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ウスバカミキリとアギトアリ [コウチュウ目]

昨日、fieldにある人気のアスレチックを歩いていた。
さすがにこのところの暑さで土日でも利用者が少ない。
この日も訪れていたのは数家族だけ。

そんな足元に大きなカミキリムシがいた。
おおっ!
先日、間違えたご本家「ウスバカミキリ」だった。
確かに一見よく似ているが、前胸背、首のところのしわしわが無い。
ウスバカミキリ0806-1.JPG



















よく見ると片方の触角が無く前脚の符節も無くなっていて、カラスに襲われたのかもしれない。
触角の半分くらいを口で咥えているように見える。
ウスバカミキリ0806-2.JPG



















一枚目の写真にも写っているが、大きなアリが1匹このカミキリに執拗にたかっていた。
近くにある遊具の根元に巣がある「アギトアリ」だ。
南方系の大きな顎を持つアリで、この近くの場所で十数年前に確認されその後生息域を拡大している。
このままでは人に踏まれる可能性があるので、アギトアリには悪いが近くのコナラの根元にカミキリを移動させた。
かなり弱っているので生き延びることが出来るかわからないが・・・。
アギトアリ0806.JPG



















2023年8月6日 東京都 カミキリムシ目 ウスバカミキリ、ハチ目アリ科 アギトアリ

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カミキリムシ2種 [コウチュウ目]

7月の初め、職場の玄関にいた「ウスバカミキリ」「ミヤマカミキリ」。
大型のカミキリはなかなか見られないが、毎年コンスタントに見ることが出来る。
以前、ウマノオバチの寄種はシロスジカミキリと考えられていたが、近年の研究でこのウスバカミキリ ミヤマカミキリであることが発表された。
毎年ウスバ?ミヤマ?と惑うのは僕だけだろうか?
※念のために図鑑で確認したのにやはり書き間違えていてご指摘いただき訂正しました。
ウスバカミキリ0708.JPG



















field周辺では今年は多く見られると言われている「アカアシオオアオカミキリ」。
確かに昼間もちょくちょく見掛ける。
ナラ枯れと関連があるのではとも言われているが、本当のところはどうなのだろう?

アカアシオオアオカミキリ0730.JPG



















2023年7月8,30日 東京都 コウチュウ目カミキリムシ科 ウスバカミキリミヤマカミキリ、アカアシオオアオカミキリ


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エゴノキの実が実ったら・・・ [コウチュウ目]

先月半ばくらいからエゴノキの実が大きく膨らんできた。
そろそろかとあちこちの実を探していたら、いたいた「エゴヒゲナガゾウムシ」たち。
以前はウシヅラヒゲナガゾウムシと呼ばれていたが、その名の方が良かったと思う。
メスが産卵する穴を穿っているのを後ろで見守るオス。
カクカクとする動きがロボットのようで面白い!
エゴヒゲナガゾウムシ0719.JPG



















数日後別の場所で見つけたメス。
実に穴が開いているので既に卵を産んだのだろうか?
それとも別のメスのものか?
エゴヒゲナガゾウムシ0730.JPG



















2023年7月19,29日 東京都 コウチュウ目ヒゲナガゾウムシ科 エゴヒゲナガゾウムシ

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ウバ2種、いつか撮りかったツーショット! [コウチュウ目]

梅雨が明けて連日猛暑日が続き、仕事では汗びっしょりで午前と午後で着替えをしなければならない。
以前はこれだけ暑ければもくもくと入道雲が湧き出て一時雷と共に雨が降ったものだが、一向に降らずに植物たちは厳しい状況になっている。天気予報を見ても当分雨は期待できそうにない。

先日、アカマツの幹で「ウバタマムシ」を見つけた。
ウバタマムシは東京都のレッドデータではこの地域で準絶滅危惧に指定されているが時折見かける。
この日も既に1個体見つけた後だった。
ウバタマムシ0719.JPG



















他にもいないか幹の裏側を見て見ると、おおっ!いた!!
そこにいたのは久しぶりに見るコメツキムシの仲間でも最大級の大きさの「ウバタマコメツキ」だった。
fieldではなかなか見られない種で、調べると最後に見たのは2014年で9年が経っていた。
ウバタマコメツキ0719-1.JPG



















ウバタマコメツキもウバタマムシと同じくマツをHOSTとする虫で、マツが無ければ姿を消してしまう。
東京都のレッドデータではウバタマムシよりさらに高い絶滅危惧Ⅱ類とされている。
ウバタマコメツキ0719.JPG



















いつかは撮りたいと思っていたこの2種のツーショット。
裏にいたウバタマムシをウバタマコメツキの近くにとまらせたやらせだが、同じ木にいたのは事実でこの日撮れたことがても嬉しい!
ウバ2種0719.JPG



















2023年7月19日 東京都 コウチュウ目タマムシ科 ウバタマムシ、コメツキムシ科 ウバタマコメツキ

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たぶんニセではないご本家ノコギリカミキリ [コウチュウ目]

7月に入り目立つカミキリムシの姿が見られるようになってきた。
小雨の木の根元にいた真っ黒太くガタイのいい「ノコギリカミキリ」。
ノコギリカミキリ0702-1.JPG



















触角がノコギリのようなのでこの名があるのだろう。
触角が太くて立派なのでオス。
ノコギリカミキリ0702-2.JPG



















そっくりさんにニセノコギリカミキリというのがいて非常にややこしい!
ニセは前胸背に点刻が多く光沢が弱い、後ろ脚脛節上縁に溝がない、メスの触角は11節(ノコは12節)など識別点があるようだが見慣れていないとよくわからないだろう。
ニセはまだ見たことが無く、この個体はノコギリカミキリでいいと思うのだが。

明日から出掛けるため、少しの間blogはお休みします。
ノコギリカミキリ0702-3.JPG



















2023年7月2日 東京都 コウチュウ目カミキリムシ科 ノコギリカミキリ

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ノブドウにカシルリオトシブミ [コウチュウ目]

職場の駐車場脇の林縁を何気に物色していると、ノブドウのあちこちの葉上の黒い粒が目に入った。
ん~、何かいるなぁと老眼鏡を取り出すも小さすぎてよく見えない。
ただ、見覚えある食痕だった。

コンデジを取りに行って戻って撮って見た。
カシルリオトシブミ0626-1.JPG



















うんうん、これは久しぶりに見る「カシルリオトシブミ」。
大きさは4㎜ほどで葉を薄く削った食痕が特徴。

写真では光の具合で背中が黒く写っているが本来は奇麗な瑠璃色だ
イタドリ、フジ、ケヤキ、コナラなど色々な植物で見られるようで、名の通り揺籃を作るそうだがまだ見たことが無い。ここで継続観察すれば見られるかもしれないので楽しみだ!
カシルリオトシブミ0626-2.JPG



















2023年6月26日 東京都 コウチュウ目オトシブミ科 カシルリオトシブミ

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誰もが知ってる? ゴマダラカミキリ [コウチュウ目]

先日、谷戸のタチヤナギにノコギリクワガタやゴマダラカミキリがいないかなぁと見ているとドンピシャ、「ゴマダラカミキリ」がいた。
カミキリムシの中では普通種だが、黒地に白いドット、存在感のある大きさでとても印象的なカミキリムシだ。
幼稚園の頃に住んでいた場所でも時々出会えて、幼心に歓喜したのを今でも思い出す。
恐らく初めて出会ったカミキリムシがこのゴマダラカミキリだったと思う。
ちょっと人には言えない苦い思い出もあるのだが・・・
ゴマダラカミキリ0625-1.JPG



















fieldではヤナギやプラタナスなどで見かけるが、クワやイチジク、リンゴ、ナシ、バラなど多くの樹木を食害することから農家の方からは厄介者の害虫としても知られている。
ゴマダラカミキリ0625-2.JPG



















近年、中国原産のツヤハダゴマダラカミキリという種の被害が国内で確認されている。
ひょっとしてとよく見たが、在来のゴマダラだった。
とてもよく似ているので、今後ゴマダラカミキリに出会った時には念のためにチェックが必要だろう。
ゴマダラカミキリ0625-3.JPG



















2023年6月25日 東京都 コウチュウ目カミキリムシ科 ゴマダラカミキリ

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ラミー、ヨツスジ [コウチュウ目]

カラムシは結構あちこちに見られる。
アカタテハの幼虫の巣が無いか見ていると、茎を齧っていた「ラミーカミキリ」がいた。
大きさからメスだろう。

ここで見たのは何年ぶりだろうか?
毎年見られう訳ではないので、どこからやって来るのか不思議だ。
ラミーカミキリ0616.JPG



















今が盛りのムラサキシキブの花に「ヨツボシハナカミキリ」が来ていた。
甘い花の香りに惹かれるのだろうか?
ヨツスジハナカミキリ0616.JPG



















2023年6月16日 コウチュウ目カミキリムシ科 ラミーカミキリ、ヨツボシハナカミキリ

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今年初見のカブクワたち [コウチュウ目]

先日、仕事でトイレを見に行ったら「カブトムシ」の立派なオスがひっくり返っていた。
死んでいるのかと触ると動いたので、近くのクヌギにとまらせた。
夜に灯りに来たのだろうが、ひっくり返ってどれくらいの間起き上がれないでいたのだろうか?
カブトムシ0610.JPG



















この日、別のトイレの入り口で「ノコギリクワガタ」のオスを見つけた。
子供の頃水牛と呼んでいた立派な大顎のある個体だが、片方が無い。
右側の顎も自ら自由に動かせないようで、どうしてこんな状態になったのか?
ここでは踏まれるので近くのコナラに移動させた。
ノコギリクワガタ0610.JPG



















そして今日、最初のカブトムシがいたトイレの横で職場の同僚が地面にコクワガタのメスがいると教えてくれた。
見ると赤く艶やかな「ノコギリクワガタ」のメスだった。
雨で水を纏っているのもあるが、それはそれは美しかった!

一昨日、玄関に「コクワガタ」のメスがいた。
折角なので家にお招きして、残り最後のゼリーを召し上がっていただいた。
すると、今日帰ってもまだゼリーに顔を突っ込んでいた。
一体どれだけ~ お腹が空いていたのだろう。
写真を撮ったら、近くの神社に放してこよう(^^♪
このコクワのメスは次回に。
ノコギリクワガタ0615.JPG



















2023年6月10,15日 東京都、埼玉県 コウチュウ目コガネムシ科 カブトムシ、クワガタムシ科 ノコギリクワガタ

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赤 黄 青のカミキリムシ+モドキ [コウチュウ目]

関東地方も今日いよいよ梅雨入りしたようだ。
午前中青空が出ていたので久しぶりにfieldに行くと、クリの花が咲いて独特な香りが漂っていた。
花を見ていると高所の赤が目にとまった。
毎年、クリの花の常連の赤い「ベニカミキリ」。
幼虫は竹の内部を食べて育つので近くの竹林で発生したのだろう。
ベニカミキリ0608.JPG



















目の高さの花にはこちらも常連の黄色い「キイロトラカミキリ」がいた。
黄色地に黒の模様が美しい!
交尾をしたものなど5頭ほどが同じ枝にいて動き回っていたが、中でもこの個体は食べるのに夢中で比較的撮りやすかった。
キイロトラカミキリ0608.JPG



















クリの隣にあるオニグルミの葉裏を見ていると青いのがいた。
自然界の青は緑を指すことが多い。
一見カミキリムシのようだがそっくりさんで、カミキリモドキ科に属する「アオカミキリモドキ」。
この仲間は危険を感じると後ろ脚の関節から毒を出し、触れると痛みを伴う水膨れになるので注意が必要。
これに似た種にカトウカミキリモドキがいるが、身体が大きく脚全体がオレンジ色でアオカミキリモドキは脚の脛節から先が黒いので区別できる。
中学生の頃、この仲間のツマグロカミキリモドキを肘の内側に置いて思いっきり腕を曲げて水ぶくれが出来なければ勝ちというゲームが流行ったのが思い出される。今ではとてもやる勇気はない。
アオカミキリモドキ0608.JPG





























2023年6月8日 東京都 コウチュウ目カミキリムシ科 ベニカミキリ、キイロトラカミキリ、カミキリモドキ科 アオカミキリモドキ

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