年明けの田んぼで [季節]
田んぼの畔を歩いていると「セグロセキレイ」がいた。
いつもは2羽で餌を捕っているが、この日は1羽のみ。いつもの相方はどうしたのか?
茅場を過ぎて北側の草地に行くと、おやおや、もう1羽はここにいた。
時折上空を見上げていたので、猛禽でも来るのかとこちらも空を。
この後特に何もなく。しばらくすると先のもう一羽が飛んで来て、いつものように2羽で田んぼに。
林縁の樹皮に「ハラビロカマキリ」の卵鞘があった。
丘陵のあちこちで外来のムネアカハラビロカマキリが確認されているので注視しているが、この谷戸にはまだ侵入していないようだ。今後も気を付けなければ!
ジャヤナギの幹の窪みには今年も「ヨコヅナサシガメ」の幼虫たちが越冬中。
このヤナギではもう何年も越冬する姿が見られる。
この種も外来種だがすっかり定着している。種皮で越冬する幼虫やフユシャクの仲間などからすれば恐ろしい敵だ。
セグロセキレイのようにたまに空を見上げていたら、かなりの高さにタカが舞っていた。
「ハイタカ」のメスだろう。
この谷戸周辺では数年前までオオタカが営巣していたが、このところすっかり姿が見られなくなっている。
オオタカだったら嬉しかったのだが・・・・
2025年1月2日 東京都 スズメ目セキレイ科 セグロセキレイ、タカ目タカ科 ハイタカ、カマキリ目カマキリ科 ハラビロカマキリ、カメムシ目サシガメ科 ヨコヅナサシガメ
いつもは2羽で餌を捕っているが、この日は1羽のみ。いつもの相方はどうしたのか?
茅場を過ぎて北側の草地に行くと、おやおや、もう1羽はここにいた。
時折上空を見上げていたので、猛禽でも来るのかとこちらも空を。
この後特に何もなく。しばらくすると先のもう一羽が飛んで来て、いつものように2羽で田んぼに。
林縁の樹皮に「ハラビロカマキリ」の卵鞘があった。
丘陵のあちこちで外来のムネアカハラビロカマキリが確認されているので注視しているが、この谷戸にはまだ侵入していないようだ。今後も気を付けなければ!
ジャヤナギの幹の窪みには今年も「ヨコヅナサシガメ」の幼虫たちが越冬中。
このヤナギではもう何年も越冬する姿が見られる。
この種も外来種だがすっかり定着している。種皮で越冬する幼虫やフユシャクの仲間などからすれば恐ろしい敵だ。
セグロセキレイのようにたまに空を見上げていたら、かなりの高さにタカが舞っていた。
「ハイタカ」のメスだろう。
この谷戸周辺では数年前までオオタカが営巣していたが、このところすっかり姿が見られなくなっている。
オオタカだったら嬉しかったのだが・・・・
2025年1月2日 東京都 スズメ目セキレイ科 セグロセキレイ、タカ目タカ科 ハイタカ、カマキリ目カマキリ科 ハラビロカマキリ、カメムシ目サシガメ科 ヨコヅナサシガメ
2025-01-03 19:01
nice!(0)
フユアカネ 探索 [季節]
年末から年明けまで雨や積もるような雪もなく比較的暖かな日が続いたのでひょっとしたらと元日の午後アキアカネを探しにfieldの田んぼへ行って来た。
陽射しはあったが北風が吹いて肌寒く、残念ながら見つからなかった。
昨日より暖かそうな今日、もう一度訪れた。
途中、昨日も出会った「ジョウビタキ」のメスがいた。昨日は込み入った枝の中や常緑の中で撮れなかったが、今日は見通しの良い枝先で種を啄んでいた。
大きな種を楽々呑み込んでいた。
伐採した竹を積んでいた脇を歩くと飛んで常緑の枝にとまったのは「シロハラ」かな。
昨年から声は聞いていたが、姿を見るのはこの冬初めてだった。
昨年12月中旬にアキアカネを複数見た田んぼの畔を歩き回った。
昨日より風がおさまり陽射しが暖かく越冬チョウもいくつか姿を見せていたので期待していたが、2時間ほどを費やしたが残念ながら全く見つからなかった。畔の小川は氷が張っておりやはり厳しかったのだろう。
昨年別の谷戸で12月24日に、この谷戸では21日が最後となった。
21日に見た「アキアカネ」。
田んぼ脇のヒノキ林で越冬している虫を探したが、見つかったのはサクラのひこばえにいたシャクガの仲間の小さな幼虫だけだった。見つけた時は小さな芽に頭をつけていたが、気配を感じて体を伸ばして枝のふり。
ヒノキの枝先にはカメムシではないかと思われる既に孵化した卵があった。
2025年1月2日 東京都 スズメ目ヒタキ科 ジョウビタキ、ツグミ科 シロハラ
陽射しはあったが北風が吹いて肌寒く、残念ながら見つからなかった。
昨日より暖かそうな今日、もう一度訪れた。
途中、昨日も出会った「ジョウビタキ」のメスがいた。昨日は込み入った枝の中や常緑の中で撮れなかったが、今日は見通しの良い枝先で種を啄んでいた。
大きな種を楽々呑み込んでいた。
伐採した竹を積んでいた脇を歩くと飛んで常緑の枝にとまったのは「シロハラ」かな。
昨年から声は聞いていたが、姿を見るのはこの冬初めてだった。
昨年12月中旬にアキアカネを複数見た田んぼの畔を歩き回った。
昨日より風がおさまり陽射しが暖かく越冬チョウもいくつか姿を見せていたので期待していたが、2時間ほどを費やしたが残念ながら全く見つからなかった。畔の小川は氷が張っておりやはり厳しかったのだろう。
昨年別の谷戸で12月24日に、この谷戸では21日が最後となった。
21日に見た「アキアカネ」。
田んぼ脇のヒノキ林で越冬している虫を探したが、見つかったのはサクラのひこばえにいたシャクガの仲間の小さな幼虫だけだった。見つけた時は小さな芽に頭をつけていたが、気配を感じて体を伸ばして枝のふり。
ヒノキの枝先にはカメムシではないかと思われる既に孵化した卵があった。
2025年1月2日 東京都 スズメ目ヒタキ科 ジョウビタキ、ツグミ科 シロハラ
2025-01-02 21:13
nice!(0)
湿地のビオトープで [季節]
田んぼの畔を歩いていると居着いている「セグロセキレイ」2羽が今日も餌を捕っていた。
つがいだろうか?
足元から急に何かが飛び立ち少し先の茂みの中に入った。
羽の模様から「クイナ」と思われた。
このところこの谷戸のあちこちで確認されている。
いやぁ、もっと足元を見ていたら事前に確認できただろうに惜しい事をした。
飛び立った場所には足跡が残されていた。
湿地のビオトープでは今年も「オオニガナ」がたくさんの種子をつけていた。
東京都では絶滅危惧種で都内でも見られる場所は限られるほど少ない。
オオニガナを撮っていると後ろの湿地でバシャバシャという音がして振り返ると、写真奥のオギの際からオレンジ色の鳥が茂みに入るのが見えた。はて?その大きさとオレンジ色で連想するのはヒクイナくらいだが、今までここで確認されたことは無い。
20~30分、じっと屈んで出てくるのを待ったが、それは叶わなかった。いったい何だったのだろう。
ビオトープ脇の法面の日陰で動くものがいた。
「アオジ」と「カシラダカ」で動いたからわかったが、そうでなければ全く気付けない保護色だ。
ヨシの茎にとまってしきりに突いている「シジュウカラ」。
茎の表皮をめくって何かを食べていた。
恐らくビワコカタカイガラモドキだと思われる。
冬の間の貴重なタンパク源となるようだ。
2024年12月26日 東京都
つがいだろうか?
足元から急に何かが飛び立ち少し先の茂みの中に入った。
羽の模様から「クイナ」と思われた。
このところこの谷戸のあちこちで確認されている。
いやぁ、もっと足元を見ていたら事前に確認できただろうに惜しい事をした。
飛び立った場所には足跡が残されていた。
湿地のビオトープでは今年も「オオニガナ」がたくさんの種子をつけていた。
東京都では絶滅危惧種で都内でも見られる場所は限られるほど少ない。
オオニガナを撮っていると後ろの湿地でバシャバシャという音がして振り返ると、写真奥のオギの際からオレンジ色の鳥が茂みに入るのが見えた。はて?その大きさとオレンジ色で連想するのはヒクイナくらいだが、今までここで確認されたことは無い。
20~30分、じっと屈んで出てくるのを待ったが、それは叶わなかった。いったい何だったのだろう。
ビオトープ脇の法面の日陰で動くものがいた。
「アオジ」と「カシラダカ」で動いたからわかったが、そうでなければ全く気付けない保護色だ。
ヨシの茎にとまってしきりに突いている「シジュウカラ」。
茎の表皮をめくって何かを食べていた。
恐らくビワコカタカイガラモドキだと思われる。
冬の間の貴重なタンパク源となるようだ。
2024年12月26日 東京都
2024-12-29 19:15
nice!(0)
久しぶりに野川公園に [季節]
以前勤めていた職場の野川公園自然観察センターが改築工事を終え全面オープンしたとの知らせを聞いて少し遅れて訪れた。勤務当時は役不足だったがセンター長として数年間就任した思い出深い場所。
駐車場に車を停めてトイレに行くと「キクキンウワバ」が高い場所から出迎えてくれた。
名の通りの幼虫はキク科をはじめセリ科イラクサ科バラ科を食草とする広食性だ。
公園のパークセンター脇の「イロハモミジ」がとても美しかった。
パークセンターと自然観察センターは少し距離があり、歩いたり自転車で移動したり。
その道すがら、当時よく見ていた立派な「クヌギ」は健在。
この奔放な枝ぶりがいつ見てもかっこよかった!
当時、園内の東八道路脇にフデリンドウやセンボンヤリ、オトコエシなどが咲く場所があり、武蔵野の面影を残す生物多様性スポットと命名して保護柵を作った場所には今でもサクラの根元に「センボンヤリ」のぼんぼりがあった。
全面オープンした自然観察センターは今風のおしゃれな佇まい。
だが、中に入るには靴を脱がなければならないのはとても面倒臭い。これは何とかならないだろうか?
センターの野川沿いにはデッキが作られ、野川や自然観察園を見ながら一息つけるテーブルと椅子が置かれている。
早春のヤナギの芽吹きや新緑のハケの木々、秋のアカシデの黄葉を眺めるにはもってこいの場所だ。
野川に架かる橋から見る石垣の上のセンターは、形は変われどそこに存在することがとても嬉しい!
自然観察園のひょうたん池も変わらず紅葉が美しかった。
新しくなったセンターではこれからもより一層野川や国分寺崖線(ハケ)の自然の紹介、イベントを通して自然と触れ合う機会を創出する場として期待したい。
たくさんのボランティアの方が手入れをしてくださっている観察園では、わざわざ遠くへ行かなくても見られる樹木や野草、それらを食樹、食草とする昆虫、通年、夏、冬見られる野鳥などを観察し学べる場、植物、野鳥はボランティア主催の観察会も実施しているので多くの方に来ていただきたいと思う。
そして広域で見れば多摩川、国分寺崖線に沿った野川沿いに連なる国分寺公園、浅間山公園、武蔵野公園、野川公園、神代植物公園はこの地域を繋ぐグリーンベルトとしてこれからも多くの自然をはぐんでくれる、これからも守っていかなければならない遺産だと思う。
2024年12月5日 東京都
駐車場に車を停めてトイレに行くと「キクキンウワバ」が高い場所から出迎えてくれた。
名の通りの幼虫はキク科をはじめセリ科イラクサ科バラ科を食草とする広食性だ。
公園のパークセンター脇の「イロハモミジ」がとても美しかった。
パークセンターと自然観察センターは少し距離があり、歩いたり自転車で移動したり。
その道すがら、当時よく見ていた立派な「クヌギ」は健在。
この奔放な枝ぶりがいつ見てもかっこよかった!
当時、園内の東八道路脇にフデリンドウやセンボンヤリ、オトコエシなどが咲く場所があり、武蔵野の面影を残す生物多様性スポットと命名して保護柵を作った場所には今でもサクラの根元に「センボンヤリ」のぼんぼりがあった。
全面オープンした自然観察センターは今風のおしゃれな佇まい。
だが、中に入るには靴を脱がなければならないのはとても面倒臭い。これは何とかならないだろうか?
センターの野川沿いにはデッキが作られ、野川や自然観察園を見ながら一息つけるテーブルと椅子が置かれている。
早春のヤナギの芽吹きや新緑のハケの木々、秋のアカシデの黄葉を眺めるにはもってこいの場所だ。
野川に架かる橋から見る石垣の上のセンターは、形は変われどそこに存在することがとても嬉しい!
自然観察園のひょうたん池も変わらず紅葉が美しかった。
新しくなったセンターではこれからもより一層野川や国分寺崖線(ハケ)の自然の紹介、イベントを通して自然と触れ合う機会を創出する場として期待したい。
たくさんのボランティアの方が手入れをしてくださっている観察園では、わざわざ遠くへ行かなくても見られる樹木や野草、それらを食樹、食草とする昆虫、通年、夏、冬見られる野鳥などを観察し学べる場、植物、野鳥はボランティア主催の観察会も実施しているので多くの方に来ていただきたいと思う。
そして広域で見れば多摩川、国分寺崖線に沿った野川沿いに連なる国分寺公園、浅間山公園、武蔵野公園、野川公園、神代植物公園はこの地域を繋ぐグリーンベルトとしてこれからも多くの自然をはぐんでくれる、これからも守っていかなければならない遺産だと思う。
2024年12月5日 東京都
2024-12-20 22:01
nice!(0)
今日はアキアカネに出会えず [季節]
今日は休みで午後からfieldへ。
一昨日、fieldの田んぼでは十数頭のアキアカネが畔にとまったり飛んで餌を捕ったりと活発に活動していた。
この日は仕事中でコンデジでいくつか写真を撮ったが、ミラーレスで撮り直そうと。
しかし今日は東京で初雪が確認されるほど冷え込んで風もあり昼でも気温が10℃を下回る寒さ。
寒さの影響でほとんど人はおらず、湿地脇を歩くと「カシラダカ」の群れが一斉に飛んで茂みの中へ姿を隠した。この冬初見だった。
トンボを探して畔を歩いていると、バッタが飛んだ。
おおっ!まだコバネイナゴがいたかと着地点を探すといたのは成虫越冬の「ツチイナゴ」だった。
ツチイナゴは幼虫時代は緑色だが、成虫になると褐色に変身して冬を越す。
その理由はこの写真でわかるだろう。
気温は低いものの陽射しが暖かかったので出てきたのかもしれない。
田んぼ周りを歩いたが残念ながらアキアカネの姿は全く見られなかった。雪は積もるほどではなかったので恐らく草の中などで寒さを凌いでいると思われた。
明日は昼は10℃を超える暖かさになる予報で仕事でここを歩くので楽しみだ。
帰り際、林縁を歩いていると目の前でヒー♪ヒー♪と声が聞こえ、コナラの枝の隙間から「ジョウビタキ」のメスの姿を見つけた。
長らくここに居着いていて多くのカメラマンのモデルになっている。
2024年12月19日 東京都 スズメ目ホオジロ科 カシラダカ、ヒタキ科 ジョウビタキ、バッタ目バッタ科 ツチイナゴ
一昨日、fieldの田んぼでは十数頭のアキアカネが畔にとまったり飛んで餌を捕ったりと活発に活動していた。
この日は仕事中でコンデジでいくつか写真を撮ったが、ミラーレスで撮り直そうと。
しかし今日は東京で初雪が確認されるほど冷え込んで風もあり昼でも気温が10℃を下回る寒さ。
寒さの影響でほとんど人はおらず、湿地脇を歩くと「カシラダカ」の群れが一斉に飛んで茂みの中へ姿を隠した。この冬初見だった。
トンボを探して畔を歩いていると、バッタが飛んだ。
おおっ!まだコバネイナゴがいたかと着地点を探すといたのは成虫越冬の「ツチイナゴ」だった。
ツチイナゴは幼虫時代は緑色だが、成虫になると褐色に変身して冬を越す。
その理由はこの写真でわかるだろう。
気温は低いものの陽射しが暖かかったので出てきたのかもしれない。
田んぼ周りを歩いたが残念ながらアキアカネの姿は全く見られなかった。雪は積もるほどではなかったので恐らく草の中などで寒さを凌いでいると思われた。
明日は昼は10℃を超える暖かさになる予報で仕事でここを歩くので楽しみだ。
帰り際、林縁を歩いていると目の前でヒー♪ヒー♪と声が聞こえ、コナラの枝の隙間から「ジョウビタキ」のメスの姿を見つけた。
長らくここに居着いていて多くのカメラマンのモデルになっている。
2024年12月19日 東京都 スズメ目ホオジロ科 カシラダカ、ヒタキ科 ジョウビタキ、バッタ目バッタ科 ツチイナゴ
2024-12-19 19:32
nice!(0)
秋も深まり・・・ [季節]
いよいよ秋も深まってきたが、田んぼではまだまだアキアカネたちが日差しを受けて飛び交っている。
オギの穂が強風に大きく揺れながら陽を受けて煌めいていた。
昨日、ふとこのblogの情報が目について読んでみると、2025年3月31日をもって終了するとの事。
あらぁ~!
2007年10月7日にblogを始めて以来一度許容を超え2へ移行し、さらにso-netblogからssblogへ変わった。
2もそろそろ許容一杯になってきて3を作るかと思っていたところだった。
説明を読むとSeesaaブログへ移行できるようだが、さてどうしようか。
移行するか、ここで終わりにするか、あと数か月の猶予があるようなのでよく考えようと思う。
オギの穂が強風に大きく揺れながら陽を受けて煌めいていた。
昨日、ふとこのblogの情報が目について読んでみると、2025年3月31日をもって終了するとの事。
あらぁ~!
2007年10月7日にblogを始めて以来一度許容を超え2へ移行し、さらにso-netblogからssblogへ変わった。
2もそろそろ許容一杯になってきて3を作るかと思っていたところだった。
説明を読むとSeesaaブログへ移行できるようだが、さてどうしようか。
移行するか、ここで終わりにするか、あと数か月の猶予があるようなのでよく考えようと思う。
2024-11-23 20:29
nice!(1)
そろそろ見納め [季節]
数日前は汗ばむほどの陽気だったのに、昨日今日は昼間でも気温が10℃前後と何て寒い!
一昨日は寒さに備え押し入れから冬物のジャケットや毛布などを引っ張り出して備えた。
昨日は山地で1日屋外の仕事で晴れて陽射しがあったが、体が慣れていないせいか本当に寒かった!
冷たい雨の今日は休みで、加湿器や足元のホットカーペットなどの冬準備。
このところ見られる虫たちが減っていたが、この寒さで命を落とすものも多いだろう。
今月初めのfieldで見た虫たち。
日向で翅を開いていた「ツマグロヒョウモン」のオス。
昨日、山地でもオス、メスが飛び交って寒さの中活動していたが成虫で年を越すことは出来ない。
やはり、この日活発に活動していた「ベニシジミ」。
光の当たり具合で開いた翅が濃いオレンイ色や淡いブルーに輝いていた。
今年はあまり見た記憶がなく少ないなぁという印象だが、年毎の増減の範囲なのだろうか?
刈られた草地を歩くと足元から鈍く飛ぶものがいた。
交尾していた「コバネイナゴ」で、バッタの仲間では寒さに強いのか初冬になっても見られる。
ハネナガイナゴが先に発生して遅れてコバネが出て、秋以降ハネナガが見られなくなってからもコバネは健在だ。
歩いていて気付かず飛んだのは「マユタテアカネ」のオス。
赤トンボの中でも最も遅くまで見られる一種だ。
さて、年を越したフユアカネが見られるかが楽しみな「アキアカネ」。
今年は空一杯に飛ぶ大群の飛来が見られず小さな群れのみだった。
それでもこの日は田んぼ周りのあちこちで見られ、残った水域ではいくつかの連結したペアが産卵していた。
枯葉の上で日光浴のオス。
絶対数が少ない中で年を越す個体に期待するのは難しいかもしれないなぁ。
稲架を囲むロープにとまっていたメス。
来年初夏、田んぼで羽化する個体がどれだけ見られるだろう。
小川沿いのジャヤナギの幹の窪みでは、幼虫で越冬する「ヨコヅナサシガメ」たちが集まっていた。
周りにはエイリアンのような脱皮殻がいっぱい。
この幼虫たちはヤナギの幹で厳しい冬を耐え来年に命を繋ぐ。
観察を始めて十数年、この木で脈々と続く命のバトンだ。
2024年11月7日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 ツマグロヒョウモン、シジミチョウ科 ベニシジミ、バッタ目バッタ科 コバネイナゴ、トンボ目トンボ科 マユタテアカネ、アキアカネ、カメムシ目サシガメ科 ヨコヅナサシガメ
一昨日は寒さに備え押し入れから冬物のジャケットや毛布などを引っ張り出して備えた。
昨日は山地で1日屋外の仕事で晴れて陽射しがあったが、体が慣れていないせいか本当に寒かった!
冷たい雨の今日は休みで、加湿器や足元のホットカーペットなどの冬準備。
このところ見られる虫たちが減っていたが、この寒さで命を落とすものも多いだろう。
今月初めのfieldで見た虫たち。
日向で翅を開いていた「ツマグロヒョウモン」のオス。
昨日、山地でもオス、メスが飛び交って寒さの中活動していたが成虫で年を越すことは出来ない。
やはり、この日活発に活動していた「ベニシジミ」。
光の当たり具合で開いた翅が濃いオレンイ色や淡いブルーに輝いていた。
今年はあまり見た記憶がなく少ないなぁという印象だが、年毎の増減の範囲なのだろうか?
刈られた草地を歩くと足元から鈍く飛ぶものがいた。
交尾していた「コバネイナゴ」で、バッタの仲間では寒さに強いのか初冬になっても見られる。
ハネナガイナゴが先に発生して遅れてコバネが出て、秋以降ハネナガが見られなくなってからもコバネは健在だ。
歩いていて気付かず飛んだのは「マユタテアカネ」のオス。
赤トンボの中でも最も遅くまで見られる一種だ。
さて、年を越したフユアカネが見られるかが楽しみな「アキアカネ」。
今年は空一杯に飛ぶ大群の飛来が見られず小さな群れのみだった。
それでもこの日は田んぼ周りのあちこちで見られ、残った水域ではいくつかの連結したペアが産卵していた。
枯葉の上で日光浴のオス。
絶対数が少ない中で年を越す個体に期待するのは難しいかもしれないなぁ。
稲架を囲むロープにとまっていたメス。
来年初夏、田んぼで羽化する個体がどれだけ見られるだろう。
小川沿いのジャヤナギの幹の窪みでは、幼虫で越冬する「ヨコヅナサシガメ」たちが集まっていた。
周りにはエイリアンのような脱皮殻がいっぱい。
この幼虫たちはヤナギの幹で厳しい冬を耐え来年に命を繋ぐ。
観察を始めて十数年、この木で脈々と続く命のバトンだ。
2024年11月7日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 ツマグロヒョウモン、シジミチョウ科 ベニシジミ、バッタ目バッタ科 コバネイナゴ、トンボ目トンボ科 マユタテアカネ、アキアカネ、カメムシ目サシガメ科 ヨコヅナサシガメ
2024-11-20 19:46
nice!(1)
小さな谷戸で その2 [季節]
先の谷戸からさらに西側の小さな谷戸へ。
ここの谷戸も一番初めに訪れた谷戸と同じく管理者やボランティアの方のお陰で昔のように稲作が行われている。
木柵の上には「マユタテアカネ」のオスがいた。鼻先のブタ鼻が印象的だ。
東京都のレッドでは最新版から絶滅危惧種に指定されたトンボで各地で減少が確認されているようだ。
この谷戸の入り口にある3本のクスノキ。
何かいないかと見ていると、低い枝の葉上に褐色の蛾がいた。
恐らく誰もこの存在には気付かないだろう。
調べると「ウスチャヤガ」で秋に現れ、幼虫はギシギシやイタドリ、ヨモギ、カラスノエンドウを食べる広食性の様だ。
ウスチャヤガがいた葉に付いた褐色の食痕が気になって葉裏を見ていると、この食痕のしわざの主が見つかった。
中国原産の外来種の「クスベニヒラタカスミカメ」だ。
最初に関西に侵入して今や関東まで勢力を拡大している。このカスミカメが付いたクスノキは夏に沢山の葉が枯れて落葉し影響が危惧されている。
見つけたのは既に死んでいて体に菌がはびこっていた。死んだのが先か、菌に侵されたのが先かはわからない。
田んぼの上流にある池のガマの穂先には成熟して赤く色付いた「コノシメトンボ」のオスがとまっていた。
今年は暑い夏が長くて秋が短い。
一気に冬がきそうな予感・・・・
2024年10月24日 埼玉県 トンボ目トンボ科 マユタテアカネ、コノシメトンボ、チョウ目ヤガ科 ウスチャヤガ、カメムシ目カスミカメムシ科 クスベニヒラタカスミカメ
ここの谷戸も一番初めに訪れた谷戸と同じく管理者やボランティアの方のお陰で昔のように稲作が行われている。
木柵の上には「マユタテアカネ」のオスがいた。鼻先のブタ鼻が印象的だ。
東京都のレッドでは最新版から絶滅危惧種に指定されたトンボで各地で減少が確認されているようだ。
この谷戸の入り口にある3本のクスノキ。
何かいないかと見ていると、低い枝の葉上に褐色の蛾がいた。
恐らく誰もこの存在には気付かないだろう。
調べると「ウスチャヤガ」で秋に現れ、幼虫はギシギシやイタドリ、ヨモギ、カラスノエンドウを食べる広食性の様だ。
ウスチャヤガがいた葉に付いた褐色の食痕が気になって葉裏を見ていると、この食痕のしわざの主が見つかった。
中国原産の外来種の「クスベニヒラタカスミカメ」だ。
最初に関西に侵入して今や関東まで勢力を拡大している。このカスミカメが付いたクスノキは夏に沢山の葉が枯れて落葉し影響が危惧されている。
見つけたのは既に死んでいて体に菌がはびこっていた。死んだのが先か、菌に侵されたのが先かはわからない。
田んぼの上流にある池のガマの穂先には成熟して赤く色付いた「コノシメトンボ」のオスがとまっていた。
今年は暑い夏が長くて秋が短い。
一気に冬がきそうな予感・・・・
2024年10月24日 埼玉県 トンボ目トンボ科 マユタテアカネ、コノシメトンボ、チョウ目ヤガ科 ウスチャヤガ、カメムシ目カスミカメムシ科 クスベニヒラタカスミカメ
2024-11-08 20:24
nice!(1)
小さな谷戸で [季節]
先の田んぼの谷戸から少し離れた谷戸へ移動。
歩いていると少し離れたイネ科の葉裏にぶら下がる独特形状、「オオトリノフンダマシ」の卵嚢だろう。
周りを探したが母グモの姿は見つからなかった。
林縁には完熟した「カラスウリ」のオレンジ色の実9連。
ん~、この光景を見ると秋ですね!
湿地を覆うカナムグラの葉上にとまっていたチョウ。
カナムグラが食草のキタテハだろうと望遠レンズを付けたファインダーを覗くと、「ミドリヒョウモン」のメスのようだ。
ミドリヒョウモンの幼虫の食草はスミレの仲間だが、メスがコナラなどの樹皮に産卵しているのをよく見掛ける。孵化した幼虫は食草を自ら探してたどり着かねばならないのだろう。
擬木柵に絡んだイモの蔓に大きなぷくぷくのイモムシがいた。
いやぁ、デカイ!
体の色、模様などからスズメガの仲間の「キイロスズメ」の幼虫だ。
この大きさだと間もなく蛹化するだろう。
足元ではアリが自分の体の何倍もの大きなコオロギを引きずっていた。
アリにとっては運ぶのが大変な大きな獲物、「モリオカメコオロギ」のメスだろう。
寒い冬を前に大事な食料になりそうだ。
2024年10月24日 埼玉県 クモ目コガネグモ科 オオトリノフンダマシ、ウリ目ウリ科 カラスウリ、チョウ目タテハチョウ科 ミドリヒョウモン、スズメガ科 キイロスズメ、バッタ目コオロギ科 モリオカメコオロギ
歩いていると少し離れたイネ科の葉裏にぶら下がる独特形状、「オオトリノフンダマシ」の卵嚢だろう。
周りを探したが母グモの姿は見つからなかった。
林縁には完熟した「カラスウリ」のオレンジ色の実9連。
ん~、この光景を見ると秋ですね!
湿地を覆うカナムグラの葉上にとまっていたチョウ。
カナムグラが食草のキタテハだろうと望遠レンズを付けたファインダーを覗くと、「ミドリヒョウモン」のメスのようだ。
ミドリヒョウモンの幼虫の食草はスミレの仲間だが、メスがコナラなどの樹皮に産卵しているのをよく見掛ける。孵化した幼虫は食草を自ら探してたどり着かねばならないのだろう。
擬木柵に絡んだイモの蔓に大きなぷくぷくのイモムシがいた。
いやぁ、デカイ!
体の色、模様などからスズメガの仲間の「キイロスズメ」の幼虫だ。
この大きさだと間もなく蛹化するだろう。
足元ではアリが自分の体の何倍もの大きなコオロギを引きずっていた。
アリにとっては運ぶのが大変な大きな獲物、「モリオカメコオロギ」のメスだろう。
寒い冬を前に大事な食料になりそうだ。
2024年10月24日 埼玉県 クモ目コガネグモ科 オオトリノフンダマシ、ウリ目ウリ科 カラスウリ、チョウ目タテハチョウ科 ミドリヒョウモン、スズメガ科 キイロスズメ、バッタ目コオロギ科 モリオカメコオロギ
2024-11-07 19:09
nice!(1)