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エサキモンキツノカメムシとモンキツノカメムシ [カメムシ目]

いよいよ本格的な冬がやってきて、fieldでは見つかる虫は僅かとなってきて寂しい。
そんな中、ふとなぜかエサキモンキカメムシとよく似たモンキカメムシってどこが違うんだっけと思い立った。
エサキは成虫越冬でオオムラサキ幼虫を探して落ち葉の神経衰弱をした際に見つかるカメムシだ。
モンキもそうではないかと思うが、冬に見たことが無いのでわからないのだ。

なので、写真を引っ張り出して違いをおさらいした。
備忘録としても。

まずはよく見る「エサキモンキツノカメムシ」(以後エサキ)。
背中の黄色い♡マークが印象的なカメムシだ。
エサキモンキツノカメムシ.JPG



















次によく似た「モンキツノカメムシ」(以後モンキ)。
見分ける違いは下記3つ。
1.黄色い紋がエサキはハート形でモンキは上の切れ込みが無い三角形。
2.両肩の突起がモンキの方が尖る。
3.前胸背(角と角の間)の色がエサキは褐色でモンキは緑色。
1のハートの形はモンキにも僅かに切れ込みがある個体もいるので、3つ総合的に判断したほうが良いと思う。
モンキツノカメムシ.JPG



















2024年12月18日 東京都 カメムシ目ツノカメムシ科 エサキモンキツノカメムシ、モンキツノカメムシ

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小さく細~い! ウスイロカモドキサシガメ [カメムシ目]

先日、シラカシの枝をビーティングしたらネットに入ったなんか小さな虫。
老眼鏡をかけてもよくわからないので持ち帰ってマクロで撮って見たらカモドキサシガメの仲間か。
まるでカマキリのような前脚にカの仲間のガガンボのような細さと長い脚。
ウスイロカモドキサシガメ1014-1.jpg



















カモドキサシガメの仲間にも色々いるが、翅の模様などから「ウスイロカモドキサシガメ」だろう。
大きさは10㎜もない。
ウスイロカモドキサシガメ1014-2.jpg



















拡大してみると赤い眼や細かな毛の生えた触角が何とも恐ろし気。
さらに小さな虫などを捕えて鋭い口で体液を吸う。まるで小さな吸血鬼のようだ!
ウスイロカモドキサシガメ1014-3.jpg




















2024年10月14日 東京都 カメムシ目サシガメ科 ウスイロカモドキサシガメ

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ズグロシラホシカメムシ [カメムシ目]

飯能で絵本作家の伊藤さんに案内いただいた「ズグロシラホシカメムシ」の居場所。
現地で早速探してみると葉裏に卵から孵化して間もない幼虫たちがいた。
この姿や色ではとうてい親の姿は想像できない。
ズグロシラホシカメムシ幼虫0912-1.jpg



















近くにはこの子供たちの親かどうかわからないが初めて見る成虫がいた。
ズグロシラホシカメムシ0912-1.jpg





























シラホシカメムシの仲間で大きさは5mm前後だろうか。
図鑑やWEBでもあまり記載のない希少種で埼玉県では準絶滅危惧とされている。
ズグロシラホシカメムシ0912-2.jpg



















2024年9月12日 埼玉県 カメムシ目カメムシ科 ズグロシラホシカメムシ

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美しい! ヒラタグンバイウンカ [カメムシ目]

今日仕事の休憩時間に何かいないかとススキを探っていたらいた!
グンバイウンカの仲間だが誰だっけ?
ここでよく見るのはタテスジグンバイウンカだがなんか違う。
ヒラタグンバイウンカ0901-1.JPG



















調べてみると「ヒラタグンバイウンカ」だった。
昨年9月に見ていたのだが、すっかり忘れていた。
体は淡い緑色で頭部は淡い水色、さらにオレンジ色の筋の配色と透けた翅がとても美しいウンカだ。
体長は1㎝ほどでよく探してよく見なければこの美しさには出会えない!
今日はコンデジの1㎝マクロで撮ったので画質はいまいち、昨年もコンデジだったので次回はミラーレスのマクロレンズでぜひ撮り直したいと思う種だ。
ヒラタグンバイウンカ0901-2.JPG



















2024年9月1日 東京都 カメムシ目グンバイウンカ科 ヒラタグンバイウンカ

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クマゼミの鳴き声を飯能市の山地で聞いて ビックリ! [カメムシ目]

クマゼミの分布は関東地方以西で東京都の代々木公園で発生が確認されている南方系の種だ。
関西に住んでいた小学校から大学までは朝早くからシャーシャーという鳴き声によく起こされたものだ。
鳴くのはおおむね午前中限定だったが。
幼少時期神戸に住んでいた頃は鳴き声を聞くのは稀だったと記憶している。
東京都の職場や埼玉県南部の家の近所ではこちらに来て10年以上経つが、夏の間に数回鳴き声を聞く程度で定着している様子はない。

昨日、埼玉県飯能市の山地でクマゼミの鳴き声と姿を確認した。
あたりは標高約400mのスギなどの人工林がほとんどでところどころに落葉広葉樹が混じる山でこんなところで鳴き声を聞くなんてびっくりした!
1個体が鳴いては飛んで場所を変えて鳴くを繰り返していた。
クマゼミ0809.JPG



















調べると、過去に埼玉県北部では秩父市や皆野町、寄居町などでも鳴き声が確認されていた。
飯能市の美杉台では抜け殻が確認されているので繁殖している可能性が高いようだ。
そこから飛んで来たのだろうか?恐らく周りにメスはいそうにないので厳しいかなぁ・・・
確認場所は地図左上の赤い☆マーク地点。
備忘録として。
クマゼミ飯能市長沢.jpg













2024年8月9日 埼玉県(丘陵外) カメムシ目セミ科 クマゼミ

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初めて見た ビロウドサシガメ [カメムシ目]

仕事を終えて職場から車に向かう途中の足元で動くものを見つけた。
何だ~?
よく見るとサシガメの仲間のようだが、今までに見たことが無い種だ。
黒っぽい体に腹部両脇には黄色い模様、裏を返せば赤く太い帯が並んでいた。
とりあえず持ち帰って調べてみることに。
ビロウドサシガメ0616-1.jpg


















調べるとやはりサシガメの仲間で「ビロウドサシガメ」だった。
地上徘徊性の種で主にヤスデなどを好んで食べるよう。
このところ職場の周りや建屋の中にもヤスデが発生している。
それを捕食するため現れたのだろう。
同じ仲間に地上徘徊性でヤスデなどを捕食するアカシマサシガメがいる。
ビロウドサシガメは埼玉県のレッドリストの全県評価、低山帯、台地・丘陵帯で絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されている。この辺りではちょっとレアなサシガメなのだろうか?
ビロウドサシガメ0616-2.jpg



















2024年6月16日 東京都 カメムシ目サシガメ科 ビロウドサシガメ

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エサキモンキなのかモンキなのか?→エサキモンキツノカメムシ [カメムシ目]

湿地脇では「ヒゲナガハナノミ」が見られるようになってきた。
幼虫は湿地などの水中に生息するため成虫も湿地周りで見られる。
一見ホタルのように見えるが、まったく別種でナガハナノミ科に属するのだ。
メスは黒色で同じ種とは思えない出で立ち。
ヒゲナガハナノミ0530.jpg



















葉上で見つけたエサキモンキツノカメムシ、かと思ったが特徴の背中の黄色い♡マークのくぼみが小さい。
♡マークの窪みが無いのはモンキツノカメムシだが、微妙!
ちょっとくぼんでいるのでやはりエサキか。
ああっ、紛らわしい!!

※知人の方々からヒントをいただき、形、前胸背の色などからエサキモンキツノカメムシと確定した。
モンキツノカメムシ0530.jpg



















2024年5月30日 東京都 コウチュウ目ナガハナノミ科 ヒゲナガハナノミ、カメムシ目ツノカメムシ科 エサキ?モンキ?

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マエムキダマシ [カメムシ目]

このところ花粉の飛散が凄い。
今日も朝から鼻がムズムズ、目がしょぼしょぼ、くしゃみが。
数日、花粉の飛散が多いという日に太陽を撮って見たら見事な花粉光環。
花粉光環0227.JPG






















原っぱのギシギシの仲間の葉に越冬明けの「コガタルリハムシ」が交尾中。
と思って写真を撮ったらオスは地面に転がっていた(^^
敏感だなぁ
コガタルリハムシ0302.JPG




















ヤツデの葉をめくるとマエムキダマシこと「クロスジホソサジヨコバイ」。
さて、どっちが頭?
クロスジホソサジヨコバイ0302.JPG





























2024年2月27日、3月2日 東京都 コウチュウ目ハムシ科 コガタルリハムシ、カメムシ目ヨコバイ科 クロスジホソサジヨコバイ

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ヤツデの葉裏で この冬もクロスジホソサジヨコバイ [カメムシ目]

歩いていると、赤い色が目立ったちょっとしわがれた実が。
「ガマズミ」の実だった。
ガマズミ0214.jpg




















昨年からチェックしていたヤツデの葉裏。
この日も一枚目にめくったらいたいた、ずっと同じ場所にいる「ヒゲナガサシガメ」の幼虫。
ヒゲナガサシガメ幼虫0214.jpg



















何枚かめくっているとビンゴ!って出たのはマエムキダマシこと「クロスジホソサジヨコバイ」。
翅のお尻側に一対の目玉に似せた黒斑と脚のような黒い筋まで模してなかなか憎らしい!
成虫はこの冬初めてだった。
クロスジホソサジヨコバイ0214-1.jpg
















さらにめくると今後は幼虫が出てきた。
半透明でグミのような体が美しい。
まだ翅は小さいが、お尻の先にはしっかり一対の黒斑がある。
幼虫もマエムキダマシだった。
クロスジホソサジヨコバイ幼虫0214-1.jpg


















2024年2月14日 東京都 マツムシソウ目ガマズミ科 ガマズミ、カメムシ目サシガメ科 ヒゲナガサシガメ、ヨコバイ科 クロスジホソサジヨコバイ

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ヤツデの葉裏で ヒゲナガサシガメ幼虫 [カメムシ目]

昨年末にヤツデの葉裏を確認していたら、1つの葉に2つの「ヒゲナガサシガメ」の越冬幼虫を見つけた。
冬のヤツデの葉裏はこのヒゲナガサシガメやマエムキダマシことクロスジホソサジヨコバイ、ヤツデキジラミなどが見られる観察対象だ。
年が明けたこの日、再び同じ葉をめくって見ると2匹とも同じところにいた。
ヒゲナガサシガメ0110-1.jpg


















このヒゲナガサシガメもマエムキダマシで、腹部に赤や褐色の1対の斑がある。
外敵にここを狙わせてさっと本来の目のある前方に逃げる算段なのだろうが、そんなにうまくいくのだろうか?
この体の色や質感は、子供の頃のセルロイドのおもちゃのようだ。
ひっくり返すとHONG KONGと銘があるように思えて仕方がない!
ヒゲナガサシガメ0110-2.jpg



















2024年1月10日 東京都 カメムシ目サシガメ科 ヒゲナガサシガメ幼虫

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