初見のオオミズアオは・・・ [チョウ目]
昨日から世間はゴールデンウィークのようだが、個人的にはいつもと全く変わらぬ日々である。
今日は珍しく日曜日に休みで、あまりの天気の良さに布団を干してシーツを洗った。
まだ羽毛布団を使っていてこのところ汗をかくので、ようやく合い掛け布団に入れ替えた。
こんなに暖かければいよいよお目当が見られるのではと、家を出ると階段下で見つけた今年初見の「オオミズアオ」のオス
。
どこから飛んで来たのだろう?
周りは住宅街だが、幼虫は広食性なのでどこかの家の庭で羽化したのだろうか?
突っついてみたが、動かないのでひっくり返してみた。
何とすべての脚が途中で無くなっていたが僅かに息があるようで、触角を少し動かした。
もうまさしく虫の息でどうにもならない状態だった。
さて、いった誰がこんなことを?
やはり鳥の仕業ではないかと思うのだが、こんな初見は残念で仕方ない・・・。
2017年4月30日 埼玉県
チョウ目ヤママユガ科 オオミズアオ CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX
今日は珍しく日曜日に休みで、あまりの天気の良さに布団を干してシーツを洗った。
まだ羽毛布団を使っていてこのところ汗をかくので、ようやく合い掛け布団に入れ替えた。
こんなに暖かければいよいよお目当が見られるのではと、家を出ると階段下で見つけた今年初見の「オオミズアオ」のオス
。
どこから飛んで来たのだろう?
周りは住宅街だが、幼虫は広食性なのでどこかの家の庭で羽化したのだろうか?
突っついてみたが、動かないのでひっくり返してみた。
何とすべての脚が途中で無くなっていたが僅かに息があるようで、触角を少し動かした。
もうまさしく虫の息でどうにもならない状態だった。
さて、いった誰がこんなことを?
やはり鳥の仕業ではないかと思うのだが、こんな初見は残念で仕方ない・・・。
2017年4月30日 埼玉県
チョウ目ヤママユガ科 オオミズアオ CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX
ジョウカイボンの仲間現る [コウチュウ目]
草むらを丹念に見ていると、葉上に可愛らしい甲虫を見つけた。
可愛らしいかどうかはあくまで主観だが、この顔つきが憎めない。
ジョウカイボンの仲間だが、ジョウカイボンより小さく手持ちの図鑑には記載がなく、netで調べると「ヒメジョウカイ」ではないだろうか。
ジョウカイボンの仲間は種が多く、新たなものがいまだに見つかっているようだ。
ヒメジョウカイも似たものに、ニセヒメジョウカイ、ホソニセヒメジョウカイなるものがいるようで、文献もないので識別は容易ではない。
ジョウカイボンハンドブックが出版されれば嬉しいのだが・・・。
可愛らしいかどうかはあくまで主観だが、この顔つきが憎めない。
ジョウカイボンの仲間だが、ジョウカイボンより小さく手持ちの図鑑には記載がなく、netで調べると「ヒメジョウカイ」ではないだろうか。
ジョウカイボンの仲間は種が多く、新たなものがいまだに見つかっているようだ。
ヒメジョウカイも似たものに、ニセヒメジョウカイ、ホソニセヒメジョウカイなるものがいるようで、文献もないので識別は容易ではない。
ジョウカイボンハンドブックが出版されれば嬉しいのだが・・・。
ご本家ジョウカイボンが見られるのもそろそろだろう。
2017年4月20日 東京都
コウチュウ目ジョウカイボン科 ヒメジョウカイ? CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX
2017年4月20日 東京都
コウチュウ目ジョウカイボン科 ヒメジョウカイ? CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX
ウワミズザクラが見頃 [植物]
ソメイヨシノやヤマザクラが終わり、里山ではウワミズザクラが見ごろとなっている。
花は真っ白でブラシのよう、知らなければとてもサクラとは思わないだろう。
しかしよく見れば小さな花が集まってブラシを形成しており、その花はしべが長いものの花びら5枚のまさしく桜の花だ。
花の香りは杏仁豆腐みたい。
花にはスジグロシロチョウが訪れていた。
花の中央の緑色の部分に蜜があるようで、しきりにストローを伸ばしていた。
2017年4月27日 埼玉県
バラ目バラ科 ウワミズザクラ
チョウ目シロチョウ科 スジグロシロチョウ
CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM、EOS50D EF70-200mm F2.8 L IS USM/EXTENDER EF 1.4×Ⅱ
花は真っ白でブラシのよう、知らなければとてもサクラとは思わないだろう。
しかしよく見れば小さな花が集まってブラシを形成しており、その花はしべが長いものの花びら5枚のまさしく桜の花だ。
花の香りは杏仁豆腐みたい。
花にはスジグロシロチョウが訪れていた。
花の中央の緑色の部分に蜜があるようで、しきりにストローを伸ばしていた。
2017年4月27日 埼玉県
バラ目バラ科 ウワミズザクラ
チョウ目シロチョウ科 スジグロシロチョウ
CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM、EOS50D EF70-200mm F2.8 L IS USM/EXTENDER EF 1.4×Ⅱ
こんなところにアサギマダラ 幼虫はどうなった? [チョウ目]
今日は曇り空で風が強い。
現地に着くと案の定、雑木林は薄暗く木々の枝は大きく揺れていた。
キジョランの葉を下からめくっていったが、幼虫が見当たらない。
蔓が伸びた高さ2m越えの葉の裏に蛹を見つけた。
無事に蛹になっていたことに一安心。
以前見つけた幼虫は3頭いたが、他の2頭が見つからなかったのが残念だ。
高くて見られないので蔓を引っ張って、何とか手元まで葉を手繰り寄せた。
無理な体勢と強風で撮れる角度が限られてしまい、黒や金色の斑は撮影できなかったがそれでも曲線美や鮮やかな透けるような黄緑色が美しかった。
まだ蛹化して間もないと思われる。
成熟すれば翅の模様が透けてさらに美しい姿になるはず。
羽化する瞬間は間違いなく見られないが、無事に大空に羽ばたいて欲しいなぁ。
また、羽化殻だけでも撮影しに来ようと思う。
2017年4月26日 東京都
チョウ目タテハチョウ科 アサギマダラ
CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX、EOS50D SIGMA 17-70mmDC MACRO HCM /430EXⅡ
竹から生まれたかぐや姫の正体は・・・ベニカミキリ [コウチュウ目]
落葉貯めの竹の柵に何かが蠢いていた。
おやっ、何?と見ると、開いた穴から顔を出している「ベニカミキリ」だった。
竹の中で育ったベニカミキリがいざ外の世界へ、しかしここに最後の試練があった。
自らの顎で食い破り出てくるのだが、穴の大きさが問題だ。
恐らくここまでは順調に出たと思うが、最も太い腹部が引っかかって前脚で踏ん張るも思うようにいかないようだ。
穴の形がいびつで、一見厳しそう。
少しの間、様子をうかがっていたがいつまでも見ているわけにもいかず後ろ髪を引かれながらもこの場を後にした。
以前ルリボシカミキリの羽脱にも偶然立ち会ったが、やはりこの状態でかなりの時間を費やし約30分ほどかけて無事脱出していた。
周りを見ると既に羽脱しているものが2頭いたが、うち1頭は羽化不全なのか後翅が綺麗に収まっていなかった。
飛べるかどうかわからないが、何とか生き抜いて欲しいものだ。
2017年4月24日 東京都
コウチュウ目カミキリムシ科 ベニカミキリ RICOH WG-4
おやっ、何?と見ると、開いた穴から顔を出している「ベニカミキリ」だった。
竹の中で育ったベニカミキリがいざ外の世界へ、しかしここに最後の試練があった。
自らの顎で食い破り出てくるのだが、穴の大きさが問題だ。
恐らくここまでは順調に出たと思うが、最も太い腹部が引っかかって前脚で踏ん張るも思うようにいかないようだ。
穴の形がいびつで、一見厳しそう。
少しの間、様子をうかがっていたがいつまでも見ているわけにもいかず後ろ髪を引かれながらもこの場を後にした。
以前ルリボシカミキリの羽脱にも偶然立ち会ったが、やはりこの状態でかなりの時間を費やし約30分ほどかけて無事脱出していた。
周りを見ると既に羽脱しているものが2頭いたが、うち1頭は羽化不全なのか後翅が綺麗に収まっていなかった。
飛べるかどうかわからないが、何とか生き抜いて欲しいものだ。
2017年4月24日 東京都
コウチュウ目カミキリムシ科 ベニカミキリ RICOH WG-4
足元に センチコガネ [コウチュウ目]
草木の緑が増し、様々な虫たちが見られるようになってきた。
歩けばそこかしこに目が行ってなかなか歩みが進まない。
歩けばそこかしこに目が行ってなかなか歩みが進まない。
この日も、足元に久しぶりの「センチコガネ」。
危うく踏みそうになったがかろうじて難を逃れた。
ピークにはあちこちで踏まれた痛ましい姿が見られる。
どうして道の上に現れるのか?
踏まれないように道の脇に移動させたが、もう道には出て来ないでね!
2017年4月22日 東京都
コウチュウ目センチコガネ科 センチコガネ RICOH WG-4
2017年4月22日 東京都
コウチュウ目センチコガネ科 センチコガネ RICOH WG-4
これは美しい!アオバシャチホコ [チョウ目]
希少な田んぼ雑草 ホトケノザことコオニタビラコ [植物]
春の七草の一つにホトケノザがあるが、この名で一般的なのはシソ科のホトケノザ。
だが、春の七草のホトケノザはこの種ではないからややこしい。
春の七草のホトケノザは、正式和名は「コオニタビラコ」。
たまに職場に春の七草のホトケノザがどこにあるかと聞いて来られる方があるが、まず職場の範囲ではないと答える。
実際に無いのだが、聞いて来られる方はそもそも七草粥に入れるため採る目的の方がおられ、園内採取禁止なので・・・。
あるのはよく似たヤブタビラコやさらに大きなオニタビラコばかり。
違いは色々あるようだが、わかり易いのは舌状花の枚数。
コオニタビラコは8枚前後だが、ヤブタビラコはさらに多い。
ご本家ホトケノザは、主に湿地や田んぼなどの豊潤な場所に生えるようだがどこにでもあるわけでもないようで、私もこの谷戸でしか見たことが無い。
まぁ、それほどこの種に注視しているわけではないので、他に見られるところがあるのかもしれないが。
2017年4月19日 埼玉県
キク目キク科 コオニタビラコ CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM
だが、春の七草のホトケノザはこの種ではないからややこしい。
春の七草のホトケノザは、正式和名は「コオニタビラコ」。
たまに職場に春の七草のホトケノザがどこにあるかと聞いて来られる方があるが、まず職場の範囲ではないと答える。
実際に無いのだが、聞いて来られる方はそもそも七草粥に入れるため採る目的の方がおられ、園内採取禁止なので・・・。
あるのはよく似たヤブタビラコやさらに大きなオニタビラコばかり。
違いは色々あるようだが、わかり易いのは舌状花の枚数。
コオニタビラコは8枚前後だが、ヤブタビラコはさらに多い。
ご本家ホトケノザは、主に湿地や田んぼなどの豊潤な場所に生えるようだがどこにでもあるわけでもないようで、私もこの谷戸でしか見たことが無い。
まぁ、それほどこの種に注視しているわけではないので、他に見られるところがあるのかもしれないが。
2017年4月19日 埼玉県
キク目キク科 コオニタビラコ CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM
イタドリにイタドリハムシ [コウチュウ目]
このところ草木の成長が目まぐるしく、あっという間に緑が濃くなってきた。
草地ではイタドリがニョキニョキと茎を伸ばしている。
子供の頃、この草をスッポンと呼んで皮をむいて齧ったのを思い出すが、果たしてうまかったかどうかは記憶にない。
このイタドリの葉上で見つけた黒とオレンジが鮮やかな「イタドリハムシ」。
先日記載したハッカハムシとほぼ同じくらいの大きさで、主食は名前の通りイタドリだ。
ハムハン(ハムシハンドブック)ではスイバも食べるというが、スイバではまだ見たことがない。
ハムシの仲間はおおむね食べる植物が決まっているので、何の植物についているかが重要。
一見似た種もいるが、種を見極めるには食草が決め手となる場合も多い。
草地ではイタドリがニョキニョキと茎を伸ばしている。
子供の頃、この草をスッポンと呼んで皮をむいて齧ったのを思い出すが、果たしてうまかったかどうかは記憶にない。
このイタドリの葉上で見つけた黒とオレンジが鮮やかな「イタドリハムシ」。
先日記載したハッカハムシとほぼ同じくらいの大きさで、主食は名前の通りイタドリだ。
ハムハン(ハムシハンドブック)ではスイバも食べるというが、スイバではまだ見たことがない。
ハムシの仲間はおおむね食べる植物が決まっているので、何の植物についているかが重要。
一見似た種もいるが、種を見極めるには食草が決め手となる場合も多い。
従って、植物を知ることがハムシを知る近道になると思うのだが、これがなかなか大変だ。
2017年4月20日 埼玉県
コウチュウ目ハムシ科 イタドリハムシ CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX
2017年4月20日 埼玉県
コウチュウ目ハムシ科 イタドリハムシ CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX
ウグイスカグラにやって来るヒメハナバチ [ハチ目]
今日は24節気の穀雨、第十六候の葭始生(あしはじめてしょうず)。
確かに湿地では葦が茎を伸ばし始めた。
昔の人はよく季節を読んだものだ。
今の時期、長らく花を咲かせていたウグイスカグラは花を終え小さな実が目立ち始めた。
僅かに残った花に頭を突っ込んでいる小さなハチを見つけた。
脚には盛りだくさんの花粉団子をこさえていた。
ウグイスカグラ専門の訪花昆虫がいるのを知ったのは何年前だろうか?
仕事で公園を回っていて、ウグイスカグラで若い男性が何かしているのを見つけた。
何をしているか尋ねると、彼は学生で大学でウグイスカグラの花とやって来るハチの研究をしているとぶっきらぼうに答えた。何とも愛想が無かったが、まぁ、彼に愛想は必要がないのだろうと思った。
そこで初めてこの花を専門に訪れるハチがいることを知ったのだった。
確かに湿地では葦が茎を伸ばし始めた。
昔の人はよく季節を読んだものだ。
今の時期、長らく花を咲かせていたウグイスカグラは花を終え小さな実が目立ち始めた。
僅かに残った花に頭を突っ込んでいる小さなハチを見つけた。
脚には盛りだくさんの花粉団子をこさえていた。
ウグイスカグラ専門の訪花昆虫がいるのを知ったのは何年前だろうか?
仕事で公園を回っていて、ウグイスカグラで若い男性が何かしているのを見つけた。
何をしているか尋ねると、彼は学生で大学でウグイスカグラの花とやって来るハチの研究をしているとぶっきらぼうに答えた。何とも愛想が無かったが、まぁ、彼に愛想は必要がないのだろうと思った。
そこで初めてこの花を専門に訪れるハチがいることを知ったのだった。
昨年職場に新人がやって来た。
どこかで見たことがあるなぁと記憶を紐解いて、あの時の無愛想な若者だと思いだした。
一緒に仕事をして思ったのは、無愛想なのではなく不器用なのだと。
彼はこの春職場を去って行ったが、ウグイスカグラに来るこのハチを見るたびに思い出すに違いない。
我が家にハチの専門図鑑が無いのでWEBで調べると「ウグイスカグラヒメハナバチ(コガタホオナガヒメハナバチ