SSブログ

春本番の暖かさ! [季節]

昨日の寒さと一転して今日は春本番の暖かさで午後3時の気温は18℃あった。
ここをいつも縄張りにしている「ジョウビタキ」のオスは今日も姿を現した。
なんて細い足・・・。
あとどのくらい見られるだろうか?
ジョウビタキ0228.JPG



















林内の小さな池には「ニホンアカガエル」の卵塊がいくつも産み付けられていた。
この冬は雨が少ないせいか水がほとんどなく行く末が心配だ。
ニホンアカガエル0228-0.JPG



















芝生の広場のサクラの枝先には「モズ」のオスがいた。
今の時期、秋のような高鳴きはなかなか聞かれないが、こんなところにいてくれれば見付けやすい。
以前ここにはメスがいたはずなのだが今日は見当たらず、ここのメスとカップルになったのだろうか?
モズ0228.JPG



















近くでは「カワヅザクラ」が満開見頃を迎えていた。
今日の暖かさと桜の花を見ると春が来たー!だが、この先寒の戻りは勘弁して欲しいなぁ。
カワヅザクラ0228_1.jpg



















先日猫の額ほどの水辺でニホンアカガエルの卵塊を見つけた。
数が増えているかと見て見ると、水の中に両足の無い成体の死骸があった。
あたりに足跡は見つからなかったものの、こんなことをするのはアライグマの可能性が高い。
昨年、この近くに設置された罠に2頭のアライグマがかかっていた。
外来種のアライグマの存在は、在来のアカガエルやサンショウウオたちの脅威となっている。
ニホンアカガエル0228.JPG



















2023年2月28日 東京都 スズメ目ヒタキ科 ジョウビタキ、モズ科 モズ、無尾目アカガエル科 ニホンアカガエル

nice!(0) 

今年初見 モンキチョウの新成虫 [チョウ目]

昨日は寒くってたまらない気候だったが、今日は一転して風もなく朝から春の暖かさだった。
体がおかしくなってしまいそうな気温差だが、まぁ暖かいのは有り難い!

こんな日にはそろそろだろうと例年fieldで最も早くモンキチョウが現れる場所を探してみた。
成虫越冬のキタテハが複数飛び交っていたが、モンキチョウは見つからない。
ちょっと期待したフッチーことフユシャクのフチグロトゲエダシャクも。
モンキチョウは早い年では1月末には見られるのだが・・・。
そこから少し離れた尾根筋を歩いていると、目の前から白い蝶が飛び立った。
この環境にモンシロチョウはいないので、スジグロシロチョウかと後を追った。
ひらひら飛んで常緑の葉上にとまったところを見ると、今日のお目当ての今年羽化した「モンキチョウ」の新成虫だった。
モンキチョウ0227-1.JPG



















一見白く見えたが、黄色い個体。
白もそうだが、普段使いのコンデジのautoで撮ると、完全に白飛びしてしまうのでかなりマイナス補正した。
このコンデジはRAWの設定が無くJPEGのみで、後からの大きな補正は出来ないので気を遣う。
さすがに近付きすぎて飛ばれたが、運よく近くの枯葉にとまってくれた。
今日の暖かさとモンキチョウを見ると春を実感!
モンキチョウ0227-2.JPG



















2023年2月27日 東京都 チョウ目シロチョウ科 モンキチョウ

nice!(1) 

イカルの大群現る [鳥類]

今月初め頃から10羽ほどの「イカル」の群れがあちこちで見られるようになった。
頭上からキュルキュルキュル♪という声が聞かれ、見上げると黄色い大きなくちばしの鳥たちがいた。
賑やかなような騒々しいような、個人的には心地良く響く声だ。
冬でも時折キーコーキー♪と聞きなしされる美しい囀りが聞かれる。
丘陵では夏にもこの囀りが聞かれることから、山に帰らず居残っているものもいるようだ。
イカル0204.JPG






















今月中旬頃には数が増して、おびただしい数のイカルたちが地面に降りて落ちた種を啄んでいた。
百羽近くいるのではと思われた。
パチ、パチ、ピチとくちばしで種を割る音があたり中に響き渡っていた。
イカル0219.JPG



















人が近くを通ると一斉に樹上に上がり、しばらくするとまた降りてくる。
冬鳥のイカル、全く見られなかったり小さな群れだったりと年によって見られる数は様々だが、この冬ほどの大群は数年ぶりだ。
コイカルが混じっていないか探したが、残念ながら見つからなかった。
いつまでいるのだろうと思っていたら、今日は1羽も確認できなかった。
みんなどこへ行ったのだろう また戻って来てくれるだろうか?
イカル0219-1.JPG



















2023年2月4、19日 東京都 スズメ目アトリ科 イカル

nice!(0) 

春間近 孵化したクヌギカメムシ [カメムシ目]

昨日、同僚から「クヌギカメムシ」が孵化してますよと教えていただいた。
昨年は久しぶりにクヌギカメムシの当たり年で、年末にはあちこちのクヌギでたくさんの卵塊が見られた。
ただどのクヌギにも産んでいるわけではなく、人気の木がありそこに集中しているようなのが不思議だ。

今日見に行ってみると、いるいる!
卵を包んでいるゼリーに頭を突っ込んで吸っている。
クヌギカメムシ0225-1.JPG





























こちらでも。
この時期孵化した子供たちは、母親が卵と共に産んだゼリーを食べて新芽が出るまで命を繋ぐ。
ゼリーには母虫が託した共生細菌も含まれていて、子供たちはこれを摂取することで新芽の汁を消化することが出来るようになるのだ。
クヌギカメムシ0225-2.JPG





























よく見る幼虫たちよりさらに明るい黄緑色の小さな幼虫たちがいた。
クヌギカメムシ0225-3.JPG





























目がどこにあるのかもわからず一見ダニのようにも見える。
おそらく孵化して間もないのだろう。
下の写真の一番上の個体はまさに孵化して卵塊から出てくるところのようにも見える。
大きさからこれから脱皮して上2枚の写真の幼虫になるのではないだろうか。

クヌギカメムシが孵化するといよいよ春が近い!
今日谷戸を歩くとフキノトウが顔を覗かせニワトコやシュンランの蕾が膨らみカタクリの葉が出て、完璧なウグイスの囀りやニホンアカガエルの卵塊が見られた。
間もなくやって来る春が本当に待ち遠しい!!
クヌギカメムシ0225-4.JPG



















2023年2月25日 東京都 カメムシ目クヌギカメムシ科 クヌギカメムシ

nice!(0) 

翅がボロボロ シロフフユエダシャク

今朝、職場の掃除をしていたら玄関の風除室から出てきた「シロフフユエダシャク」のオス。
一瞬、今シーズン初見のヒロバフユエダシャクかと期待したのだが、既に確認済みのシロフ。
左の前翅の先端は鱗粉が取れ後翅も途中から欠損していた。
一体何があったのだろうか?
踏まれないよう移動させたら、何とか飛べるようだった。
既にお相手に出会えたのか、まだなら頑張って!
シロフフユエダシャク0224.JPG



















今日は植物調査で、歩いていたら足元にノウサギの糞があった。
たまに糞は見つかるが、夜行性のためその姿はなかなか見られない。
ノウサギ0224.JPG






















日本に生息するノウサギはニホンノウサギで地域によって亜種があると言われている。
雪国の東北や日本海側で見られるトウホクノウサギ、佐渡島で見られるサドノウサギは冬に毛が白くなる。
狭山丘陵で見られるのは東北以南の本州、四国、九州に生息するキュウシュウノウサギで隠岐島のオキノウサギと共に冬にも毛色は褐色のままで変わらない。
アマミノクロウサギやペットで飼われているアナウサギの仲間は巣穴を掘って子育てをするが、ニホンノウサギは穴を掘らない。

以前この近くで子ウサギに出会った。
警戒心が薄く近寄ると逃げるが走っては止まりを繰り返していた。
そのうち何処からかタヌキが現れ追いかけまわして子ウサギがとまったところに襲い掛かり咥えて持ち去ってしまった。
止まってじっとしていたのが命取りとなったようだ。
まさかタヌキがと、かなり衝撃的で驚いたことを思い出した。

お題はフユシャクだったが、ノウサギの話の方が長かった・・・
キュウシュウノウサギ.JPG



















2023年2月24日 東京都 チョウ目シャクガ科 シロフフユエダシャク、ウサギ目ウサギ科 ニホンノウサギ(キュウシュウノウサギ)

nice!(0) 

春の蛾 ホソバトガリエダシャク [チョウ目]

昨日の強風は、陽射しが暖かかったが気温は10℃に満たず体感的には非常に寒かった。
今日は休みで起きてから花粉症なのか鼻がぐずぐず体がだるくて、家でまったりと過ごした。
明日は関東の南では朝のうち雨の予報もあるものの気温は10℃を超えて少しは暖かさを感じられるだろうか?

足元では少し前からホトケノザやヒメオドリコソウが咲いているが、「ナズナ」の花は今年初めて。
もっと早くから咲いていたのかもしれないが・・・・。
ナズナ0118.JPG



















今月初めから咲き始めていた「カワヅザクラ」だが、この場所ではようやくの開花で青空に淡いピンク色がいい。
咲き始めは5つの花弁がうまく開かない花が多いが、この花は奇麗に咲きそうだ。
カワヅザクラ0218.JPG



















このところよく見かけるようになってきた、春の蛾「ホソバトガリエダシャク」。
シックな色合いに見えるが、よく見ると翅に様々な色が散りばめられていてサクラのピンク色も。
花も蛾も、いよいよ春を告げている。
ホソバトガリエダシャク0219.JPG



















2023年2月18-19日 東京都 アブラナ目アブラナ科 ナズナ、バラ目バラ科 カワヅザクラ、チョウ目シャクガ科 ホソバトガリエダシャク

nice!(0) 

ハイイロフユハマキのオス [チョウ目]

昨日トイレを見て見ると3種類の蛾が壁にとまっていた。
右は今多く見られるフユシャクの仲間の「クロテンフユシャク」、左は早春に見られる春の蛾、「ホソバトガリエダシャク」だ。
はて上は何だっけ?
ハイイロフユハマキ0218-2.JPG



















一瞬、サザナミフユナミシャクかと思ったが時期が遅い。
ふ~ん、騙されかけたが、このいでたちで今の時期見られるのはフユシャクではなく「ハイイロフユハマキ」のオス。
一見フユシャクのように見えるがハマキガ科でフユシャクのメスは小さな翅があるか無く飛べないが、ハイイロフユハマキのメスには立派な翅がある。
居残り蛾ばかり見ているので今までオスばかりで残念ながらメスはまだ一度も見たことが無い。
灯りに来るのはオスでメスは来ないのだろう。
ハイイロフユハマキ0218-1.JPG



















以前に撮ったハイイロフユハマキのオス。
メスが見たいなぁ!!
ハイイロフユハマキ.JPG



















2023年2月18日 チョウ目ハマキガ科 ハイイロフユハマキ

nice!(0) 

川っぷちで鳥色々 [鳥類]

一昨日は埼玉県越谷にある利根川水系の川っぷちでお仕事。
この日は曇り空で、遠くに見えるスカイツリーがかすんで見えた。
スカイツリー0208.JPG





























川面で行ったり来たりしていたのは「オオバン」。
足に水かきが無いので首を前後に大きく振って泳いでいた。
逆光で赤い眼が見えない( 一一)
オオバン0208.JPG



















オオバンを追いかけていた「カイツブリ」。
何故?
手前の波はオオバンが付けたもの。
カイツブリ0208.JPG




















カイツブリに比べるととても大きな「カンムリカイツブリ」も。
カンムリカイツブリ0208.JPG



















目の前を何度も飛び交っていた「カワウ」。
羽表の模様が美しいのに初めて気付いた。
ウ0208.JPG



















遠くから大きな白い鳥が飛んで来た。
ダイサギかと思ったらカモメの仲間だ。
カモメは普段見ないので全く種がわからず、帰って調べたらどうやら「セグロカモメ」みたい。
図鑑で見ると翼を開いた長さはダイサギより大きい。
カモメがこんなに大きいとはビックリした。
セグロカモメ0208.JPG



















陽が傾いた水面をゆったりと漂う「ホシハジロ」。
目をつぶって眠っているようだった。
ホシハジロ0208.JPG



















帰り際に頭上を飛んだのは、漂鳥の猛禽、冬に姿が見られる「ハイタカ」だった。
数回旋回したのちに飛び去って行った。
ハイタカ0208.JPG



















2023年2月8日 埼玉県(丘陵外) ツル目クイナ科 オオバン、カイツブリ目カイツブリ科 カイツブリ、カンムリカイツブリ、ペリカン目ウ科 カワウ、チドリ目カモメ科 セグロカモメ、カモ目カモ科 ホシハジロ、タカ目タカ科 ハイタカ

nice!(0) 

空飛ぶ手 コウモリ展、友 tomo -イラストレーター絵本作家による100人の友-  [告知]

今日の休みは知人の作品を見に久しぶりに都内へ。

所属しているSSP(自然科学写真協会)でお世話になっているコウモリ写真家の大沢友志さんと羊毛フェルト作家、立体空間デザイナー(でよかったかしら?)の北原のり子さんによる「空飛ぶ手 コウモリ展」に。
空飛ぶ手 コウモリ展0209-1.JPG



















2次元の大沢さんの生態写真と、3次元の北原さんのフエルトと自然素材を使った作品のマッチングが素晴らしい!
今日はお二人とも在廊されていたのでご一緒に撮っていただいた。
知られざるコウモリの魅力を多くの方に知っていただければ!!

会期:2023年2月8日(水)~14日(火)

12:00~19:00(最終日は17:00まで)

場所:+ノーション

東京都中央区銀座6-4-13 銀座YAMAZAKIビル2F
空飛ぶ手 コウモリ展0209-3.JPG





























そのあと虫仲間の絵本作家の伊藤知紗さんが出品されている表参道のピンポイントギャラリーで開催されている「友 tomo -イラストレーター絵本作家100人による友-」に。
毎年お題のテーマで100人の作家さんたちが書かれた絵を展示されていて、100人それぞれの個性とオリジナリティーがあってとても楽しませていただいている。
伊藤さんの今回の作品は「蜂になりたい」。
ハチと共にハチ擬態の虫たちが描かれていて、擬態の虫たちもさすが虫目の伊藤さんです!
こちらもぜひ足を運んでいただきたい!

会期:2023年2月6日(月)~18日(土)

12:00~19:00(土曜日17:00まで 日曜休み)


東京都渋谷区神宮前5-49-5 Rハウス
100人の友 tomo0209.JPG



















2023年2月8日 東京都

nice!(1) 

越冬中のクモヘリカメムシ [カメムシ目]

林縁でチッチッ♪という声が聞こえじっと目を凝らしていると、アズマネザサにとまっていた「アオジ」のメス。
オスに比べるとやっぱり優しい顔が癒されるなぁ!
アオジ0205.JPG



















1月から数十羽の「カシラダカ」の群れで賑わっていた林だが、先日訪れた時には全く姿が見られず餌を食べつくしてどこかに移動してしまったかと思っていた。
その後再び足を運んでみると、おぉ!。
再び戻ってきていて、一斉に木々の梢に飛びあがった。
枝にたくさんとまった絵も撮ったが、何だかこの写真がいいなぁと思って。
アカシデの冬芽が膨らんできた。
カシラダカ0205.JPG



















昨日、アラカシでカモドキサシガメの仲間を探していたら、葉と葉の間に緑色のカメムシを見つけた。
以前この近くに越冬中のミナミドゲヘリカメムシがいたのでミナミトゲかと思ったがちょっと違う。
クモヘリカメムシ0205-1.JPG



















上の葉をそっとめくって見ると、いたのは「クモヘリカメムシ」だった。
夏にはエノコログサやメヒシバの穂で見られるカメムシだ。
こんなところで寒さを凌いでいたとは・・・。
この日もカモドキサシガメの仲間は見つからなかった。
クモヘリカメムシ0205-2.JPG



















2023年2月5-6日 東京都 スズメ目ホオジロ科 アオジ、カシラダカ、カメムシ目ホソヘリカメムシ科 クモヘリカメムシ

nice!(0)