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年初めの虫探し [季節]

年が明けて今日まで休みなので、午後から少しfieldを歩いた。
曇りだったが風もなく思ったより寒さは感じなかった。
とはいえ陽射しが無いので越冬チョウなどの姿は見られなかった。
谷戸周りの木柵を見て歩いていると、小さなシャクトリムシが小枝のようにピンと体を伸ばしていた。
冬の寒さの中、こんな状態で寒さを凌げるのだろうかと不思議に思った。
シャクトリムシ0103.JPG



















コナラの幹では「ヘラクヌギカメムシ」と思われる卵塊があった。
コナラに産卵するクヌギカメムシはヘラとサジがいるが、サジは山地性で局所的と言われておりこの辺りでは見たことが無いのでヘラとした。
ヘラクヌギカメムシ卵塊0103.JPG



















クヌギの幹では目立つ真っ黒な塊があった。
ヨコヅナサシガメ0103-1.JPG





























集団越冬している「ヨコヅナサシガメ」の幼虫たちだ。
黒い体に白や赤の模様があるが、たくさんの幼虫が固まっていると何がどうなっているのか一見よくわからない。
ヨコヅナサシガメ0103-2.JPG



















近くのコナラには糸で覆われた「ジョロウグモ」の卵塊もあった。
これらはみな冬の時期に見られる常連たち。
今日は常連の一種のキノカワガが見つからなかったのが残念だった。
ジョロウグモ卵塊0103.JPG



















2024年1月3日 東京都 チョウ目シャクガ科sp.、カメムシ目クヌギカメムシ科 ヘラクヌギカメムシ、サシガメ科ヨコヅナサシガメ、クモ目ジョロウグモ科 ジョロウグモ

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