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ミノウスバ幼虫たち [チョウ目]

早春、マユミが芽吹く頃に合わせて孵化する「ミノウスバ」。
これが本当に適時で冬芽がほころんだタイミングで孵化するところが不思議だ。
今年はそのタイミングで見ることが出来なかったが、いつものマユミで既にだいぶ大きくなって新芽を食い荒らす幼虫たちを確認した。
ミノウスバ幼虫0407-1.JPG



















マユミの枝先には小さなハチたちが飛び回っていた。
マユミの葉を食べているのか、それともミノウスバに寄生しようとしているのか?
ミノウスバの幼虫たちがいない枝先でも結構な数が飛んでいてその意図がわからない。
netで調べてみるとミノウスバに寄生するミノウスバトガリヒメバチというのがいるようだがその種かどうかはわからなかった。
ミノウスバ幼虫、ミノウスバトガリヒメバチ?0407-2.JPG



















この3日後、別のマユミの枝先にもたくさんの幼虫が集まって枝先の葉を食い尽くしていた。産卵数が多く複数のメスが産卵するとあっという間に丸坊主になってしまうので、マユミにとっては死活問題である。
ミノウスバ幼虫0410.JPG



















2024年4月7,10日 東京都 チョウ目マダラガ科 ミノウスバ

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テングチョウ エノキの新芽に産卵する [チョウ目]

オオムラサキの幼虫が幹を上っていたエノキはそこそこ大きく10mを超えていた
高い枝先の芽吹いたいくつかの新芽を探して「テングチョウ」が飛んでいた
産卵する芽を選んでいるのだろうなぁと見ていると一つの新芽にとまった
ファインダーを覗いていてもその様子はよくわからなかった
テングチョウ0410-1.JPG



















歩いていると少し大きくなったエノキの実生でもテングチョウが産卵していた
近かったのでよく観察できた
テングチョウ0410-2.JPG



















産卵を終えて飛び去った後の新芽を見てみるといくつもの卵が産み付けられていた
テングチョウ0410-3.jpg



















先日アカタテハが産卵していた場所ではこの日も茎をのばしたカラムシにその姿があった
この時期、越冬チョウたちは産卵に忙しい
アカタテハ0410.JPG





























2024年4月10日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 テングチョウ、アカタテハ

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オオムラサキ幼虫 木を登る [チョウ目]

昨日の雨風が多くのサクラの花を散らしたが、谷戸の「ヤマザクラ」は少し花数が少なくなったがまだ奇麗だった
ヤマザクラ0410.JPG





























まだだろうなぁと思いながらもエノキの幹を見るとおやっ!
ひょっとして・・・
オムラサキ幼虫0410-1.JPG



















1mほどの高さにいたのは期待していた「オオムラサキ」の幼虫
このところの暖かさで越冬を終えて、落ち葉から芽吹き始めた枝先に移動しているところだった
オオムラサキ幼虫0410-2.jpg






















写真を撮っているとこちらを警戒して動きを止めてしまった
この場を離れ、1時間ほどして見るとすでに姿はなかった
オムラサキ幼虫0410-3.jpg



















越冬場所の根元の落ち葉から移動してエノキの実生の二股で待機していた「アカボシゴマダラ」の幼虫は10日ほど経った今日もまだ同じ場所にいた。枝先には葉が出てきているので数日内には移動するだろう

左下に少し頭がのぞいている寄生バチが気になるが・・・
アカボシゴマダラ幼虫0410.jpg






















2024年4月10日 東京都 バラ目バラ科 ヤマザクラ、チョウ目タテハチョウ科 オオムラサキ、アカボシゴマダラ

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ヤナギの枝先をゴマフヒゲナガが舞う [チョウ目]

昨日、今日と春本番の暖かさ、それ以上か
この種も少し前、タチヤナギの花が咲いてそろそろかなぁと気にしていたら今日ようやく枝先に何かが飛んでいた。よく見ると小さなハチのよう
期待外れかと思ったが、まだ数は少ないが見つけた
ゴマフヒゲナガ0401.JPG






















よく見かけるヒゲナガガの仲間ではトップバッターではないかと思われる「ゴマフヒゲナガ」
名前の通り雄の触角は長く、翅はゴマフの模様がある
なかなか奇麗な蛾だが、何せ高いところを飛んでいるので気付かず知る人ぞ知るヒゲナガガだ!
ゴマフヒゲナガ0401-1.JPG





























2024年4月1日 東京都 チョウ目ヒゲナガガ科 ゴマフヒゲナガ

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アカボシゴマダラ幼虫 木を登る [チョウ目]

3月中旬頃から暖かい日があると、エノキの実生を念入りに探してきたが見つからなかった「アカボシゴマダラ」の幼虫。
今日ようやく日当たりの良い場所のエノキの実生で見つけた。落ち葉の越冬場所から幹を登り枝の二股に静止して、食草の芽吹きを待っている。
アカボシゴマダラはエノキの低木や実生に好んで産卵し、幼虫は冬前に木を降りて根元のエノキの落ち葉の下で越冬する。狭山丘陵では概ね木を降りるが、神奈川県などの暖かい地域では樹上で越冬するようだ。
アカボシゴマダラ0330.JPG



















そういえば5年前に「オオムラサキ」の幼虫が春になって木を登るのを見たことがあった。
先に見つけた方がいて教えていただいたのだった。
オオムラサキ190428-1.JPG



















オオムラサキはエノキの大木に産卵し、幼虫はやはり冬前に木を降りて落ち葉の下で越冬し春にまた木を登る。
アカボシの幼虫のように小さな実生なら観察しやすいが、オオムラサキの幼虫は大木なので登ってしまうと見つけられない。ならば登っているところを見ようと思うがなかなかタイミングが難しく至難の業と言ってもいい。
春になると気にしているが、この後まだ見ることが出来ないでいる。
今年は見ることが出来るだろうか?
オオムラサキ190428-2.JPG



















2024年3月30日、2019年4月28日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 アカボシゴマダラ、オオムラサキ

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ギシギシの葉裏でベニシジミの幼虫 [チョウ目]

もう2週間前になる
ギシギシの葉を見ていると、葉を薄くこそぎ取った食痕を見つけた
これはいるなぁと葉を丹念に見てみると、葉の裏にいた!
シジミチョウの仲間「ベニシジミ」の幼虫だ。
ベニシジミ0313-1.JPG




















ベニシジミの幼虫はスイバや同じタデ科のギシギシでも見られるがスイバで見つかることが多い印象だ
シジミチョウの仲間の多くは幼虫時代このようなワラジ型と呼ばれる体形をしている。
頭は隠れていて、どちらが頭でどちらが尻か一見わかりにくい。
ベニシジミ0313-2.JPG




















大きさから終齢幼虫と思われこの時からもう2週間近くたっているので、蛹になって既に羽化してオレンジ色の翅で飛び回っているかもしれない
蛹化は葉を降りて枯葉などの下で行うのでなかなか見付けにくい
今年はまだ成虫を見ていないのだが、見られるのは時間の問題だろう
ベニシジミ0313-3.JPG




















2024年3月13日 東京都 チョウ目シジミチョウ科 ベニシジミ

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クワの枝先に擬態の名手 [チョウ目]

車を停めた駐車場脇にあったクワの木
クワの木を見るといつも枝先に注視する
この日も見回っていると、いた!!!
クワエダシャク0319-1.JPG



















虫を撮るようになって十数年、クワを見つけると探してきたが見つけられないでいたので嬉しい!
普通種なのだが、たまたまなのか目が悪いのか・・・
なにはともあれようやくである
まさに擬態の名手「クワエダシャク」の幼虫
1本の枝に2匹、兄弟だろうか?
クワエダシャク0319-1.JPG



















初めは首?胸?をエビ反りしていたが、次第に伸ばして危険を察知?
それにしてもよくこんなに曲げられれるものだ
クワエダシャク0319-2.JPG



















幼虫は初見で、成虫は未見
成虫を見られる時が来るだろうか・・・
クワエダシャク0319-3.JPG



















2024年3月18日 東京都 チョウ目シャクガ科 クワエダシャク

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昨日今日の蛾 [チョウ目]

昨日、トイレで見つけた蛾。
翅を開いた大きさが15㎜ほどと小さいが、波型のデザインがとても奇麗だった。
ナミシャクの仲間かと調べたがなかなかわからず、ようやく「ケブカチビナミシャク」に落ち着いた。
色々なサイトで発生時期が5月、7-11月、12月とあり、出現期が異なるのだが、どうにもこの種以外には見当たらない。
ケブカチビナミシャク0224.jpg



















反対側の壁にもこれまた小さなハマキガの仲間がいた。
見覚えがあったが、名前が思い出せない。

散々調べてようやく・・・、そうそう、「ハイミダレモンハマキ」だった。
図鑑やサイト写真と撮った写真を見比べるが、このところどうもこれに時間がかかってしょうがない。
集中力の欠如か?勘が鈍ったか?
ハイミダレモンハマキ0224.jpg



















今朝、職場の入り口にいたのは早春の蛾の「スモモキリガ」。
これは前翅外縁近くの2つの黒斑とその上の腎状紋で調べずともわかった。
多くの種がいる蛾の仲間、知識が乏しいのと物忘れが激しいのとで見てすぐにわかる種は非常に少ない。
スモモキリガ0225.jpg



















2024年2月24-25日 東京都 チョウ目シャクガ科 ケブカチビナミシャク、ハマキガ科 ハイミダレモンハマキ、ヤガ科 スモモキリガ

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春の蛾 ホソバトガリエダシャク [チョウ目]

今日は朝から雪、積もることは無かったが昼頃まで降って寒く真冬に逆戻りの気候。
体調を崩さぬようにしなければと気を遣う!

そんな中咲いていた「アセビ」の花。
まだ咲き始めだが、これからあちこちで花が見られるだろう。
アセビ0223.jpg



















トイレの壁で見つけたのは「ハイイロフユハマキ」。
以前の名前はフユシャクモドキと可哀想な名だった。フユシャクはシャクガ科だが、この蛾はハマキガ科だ。
ハイイロフユハマキ0223.jpg



















今日、あちこちのトイレや建物の照明で見られた「ホソバトガリエダシャク」。
ホソバトガリエダシャク0223-1.jpg



















3月前後から見られる春の蛾で、着実に春が近づいていることを様々な生きのもたちが教えてくれる。
ホソバトガリエダシャク0223-2.jpg



















季節とはあまり関連が無いが、雨や雪のお陰で落ちた枯れ枝に「シロキクラゲ」が発生していた。
中華料理で知られるキクラゲの仲間。
シロキクラゲ0223.jpg



















すぐ隣の枯れ枝には通称タマチャンの「タマキクラゲ」が。
乾燥していると黒くて小さな粒のようだが、水を含むとこのように膨らむ。こちらも食べられるらしいが味が無さそう。
タマキクラゲ0223.jpg



















2024年2月23日 東京都 ツツジ目ツツジ科 アセビ、チョウ目ハマキガ科 ハイイロフユハマキ、シャクガ科 ホソバトガリエダシャク、シロキクラゲ目シロキクラゲ科 シロキクラゲ、キクラゲ目キクラゲ科 タマキクラゲ

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ヒロバフユエダシャク [チョウ目]

林内を歩いているとアラカシの枝に土の塊が。
「スズバチ」の巣のようだが大きな穴が開いていた。
既に羽化した後の巣にはとても奇麗だが・・・。
スズバチ巣0202.JPG




















クヌギの幹の「クヌギカメムシ」の卵塊を見て見たら、淡い黄緑色のものが。
もう孵化したのかと思ってマクロで撮ったらまだ卵だった。
いくらなんでもまだ早いよね。
クヌギカメムシ0202.JPG




















トイレの壁にいたのを飛ばして撮ると「ヒロバフユエダシャク」だった。
晩冬のフユシャクでそろそろフユシャクの季節も終盤だろう。
ヒロバフユエダシャク0201.JPG




















2024年2月1ー2日 東京都 ハチ目スズメバチ科 スズバチ、カメムシ目クヌギカメムシ科 クヌギカメムシ、チョウ目シャクガ科 ヒロバフユエダシャク

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