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峠のコンビニでヤママユに出会う [チョウ目]

職場への通勤途中で埼玉県と東京都の県境に近い場所に峠のコンビニはある。
場所としては埼玉県だ。
湖のほとりで雑木林があり四季を通じて様々な蛾たちが灯りにやって来るのだ。
今朝、立ち寄ると窓ガラスに貼られたポスターの隅に何やら・・・。
ヤママユ0906-1.JPG



















最初はポスターのデザインかと思ったが、よくよく見ると今シーズン初見の「ヤママユ」!
西武ライオンズのポスターで今年は最下位に低迷しているが応援に来たのか、とまっていた位置が絶妙に素晴らしい!透けた眼状紋が背景の色を映していた。
翅に傷みの無い奇麗なオスだった。
ヤママユ0906-2.JPG



















後翅の眼状紋も撮りたいと翅を開くかと突いたら、飛んで落ちてしまった。
それでも翅を開いて眼状紋を見せてくれたのだが、あのポスターの位置で開いてほしかったなぁとちょっと残念。
この仲間が現れると1年の後半、いよいよ秋から冬という思いが頭をよぎるのだった。
ヤママユ0906-3.JPG





























2024年9月6日 埼玉県 チョウ目ヤママユガ科 ヤママユ

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ヒメクロイラガ幼虫大発生 [チョウ目]

先日出勤すると職場のバックヤードの地面に緑色の小さな糞が無数に落ちていた。
頭上にはケヤキの大木の枝があり、葉にたくさんの食痕があった。
暫くして地面のあちこちに毛虫たちが落ちてきた。
よく見ると「ヒメクロイラガ」の幼虫だった。
踏んでも嫌なのでトレイに集めた。
ヒメクロイラガ0818-1.JPG



















集めていると頭上から葉がはらはらと落ちて来てみると幼虫が付いていた。
調べると食べている葉を食いちぎって蛹化するために地面に落ちるとあった。
なるほど、幹を這って降りるより早くて効率的だ。
中には葉無しに落ちてくるものも結構いるようだった。
ヒメクロイラガ0818-2.JPG



















地面に落ちた糞がいつのまにかあちこちで小山となっていた。
何だろう?と小山をようく見ると小さなアリたちが糞を集めて小山を作っている。
数えると全部で16山あった。いったい何のためなのか目的はわからない。
ヒメクロイラガ0818-3.JPG



















スタッフのヤスデ女子のEちゃんが繭を見たいと薄い観察ケースに土を入れ幼虫3個体を入れた。
見ていなかったが皆すぐに潜っていったらしい。
残念ながら繭づくりを見ることは出来なかったそうだ。
翌朝、Eちゃんとケースの土を出してみると上層から繭が出てきた。
ヒメクロイラガ0818-4.JPG



















なるほど、いかにもイラガの仲間らしい楕円形の固そうな繭だ。
ヒメクロイラガは年2化のようで、おそらくこの繭は近々羽化すると思われた。
浅いバットに土を入れその中に埋めて羽化するのを待つことにした。
さていつ出てくるか楽しみが増えた!
不思議なことに幼虫がたくさん落ちてきたのは1日だけで、翌日は2個体、翌々日は1個体だけだった。
ヒメクロイラガ0818-5.JPG



















2024年8月19、20日 東京都 チョウ目イラガ科 ヒメクロイラガ

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玄関脇にコスズメ [チョウ目]

いやぁ!今日も仕事だが猛暑日との予報で朝から憂鬱。
だらだらと準備をしてイザ、覚悟を決めて玄関を出ると脇の壁にいた。
ようこそとちょっと嬉しい!
コスズメ0813-1 .jpg



















一見セスジスズメのようだが小さいので「コスズメ」。
このオレンジ色はいつ見ても美しい!
コスズメ0813-2.jpg



















夕方5時半ごろ帰ってきたらまだいた。
室内は36℃、玄関の外はどうだった?さすがの暑さに動けなかったのだろうか?
夜8時になってもまだいたので、ふぅっと息を吹きかけると準備無しに低空飛行で飛んで廊下を突き抜け遥か彼方へ飛んで行った。元気で何より!!
オモテナシは出来ないけどまた来てね!
コスズメ0813-3 .jpg



















2024年8月13日 チョウ目スズメガ科 コスズメ

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峠のコンビニでムクツマキシャチホコ [チョウ目]

昨日出勤途中に峠のコンビニに寄ったら壁に昨日書いたツマキシャチホコが4つとまっていた。
そっくりさんがいるのでようく見ていると、ちょっと異なるのがいたので指を出したら飛んでシャツの腕にとまったので撮影。
赤丸の白斑が白い事、その下矢印の円形の縁が黒い事から「ムクツマキシャチホコ」のようだ。
ここ以外は全くツマキシャチホコそっくりで何でこんなに似ているのに種が違うのかとちょっと恨めしく思う!
似た種の比較はこのサイトがわかりやすい。
http://yokonami.web.fc2.com/4tumaki.htm

ムクツマキシャチホコ0808-1.jpg



















2024年8月8日 埼玉県 チョウ目シャチホコガ科 ムクツマキシャチホコ

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玄関にツマキシャチホコ [チョウ目]

昨晩は早く床に就いたが、夜中に目が覚めた。
凄い稲光、地響きと共に雷鳴がこだましていたからだった。
こんなに凄いものはいつぶりかと思うほどで、さすがに恐怖を感じた。
これだけ雷があちこちに落ちている様では停電になるだろうと懐中電灯を用意し、すぐに復旧しなければ冷凍庫のものはどうしようなどと考えているうちに寝てしまった。
朝起きるとすっかり晴れており停電はしなかったようで、豪雨の影響でいつもより涼しく思われた。

玄関を出るとすぐ脇の壁にいたのは「ツマキシャチホコ」だった。
折れた小枝擬態で地面にいるとまず気付かない。
ツマキシャチホコ0807-1.jpg



















昨晩の雷雨の前に飛んで来たのか?
それとも雷雲が去ってから来たのだろうか?
傷みが無いとても奇麗な翅だった。
ツマキシャチホコ0807-2.jpg



















そういえば、先月初めにも峠のコンビニで見つけたことを思い出した。
そっくりさんにムクツマキ、タカサゴツマキ、クロツマキがいるがどちらもご本家だ。
ツバキシャチホコ0701.JPG






























2024年7月1日、8月7日 チョウ目シャチホコガ科 ツマキシャチホコ

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アワブキの葉でスミナガシ幼虫 [チョウ目]

いつも確認しているアワブキの葉に小さな巣を2つ見つけた。
葉脈にいるかとよくよく見たがいない。
鳥にでも食べられたかなぁと近くの葉をめくっているといた!
巣の大きさから小さいのを想像していたのでかなりビックリした。
ちょくちょく見ていたのにこんなに大きくなるまで見落としていたとは…
スミナガシ0706-1.JPG



















タテハチョウの仲間の「スミナガシ」の恐らく終齢の幼虫。
警戒して頭を下に向けていたのでちょっとつついてみると、頭の角のような突起を振り回して威嚇してきた。
スミナガシ0706-2.JPG



















いつ見てもこの形や色の配色には感心する。
下から見るとまさにジョーカー。
角の青いラメのような色彩は何か役割があるのだろうか?

明日から毎年恒例の昆虫観察ツアーに行って来ます。
しばらくblogをお休みします。
スミナガシ0706-3.JPG



















2024年7月6日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 スミナガシ

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職場の玄関にモンクロギンシャチホコ [チョウ目]

出勤したら事務レンジャーのWさんが窓に奇麗な蛾がとまっていると教えてくれた。
事務レンジャーという職種はなく、事務をされているのだが生きもの全般に興味を持ち人、虫、鳥、植物などなどとにかく好奇心旺盛な方でさすが!色々な情報をいただけるのでありがたい。

窓にとまっていたのはシックで洒落たデザイン、見たことがあるような無いような記憶が定かでなかった。
モンクロギンシャチホコ0609-1.JPG



















調べると「モンクロギンシャチホコ」。
成虫は3年前に同じ場所で出会って今回が2回目だが、残念ながら見てもピンとこなかった。
こんな印象的な蛾なのだが、まぁ歳と共にそんなことになるのだろう。
モンクロギンシャチホコ0609-2.JPG



















モンクロギンシャチホコは毎年幼虫をここのボケで見ているのだが、成虫はなかなか見られないので仕方ないか。
モンクロギンシャチホコ0609-3.JPG



















幼虫も緑と黄色にエンジ色の配色が絶妙で美しい!
昨年、ここのボケで撮った幼虫。
この日の蛾はこの幼虫の子孫かもしれない
モンクロギンシャチホコ0902.JPG



















2024年6月9日 東京都 チョウ目シャチホコガ科 モンクロギンシャチホコ

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クリの花にメスグロヒョウモン [チョウ目]

クリの花が咲き始めゼフィルスの仲間が来ていないか見に行ったが、この日は全く見られずだった。
今年は出現が遅れているのかそれとも少ないのか、ウラナミアカシジミは数個体確認したもののまだアカシジミもミズイロオナガシジミも見ていない。

クリの花に来ていたヒョウモンチョウの仲間がいた。
飛び回ってなかなかとまってくれず何だろう?
ようやくよく見える場所に。
メスグロヒョウモン0606.jpg



















東京都のこの場所では準絶滅危惧に指定されている「メスグロヒョウモン」のオスだった。
希少種だが毎年この時期コンスタントに見られ、名の通り翅が黒いメスもいたのだが高い場所を飛び回りとまってくれなかった。
メスグロヒョウモン0606-1.jpg



















クリの花はもう少しの間咲いているので、何が来るか注視している。
メスグロヒョウモン0606-3.jpg



















2024年6月6日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 メスグロヒョウモン

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いよいよゼフィルスの季節 [チョウ目]

5月も終盤で、そろそろかなぁと林縁をキョロキョロ。
24日、歩いている足元から飛んでコナラの6mほどの葉上にとまった「ウラナミアカシジミ」。
今シーズン初見のゼフィルスの仲間第1号だ。
ゼフィルスは今の時期のみ年1回現れるシジミチョウの仲間で、Fieldでもいくつかの種が見られる。
例年先陣を切るのはアカシジミであることが多いが、今年はウラナミアカシジミだった。
ウラナミアカシジミ0525-3.JPG



















この翌日、だいぶ離れた別の場所で見つけたのもやはり「ウラナミアカシジミ」。
そっと近寄って数枚撮るとやはり飛ばれて高い枝先にとまった。
この日は全部で3個体を確認した。
ウラナミアカシジミ0525-2.JPG



















さて、今年のそれぞれの種の発生状況はどうだろうか?
どの種がどれだけ見られるか、楽しみだ!
ウラナミアカシジミ0525-1.JPG



















2024年5月24-25日 東京都 チョウ目シジミチョウ科 ウラナミアカシジミ

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4月もそろそろ終わり この日のチョウ [チョウ目]

4月の終わり、草木の花も初夏を彩る白い花に入れ替わってきた。
虫たちも探さずとも歩けばあちこちで見つかるいい季節となった。
チョウのスプリングエフェメラルのツマキチョウのオスがまだ見られたがとまってくれず撮り損ねた。

このところ数が増してきた「ヤマトシジミ」。
黒の地色に淡い水色の翅表がとても美しかった。
普段よく見かけるチョウだが、よく見るとこんなに美しいのかとハッとさせられる。
じっくり見ることはやはり大事だ。
ヤマトシジミ0426.jpg



















「ベニシジミ」の姿もよく見られるようになった。
黄緑色の草地に鮮やかなオレンジ色が良く目立つ。
ベニシジミ0426.jpg



















林縁の小川沿いを歩くと飛んで少し先にとまった黒っぽいチョウ。
そーと、近付いてみると越冬した「クロコノマチョウ」だった。
支脈の入った枯れ葉擬態は見事で、一度目を離すとどこにいったか探すことが難しい。
クロコノマチョウ0426.jpg



















咲き誇っているハルジオンに訪れていたセセリチョウの仲間ではミヤマセセリに続いて2番目の「コチャバネセセリ」。
春に出現するセセリチョウの仲間にアオバセセリがいるがまだ見ていない。
fieldで見る機会は少なく今年も見ずに終わりそうだ。
コチャバネセセリ0426.jpg



















2024年4月26日 東京都 チョウ目シジミチョウ科 ヤマトシジミ、ベニシジミ、タテハチョウ科  クロコノマチョウ、セセリチョウ科 コチャバネセセリ

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