8月中旬秩父で [季節]
8月中旬仕事で訪れた秩父の山間で。
ちょっと休憩中にあたりを見ると。
ススキの葉表に小さなバッタ。
単焦点の400㎜望遠レンズしかなかったので記録は距離をとって。
体をかしげた「ツチバッタ」の小さな幼虫がかわいい。
道の上を行ったり来たりしているヤンマがいたがオニヤンマだろうと注視しなかった。
お墓の灯篭の上にとまったのが見えたので、ファインダーを覗いてみると「コオニヤンマ」。
ん~、コオニヤンマが道の上を行ったり来たりはあまり見ないのだがなぁと思ったら、その後道の上を行ったり来たりしていたのはやはりオニヤンマと判明したのだった。
昨年の今頃もここで仕事をしていてゴイシシジミを見つけたので、今年もいるかなと見ると林縁のくらいササの葉上にとまっていた。
おおっ、いたいたと嬉しくなった!
目の前を褐色の物体が飛んで木にとまった。
ぶつかりそうな勢いだった。
すぐに声が聞こえて「アブラゼミ」だとわかった。
翅の先が傷んだオス。危ない危ない!
9月に入ってセミの声もトーンダウンしツクツクボウシが主流だ。
曇りだと昼でもコオロギたちの鳴き声がよく聞こえるようになってきた。
写真を撮った時から間もなく2週間近くになるが、もうこのオスの鳴き声は聞かれないだろうなぁ
今年の残暑はまだもう少し続きそうだが、本当に過去にないたまらない暑い夏だった。
昔夏は生まれ月もあり好きな季節だったがここ数年、いやもうちょっとなぁと思う。
2024年8月24日 埼玉県秩父市 バッタ目イナゴ科 ツチイナゴ、トンボ目サナエトンボ科 コオニヤンマ、チョウ目シジミチョウ科 ゴイシシジミ、カメムシ目セミ科 アブラゼミ
ちょっと休憩中にあたりを見ると。
ススキの葉表に小さなバッタ。
単焦点の400㎜望遠レンズしかなかったので記録は距離をとって。
体をかしげた「ツチバッタ」の小さな幼虫がかわいい。
道の上を行ったり来たりしているヤンマがいたがオニヤンマだろうと注視しなかった。
お墓の灯篭の上にとまったのが見えたので、ファインダーを覗いてみると「コオニヤンマ」。
ん~、コオニヤンマが道の上を行ったり来たりはあまり見ないのだがなぁと思ったら、その後道の上を行ったり来たりしていたのはやはりオニヤンマと判明したのだった。
昨年の今頃もここで仕事をしていてゴイシシジミを見つけたので、今年もいるかなと見ると林縁のくらいササの葉上にとまっていた。
おおっ、いたいたと嬉しくなった!
目の前を褐色の物体が飛んで木にとまった。
ぶつかりそうな勢いだった。
すぐに声が聞こえて「アブラゼミ」だとわかった。
翅の先が傷んだオス。危ない危ない!
9月に入ってセミの声もトーンダウンしツクツクボウシが主流だ。
曇りだと昼でもコオロギたちの鳴き声がよく聞こえるようになってきた。
写真を撮った時から間もなく2週間近くになるが、もうこのオスの鳴き声は聞かれないだろうなぁ
今年の残暑はまだもう少し続きそうだが、本当に過去にないたまらない暑い夏だった。
昔夏は生まれ月もあり好きな季節だったがここ数年、いやもうちょっとなぁと思う。
2024年8月24日 埼玉県秩父市 バッタ目イナゴ科 ツチイナゴ、トンボ目サナエトンボ科 コオニヤンマ、チョウ目シジミチョウ科 ゴイシシジミ、カメムシ目セミ科 アブラゼミ
2024-09-03 20:40
nice!(1)
初秋の田んぼで [季節]
前回の続き。
田んぼ脇の林縁でキツネノマゴが咲いていてセセリチョウたちが忙しく飛び回っていた。
一つの花に留まる時間が短く、ようやく葉にとまったところを見ると「イチモンジセセリ」だった。
近くにはカタバミもあり「ヤマトシジミ」たちも飛び交い翅を開いていた。
淡い水色が美しいオス。
シラカシがあったので近くで「ムラサキシジミ」も。
曇り空で残念ながら翅を開いてはくれなかった。
田んぼではトンボたちがこれまた忙しい。
ようやくとまってくれた「シオカラトンボ」のオス。
初夏から見られ発生時期が長いトンボだ。
こちらはよく似た「オオシオカラトンボ」のオス。
シオカラトンボにやや遅れて出てくるがこちらも長く見られる種だ。
オスの複眼の色がシオカラは水色なのに対してオオシオカラは濃い褐色だ。
畔に蔓を伸ばしたヤブガラシには「マメコガネ」のカップルがいた。
一時は多く見られたが、このところ探さなければ見つからないような。
アメリカでは日本から輸出された植物について海を渡り、ジャパニーズビートルと呼ばれ大害虫になっている。
2024年8月29日 埼玉県 チョウ目セセリチョウ科 イチモンジセセリ、シジミチョウ科 ヤマトシジミ、ムラサキシジミ、トンボ目トンボ科 シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、コウチュウ目コガネムシ科 マメコガネ
田んぼ脇の林縁でキツネノマゴが咲いていてセセリチョウたちが忙しく飛び回っていた。
一つの花に留まる時間が短く、ようやく葉にとまったところを見ると「イチモンジセセリ」だった。
近くにはカタバミもあり「ヤマトシジミ」たちも飛び交い翅を開いていた。
淡い水色が美しいオス。
シラカシがあったので近くで「ムラサキシジミ」も。
曇り空で残念ながら翅を開いてはくれなかった。
田んぼではトンボたちがこれまた忙しい。
ようやくとまってくれた「シオカラトンボ」のオス。
初夏から見られ発生時期が長いトンボだ。
こちらはよく似た「オオシオカラトンボ」のオス。
シオカラトンボにやや遅れて出てくるがこちらも長く見られる種だ。
オスの複眼の色がシオカラは水色なのに対してオオシオカラは濃い褐色だ。
畔に蔓を伸ばしたヤブガラシには「マメコガネ」のカップルがいた。
一時は多く見られたが、このところ探さなければ見つからないような。
アメリカでは日本から輸出された植物について海を渡り、ジャパニーズビートルと呼ばれ大害虫になっている。
2024年8月29日 埼玉県 チョウ目セセリチョウ科 イチモンジセセリ、シジミチョウ科 ヤマトシジミ、ムラサキシジミ、トンボ目トンボ科 シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、コウチュウ目コガネムシ科 マメコガネ
2024-08-31 20:12
nice!(1)
久しぶりに田んぼへ [季節]
まだ九州にいる台風10号Shanshanだが、こちら埼玉県でも夕方から強い雨が降り続いている。
自転車並みのゆっくりの速度のため動きが遅い。偏西風は日本のかなり北側を吹いていて東の高気圧も離れている事からこれらの影響を受けないので動きが加速せずどこに動くのか予測できないため予報円が大きいままで進路が定まらないようだ。
今日は午後から雨が降る前に丘陵北側の谷戸の田んぼに行ってみた。
この夏は仕事中あまりもの暑さで休みの日はぐったりしてfieldにほとんど出ずじまいだった。
久しぶりの田んぼは一部の稲が黄金色の穂を垂れていて歩くとイナゴたちが足元から歩く先へと飛んで行った。
まだ花が咲いているイネに「ハネナガイナゴ」のカップルがいた。
黄金色の田んぼでも葉を食べる姿が。
畔にはようやく成虫になった「オンブバッタ」のメスがいた。
メスに比べてほんとに小さなオス。
あたりを見回したが名の通りのおんぶしたのは見つからなかった。
杭の上にいたのは「コバネイナゴ」のメスだろう。
ここは以前コバネイナゴばかりだったが、その後ハネナガイナゴが発生して今はハネナガの方が多い印象だ。
コバネイナゴに比べるとハネナガの方が発生が早いと思われる。
大粒の雨が落ちてきたので今日の観察はここまで。
2024年8月29日 埼玉県 バッタ目バッタ科(イナゴ科) ハネナガイナゴ、コバネイナゴ、オンブバッタ科 オンブバッタ
自転車並みのゆっくりの速度のため動きが遅い。偏西風は日本のかなり北側を吹いていて東の高気圧も離れている事からこれらの影響を受けないので動きが加速せずどこに動くのか予測できないため予報円が大きいままで進路が定まらないようだ。
今日は午後から雨が降る前に丘陵北側の谷戸の田んぼに行ってみた。
この夏は仕事中あまりもの暑さで休みの日はぐったりしてfieldにほとんど出ずじまいだった。
久しぶりの田んぼは一部の稲が黄金色の穂を垂れていて歩くとイナゴたちが足元から歩く先へと飛んで行った。
まだ花が咲いているイネに「ハネナガイナゴ」のカップルがいた。
黄金色の田んぼでも葉を食べる姿が。
畔にはようやく成虫になった「オンブバッタ」のメスがいた。
メスに比べてほんとに小さなオス。
あたりを見回したが名の通りのおんぶしたのは見つからなかった。
杭の上にいたのは「コバネイナゴ」のメスだろう。
ここは以前コバネイナゴばかりだったが、その後ハネナガイナゴが発生して今はハネナガの方が多い印象だ。
コバネイナゴに比べるとハネナガの方が発生が早いと思われる。
大粒の雨が落ちてきたので今日の観察はここまで。
2024年8月29日 埼玉県 バッタ目バッタ科(イナゴ科) ハネナガイナゴ、コバネイナゴ、オンブバッタ科 オンブバッタ
2024-08-29 21:09
nice!(1)
ショウジョウトンボもオベリスク [季節]
今日は仕事だったが台風で休みになった。
一昨日昨日も休みだったので思わぬ3連休となったが、台風のお陰で家にこもっていた。
雨風はそれほどでもなく、今のところニュースで大きな被害は報道されていないので良かった。
また7月終わりの1日から・・・
林縁で鮮やかなオレンジ色の花を咲かせていた「コオニユリ」。
ここはよく通っていたが花が咲くまで全く気付かなかった。
近くのクヌギの樹液には多くの虫たちが集まっていた。
このクヌギは数年前から低い場所からかなり高い場所まで樹液を出してたくさんの虫たちのレストランとなっている。今年は昼間カブトムシが50頭以上いた日もあった。
足元に大きな赤いオスとヨツボシオオキスイ、その横の草には今にも飛ぶぞ!とアカアシオオアオカミキリ。幹の低い場所を見ると現場では気付かなかったボクトウガの幼虫も写っていた。
低いコナラの葉上で「ゴマダラチョウ」を見つけた。
大きなエノキを好み樹冠を飛んでいることが多いので普段なかなか目に付かないのだろう。樹液に来ているシーンもこのところ見ていないので久しぶりだった。
花壇の花に来ていたのは「オオスカシバ」。せわしなく花から花へ飛びまわっていた。
こうしてみるとなかなか奇麗な色合いだ。
池の中に立てられた杭の上に「ウチワヤンマ」がとまっていた。
ここではこの杭周りをテリトリーとしている姿が毎年見られる。
ヤンマと付くが分類はコオニヤンマと同じくサナエトンボ科に属する。
池のほとりの草の上では真っ赤な「ショウジョウトンボ」のオスが暑さを軽減するためオベリスク姿勢をとっていた。トンボもさすがに連日のこの暑さは堪えるだろうなぁ。
2024年7月27日 東京都 ユリ目ユリ科 コオニユリ、コウチュウ目コガネムシ科 カブトムシ、オオキスイ科 ヨツボシオオキスイ、カミキリムシ科 アカシオオアオカミキリ、チョウ目ボクトウガ科 ボクトウガ、タテハチョウ科 ゴマダラチョウ、スズメガ科 オオスカシバ、トンボ目サナエトンボ科 ウチワヤンマ、トンボ科ショウジョウトンボ
一昨日昨日も休みだったので思わぬ3連休となったが、台風のお陰で家にこもっていた。
雨風はそれほどでもなく、今のところニュースで大きな被害は報道されていないので良かった。
また7月終わりの1日から・・・
林縁で鮮やかなオレンジ色の花を咲かせていた「コオニユリ」。
ここはよく通っていたが花が咲くまで全く気付かなかった。
近くのクヌギの樹液には多くの虫たちが集まっていた。
このクヌギは数年前から低い場所からかなり高い場所まで樹液を出してたくさんの虫たちのレストランとなっている。今年は昼間カブトムシが50頭以上いた日もあった。
足元に大きな赤いオスとヨツボシオオキスイ、その横の草には今にも飛ぶぞ!とアカアシオオアオカミキリ。幹の低い場所を見ると現場では気付かなかったボクトウガの幼虫も写っていた。
低いコナラの葉上で「ゴマダラチョウ」を見つけた。
大きなエノキを好み樹冠を飛んでいることが多いので普段なかなか目に付かないのだろう。樹液に来ているシーンもこのところ見ていないので久しぶりだった。
花壇の花に来ていたのは「オオスカシバ」。せわしなく花から花へ飛びまわっていた。
こうしてみるとなかなか奇麗な色合いだ。
池の中に立てられた杭の上に「ウチワヤンマ」がとまっていた。
ここではこの杭周りをテリトリーとしている姿が毎年見られる。
ヤンマと付くが分類はコオニヤンマと同じくサナエトンボ科に属する。
池のほとりの草の上では真っ赤な「ショウジョウトンボ」のオスが暑さを軽減するためオベリスク姿勢をとっていた。トンボもさすがに連日のこの暑さは堪えるだろうなぁ。
2024年7月27日 東京都 ユリ目ユリ科 コオニユリ、コウチュウ目コガネムシ科 カブトムシ、オオキスイ科 ヨツボシオオキスイ、カミキリムシ科 アカシオオアオカミキリ、チョウ目ボクトウガ科 ボクトウガ、タテハチョウ科 ゴマダラチョウ、スズメガ科 オオスカシバ、トンボ目サナエトンボ科 ウチワヤンマ、トンボ科ショウジョウトンボ
2024-08-16 22:54
nice!(2)
真夏の林内で [季節]
昨日、今日と休みだったが普段炎天下で仕事をしているので、fieldに出る気がまったくせずにエアコンの効いた部屋でまったり過ごしている。
この夏の休みはほとんどこんな感じで休みに虫を撮りに出掛けることは無く、過去にコンデジで撮った写真から。
7月の終わり、エゴノキの実が丸く実って来たのでチェックしているがなかなか見つからないでいた「エゴヒゲナガゾウムシ」をようやく見つけた。メスが産卵するため実を齧り、オスが見守っていた。
春に春芽を天ぷらなどで舌鼓を打つタラノキの茎にたくさんの「ベッコウハゴロモ」たちが群がっていた。
まだ幼虫も見られたがほとんどが成虫だ。
従弟のアオバハゴロモ成虫も!
この日も暑く熱中症アラートが発令されている中、林内の葉上で暑さをしのいでいた「オナガアゲハ」のオス。日向はあまりもの暑さで林内で涼をとっているのだろう。
見つけた時は林内を飛んでいてジャコウアゲハかと思ったのだが、とまってよく見るとオナガ、ここで見られるのは稀だ。
こちらも林内の葉上で休んでいた「カラスアゲハ」のオス。
翅表の青い色がとても美しい。
毎日これほど暑ければ、虫たちも林内や葉裏などに隠れてなかなか見付けにくいだろう。
この夏の休みはほとんどこんな感じで休みに虫を撮りに出掛けることは無く、過去にコンデジで撮った写真から。
7月の終わり、エゴノキの実が丸く実って来たのでチェックしているがなかなか見つからないでいた「エゴヒゲナガゾウムシ」をようやく見つけた。メスが産卵するため実を齧り、オスが見守っていた。
春に春芽を天ぷらなどで舌鼓を打つタラノキの茎にたくさんの「ベッコウハゴロモ」たちが群がっていた。
まだ幼虫も見られたがほとんどが成虫だ。
従弟のアオバハゴロモ成虫も!
この日も暑く熱中症アラートが発令されている中、林内の葉上で暑さをしのいでいた「オナガアゲハ」のオス。日向はあまりもの暑さで林内で涼をとっているのだろう。
見つけた時は林内を飛んでいてジャコウアゲハかと思ったのだが、とまってよく見るとオナガ、ここで見られるのは稀だ。
こちらも林内の葉上で休んでいた「カラスアゲハ」のオス。
翅表の青い色がとても美しい。
毎日これほど暑ければ、虫たちも林内や葉裏などに隠れてなかなか見付けにくいだろう。
それ以前に出掛けることをためらってしまう・・・
2024年7月28日 東京都 コウチュウ目ヒゲナガゾウムシ科 エゴヒゲナガゾウムシ、カメムシ目ハゴロモ科 ベッコウハゴロモ、アオバハゴロモ科 アオバハゴロモ、チョウ目アゲハチョウ科 オナガアゲハ、カラスアゲハ
2024年7月28日 東京都 コウチュウ目ヒゲナガゾウムシ科 エゴヒゲナガゾウムシ、カメムシ目ハゴロモ科 ベッコウハゴロモ、アオバハゴロモ科 アオバハゴロモ、チョウ目アゲハチョウ科 オナガアゲハ、カラスアゲハ
2024-08-15 19:04
nice!(1)
夏の風物詩 キリギリスの声 [季節]
夏を感じさせてくれる虫の音は季節の風物詩。
今年も職場周りの草地でキリギリスの鳴く声が聞かれた。
鳴き始めは警戒心が強く下草の中で鳴いているのでなかなか姿を見るけることが難しい。
7月の終わり伸びたイネ科の茎で緑色型のオスが鳴く姿を見つけた。
日が経つにつれて警戒心が薄れるのか、はたまたメスに声を届けるためか葉上や写真のような茎に登って目立つところで鳴き出すようになる。これはウグイスのオスが同じようにだんだん目立つところで鳴くのと同じなのだろうか?
左右の翅をこすり合わせてチョン・ギース♪と鳴く。
緑色型と褐色型が見られるが、個人的には緑色型の方が好きだ。
ここで見られるキリギリスは訪中で居着いたもの。現在キリギリスは西キリギリスとヒガシキリギリスに分けられている。形態的に差があるといわれ以前調べたところヒガシキリギリスではないかと思っているが、やはりDNAを調べなければ確定できないだろう。
足元には「トノサマバッタ」の緑色型のメス、オスを背負ったショウリョウバッタのメスがいた。この2種も緑色型と褐色型がいる。
2024年7月28日 東京都 バッタ目キリギリス科 ヒガシキリギリス、バッタ科 トノサマバッタ、ショウリョウバッタ
今年も職場周りの草地でキリギリスの鳴く声が聞かれた。
鳴き始めは警戒心が強く下草の中で鳴いているのでなかなか姿を見るけることが難しい。
7月の終わり伸びたイネ科の茎で緑色型のオスが鳴く姿を見つけた。
日が経つにつれて警戒心が薄れるのか、はたまたメスに声を届けるためか葉上や写真のような茎に登って目立つところで鳴き出すようになる。これはウグイスのオスが同じようにだんだん目立つところで鳴くのと同じなのだろうか?
左右の翅をこすり合わせてチョン・ギース♪と鳴く。
緑色型と褐色型が見られるが、個人的には緑色型の方が好きだ。
ここで見られるキリギリスは訪中で居着いたもの。現在キリギリスは西キリギリスとヒガシキリギリスに分けられている。形態的に差があるといわれ以前調べたところヒガシキリギリスではないかと思っているが、やはりDNAを調べなければ確定できないだろう。
足元には「トノサマバッタ」の緑色型のメス、オスを背負ったショウリョウバッタのメスがいた。この2種も緑色型と褐色型がいる。
2024年7月28日 東京都 バッタ目キリギリス科 ヒガシキリギリス、バッタ科 トノサマバッタ、ショウリョウバッタ
2024-08-14 19:18
nice!(1)
アキアカネの羽化が始まった [季節]
小川沿いの草にとまっていた「カノコガ」。
この時期発生する黒地に黄色の鹿の子模様が美しい蛾だ。
畔には今日も「ヤマサナエ」がいた。
この谷戸に来るたびにあちらこちらで必ず見掛ける。
田んぼ脇の茂みにいたキリギリスの仲間の「ヒメギス」の幼虫。
ヒメギスはとにかく敏感でこちらの姿を見るとさっと茂みの中に隠れてしまう。
この個体はちょっと鈍感だったか?
畔の脇にあるオギの横を通るとトンボがきらりと飛んで奥のオギにとまった。
シオカラトンボかとよく見るとテネラルの「アキアカネ」だった。
翅が輝いてとても美しい。
この近くでもう1頭、オギから高く飛んでコナラの梢にとまった。
田植えも終わりそろそろアキアカネの羽化が始まったようだ。
2024年6月13日 東京都 チョウ目ヒトリガ科 カノコガ、トンボ目サナエトンボ科 ヤマサナエ、トンボ科 アキアカネ、バッタ目キリギリス科 ヒメギス
この時期発生する黒地に黄色の鹿の子模様が美しい蛾だ。
畔には今日も「ヤマサナエ」がいた。
この谷戸に来るたびにあちらこちらで必ず見掛ける。
田んぼ脇の茂みにいたキリギリスの仲間の「ヒメギス」の幼虫。
ヒメギスはとにかく敏感でこちらの姿を見るとさっと茂みの中に隠れてしまう。
この個体はちょっと鈍感だったか?
畔の脇にあるオギの横を通るとトンボがきらりと飛んで奥のオギにとまった。
シオカラトンボかとよく見るとテネラルの「アキアカネ」だった。
翅が輝いてとても美しい。
この近くでもう1頭、オギから高く飛んでコナラの梢にとまった。
田植えも終わりそろそろアキアカネの羽化が始まったようだ。
2024年6月13日 東京都 チョウ目ヒトリガ科 カノコガ、トンボ目サナエトンボ科 ヤマサナエ、トンボ科 アキアカネ、バッタ目キリギリス科 ヒメギス
2024-06-14 21:27
nice!(0)
久しぶりのハチモドキハナアブ [季節]
昨日は職場の同僚2人と職場であるfieldを歩いた。
早速クワの高木の高い位置にいるのを見つけてくれた。
今年初見の「キボシカミキリ」。
このところクワの木を見るとお目当てのカミキリやテントウがいないかチェックしているが見つからないでいた。
てかてかでクチクラの厚い葉の木に咲いていた白い花。
何だっけ?と思ったが、そうそう「サカキ」。
主に関東より南の温暖な地で見られる木で神事に使われたり神棚のお供えに使われる。関東では代用としてヒサカキが用いられている。なのでfieldでも見る機会が少ない木だ。
林内を歩くと時折甘い香りが漂ってくる。香りのもとはおおむね見頃のムラサキシキブだが、時折さらに濃い香りを発していたのが咲き始めの「アカメガシワ」。
足元で見つけたきれいな丸い赤や楕円のピンク色は、ハゼランの実と蕾。
中南米原産の外来種でランと名に付くが、あのランの仲間とは全くの別種。
花が午後3時から咲き始めるそうでサンジソウの別名もある。
コナラの樹液で同僚が変なハチがいるという。
見ると、久しぶりに見た「ハチモドキハナアブ」だった。
確かにハチではなくアブなので変なハチというのはその通りで理にかなっている。
別の樹液にも来ていた。
こちらは腹端を曲げて産卵しているようだった。
東京都のレッドリストではこの地域でDD=情報不足として記載されている。
2024年6月7日 東京都 コウチュウ目カミキリムシ科 キボシカミキリ、ツツジ目モッコク科 サカキ、キントラノオ目トウダイグサ科 アカメガシワ、ナデシコ目ハゼラン科 ハゼラン、ハエ目ハナアブ科 ハチモドキハナアブ
早速クワの高木の高い位置にいるのを見つけてくれた。
今年初見の「キボシカミキリ」。
このところクワの木を見るとお目当てのカミキリやテントウがいないかチェックしているが見つからないでいた。
てかてかでクチクラの厚い葉の木に咲いていた白い花。
何だっけ?と思ったが、そうそう「サカキ」。
主に関東より南の温暖な地で見られる木で神事に使われたり神棚のお供えに使われる。関東では代用としてヒサカキが用いられている。なのでfieldでも見る機会が少ない木だ。
林内を歩くと時折甘い香りが漂ってくる。香りのもとはおおむね見頃のムラサキシキブだが、時折さらに濃い香りを発していたのが咲き始めの「アカメガシワ」。
足元で見つけたきれいな丸い赤や楕円のピンク色は、ハゼランの実と蕾。
中南米原産の外来種でランと名に付くが、あのランの仲間とは全くの別種。
花が午後3時から咲き始めるそうでサンジソウの別名もある。
コナラの樹液で同僚が変なハチがいるという。
見ると、久しぶりに見た「ハチモドキハナアブ」だった。
確かにハチではなくアブなので変なハチというのはその通りで理にかなっている。
別の樹液にも来ていた。
こちらは腹端を曲げて産卵しているようだった。
東京都のレッドリストではこの地域でDD=情報不足として記載されている。
2024年6月7日 東京都 コウチュウ目カミキリムシ科 キボシカミキリ、ツツジ目モッコク科 サカキ、キントラノオ目トウダイグサ科 アカメガシワ、ナデシコ目ハゼラン科 ハゼラン、ハエ目ハナアブ科 ハチモドキハナアブ
2024-06-08 20:00
nice!(0)
田植えの終わった田んぼ周りで [季節]
田んぼの田植えが始まった。
大人も子供も泥んこになりながら楽しそうに稲苗を植えていた。
田植えの終わっていない田んぼに動く何かがいた。
ドジョウかアメリカザリガニかとよくよく見ると「ケラ」だった。
頭を水に浸けてごそごそしていたが、いったい何をしているのかわからなかった。
大人も子供も泥んこになりながら楽しそうに稲苗を植えていた。
田植えの終わっていない田んぼに動く何かがいた。
ドジョウかアメリカザリガニかとよくよく見ると「ケラ」だった。
頭を水に浸けてごそごそしていたが、いったい何をしているのかわからなかった。
近くの湿地では今年初めて見る真っ赤な「ショウジョウトンボ」がいた。
このトンボのオスは今の時期から赤くなるが、赤とんぼとはいわない。
赤とんぼは秋に成熟して赤くなるアキアカネやナツアカネ、マユタテアカネなどアカネ属のトンボの総称だ。
田んぼ脇の林縁のススキの葉裏にいたガ。
翅を開いた大きさが15㎜ほどの「キオビベニヒメシャク」。
幼虫が何を食べているのか不明だそうだ。
何の木だったかよく見なかったがこちらも葉裏にいたこちらも20㎜と小さな「チビスカシノメイガ」。
翅の模様がなかなかいいデザインだ。
幼虫はクワやコウゾの葉を食べるようで確かにこの近くにクワとヒメコウゾがあった。
2024年5月27日 東京都 バッタ目ケラ科 ケラ、チョウ目シャクガ科 キオビベニヒメシャク、ツトガ科 チビスカシノメイガ
2024-06-02 20:46
nice!(0)
5月末の色々 [季節]
雨の後水がたまる小さな湿地、ときどき池。
久しぶりに見ると、「ミゾコウジュ」が咲いていた。
以前はキショウブに押されて絶滅に瀕していたが、ボランティアさんの手入れのお陰で復活した!
隣にはもこもこの「ミコシガヤ」も。
他の湿地では「ハラビロトンボ」のオスが黒っぽく成熟していた。
ミゾコウジュもハラビロトンボも東京都では絶滅危惧種だ。
石垣でひょこっと現れた「ヒガシニホントカゲ」の幼体。
青く輝く尻尾は幼体の印だ。
こちらの気配に気付いて石垣の隙間に隠れたが、まさしく頭隠して尻隠さず。
ふっふっ! まだ子供だな(^^
コナラの樹幹を飛んでいたのは「アカボシゴマダラ」の真っ白な春型。
25年ほど前に神奈川県で放蝶されたと思われる個体が繁殖を繰り返し、狭山丘陵では2008年頃から頻繁に見られるようになり今では普通に見られるまでになった。
幼虫はオオムラサキやゴマダラチョウ、テングチョウなどと同じエノキを食樹としており、侵入の影響が懸念されたがその影響は明らかになっていない。
満開に咲いたウツギの花に来ていたのは「イチモンジチョウ」。
希少種のアサマイチモンジかと凝視したが、残念ながらイチモンジチョウだった。
成虫越冬した「テングチョウ」が産卵した幼虫が羽化した新成虫が見られるようになってきた。
数年に一度、メディアに取り上げられるほど大発生するが今年はそれほどではないようだ。
何だか仕事ばかりしていると、休みにぐったりしてfieldに出ないでいる。
なのでこのところの写真はすべてコンデジで撮ったもので画質的には満足できないのだが、日々更新しないよりはいいかなぁと。
今年メインで使っているカメラとレンズをCANONからOMに思い切って変えた。
撮る機会がなかなか無いのだが、そのうちぼちぼちアップしていきたい。
2024年5月25-27日 東京都 シソ目シソ科 ミゾコウジュ、イネ目カヤツリグサ科 ミコシグサ、トンボ目トンボ科 ハラビロトンボ、有隣目トカゲ科 ヒガシニホントカゲ、チョウ目タテハチョウ科 アカボシゴマダラ、イチモンジチョウ、テングチョウ
久しぶりに見ると、「ミゾコウジュ」が咲いていた。
以前はキショウブに押されて絶滅に瀕していたが、ボランティアさんの手入れのお陰で復活した!
隣にはもこもこの「ミコシガヤ」も。
他の湿地では「ハラビロトンボ」のオスが黒っぽく成熟していた。
ミゾコウジュもハラビロトンボも東京都では絶滅危惧種だ。
石垣でひょこっと現れた「ヒガシニホントカゲ」の幼体。
青く輝く尻尾は幼体の印だ。
こちらの気配に気付いて石垣の隙間に隠れたが、まさしく頭隠して尻隠さず。
ふっふっ! まだ子供だな(^^
コナラの樹幹を飛んでいたのは「アカボシゴマダラ」の真っ白な春型。
25年ほど前に神奈川県で放蝶されたと思われる個体が繁殖を繰り返し、狭山丘陵では2008年頃から頻繁に見られるようになり今では普通に見られるまでになった。
幼虫はオオムラサキやゴマダラチョウ、テングチョウなどと同じエノキを食樹としており、侵入の影響が懸念されたがその影響は明らかになっていない。
満開に咲いたウツギの花に来ていたのは「イチモンジチョウ」。
希少種のアサマイチモンジかと凝視したが、残念ながらイチモンジチョウだった。
成虫越冬した「テングチョウ」が産卵した幼虫が羽化した新成虫が見られるようになってきた。
数年に一度、メディアに取り上げられるほど大発生するが今年はそれほどではないようだ。
何だか仕事ばかりしていると、休みにぐったりしてfieldに出ないでいる。
なのでこのところの写真はすべてコンデジで撮ったもので画質的には満足できないのだが、日々更新しないよりはいいかなぁと。
今年メインで使っているカメラとレンズをCANONからOMに思い切って変えた。
撮る機会がなかなか無いのだが、そのうちぼちぼちアップしていきたい。
2024年5月25-27日 東京都 シソ目シソ科 ミゾコウジュ、イネ目カヤツリグサ科 ミコシグサ、トンボ目トンボ科 ハラビロトンボ、有隣目トカゲ科 ヒガシニホントカゲ、チョウ目タテハチョウ科 アカボシゴマダラ、イチモンジチョウ、テングチョウ
2024-05-29 22:17
nice!(0)