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オオタカはそろそろ春の訪れか? [鳥類]

好天の青空にタカが舞っていた。
季節柄、ハイタカかもと思ったら「オオタカ」だった。
体の大きさや胸の広さからメスだろう。
オオタカ0129-1.JPG



















上空を数回旋回して遠くのクヌギの枝に止まり、その後飛び去って姿を消した。
オオタカ0129-2.JPG



















数時間後、近くで再び上空で1羽のカラスに絡まれていた。
白い脇羽が目立つことから同じ個体と思われた。
この後旋回上昇して遥か高空を西に向かって帆翔していった。

猛禽類もいよいよペアリングや早いものでは造巣の季節。
オオタカは今年も無事丘陵で巣立って欲しいものだ。
オオタカ0129-3.JPG



















2024年1月29日 東京都 タカ目タカ科 オオタカ、スズメ目カラス科 ハシブトガラス

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新刊「虫のからだ 1 はね」、「虫のからだ 2 くち」のご紹介 [本]

岩崎書店から出版された昆虫写真家 新開孝さんの新刊本、虫のからだシリーズのご紹介。
全5巻のうち、1巻 はねと2巻 くちが昨年11,12月に発売されました。
イラストは絵本作家の伊藤知紗さんが書かれています。

教科書に登場する昆虫やクモ、ダンゴムシなどのからだのしくみやくらしについて、美しく詳細な写真とわかりやすい文章で解説した子供向けの本ですが、あっ、そうなの?と意外と知られていないことも紹介されていて大人も楽しめます。
子供さんやお孫さんへのプレゼントにもいいですね!
虫のからだ  1 はね.JPG






















3巻 め、4巻 あし、5巻 しょっかくもこれから発売予定です。
虫のからだ  2 くち.JPG























2024年1月30日

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今シーズン11種目のフユシャクは シロフフユエダシャク [チョウ目]

この日の朝の冷え込みは厳しかった。
きっと出来ているだろうと見に行った。
以前よく見ていた場所は、ナラ枯れで大きな枝が落ちた事もあって植物体自体がほとんど姿を消していたのでこの場所に。
期待通り、霜柱が出来ていた。
カシワバハグマの霜柱0125-1.JPG





























あちらでもこちらでも「カシワバハグマ」の根元に白い氷の柱が見られた。
出来ては解けてを繰り返すと茎の裂け目がだんだん大きくなるにつれ氷の柱が小さくなりそのうち見られなってしまう。霜柱のできる理由はこちらに簡単に書いたので。
まだもう少し見られそう。
カシワバハグマの霜柱0125-3.JPG



















この日もピンク色が奇麗な「コウヤボウキ」の冠毛を見つけて何だかラッキー!
コウヤボウキ0125.JPG






















谷戸に入口のイヌシデのご神木には今シーズン11種目の「シロフフユエダシャク」のオスがいた。
冬が始まり様々なフユシャクが短い期間で次々と現れるがこの種を見ると、フユシャクの季節もいよいよ終盤に近づいてきた感じがした。さて今年はあと何種見られるだろうか?
シロフフユエダシャク0125.JPG




















2024年1月25日 東京都 キク目キク科 カシワバハグマ、キク目キク科 コウヤボウキ、チョウ目シャクガ科 シロフフユエダシャク

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ジョビコ クモを食う [鳥類]

職場近くの道を歩いていると、ジョビコ ジョウビタキのメスが道に降りてはガードレールや枝にとまる姿を目にした。
ジョウビタキ0125-1.JPG



















この冬は初冬にあちこちでジョウビタキが見られたが、それ以降なかなか目にしなかったので久しぶりだった。
相変わらず小さな嘴につぶらな瞳が可愛い!
ジョウビタキ0125-2a.JPG



















道の端の落ち葉だまりで何かを捕えてガードレールにとまった。
よく見ると小さな嘴に捕らえているのはクモのようだった。
それにしてもこんな小さなクモを見つけるとはさすがで凄い!と思った。
ジョウビタキ0125-3.JPG



















次の瞬間、クモの腹側に赤い模様が見えた。
ん~、体が黒くて腹部が丸く腹側に赤い模様のあるクモはやばいクモではと思ったが、さてどうだっただろうか?
わからない・・・
ジョウビタキ0125-4.JPG



















2024年1月25日 東京都 スズメ目ヒタキ科 ジョウビタキ

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今日の色々 [季節]

今日は予報で都心でも雪が降るかもとの事で心配したが、気温が高く結局雪は降らなかった。
午前中は冷たい雨。
見付けたのは立派な「ハラビロカマキリ」の卵鞘。
これはまさにハラビロカマキリらしいいい形だ!
ハラビロカマキリ卵鞘0121.JPG




















すぐ近くには「ウグイスカグラ」が咲いていた。
本来開花はもう少し先だが、12月頃からちらほらと咲き始める。
ウグイスカグラ0121.JPG




















ウワミズザクラだったかの枝にモズのはやにえになったカメムシ。
ツヤアオカメムシあたりだろうか?
モズのはやにえ0121.JPG




















枯れ木の幹には大きな「ハナビラニカワタケ」がはえていた。
この雨のお陰かもしれない。
ハナビラニカワタケ0121.JPG




















トイレの壁にいたフユシャクは恐らく「シロオビフユシャク」。
この時期見られるクロバネフユシャクとよく似ているが、翅の模様などからシロオビと。
かなり時間を要した。
ああっ、ややこしい!
シロオビフユシャク0121.JPG




















カマキリ目カマキリ科 ハラビロカマキリ、マツムシソウ目スイカズラ科 ウグイスカグラ、シロキクラゲ目シロキクラゲ科 ハナビラニカワタケ、チョウ目シャクガ科 シロオビフユシャク

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ウスモンフユシャク [チョウ目]

1月も早や中旬。
冬になると時を追って次々と種が現れる蛾の仲間のフユシャクもそろそろ中盤。
わざわざ寒い冬を活動の季節に選んだもっともな理由は、天敵が少ないからなのだろう。
それでもクモやサシガメ、鳥などに狙われる。
成虫となってもほとんど食べず、メスは体温を失う要因の大きな翅を退化させ全く無いか蝶ネクタイのような小さな翅で飛ぶことをその代償とした。代わり長い脚で素早く歩き卵を産むことに特化したようだ。

今日はトイレの壁で12-1月に現れる「ウスモンフユシャク」のオスを見つけた。
こうしてみると薄茶色の地味な蛾だが、毎年出会う数は少なく今年も見られたと嬉しい再会だった。
同時期に現れるウスバフユシャクとよく似ているが、ウスモンは前翅の黒斑がうっすら有るかもしくは無いのと外横線が外縁でくの字に曲がる事など他にもいくつかで見分けられる。
ウスモンフユシャク0120.JPG




















オニグルミの木の樹名板をひっくり返すと越冬していた「カメノコテントウ」。
オオテントウハラグロオオテントウと共に日本三大オオテントウのひとつでテントウムシの中では最大級の大きさだ。奥にいるのはよく目にするナミテントウで比較するとその大きさがよくわかる。
カメノコテントウ0120.JPG




















2024年1月20日 東京都 チョウ目シャクガ科 ウスバフユシャク、コウチュウ目テントウムシ科 カメノコテントウ

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続・丘陵北側の小さな谷戸で [季節]

雑木林を歩いていると2か所から樹液が流れている木があった。
エゴノキで昨年秋にアオマツムシが産卵した産卵痕からだった。
アオハダやコナラにも産卵痕はあったが、エゴノキだけが樹液を流しているので良く目立つ。
アオマツムシは明治時代に東京赤坂の榎坂で初めて確認されたと言われている中国からの外来種で、秋になると都心でも樹上から複数でリーリーリー♪と大きな声で鳴いている。
生息域を拡大していて、いまや現代の秋の風物詩だろう。
アオマツムシ産卵痕0118.jpg






















コナラの幹から伸びた枝先にはカメムシの仲間の「コミミズク」の幼虫が全部で3個体いた。
頭を下に向けて冬芽の根元にへばりついていると、この虫を見たことが無い人にはなかなか見付けられないだろう。
コミミズク幼虫0118.jpg






















近くにあった神社を探索。
参道の狛犬さんの足元にトックリバチの仲間の巣が造られていた。
土で作られた巣はお見事で、徳利の口は閉じられていたので中には卵と孵化した時の食料があるに違いない。
トックリバチ類の巣0118.jpg






















参道を出てふと見上げた枝にはやにえが。
ツヤアオカメムシだろうか?
見事に胸を刺されていた。
神社脇だけに、無事成仏できただろうか?
はやにえ0118.jpg



















2024年1月18日 埼玉県 バッタ目マツムシ科 アオマツムシ、カメムシ目ミミズク科 コミミズク、ハチ目スズメバチ科 トックリバチ sp.

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丘陵北側谷戸の小さな雑木林で [季節]

今年初めて丘陵北側の谷戸の小さな雑木林に行ってみた。
ここは冬季、林床の落ち葉かきが行われ実生なども刈られて林床がすっきりしている。
毎年冬に訪れフユシャクなどを探すが成果は乏しい。

今日は暖かかったせいか、コナラの樹皮で「ホソヘリカメムシ」が日光浴していた。
ホソヘリカメムシ0118.jpg






















ミズキの樹皮にはたくさんの「キアシドクガ」の卵塊があったけれどもどれも小さな穴が開いていて、一昨年以前のものばかりで昨年産み付けられたものは見つからなかった。
今年は初夏に樹冠を舞う姿はあまり見られないかもしれない。
キアシドクガ卵塊0118.jpg






















サクラの木の高さ約3mほどにフユシャクがいた。
たぶん「クロバネフユシャク」だろう。
もう少し下に降りてこないかぁと触って見るとさらに高い場所へ飛び去ってしまった。
クロバネフユシャク0118.jpg






















足元には「ヤブコウジ」のサクランボのような赤い実があった。
秋から冬に赤い実を付ける縁起物として、一両から万両とまで名のついた植物がある。

一両はアリドオシ、十両がこのヤブコウジ、百両はカラタチバナ、千両はセンリョウ、万両はマンリョウ。
個人的に丘陵で未確認はアリドオシだが、同じアカネ科のツルアリドオシは確認しているのでこれを代用するとすべてが見られることになる。
ヤブコウジ0118.jpg






















鳥が種を運んだのだろう。
まだ膝上くらいの高さのヒサカキの葉をひっくり返して見ると「クモヘリカメムシ」が越冬中だった。
一昨日に凄い強風が吹いたのでその時にここに飛ばされてきたのか、それとも元々ここにいたのだろうか?
クモヘリカメムシ0118.jpg






















2024年1月18日 カメムシ目ホソヘリカメムシ科 ホソヘリカメムシ、クモヘリカメムシ、チョウ目ドクガ科 キアシドクガ、サクラソウ目ツツジ科 ヤブコウジ

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コジュケイ 水を飲む [鳥類]

年中干上がらない小さな池を覗いてみると、まるまるとした2羽の「コジュケイ」が水を飲んでいた。
コジュケイ0113-1.JPG



















コジュケイは時折姿を見るが、水を飲んでいるのは初めて見た。
嘴で水をすくって上を向いて流し込んでいるようだった。
コジュケイ0113-2.JPG



















別の場所では、久しぶりの「ジョウビタキ」のオスがいた。
来週にはバードウォッチングがあるが、その時もすがたをみせてほすぃものだ。
ジョウビタキ0113.JPG



















林内では冠毛が濃いピンク色の「コウヤボウキ」があった。
コウヤボウキ0113.JPG




















地面で餌を捕っていた「ツグミ」の群れが一斉にこちらに気付いて飛びあがった。
この写真より下の枝にも多数がいた。
みな好き勝手な方角を向いているのがなんともツグミらしい!
ツグミ0113.JPG



















2024年1月13日 東京都 キジ目キジ科 コジュケイ、スズメ目ヒタキ科 ジョウビタキ、ツグミ

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ヤツデの葉裏で ヒゲナガサシガメ幼虫 [カメムシ目]

昨年末にヤツデの葉裏を確認していたら、1つの葉に2つの「ヒゲナガサシガメ」の越冬幼虫を見つけた。
冬のヤツデの葉裏はこのヒゲナガサシガメやマエムキダマシことクロスジホソサジヨコバイ、ヤツデキジラミなどが見られる観察対象だ。
年が明けたこの日、再び同じ葉をめくって見ると2匹とも同じところにいた。
ヒゲナガサシガメ0110-1.jpg


















このヒゲナガサシガメもマエムキダマシで、腹部に赤や褐色の1対の斑がある。
外敵にここを狙わせてさっと本来の目のある前方に逃げる算段なのだろうが、そんなにうまくいくのだろうか?
この体の色や質感は、子供の頃のセルロイドのおもちゃのようだ。
ひっくり返すとHONG KONGと銘があるように思えて仕方がない!
ヒゲナガサシガメ0110-2.jpg



















2024年1月10日 東京都 カメムシ目サシガメ科 ヒゲナガサシガメ幼虫

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