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朝の居残り ウスタビガ [チョウ目]

先日、林縁で薄茶色の小さな蛾が飛んでアズマネザサにとまった。
そろそろフユシャクが現れる頃でもしやと撮って見ると、残念「ナカオビアキナミシャク」だった。
晩秋に現れ一見フユシャクに似ているが、ナミシャク亜科に属しメスにはオス同様の翅がある。
例年今の時期に姿を見せるフユシャクはクロスジフユエダシャク。
昨日同僚が確認していたのでいよいよ出始めたようだ。
ナカオビアキナミシャク1125.JPG



















職場の灯りに来ていたのは「ホシオビキリガ」。
秋に現れ成虫で越冬するキリガの仲間。普通種だが調べると撮ったのは今回2度目だった。
ホシオビキリガ1126.JPG




















昨日の朝、峠のコンビニに立ち寄ったら今シーズン初見の「ウスタビガ」のオスがいた。
夜の灯りにやって来るのは今までほとんどメスばかりで、ここでオスを見たのは初めてだった。
メスに比べると小さく翅は濃いオレンジ色で前翅後縁がくびれていてなかなかかっこいい!
ウスタビガ1128-1.JPG




















帰りに寄って見るとまだ同じ場所にいた。
メス待ちだろうか
ウスタビガ1128-2.JPG




















2023年11月25-28日 東京都 チョウ目シャクガ科 ナカオビアキナミシャク、ヤガ科 ホシオビキリガ、ヤママユガ科 ウスタビガ

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今シーズン初見のヒメヤママユ [チョウ目]

朝出勤時にいつもの峠のコンビニの前を通った。
今日はあまり時間がなく寄るつもりはなかったのだが、車で通り過ぎる際に水銀灯下の壁に大きめの蛾がとまっていたので立ち寄った。
車を停めて近づくと、期待通り今シーズンの初見の「ヒメヤママユ」だった。
高所で画質が悪いが備忘録として載せておく。
この秋は残念ながらヤママユを見ることが出来なかったので嬉しい。
あとはウスタビガが見られるかどうか気になるところだ。
ヒメヤママユ1118.JPG



















目線の高さにはこげ茶色の少し大きめの蛾がいた。
色からてっきりひげ男爵、ヒゲマダラエダシャクかと思ったが、男爵は春に出るので違った。
調べると、どうやら「ハガタクチバ」。
翅の色と模様は個体差が大きいようだが間違いないだろう。
ハガタクチバ1118.JPG




















クヌギの幹で「クヌギカメムシ」を探してみた。
昨年は大豊作であちこちで産卵する姿が多く見られたが今年はどうか?
幹を上へ上へと登る個体を見つけた。
目線を下げるとあちこちの窪みで産卵しているメスたちがいた。
が、昨年ほどの数はいない。
まだこれから増えるのか、しばらく継続観察してみよう。

下2枚は先月購入したOMのTGー6で撮ったものだが、どうもうまく扱えず難儀している。

今まで使っていたRICOHのWG-4の方が扱いやすく綺麗に撮れる。
TGは機能が色々ある事からか何だか面倒臭い。
使いこなすにはもう少し時間がかかりそうだ。
クヌギカメムシ1118.JPG




















2023年11月18日 埼玉県 チョウ目ヤママユガ科 ヒメヤママユ、ヤガ科 ハガタクチバ、カメムシ目クヌギカメムシ科 クヌギカメムシ

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山のトイレの居残り蛾たち [チョウ目]

先日の朝、山のトイレに立ち寄った。
灯りに来た居残り蛾を探すといくつか壁にとまっていた。

この時期よく見かける「ウスキトガリキリガ」。
前翅の外縁先端がとがっているのが名の由来のようだ。
ウスキトガリキリガ1113.JPG




















少しもふもふのシャチホコガの仲間の「オオトビモンシャチホコ」。
暖かそうな出で立ちだ。
オオトビモンシャチホコ1113.JPG




















初冬にfieldの雑木林でキノカワガを探していると時々出会う大型の「ミドリハガタヨトウ」。
名に緑とあるが僅かに緑色がある程度。
キノカワガより出会う機会は少ない。
ミドリハガタヨトウ1113.JPG




















頭部や翅にまばらに緑色が見られる「アオバハガタヨトウ」。
新鮮な個体はもっと緑色の部分が多く奇麗なようだ。
アオバハガタヨトウ1113.JPG




















最も緑色なのが「ケンモンミドリキリガ」。
全身淡い緑色で苔に擬態しているといわれている。

どれも秋に現れ丘陵のfieldでも見られる種で、山地性の種がいなかったのは残念だった。
ケンモンミドリキリガ1113.JPG




















2023年11月13日 埼玉県(丘陵外) チョウ目ヤガ科 ウスキトガリキリガ、オオトビモンシャチホコ、ミドリハガタヨトウ、アオバハガタヨトウ、ケンモンミドリキリガ

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お尻を上げる蛾 [チョウ目]

朝まで灯りの付いているトイレに居残り蛾がいないかと見に行った。
今年はいつもの峠のコンビニでもヤママユを見られずにいて、そろそろウスタビガかと立ち寄るがまだ見ずにいる。
このトイレに期待をしたが、大型の蛾はいなかった。
灯りの下の壁に枯葉が蜘蛛の巣に掛かったような模様の小さな蛾がいた。
とても美しい模様。
ウストビモンエダシャク1112-1.JPG




















正面から見ると体の部分がなんか変だなぁと横から見ると、何とお尻を上げていた。
シャクガ科の「ウストビモンナミシャク」。
こういう習性の蛾は他にもいるが、いったいどういう理由なのだろう?
不思議?・・・
ウストビモンエダシャク1112-2.JPG




















2023年11月12日 東京都 チョウ目シャクガ科 ウストビモンナミシャク

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リンゴドクガ終齢? [チョウ目]

紅葉はもう少し先だがなぁとイロハモミジを見ていると、枝先にレモンイエローが。
お尻に赤い毛があるので「リンゴドクガ」の終齢幼虫だろうか?
数時間後に探して見たが、すでにどこにも見当たらなかった。
蛹越冬なのでそろそろどこかで蛹化しているのだろうか?
リンゴドクガ1101.JPG



















2023年11月1日 埼玉県(丘陵外) チョウ目ドクガ科 リンゴドクガ

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林縁のエノキの実生で越冬準備 アカボシゴマダラ [チョウ目]

先の小さな谷戸の田んぼ脇の林縁に生えていたエノキの実生。
葉に食べ跡があったので探してみるといた。
「アカボシゴマダラ」の幼虫だ。
アカボシゴマダラ1027-1.JPG



















高さ1mほどのエノキだが枝をいくつも広げていて何匹ついているか探してみると全部で5匹。
こちらではまだ角が細い3令幼虫(たぶん)とその後には脱皮して体は大きく角が太く毛深くなった4令越冬幼虫(たぶん)が並んでいた。葉には糸を吐いて座を作っているのでここがそれぞれの定位置だろう。
1枚目も越冬準備完了かな。
2008年頃から丘陵で姿が見られるようになり、今や特定外来生物に指定されていて出会うと複雑な気持ちに。

ならばエノキの実生を探さなければいいのだが・・・つい。
アカボシゴマダラ1027-2.JPG



















林縁でハッとするような鮮やかな黄色い花、いよいよキク科の「ヤクシソウ」が咲き始めた。
一年の草本の最後を飾る花のイメージ。
この花が咲き終わればまもなく寒い冬の到来だろうなぁ。
ヤクシソウ1027.JPG





























2023年10月27日 埼玉県 チョウ目タテハチョウ科 アカボシゴマダラ、キク目キク科 ヤクシソウ

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田んぼ脇のキアゲハ [チョウ目]

田んぼの畔を歩いていると足元から「キアゲハ」が飛び立って小川沿いにとまった。
今日は風が強く休んでいたのかもしれない。
キアゲハ1020-1.JPG



















右の尾状突起が欠損していたが、翅はとても美しかった。
秋になると田んぼのセリや田んぼ周りのノダケが咲いてキアゲハの幼虫たちがあちこちで見られるので、そこで育って羽化した個体かもしれない。
今日はこのままここで夜を迎えるのだろうか?
キアゲハ1020-2.JPG



















田んぼ横の湿地では「アカバナ」が咲いていた。
左端の「ウナギツカミ」にはハエが。
アカバナ1020.JPG



















小さな赤トンボ、ヒメアカネかとも思ったが腹端が上に反りあがった「マユタテアカネ」のオスだった。
マユタテアカネ1020-1.JPG



















あちこちで見られるのはみなマユタテアカネ。
この種も今や希少種で見られることは、貴重な環境という事。
マユタテアカネ1020-2.JPG



















2023年10月20日 東京都 チョウ目アゲハチョウ科 キアゲハ、フトモモ目アカバナ科 アカバナ、トンボ目トンボ科 マユタテアカネ

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キタテハの秋型は美しい [チョウ目]

山上の畑脇のコセンダングサに「キタテハ」が訪れていた。
キタテハ1017-1.JPG



















前翅先端や翅縁の突起が大きい秋型のメスだろう。
こちらも秋型で撮った角度で突起が大きく見えない。
キタテハ1017-2.JPG



















朝のうちは数が少なかったが、気温が上がった午後にはあちこちで吸蜜する姿が見られた。
こちらはオス。
秋型は鮮やかなオレンジ色に黒い斑が美しい。
キタテハ1017-3.JPG



















周りに幼虫の食草のカナムグラは見当たらなかったが、草刈りが行われた後だっただからか。
成虫越冬でこれから厳しい冬に耐える試練が待っている。
キタテハ1017-4.JPG



















山の稜線には色付いてきたヤマザクラ。

まだ昼間は暑いが朝晩は寒く、寒暖差が大きいのでこれから一気に紅葉が進むだろうか?
紅葉1017.JPG



















2023年10月17日 埼玉県(丘陵外) チョウ目タテハチョウ科 キタテハ

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暗い林縁に白いヒトツメカギバ [チョウ目]

林縁でアカネ属のトンボがいた。
ヒメアカネか?と期待したが、残念「マユタテアカネ」のメスだった。
ここではよく見かけるマユタテアカネも東京都レッドデータブック2020では準絶滅危惧に指定された。
ちなみにヒメアカネは一つ上の絶滅危惧Ⅱ類だ。
マユタテアカネ0926.JPG



















薄暗い林縁の葉上で良く目立つ白いものを見つけた。
6~10月に年2回現れる蛾のカギバガの仲間の「ヒトツメカギバ」だ。
カギバガ科は多くが前翅の先端が鉤のような形状になっているが、この種は丸い。
幼虫の食草はミズキで確かにすぐ目の前にミズキがある。
ヒトツメカギバ0926-2.JPG



















白い翅に黄土色に縁どられた目のような模様(眼状紋)があるのが名の由来のようだが、これをどう見て一つ目としたのがが理解できないでいる。この褐色の模様を目と見立てたとすれば、両側の翅にひとつずつ合わせて二つあるのだが・・・
ヒトツメカギバ0926-3.JPG



















2023年9月26日 東京都 トンボ目トンボ科 マユタテアカネ、チョウ目カギバガ科 ヒトツメカギバ 

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カキの実レストランとコムラサキ [チョウ目]

fieldのカキの実がいよいよ熟してきて、そろそろ期間限定レストランのオープンだ。
カキノキ0926.JPG



















繁盛している店はないか見回るとチョウたちが集まっていた。
2頭の「アカボシゴマダラ」と「キタテハ」、「コムラサキ」がご来店。
コムラサキ0926-1.JPG



















コムラサキは久しぶりでかなり翅が傷んだメスかな。
時折翅を開いていたのでそれを狙って撮ると数枚少し紫色に輝いたものが撮れたが、何故だかそのシーンのみほとんどが手振れしていて使えない。
コムラサキ0926-2.JPG



















少し粘って角度を変えてようやく1枚。
出現時期は間もなく終わりで今シーズンはこれが最後になるだろうなぁ。
コムラサキ0926-3.JPG



















2023年9月26日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 アカボシゴマダラ、キタテハ、コムラサキ

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