クズの葉が葉脈だけに クズクビボソハムシ [コウチュウ目]
今日久しぶりに調布市、府中市、小金井市にまたがる野川公園をぶらり散策。
林縁のクズが食い荒らされていた。
中には葉脈だけになっている葉もあった。
この辺りでクズを食べるのは葉の縁に食痕を残すコフキゾウムシくらいしか思い当たらない。
先月、このように葛の葉を穴ぼこだらけにした初めて見るハムシを都内で確認していた。
林縁のクズが食い荒らされていた。
中には葉脈だけになっている葉もあった。
この辺りでクズを食べるのは葉の縁に食痕を残すコフキゾウムシくらいしか思い当たらない。
先月、このように葛の葉を穴ぼこだらけにした初めて見るハムシを都内で確認していた。
恐らくしわざの主はそれだろうと探して見るといた!
オレンジ色の見た目は一見ウリハムシとうりだが、ウリハムシはウリ科が食草でクズにはつかない。
よく見ると形や翅の条や点刻がはっきりしている点が異なる。
という事でこれはウリハムシではなく中国原産と言われている外来種の「クズクビボソハムシ」。
2016年に東京都区内で初確認されたようだ。
繁殖力が強く生息域を拡大しているようだ。
クズにたくさんの食痕とオレンジ色のハムシを見つけたらこのハムシだ。
2024年9月5日 東京都(丘陵外) コウチュウ目ハムシ科 クズクビボソハムシ
オレンジ色の見た目は一見ウリハムシとうりだが、ウリハムシはウリ科が食草でクズにはつかない。
よく見ると形や翅の条や点刻がはっきりしている点が異なる。
という事でこれはウリハムシではなく中国原産と言われている外来種の「クズクビボソハムシ」。
2016年に東京都区内で初確認されたようだ。
繁殖力が強く生息域を拡大しているようだ。
クズにたくさんの食痕とオレンジ色のハムシを見つけたらこのハムシだ。
2024年9月5日 東京都(丘陵外) コウチュウ目ハムシ科 クズクビボソハムシ
2024-09-05 19:04
nice!(1)
ちっちゃいオトシブミ カシルリオトシブミ [コウチュウ目]
初夏の花が終わりいよいよ夏の花が咲き始めた。
オカトラノオやリョウブは開花し、ヤマユリも間もなくだ。
この「ヒヨドリジョウゴ」も今年初めて花を見た。
ヒヨドリジョウゴはナス科で他の植物に絡んで茎をのばす。花冠が反り返りとても印象的な花だ。
ヒヨドリが好みを好んで実を食べる事から名付けられたとも言われているが本当だろうか?
冬の遅くまで誰にも食べられずに小さくなった実が残っているのを見るのだが・・・
道端のヤブタバコの仲間の葉がボロボロになってその犯人があちこちにいた。
今の時期、よく見られる光景でその犯人は「カシルリオトシブミ」だ。
独特な体形に頭と胸の黄金色と前翅の瑠璃色が名の通り美しい。
オカトラノオやリョウブは開花し、ヤマユリも間もなくだ。
この「ヒヨドリジョウゴ」も今年初めて花を見た。
ヒヨドリジョウゴはナス科で他の植物に絡んで茎をのばす。花冠が反り返りとても印象的な花だ。
ヒヨドリが好みを好んで実を食べる事から名付けられたとも言われているが本当だろうか?
冬の遅くまで誰にも食べられずに小さくなった実が残っているのを見るのだが・・・
道端のヤブタバコの仲間の葉がボロボロになってその犯人があちこちにいた。
今の時期、よく見られる光景でその犯人は「カシルリオトシブミ」だ。
独特な体形に頭と胸の黄金色と前翅の瑠璃色が名の通り美しい。
ただ大きさは4㎜弱と小さいのでなかなか形や色の美しさを知る人はいないだろう。
オトシブミと名が付くからには揺籃(卵を包んだゆりかご)を作るのだろうが残念ながらまだ見たことが無い。
今年は見てみたいなぁ!
オトシブミと名が付くからには揺籃(卵を包んだゆりかご)を作るのだろうが残念ながらまだ見たことが無い。
今年は見てみたいなぁ!
2024-06-29 20:42
nice!(0)
ススキの葉上にクロトゲハムシ [コウチュウ目]
ススキの葉上に変な虫がいると教えていただいた。
見ると以前から探していて見つけられないでいた大きさは4㎜ほど「クロトゲハムシ」だった。
こんなに小さいのかというのが第1印象で、老眼の目ではそれはそれはよくよく見なければ見つからないと思うのであった。
体中に棘を生やした不思議な形態のハムシの仲間で、外敵に捕食されないように進化したのだろうか?
この仲間は以前○○○○トゲトゲという名が付けられていたが、現在はそれぞれ改名されている。
この種は以前カヤトゲトゲという名だった。
同じススキを食草とするクロルリトゲハムシ(クロルリトゲトゲ)もいるが棘がもっと長いようだ。
コンデジでしか撮れなかったので、ぜひ一眼で撮り直したい種だ。
2024年5月26日 東京都 コウチュウ目ハムシ科 クロトゲハムシ
見ると以前から探していて見つけられないでいた大きさは4㎜ほど「クロトゲハムシ」だった。
こんなに小さいのかというのが第1印象で、老眼の目ではそれはそれはよくよく見なければ見つからないと思うのであった。
体中に棘を生やした不思議な形態のハムシの仲間で、外敵に捕食されないように進化したのだろうか?
この仲間は以前○○○○トゲトゲという名が付けられていたが、現在はそれぞれ改名されている。
この種は以前カヤトゲトゲという名だった。
同じススキを食草とするクロルリトゲハムシ(クロルリトゲトゲ)もいるが棘がもっと長いようだ。
コンデジでしか撮れなかったので、ぜひ一眼で撮り直したい種だ。
2024年5月26日 東京都 コウチュウ目ハムシ科 クロトゲハムシ
2024-06-27 19:19
nice!(0)
おおっ! ヒラタクワガタのメス [コウチュウ目]
fieldを歩いていると、甘いような鼻にツンとくる香りが漂ってきた。
これは樹液の匂いと探すとすぐ脇にナラ枯れでまだ生き残ったコナラの根元からだった。
見るとクワガタのメス、よく見るものより丸みのある前胸背が大きく体もがっしりとしている。
コクワより大きくノコにしては赤みが無い。
これはあれしかないだろうと掴んでみた。
前脚の湾曲からやはり「ヒラタクワガタ」のメスだった。
ここでヒラタを見たのは初めてだろうと思ったが、念のため過去撮った写真の履歴を見ると2018年に1度オスを確認していた。丘陵でこの種と出会うのはそうそうない。
写真を撮って元の樹液の出ているところに放した。
そそくさ逃げるでもなくのっしのっしとゆっくり歩いて樹液の出る場所へ。
堂々たるその姿はさすがだった!
2024年6月13日 東京都 コウチュウ目クワガタムシ科 ヒラタクワガタ
これは樹液の匂いと探すとすぐ脇にナラ枯れでまだ生き残ったコナラの根元からだった。
見るとクワガタのメス、よく見るものより丸みのある前胸背が大きく体もがっしりとしている。
コクワより大きくノコにしては赤みが無い。
これはあれしかないだろうと掴んでみた。
前脚の湾曲からやはり「ヒラタクワガタ」のメスだった。
ここでヒラタを見たのは初めてだろうと思ったが、念のため過去撮った写真の履歴を見ると2018年に1度オスを確認していた。丘陵でこの種と出会うのはそうそうない。
写真を撮って元の樹液の出ているところに放した。
そそくさ逃げるでもなくのっしのっしとゆっくり歩いて樹液の出る場所へ。
堂々たるその姿はさすがだった!
2024年6月13日 東京都 コウチュウ目クワガタムシ科 ヒラタクワガタ
2024-06-26 20:37
nice!(1)
廊下の灯り 居残りカブトムシ [コウチュウ目]
10日ほど前、出勤で玄関を開けると目の前に「カブトムシ」のメスがひっくり返ってもがいていた。
おおっ!今年初めてのカブトムシだった!
廊下の灯りに来てそのまま朝を迎えたのだろうが、何故ひっくり返っていたのか不思議。
突っついて起こしてみた。
口のブラシを出し入れして何だかお腹が空いていそうだった。
この日二度寝をしてしまい時間ギリギリでどうしようかと思ったが踏まれても困るので、うちにお越しいただきケースに入れてゼリーを与えて出掛けた。仕事には何とか間に合ってよかった。
毎年夏になると廊下の灯りにカブクワをはじめ色々な甲虫がやって来る。
このカブトのメスが今年の第1号だ。
一昨日はアオドウガネがいたが常連なのでスルーした。
さて、今年はどんな虫が来てくれるだろうか?
2024年6月14日 埼玉県 コウチュウ目コガネムシ科 カブトムシ
おおっ!今年初めてのカブトムシだった!
廊下の灯りに来てそのまま朝を迎えたのだろうが、何故ひっくり返っていたのか不思議。
突っついて起こしてみた。
口のブラシを出し入れして何だかお腹が空いていそうだった。
この日二度寝をしてしまい時間ギリギリでどうしようかと思ったが踏まれても困るので、うちにお越しいただきケースに入れてゼリーを与えて出掛けた。仕事には何とか間に合ってよかった。
毎年夏になると廊下の灯りにカブクワをはじめ色々な甲虫がやって来る。
このカブトのメスが今年の第1号だ。
一昨日はアオドウガネがいたが常連なのでスルーした。
さて、今年はどんな虫が来てくれるだろうか?
2024年6月14日 埼玉県 コウチュウ目コガネムシ科 カブトムシ
2024-06-23 18:49
nice!(0)
美しき イモサルハムシ [コウチュウ目]
田植えの終わった田んぼをちらっと見ると、水面に幾重にも輪が出来ていた。
何かいるなぁと輪の中心を探してみると奇麗なblueに輝く虫が脚をばたつかせていたのだった。
一見ハムシのようだが何だろう?
そのうちオスがメスをマウントしたアメンボが寄ってきた。
が、これは固すぎて無理と思ったのだろうか?
すぐにこの場を離れていった。
この状況をかわいそうと思う一方、こんなに奇麗なハムシはいったい誰?という好奇心で近くにあった枯れた草の茎をちぎって助け舟を出した。
何とか茎につかまったので引き上げて畔の葉っぱにとまらせた。
その形からサルハムシの仲間と思ったがその場では確定できずに、帰ってハムハン他いくつかの図鑑で調べてたどり着いたのが恐らく「イモサルハムシ」だろう。
見た目の美しさとは想像できないイモ、サルという名前はどうなのだろう?
引き上げられて葉の上でまったりしていると、小さなアリがお尻にかみついた。
ホッと一息したいところでなかなか落ち着けないのは人だけではないようだ。
2024年6月10日 埼玉県中央部(丘陵外) コウチュウ目ハムシ科 イモサルハムシ
何かいるなぁと輪の中心を探してみると奇麗なblueに輝く虫が脚をばたつかせていたのだった。
一見ハムシのようだが何だろう?
そのうちオスがメスをマウントしたアメンボが寄ってきた。
が、これは固すぎて無理と思ったのだろうか?
すぐにこの場を離れていった。
この状況をかわいそうと思う一方、こんなに奇麗なハムシはいったい誰?という好奇心で近くにあった枯れた草の茎をちぎって助け舟を出した。
何とか茎につかまったので引き上げて畔の葉っぱにとまらせた。
その形からサルハムシの仲間と思ったがその場では確定できずに、帰ってハムハン他いくつかの図鑑で調べてたどり着いたのが恐らく「イモサルハムシ」だろう。
見た目の美しさとは想像できないイモ、サルという名前はどうなのだろう?
引き上げられて葉の上でまったりしていると、小さなアリがお尻にかみついた。
ホッと一息したいところでなかなか落ち着けないのは人だけではないようだ。
2024年6月10日 埼玉県中央部(丘陵外) コウチュウ目ハムシ科 イモサルハムシ
2024-06-10 21:49
nice!(0)
トラカミキリの仲間 [コウチュウ目]
このところちょくちょくトラカミキリの仲間が見られるようになってきた。
先日ナラ枯れのコナラの樹液に来ていた前胸背が赤いトラ。
そっくりさんにブドウトラカミキリがいるが体形から、「ムネアカトラカミキリ」だろう。
埼玉県の東秩父村で調査の休憩時に、ふと車を見るととまっていた黄色いの。
こちらはスリムでシャープな印象。
黄色い体に褐色の模様がなかなか奇麗だ。
狭山丘陵のfieldでも見られる「キイロトラカミキリ」。
先日ナラ枯れのコナラの樹液に来ていた前胸背が赤いトラ。
そっくりさんにブドウトラカミキリがいるが体形から、「ムネアカトラカミキリ」だろう。
埼玉県の東秩父村で調査の休憩時に、ふと車を見るととまっていた黄色いの。
こちらはスリムでシャープな印象。
黄色い体に褐色の模様がなかなか奇麗だ。
狭山丘陵のfieldでも見られる「キイロトラカミキリ」。
この個体は模様の色が褐色だが黒い模様のものが多いような気がする。
花や積んである材などでよく見られるが動きが早くてトラカミキリの仲間は撮るのに往生する。
次はどんな種が見られるか楽しみだ!
2024年5月18日東京都、22日埼玉県(丘陵外) コウチュウ目カミキリムシ科 ムネアカトラカミキリ、キイロトラカミキリ
花や積んである材などでよく見られるが動きが早くてトラカミキリの仲間は撮るのに往生する。
次はどんな種が見られるか楽しみだ!
2024年5月18日東京都、22日埼玉県(丘陵外) コウチュウ目カミキリムシ科 ムネアカトラカミキリ、キイロトラカミキリ
2024-05-25 20:22
nice!(0)
美しい! オオアオゾウムシ [コウチュウ目]
今日は埼玉県中部の荒川河川敷。
停めた車をふと見ると奇麗な虫がとまっていた。
ゾウムシのようだが今まで見たことが無い。
手に乗せて草の上に置くとすぐに潜ってしまった。
何度か突いているとようやく顔を出してくれた。
大きさは15mmほど、体は黄色い粉が吹いたようで脚は青い。
調べると「オオアオゾウムシ」というらしい。
図鑑にはヤナギやタデ、ミズナラ、クルミなどを食べるとある。
狭山丘陵のfieldではお目にかかったことが無い。
この黄色いのはやはり粉で時間が経つと落ちてしまうらしい。
という事は、この個体はまだ羽化してそう経っていない個体なのだろう。
ここではこの他にも飛んでいる個体がいくつか見られた。
風に乗って柳絮が飛んでおり、近くにヤナギがたくさんあるようだった。
2024年5月17日 埼玉県中部(丘陵外) コウチュウ目ゾウムシ科 オオアオゾウムシ
停めた車をふと見ると奇麗な虫がとまっていた。
ゾウムシのようだが今まで見たことが無い。
手に乗せて草の上に置くとすぐに潜ってしまった。
何度か突いているとようやく顔を出してくれた。
大きさは15mmほど、体は黄色い粉が吹いたようで脚は青い。
調べると「オオアオゾウムシ」というらしい。
図鑑にはヤナギやタデ、ミズナラ、クルミなどを食べるとある。
狭山丘陵のfieldではお目にかかったことが無い。
この黄色いのはやはり粉で時間が経つと落ちてしまうらしい。
という事は、この個体はまだ羽化してそう経っていない個体なのだろう。
ここではこの他にも飛んでいる個体がいくつか見られた。
風に乗って柳絮が飛んでおり、近くにヤナギがたくさんあるようだった。
2024年5月17日 埼玉県中部(丘陵外) コウチュウ目ゾウムシ科 オオアオゾウムシ
2024-05-17 20:05
nice!(1)
恐るべし! クルミハムシ母さんのお腹 [コウチュウ目]
今日、オニグルミに何かいないかなぁと葉を念入りに見ていた。
少し遠めから白い丸いものが目に付いた。
何?
陸生貝の仲間かと近くでよく見ると、何とハムシ。
オニグルミに付くハムシと言えば「クルミハムシ」 だろうか?
角度を変えてみると、確かに前胸背がオレンジ色で間違いなくクルミハムシ。
白いのは卵でパンパンに膨れたお腹だった。
いやぁ、これは凄いなぁ!
通常の腹部は鞘翅に隠れているのだが、翅の何倍にも膨れ上がっている。
僕は身籠ったことが無いのでわからないが、このハムシはいったいどんな思いなのだろう?
少し遠めから白い丸いものが目に付いた。
何?
陸生貝の仲間かと近くでよく見ると、何とハムシ。
オニグルミに付くハムシと言えば「クルミハムシ」 だろうか?
角度を変えてみると、確かに前胸背がオレンジ色で間違いなくクルミハムシ。
白いのは卵でパンパンに膨れたお腹だった。
いやぁ、これは凄いなぁ!
通常の腹部は鞘翅に隠れているのだが、翅の何倍にも膨れ上がっている。
僕は身籠ったことが無いのでわからないが、このハムシはいったいどんな思いなのだろう?
見た目通りパンパンに膨らんだお腹が苦しいのか、それとも何のことも無いのか。
あまりもの膨らみにこちらが気になってしょうがない!
大丈夫・・・?
2024年5月8日 東京都 コウチュウ目ハムシ科 クルミハムシ
あまりもの膨らみにこちらが気になってしょうがない!
大丈夫・・・?
2024年5月8日 東京都 コウチュウ目ハムシ科 クルミハムシ
2024-05-08 21:05
nice!(0)