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今年も出会えた国の絶滅危惧種 ヤホシホソマダラ [チョウ目]

1月ほど前に職場のススキに幼虫がいた「ヤホシホソマダラ」が、昨日成虫となって同じススキの株の葉にとまっていた。
ああっ、今年もこの美しい蛾に会えて良かったなぁと思う。
ヤホシホソマダラ0606.JPG



















4月28日に見たススキの葉を食べる幼虫。
ヤホシホソマダラ0428.JPG



















メタリックなブルーの地色に黄色い8つの斑が美しく、幼虫はススキを食する。
食草となるススキの原っぱが減少している事からか、環境省のレッドリスト2020では準絶滅危惧種(NT)に東京都レッドリスト2020では多摩部で絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されている。
同マダラガ科のよく似たキスジホソマダラも幼虫はササやススキ食べるが、こちらは希少種ではないようだ。

今日も同じと思われる個体がススキの葉上に。
ヤホシホソマダラ0607-1.JPG



















幼虫は複数確認しているので、今後もう少し数が増えてくると期待している!
ヤホシホソマダラ0607-2.JPG



















2021年6月6-7日 東京都 チョウ目マダラガ科 ヤホシホソマダラ

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職場のテラスの天井にお洒落な蛾 モンクロギンシャチホコ [チョウ目]

朝、10日ぶりの職場の天井に色といいデザインといい渋くてお洒落な蛾が止まっていて、是非近くで見たいと降りてもらった。
ん~、これは今までに見たことが無いかも・・・・。
モンクロギンシャチホコ0606-1.JPG



















調べると、なるほど毎年数回入口のボケで見るイモムシの親、「モンクロギンシャチホコ」だった。
幼虫は何度も見てきたが、成虫は初めて。
モンクロギンシャチホコ0606-2.JPG



















幼虫は黄緑色に黄色や細かなデザインがあしらわれた紫色がとても美しいが、成虫はシックで次元の異なる美しさ!
あのイモムシが大人になったらこんなになるのかと、改めて生き物の不思議に感動したのだった。
モンクロギンシャチホコ0606-3.JPG





























2021年6月6日 東京都 チョウ目シャチホコガ科 モンクロギンシャチホコ

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ガ 色々 [チョウ目]

5月末から見掛けたガたち。
電球をLEDに替えて夜間も点灯するようになったトイレにいた「ナミガタエダシャク」。
地味でよく似た種がいるので名前を知るのに手間取った。
幼虫の食草はバラ科、ブナ科をはじめ広食性で何でも食べるようだ。
ナミガタエダシャク0529.JPG



















職場デッキの天井に止まっていた美しいアオシャクの仲間。
この仲間も色々いて悩まされる。
幼虫はブナ科の葉を食べる「コシロオビアオシャク」。
コシロオビアオシャク0529.JPG



















コナラの葉上で見つけた同じくアオシャクの仲間「カギシロスジアオシャク」。
幼虫はブナ科の葉を食べ、越冬中の幼虫は冬芽そっくりに擬態していることが知られている。
カギシロスジアオシャク0529.JPG



















こちらもそっくりさんが数種いる「ベニスジヒメシャク」の仲間。
ベニスジ、コベニスジ、フトベニスジ、ウスベニスジヒメシャクはよく似ていて、僕は外見では識別できない。
ベニスジヒメシャク0529.JPG



















今の時期、時折見られる真っ白いガ。
ツバメエダシャクの仲間でこれは「シロツバメエダシャク」。
この種も他にウスキ、コガタ、フトスジ、ノムラ、ヒメツバメエダシャクがいて、確認時期、場所、顔の色、後翅外縁突起の形状などが同定要素となりチェックしなければならないのでややこしい。
シロツバメエダシャク0602.JPG
















2021年5月29日、6月2日 東京都 チョウ目シャクガ科ナミガタエダシャク、コシロオビアオシャク、カギシロスジアオシャク、ベニスジジヒメシャク、シロツバメエダシャク

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ビロードとはベルベット ビロードハマキ [チョウ目]

昨日の朝、職場の駐車場に車を停めてふと目の前のアラカシの生垣を見ると目に入った鮮やかな色。
おおっ、何年ぶりだろうか?
探してもなかなか見つからないので、ラッキー池田だった!
ビロードハマキ05230-1.JPG



















ハマキガ科の「ビロードハマキ」。
ビロードとは別名ベルベットとも呼ばれ、綿・絹・毛などで織り、こまかい毛をたて、なめらかでつやのある織り方だそうだ。この翅を織物に見立てて名付けられたのだろうか?
黒の地色にクリーム色とえんじ色、鮮やかな橙色の組み合わせとドットに線のデザインはまさに自然の造形美!
形からいつもカレイやヒラメを想像する。
形、色、デザインすべてがとても印象的で好きな蛾だ。
ビロードハマキ05230-2.JPG



















2021年5月30日 東京都 チョウ目ハマキガ科 ビロードハマキ(ビロウドハマキ)

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なんか変な名前のプライヤエグリシャチホコ [チョウ目]

先日職場のLED照明の下の壁で見つけた小さな蛾。
大きさは2㎝程だったか、とまっていた形に特徴があった。
こんな形の蛾は、シャチホコガ、イラガ、キンウワバの仲間あたりと目星をつけて調べたがわからずじまいだった。
先ほどもう一度と調べ直してようやく「プライヤエグリシャチホコ」だと判明。
前回なぜわからなかったかと!
幼虫の食草はニレ科ケヤキ属、なるほど目の前に大きなケヤキがあった。

それにしてもシャチホコはわかるがプライヤエグリとは何のことなのだろう。
どうやらプライヤは明治時代に鱗翅目の昆虫や鳥類の調査研究を行い日本蝶類図譜を著し沖縄でノグチゲラを発見したイギリス人の学者ヘンリー・ジェームズ・ストヴィン・プライヤー、エグリは背中に突起がありえぐれているように見える事からのようだ。
他にプライヤシリアゲ(プライアシリアゲ)などもこの学者の名にちなんでいるようだ。
プライヤエグリシャチホコ0522.JPG



















2021年5月22日 東京都 チョウ目シャチホコガ科 プライヤエグリシャチホコ

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初夏のトイレの蛾たち [チョウ目]

ここ数ヶ月、本来の仕事とは別に調査の仕事が入って公園内を回る機会がすっかり減ってしまった。
久しぶりにチェックしたトイレにはたくさんの蛾たちがいた。
ここも照明がLEDに替えられて以前は夜間は点灯していなかったがどうやら夜間も点灯しているようだ。
最も多かったのが「ハミスジエダシャク」。
比較的大型で目に付き、幼虫はマツ科、ブナ科、バラ科、マメ科、ミズキ科など広食性。
ハミスジエダシャク0520.JPG



















トイレ内の壁にはアオシャクの仲間。
たくさんいていつも苦労するが、たぶん「スジモンツバメアオシャク」で良いだろう。
淡い緑色にさざ波模様が美しい。
この美しさをさらに際立たせるためには壁の清掃が必要だ!
スジモンツバメアオシャク0520.JPG



















戻った職場の机にいたなかなかシックで美しい蛾。
調べたがわからない。
眼状紋や腎状紋があるのでヤガ科だと思うのだが・・・・。
どなたかご存じの方がいらっしゃれごきょうじゅねばご教授願いたい。

※Tさん、Sさんからご助言をいただき、似たものがいましたが恐らく「ウスシロフコヤガ」と判明。
ありがとうございました。
不明種0520.JPG



















2021年5月20日 東京都 チョウ目シャクガ科 ハミスジエダシャク、スジモンツバメアオシャク、ヤガ科 不明種

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エメラルドグリーンのヒメヤママユの幼虫 [チョウ目]

とある公園の林縁で足元に奇麗な色を見つけた。
それはもそもそと歩いてこちらに近づいてきた。
大きなブラシのような「ヒメヤママユ」の幼虫だった。
ヒメヤママユ0514.JPG



















ここはマレットゴルフのコースになっていて、ひっきりなしにご年配のプレーヤーたちが回ってくる。
見ていると方向転換してコースの方へ歩いていく。
プレーヤーの方々は球の行く先ばかり見ているので、このままいけば踏まれてしまう。
ヒメヤママユ0514-1.JPG



















ということで、林縁のサクラの幹に避難いただいた。
ヒメヤママユは土中や地面ではなく枝先などにクスサンのスカシダワラを荒くしたようなあみあみの繭を作ってその中で蛹化する。幼虫はサクラやウメ、クリ、ケヤキなど色々な木の葉を食べる。
なぜここを歩いていたのか、蛹化場所を探していたのかよくわからない。
一見寄生された痕も見られないので、無事に蛹になれればいいのだが。
ヒメヤママユ0514-2.JPG



















2021年5月14日 埼玉県(埼玉県)丘陵外 チョウ目ヤママユガ科 ヒメヤママユ

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似た種がいるのでややこしい蛾たち [チョウ目]

チョウ目の中で日本のチョウ類はおおよそ250種おりfieldでコンスタントに見られるのは70種弱だが、ガは日本で6000種を超えとにかく多くて同定が大変だ。
まだ名の無い種や似た種も多く、写真に撮ってもそのまま放置しているものがたくさんある。
先月から放置していたのを重い腰を上げて調べてみた。

草地の葉にとまっていた小さな蛾は、特徴がはっきりしていてすぐにわかるだろうと思ったもののこれが難儀した。
結局ヤガ科の「ヒメオビウスイロヨトウ」に落ち着いた。
似た種にオビウスイロヨトウがおりその違いがいまいちよくわからないが、生息環境や翅の模様からこの種とした。
ヒメオビウスイロヨトウ0425.JPG





























トイレの壁にとまっていたのは「オレクギエダシャク」。
この種もニセオレクギエダシャクというそっくりさんがいるのだが、いくつかの特徴からたぶんニセではないと思う。
オレクギエダシャク0501.JPG



















職場の壁にとまっていた「ウスバミスジエダシャク」。
そっくりさんはオオバナミガタエダシャクだ。
シャクガ科の仲間は特に似た種が多く、探しあてるのにかなり苦労する。
ウスバミスジエダシャク0515.JPG



















ウスバミスジエダシャクのすぐ近くの壁にとまっていた「ナカジロアツバ」。
こちらは似た種が見当たらずすぐにわかった。
有難い!

形で概ね科の判別は付くが、先の3種のように似た種がいて詳細を確認しないと同定できないのが多く苦労はするもののそれが面白い。
と思わねば続けられないだろう・・・。
ナカジロアツバ0515.JPG



















2021年4月25日、5月1.15日 東京都 チョウ目ヤガ科 ヒメオビウスイロヨトウ、シャクガ科 オレクギエダシャク、ウスバミエダシャク、ヤガ科 ナカジロアツバ

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今年の新成虫たち [チョウ目]

毎年ヒオドシチョウの幼虫たちが見られるエノキ。
今年もいくつかの枝先に孵化したたくさんの幼虫たちが群がり蛹化するのを楽しみにしていた。
終齢幼虫がいなくなって皆既に蛹になったかと、辺りで蛹を探したが全く見つからなかった。
昨年はクロカタビロオサムシたちに食い尽くされたが、今年はそんな光景も見られなかったのでどうしたのだろうか?

小雨の中、エノキのすぐそばの草で「テングチョウ」を見つけた。
翅に傷みが無く奇麗なので、越冬成虫が春に産んだ卵から生まれた新成虫だろう。
時にテングチョウが大発生する年があるが、今年はどうだろう?
テングチョウ0516.JPG



















林縁の葉上では「アカボシゴマダラ」の新成虫が一休み。
こちらは幼虫で越冬して春に蛹になり羽化した個体。
名の由来の後翅外縁に赤い斑がない春型だ。
アカボシゴマダラ0516-1.JPG



















丘陵で見られるのは中国大陸産の個体が人為的に放蝶されたのが分布を拡大しているもので、日本における本来の分布は奄美群島以南で春に現れる個体も後翅外縁に赤い斑がある。
ここ数年理由はわからないが、ここで見られる春型にも後翅外縁に赤い斑のある個体が見られるようになってきた。
アカボシゴマダラ0516-2.JPG



















近くのトイレ脇の植栽のツバキでは毒のある「チャドクガ」の幼虫たちが並んでお食事中だった。
ツバキ、サザンカ、チャノキでは注意が必要だ!
チャドクガ0516.JPG



















2021年5月16日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 テングチョウ、アカボシゴマダラ、ドクガ科 チャドクガ

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西風の神 アカシジミ [チョウ目]

トイレの床で見つけたカッコイイ蛾。
見たことがあるような無いような?
過去に見たことがあって調べていてもちょくちょく会っていないと当然覚えていないので、検索してみると名前は「ツマジロシャチホコ」だった。
この辺りにある幼虫の食草は、コナラ、クヌギ、イヌシデ、アカシデなどだ。
過去の写真を見ると3年前にやはり撮っていた。
覚えていないものだ・・・。
ツマジロシャチホコ0510-2.JPG



















先週あたりからちらほらと飛ぶのを目にしていたが撮れずにいた「アカシジミ」。
ようやく3日前、小雨が降る中草の上にとまっていた。
年に1回初夏から現れるゼフィルスと呼ばれる樹上性のシジミチョウの仲間で、ゼフィルスはギリシャ神話の西風の神のこと。このチョウが現れるといよいよ虫のシーズンかとちょっとワクワクする。
今日の夕方、雨がぽつぽつ降っていたが、コナラの樹冠では多くのアカシジミたちが飛び交っていた。
アカシジミ0513.JPG



















2021年5月10、13日 東京都 チョウ目シャチホコガ科 ツマジロシャチホコ、シジミチョウ科 アカシジミ

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