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毛深いマルカメムシの幼虫 [カメムシ目]

先日、クズの葉を見ていると茎に何やら毛深い虫がいた。
マルカメムシ幼虫0911-1.JPG



















これは!

今まで見たことが無く見たいと思っていた「マルカメムシ」の幼虫だ。
成虫は嵩高くツルツルのボディーで、洗濯物に付いていたり誰もが見たことがあるカメムシだと思う。
それなのに幼虫は扁平で何でこんなに毛に覆われているのだろうか?
マルカメムシ幼虫0911-2.JPG



















この幼虫がいたクズの茎はそれほどでも無いが、クズの茎や葉脈にはたくさんの毛が生えている。
ちょうどよい茎や葉の写真が無かったが、クズはマメ科で実った豆の写真があったので載せておく。
こういったところに紛れると、なかなか見付けるのは難しいだろう。
クズ20120911.JPG



















昨年秋、越冬前に集まっていた成虫たち。
何とも面白い変態だ。
マルカメムシ221116.JPG



















2023年9月11日 東京都 カメムシ目マルカメムシ科 マルカメムシ

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エノキグサにモンシロナガカメムシたち [カメムシ目]

田んぼの脇に小さなエノキグサの群落があった。
花もそろそろ終わりで小さな子房が膨らんでいた。
その周りをアリたちが忙しく動き回っているなぁと思ったが、よく見るとアリではなさそう。
写真を撮って見ると小さなカメムシ、ん~確か「モンシロナガカメムシ」だったか~
子房に口を指して汁を吸っていた。子房の塊の大きさは3㎜ほどでカメムシは8㎜弱くらいと共に小さい。
モンシロナガカメムシ0827-1.JPG



















小さいうえに動きが早いのでなかなかうまく写せない。
モンシロナガカメムシ0827-2.JPG



















まだ翅の小さな幼虫もあちこちで見られ、エノキグサは大賑わいだった。
モンシロナガカメムシ0827-3.JPG



















池横のオギにはこちらもまだ小さいうさ耳の「クロコノマチョウ」の幼虫が2ついた。
この近くにもう少し大きな幼虫たちがいたのがいなくなっていた。
ハチにでもやられてしまったのだろうか?
クロコノマチョウ0827.JPG





























後日林縁で見つけたお尻のハサミがカッコイイ「ヒメハサミツノカメムシ」。
こちらは15㎜ほどとまだ大きい。
このハサミは交尾の時にメスを挟む役割らしいがまだ見たことが無い。
その際メスを傷つけないためか、滑らないようにか、写真を見てハサミの先端の下側にオレンジ色の毛が生えているのを初めて知った。
ヒメハサミツノカメムシ0903.JPG



















2023年8月27日、9月3日 東京都 カメムシ目ヒョウタンナガカメムシ科 モンシロナガカメムシ、ツノカメムシ科 ヒメハサミツノカメムシ

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初めて見た ヒラタグンバイウンカ [カメムシ目]

仕事を終えて職場に戻って席に着くと、巡回中にモニタリングした種を書いた紙の上に何か緑色の小さな虫が・・・。
この前にススキの葉をチェックしていたので、常連のタテスジグンバイウンカがくっついてきたかと思ったのだがコンデジのマクロモードで見るとどうも違うよう。
大きさは1㎝ほどで、小さくてマクロモードでもうまく撮れないので顕微鏡モードで撮ってみたのがこれ。
ヒラタグンバイウンカ0903-1.JPG



















鼻先が尖っていてちょっとカモノハシのようで見たことが無い。
調べると、初めて見るススキがhostの「ヒラタグンバイウンカ」だった。
黄緑色の体に頭から胸にかけてのオレンジ色の筋、透明の翅に黄緑色の翅脈が美しい!
今までさんざんススキを見てきたが、何故見つからなかったのだろう?
少数派なのか。
次はススキにいるところをマクロレンズで奇麗に撮って見たい!
ヒラタグンバイウンカ0903-2.JPG



















いつもススキで見るのはこの「タテスジグンバイウンカ」。
タテスジグンバイウンカ.JPG



















2023年9月3日 東京都 カメムシ目グンバイウンカ科 ヒラタグンバイウンカ、タテスジグンバイウンカ

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クサギカメムシ幼虫 [カメムシ目]

今年は何だか蔓植物が大勢だなぁと見ていると、大豆の原種「ツルマメ」が咲いていた。
マメ科で似た種にヤブマメがあり開花時期が少しずれるが、毎年どちらがどちらか覚えられないでいる。
一見ツルの嘴のような花がヤブって覚えていたのだがこれは・・・
もう少しすると小豆の原種のヤブツルアズキが咲き出すが、これまたどの花がどの種でどの原種だったかさらに混乱が深まるのだ。
ツルマメ0813.JPG



















花の近くの葉裏に羽化した後の卵塊を見つけた。
ちょっと見えにくいが卵の殻に付いた黒っぽい筋は卵殻破砕器と呼ばれ、幼虫が内側から頭で押すと卵が割れて出てくることが出来る巧妙な仕掛けだ。
また、孵化する振動が合図となり一斉に孵化することも最近の研究でわかってきた。
クサギカメムシ0813-1.JPG





























すぐ脇の葉の陰に幼虫の集団がいた。
写真を撮ろうと葉を掴むと皆葉裏に移動してしまった。
残ったのを見るとどうやら「クサギカメムシ」の2齢幼虫のよう。
右の個体の腹部背面にはにこちゃんマークが!
クサギカメムシ0813-2.JPG



















少し歩いて小川沿いのクワの実生を見上げると、また葉裏にカメムシの卵殻と幼虫たちがいた。
何だかシルエットはクサギカメムシのような?
クサギカメムシ0813-3.JPG





























少しフラッシュを当てて見るとやはり、クサギカメムシたちのようだ。
このコンデジは光量調整できないので、いつも露出補正マイナスで調節しているがなかなか難しい。
デフィーザーをこしらえればいいのだが・・・
クサギカメムシ0813-4.JPG





























2023年8月13日 東京都 マメ目マメ科 ツルマメ、カメムシ目カメムシ科 クサギカメムシ

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小さく地味なカメムシたち [カメムシ目]

植物を見ていると近くに大きさ1㎝ほどで小さくて艶消しの黒いカメムシがいた。
今まで見たことが無いような。
調べるとイネ科につく「イネクロカメムシ」のようだ。
クロカメムシとも呼ばれる。
背中の赤いダニはチャームポイントか!
イネクロカメムシ0617.JPG





























こちらは2度目の遭遇、2㎝弱の「ニセヒメクモヘリカメムシ」。
似た種にヒメクモヘリカメムシがいて頭部の先に突き出した側葉と中葉の長さで見分けるが、側葉と中葉がどこの事なのか理解するのに時間がかかった。
ササ類に付くらしい。
ニセヒメクモヘリカメムシ0625_1.jpg






















2023年6月17,25日 東京都 カメムシ目カメムシ科 イネクロカメムシ(クロカメムシ)、ホソヘリカメムシ科 ニセヒメクモヘリカメムシ

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再び エビちゃん [カメムシ目]

昨日の休憩時間、職場横のススキに何かいないか見ていた。
株の奥にいた「エビイロカメムシ」の成虫。
スッキリした体形に色もデザインもシックでなかなかお洒落な感じだ。
エビイロカメムシ0625-1.JPG



















すぐ近くでエビイロカメムシの幼虫、エビちゃんがいた!
これは小さい!!
大きさは3㎜くらいだろうか?このサイズを見たのは初めてかもしれない。
エビイロカメムシ0625-2.JPG



















こんなに小さくてもやはり愛らさは変わらない!
離れた目におちょぼ口(口では無いが)、そしてこの色合いと透明感。
背中のマスコット?うさぎのような模様がさらに魅力を倍増させている。
小さくても可愛いぞ、エビちゃん!!!

こう思うのは私だけだろうか・・・
エビイロカメムシ0625-3.JPG



















2023年6月25日 東京都 カメムシ目エビイロカメムシ科 エビイロカメムシ

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ヨコヅナサシガメの獲物 [カメムシ目]

神社本殿の横にあるサクラの樹皮を見ていると「ヨコヅナサシガメ」がいた。
数枚撮るとゆっくりと動き始めたが、よく見ると何か小さな獲物を捕らえている。
ヨコヅナサシガメ0510-1.JPG



















あまりに小さくてよく見えないので撮った写真を拡大してみると、クサカゲロウの仲間の幼虫?
こんなに小さくても少しは腹の足しになるのだろうか・・・
ヨコヅナサシガメ0510-2.JPG



















2023年5月10日 埼玉県 カメムシ目サシガメ科 ヨコヅナサシガメ

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春間近 孵化したクヌギカメムシ [カメムシ目]

昨日、同僚から「クヌギカメムシ」が孵化してますよと教えていただいた。
昨年は久しぶりにクヌギカメムシの当たり年で、年末にはあちこちのクヌギでたくさんの卵塊が見られた。
ただどのクヌギにも産んでいるわけではなく、人気の木がありそこに集中しているようなのが不思議だ。

今日見に行ってみると、いるいる!
卵を包んでいるゼリーに頭を突っ込んで吸っている。
クヌギカメムシ0225-1.JPG





























こちらでも。
この時期孵化した子供たちは、母親が卵と共に産んだゼリーを食べて新芽が出るまで命を繋ぐ。
ゼリーには母虫が託した共生細菌も含まれていて、子供たちはこれを摂取することで新芽の汁を消化することが出来るようになるのだ。
クヌギカメムシ0225-2.JPG





























よく見る幼虫たちよりさらに明るい黄緑色の小さな幼虫たちがいた。
クヌギカメムシ0225-3.JPG





























目がどこにあるのかもわからず一見ダニのようにも見える。
おそらく孵化して間もないのだろう。
下の写真の一番上の個体はまさに孵化して卵塊から出てくるところのようにも見える。
大きさからこれから脱皮して上2枚の写真の幼虫になるのではないだろうか。

クヌギカメムシが孵化するといよいよ春が近い!
今日谷戸を歩くとフキノトウが顔を覗かせニワトコやシュンランの蕾が膨らみカタクリの葉が出て、完璧なウグイスの囀りやニホンアカガエルの卵塊が見られた。
間もなくやって来る春が本当に待ち遠しい!!
クヌギカメムシ0225-4.JPG



















2023年2月25日 東京都 カメムシ目クヌギカメムシ科 クヌギカメムシ

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越冬中のクモヘリカメムシ [カメムシ目]

林縁でチッチッ♪という声が聞こえじっと目を凝らしていると、アズマネザサにとまっていた「アオジ」のメス。
オスに比べるとやっぱり優しい顔が癒されるなぁ!
アオジ0205.JPG



















1月から数十羽の「カシラダカ」の群れで賑わっていた林だが、先日訪れた時には全く姿が見られず餌を食べつくしてどこかに移動してしまったかと思っていた。
その後再び足を運んでみると、おぉ!。
再び戻ってきていて、一斉に木々の梢に飛びあがった。
枝にたくさんとまった絵も撮ったが、何だかこの写真がいいなぁと思って。
アカシデの冬芽が膨らんできた。
カシラダカ0205.JPG



















昨日、アラカシでカモドキサシガメの仲間を探していたら、葉と葉の間に緑色のカメムシを見つけた。
以前この近くに越冬中のミナミドゲヘリカメムシがいたのでミナミトゲかと思ったがちょっと違う。
クモヘリカメムシ0205-1.JPG



















上の葉をそっとめくって見ると、いたのは「クモヘリカメムシ」だった。
夏にはエノコログサやメヒシバの穂で見られるカメムシだ。
こんなところで寒さを凌いでいたとは・・・。
この日もカモドキサシガメの仲間は見つからなかった。
クモヘリカメムシ0205-2.JPG



















2023年2月5-6日 東京都 スズメ目ホオジロ科 アオジ、カシラダカ、カメムシ目ホソヘリカメムシ科 クモヘリカメムシ

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越冬コミミズク幼虫 [カメムシ目]

今日は休み、久しぶりに気温が上がるとのことだったので午後からfieldへ。
暖かく越冬チョウが見られるかと思ったが。残念ながら全く見られなかった。
南風が強かったせいだろうか?

コナラの枝先で定点観察している「コミミズク」の幼虫は、まだ同じ場所に留まっていた。
色が濃いのですぐに見つかる!
コミミズク0201-1.JPG



















アラカシなどの葉裏にカモドキサシガメがいないか探して見たが、ヒゲナガサシガメの幼虫さえも見つからなかった。
唯一見つけたのは、「コミミズク」幼虫の脱皮殻。
見付けた時には死骸かと思ったが、撮った写真をよく見ると脱皮殻だった。
コミミズク0201-2.JPG



















フユシャクやキノカワガでもいないかと幹も見て回ったが、見つかったのは「ハラビロカマキリ」の卵鞘だけだった。
ハラビロカマキリ卵鞘0201.JPG



















2023年2月01日 東京都 カメムシ目ミミズク科 コミミズク、カマキリ目カマキリ科 ハラビロカマキリ

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