのでカラスと冠した(似ていて役に立たないものにイヌなどが付けられるのと同じ)などとあるが、今一納得がいかない・・・。
カラスノゴマ0912_1.jpg





























2019年9月12日 東京都 トンボ目トンボ科 コノシメトンボ、バッタ目バッタ科 ハネナガイナゴ、チョウ目セセリチョウ科 イチモンジセセリ、キク目キク科 ノハラアザミ、バッタ目ツユムシ科 ヤマクダマキモドキ、アオイ目アオイ科 カラスノゴマ

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クモの美麗種 ウロコアシナガグモ [クモ目]

トリノフンダマシがいないかと小川沿いのオギを見て回っていると、脇の葉上にスマートで繊細で美しい小さなクモを見つけた。
足が長いのでアシナガグモの仲間だろうが、はて?
ウロコアシナガグモ0912-1_1.jpg





























ウロコアシナガグモに似ているが何かちょっと違うなぁと思ったが、ウロコアシナガグモのオスだった。
今までメスばかりでオスは初めて。

クモの場合、オスは口元の一対の髭のような触肢の先に生殖器がありそこが膨らんでいるので見分けやすい。
多くの種がオスのほうが小さいようだ。
ウロコアシナガグモ0912-2_1.jpg





























腹部と足の関節のオレンジ色が際立っていた。
この仲間には似た種がいるが、腹部のオレンジ色の模様はこの種の特徴のようだ。
ウロコアシナガグモ0912-3_1.jpg





























2019年9月12日 東京都 クモ目アシナガグモ科 ウロコアシナガグモ

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