今シーズン14種目のフユシャク シロトゲエダシャク [チョウ目]
春はそこまで来ているね! [季節]
1月に見つけた「アカボシゴマダラ」の樹上越冬幼虫。
今日見てもまだ幹の二股部に変わらずいた。
朝夕は冷えるが昼にはだいぶ暖かさを感じられるようになってきた。
この調子でいけば無事冬を乗り越えられそうだ。
一方でアカボシゴマダラは、現在特定外来種に指定される検討が進められている。
恐らく、指定されることは間違いないだろう。
2008年頃から狭山丘陵でもその姿が確認され当時は外来種として公園では幼虫を駆除していたが、その後当初ほどの勢いが無くなり駆除する事もなくなった。
今後特定外来に指定されれば、やはり駆除対象になるのだろうな。
クヌギの樹皮を見回ると、クヌギカメムシの卵が孵化していた。
母さんカメムシの残してくれた栄養たっぷりのゼリーに皆顔を埋めている。
若葉が出るまでもう少し。
それまでゼリーが持つかどうか?
でも頑張らないとね!
2017年2月27日 東京都
チョウ目タテハチョウ科 アカボシゴマダラ
カメムシ目クヌギカメムシ科 クヌギカメムシ RICOH WG-4
ジョロウグモ 卵のう [クモ目]
4日間の禁酒と毎日の風呂、座薬投入によりようやく症状はおさまり、まだ違和感は残るものの今日は久しぶりにアルコール。
ここ数年は年に1、2回あるかという程度だが、今回はかなりひどい状態でさすがにヤバイと思ったが何とか無事 事無きを得た。
初冬に樹皮で多く見られたジョロウグモの卵のうだが、今の時期すっかり見られなくなった。
シジュウカラやコゲラなどの鳥たちの餌食になっているものが多いと思われる。
サクラの幹に産み付けられた3個の卵のうは今でも無事だ。
寒さや鳥の捕食などを乗り越えた卵たち、今年も夏には立派な親となって大きな巣を張りこの林で自らが生きるとともに自然界においての役割を果たすのだろうが、私が雑木林を歩くのにはとても厄介な存在だ。
2017年2月22日 東京都
クモ目ジョロウグモ科 ジョロウグモ CANON EOS50D SIGMA 17-70mmDC MACRO HCM /430EXⅡ
ヒロバフユエダシャク [チョウ目]
甘い香りが漂い春を感じさせてくれる。
いつものトイレを見に行くと、壁に大きめの蛾がいた。
今年初見、13番目の確認種「ヒロバフユエダシャク」のオスだった。
一括りにフユシャクというが冬の間で種毎に発生時期が異なる。
残るはシロトゲエダシャク、トギレフユエダシャク、フチグロフユエダシャクあたり。
久しぶりにmtana2さんにfieldで偶然お会いしたところ、すでにフチグロを確認したとのことだった。
これはうかうかしていられないなぁ!
2017年2月22日 東京都
ユキノシタ目マンサク科 シナマンサク
チョウ目シャクガ科 ヒロバフユエダシャク
EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX
春の使者 アカガエル産卵する [両生類]
そろそろアカガエルの卵塊が見られるのではと思っていたが、昨日職場の同僚がヤマアカガエルの卵塊と生体を確認した。
早速今日、my fieldの湿地を見て回った。
丘陵の北西側に面した小さな谷戸の池には氷が張っていたが、氷の脇に「ヤマアカガエル」の卵塊があった。
一昨日から昨日にかけて産んだと思われる新鮮な卵塊だった。
さらに隣の谷戸の湿地では、「ニホンアカガエル」の卵塊が1個見つかった。
ここは昨年の台風で湧水の水みちが埋まり湿地に水が流れなくなっていたが、地下から湧いてきた水がたまっていた場所に産んでいた。例年最も卵塊数が多い場所だけに今の状況は残念だ。
一つ一つの寒天質がこれだけくっきりしているのでニホンアカでよいだろう。
今日見まわった湿地や池でニホンアカはこの1卵塊だけだった。
今日最もたくさんの数が見られたのは、昨年2月6日に初確認した丘陵西の小さな池。
ここは北風を遮るものが無く遅くまで氷が張るとても寒い場所だが、何故か早い時期に卵塊が見られる。
同僚が見つけたのはこの場所で、恐らく昨日昼までには産んでいたと思われる。
これだけの数の卵塊を産むにはかなりの数のヤマアカガエルの母さんたちとオスが集まりさぞかし賑やかな宴が繰り広げられたのだろう。
アカガエルたちの宴はまだ始まったばかり、さあこれからが本番だ!
2017年2月22日 東京都
無尾目アカガエル科 ヤマアカガエル、ニホンアカガエル
CANON EOS50D SIGMA 17-70mmDC MACRO HCM 、EOS70D EF100mm F2.8L IS USM
ウスタビガに寄生したものは? [自然]
今の時期はすでに羽化してもぬけの空だが、持つとずっしりと重い。
何かいるな?
職場に持ち帰って繭を開いて見たら小さな蛆虫が転げ出て、さらに数匹が見えた。
皆、恐らく食い尽くしたであろう蛹と繭の間に留まっているようだ。
転げ出た1匹を見ると はて、これはハエかハチか?
知識が無く幼虫では判断が付かないので、開いた繭を閉じて何が出てくるか経過観察をすることに。
開いてしまった事が羽化に影響するかちょっと心配だが、まぁ待つとしよう。
*昆虫写真家 新開孝さんから「ヒメバチの一種ではないか。以前エゾマツフシオナガヒメバチが寄生していたことがありますが、10匹前後が共同繭を作っていた」とのコメントをいただいた。
以前に繭の一部を食い破ったまま死んでしまったハチは大きくて一つの繭に1頭だった。
2017年2月18日、2013年4月12日 東京都
RICOH WG-4、EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX
フキノトウ 顔を出す [植物]
フユシャクモドキことハイイロフユハマキ [チョウ目]
今日は予報に反して暖かく、午後からは歩いていると汗ばむ陽気だった。
草地では、モンキチョウが飛び回っていた。
枯葉の上にとまったところに忍び足で近づき何とか撮れた。
まだ寒いこの時期現れるから毛深いのだろうか?
サクラの幹で「ハイイロフユハマキ」を見つけた。
近づいたらどうやら2頭いたようで、1頭に飛ばれてしまった。
以前はフユシャクモドキと呼ばれていたが、改名されたこちらの名の方がいい!
冬の終わりに現れフユシャクと間違われるが、フユシャクはシャクガ科なのに対してこのガはハマキガ科。
メスにも翅がありフユシャクではない。
モンキチョウやハイイロフユハマキの出現は、冬の終わり、アカガエルの産卵と同じく春の訪れを告げている。
生きものから季節を窺い知ることは、本来人が持っている感覚としても重要だと思う。
そういった環境が周りに無くなってきていることは、残念であり危惧すべきことではないだろうか・・・。
2017年2月19日 東京都
チョウ目シロチョウ科 モンキチョウ、ハマキガ科 ハイイロフユハマキ RICOH WG-4
春を告げるアカガエルの産卵が待ち遠しい! [季節]
その少し前に、春を告げるカエルたちが最も集まる湿地を見て歩いた。
昨年の台風で湿地横の法面が崩壊し木々が湿地に倒れ込み、上流からたくさんの土砂が流出して5つある湿地のほとんどが埋まってしまっていた。
崩壊した法面の整備や倒れた木々の処理は終わったものの、土に埋った湿地はそのまま。
さらに湿地に水が流れこむ上流部が土砂で埋まり、水の供給は止まったまま。
ここには今まで、アカガエルたちやアズマヒキガエルが産卵に訪れていたがこの春は望めそうもない。
それでも下2つの湿地にはおそらく地下からと思われるが水が流れ込んでいる。
産卵場所がわずかとなったこの場所に、アカガエルたちがどれだけ集まって産卵してくれるのだろうか。
来年のこの時期には、今までの水面を何とか確保してあげたい。
2017年2月15日 東京都 CANON EOS50D SIGMA 17-70mmDC MACRO HCM