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ヒメウラナミジャノメとミヤマセセリ [季節]

田んぼでは「スズメノテッポウ」が茎をのばしていた。
この時期スズメと名に付く植物がある。
スズメノテッポウの他にスズメノエンドウ、スズメノヤリなどでそれぞれ小さい事でスズメと名が付いたのだろう。
スズメノテッポウ0416.jpg



















林縁で目の前を飛んだチョウがいた。
んん?
とまったところを見るとこの春初見の「ヒメウラナミジャノメ」だった。
翅の波模様と蛇の目模様シックでおしゃれ。
ヒメウラナミジャノメ0416.jpg



















草地で見つけたスプリングエフェメラルの「ミヤマセセリ」のメス。
出現期はそろそろ終盤であとどれくらいその姿が見られるだろうか・・・
ミヤマセセリ0416 .jpg



















2024年4月16日 東京都 イネ目イネ科 スズメノテッポウ、チョウ目タテハチョウ科 ヒメウラナミジャノメ、セセリチョウ科 ミヤマセセリ

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コウモリも飛ぶ春日和 [季節]

今日は天気予報では曇り空で時折雨という予報だったが、朝から晴れて気温がぐんぐん上がり夏日となった。
予報が外れるのは困ることが多いが、こういう外れは有り難い
ただ、予報で昨日より今日の方が天候が悪いとの事だったので昨日洗濯したが、今日の方がよく乾いて良かったなぁとちょっと恨めしい

咲いていた菜の花に来ていた「ベニシジミ」。
少し前から見ていたのだが撮ったのは今年初めてだった。
ベニシジミ0407.JPG



















地面近くを飛んでいた「アカタテハ」。
どうやら産卵する幼虫の食草のカラムシを探している様で、とまるのを待つとやはり葉を展開していたカラムシにとまってお腹を曲げて産卵した。
様々な植物が一斉に出てきた中でカラムシを見つけるのはじっくり見ないとわからないが、アカタテハが教えてくれた。
アカタテハ0407.JPG



















林縁の前にあるため池の上空に何かが飛んでいた。
何だろうとよく見ると「アブラコウモリ」だった。
コウモリの仲間は夜行性で、夜に現れ飛んでいる蛾などを捕食するので昼間に見ることはほとんどない。
何でこの時間に飛んでいるのかわからないが明るい中で飛ぶ姿を見られたのは嬉しい!
よく見ると左の羽に小さな穴が開いているが、こういった穴は再生するらしい。

この少し前に出会った今日休みの若い同僚がこちらに走ってきた。
コウモリが飛んでいると話したら、先に見つけていて低い場所を飛んでいたのでバイクに置いてきた望遠レンズを取りに戻っていたとの事。場所に着いたが既にコウモリは林内を飛んでそのうち姿を消してしまい同僚はいいショットを撮れなかったようだ。
これは他人事ではなく、いつ何が出ても撮れる体制をとっていなければ後悔するなと改めて自分事として思ったのだった。写真はコンデジで撮ったので納得いくものでは無いのだが・・・
アブラコウモリ0407.JPG



















このすぐ近くで毎年楽しみにしている風景がある。
コナラなどが芽吹く前の雑木林でヤマザクラが咲き、手前の湿地のタチヤナギの黄緑色の葉が芽吹き黄色い花が咲くその淡い色のコントラストがとても美しい。
秋の黄葉も目を惹くが、春のこの時期の生命力あふれる風景が1年で最も美しいと思う
今日もその景色を眺めてうっとりするのであった
春景色0407.JPG



















2024年4月7日 東京都 チョウ目シジミチョウ科 ベニシジミ、タテハチョウ科 アカタテハ、コウモリ目ヒナコウモリ科 アブラコウモリ

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4月に入り暖かくなって [季節]

いよいよ4月、新たなスタートを切る人たちも多くいるだろう
個人的には環境に何の変化も無いが、気持ちを新たに何事にも取り組みたいと思う

暖かさで様々ないき物たちが見られるようになり、いつも見られる場所でカタバミの花を探したがまだのよう、代わりにキューリー夫人こと「キュウリグサ」が咲いていた。淡い水色の花弁に黄色い輪っかが可愛らしい
キュウリグサ0401.JPG



















草地を歩くと小さなバッタがピョンピョン跳ねた
飛んだ先を探してみると小さな「キリギリス」の幼虫だった
少し前にコバネヒメギスの幼虫も見ていて、バッタの仲間よりキリギリスの仲間の方が孵化が早いのかもしれない
唯一、ヒナバッタの幼虫は既に姿を見ているのでバッタの仲間ではヒナバッタがトップバッターだろう
キリギリス0401.JPG



















春と言えばスミレの仲間でアオイスミレ、エイザンスミレは終盤、コスミレ、タチツボスミレが見頃、ぽつぽつ「ヒメスミレ」が見られるようになった。小さな花で太い距に上弁がうさぎの耳のように立つのも特徴
ヒメスミレ0401.JPG



















スミレの花に訪れていたのは春の妖精「ミヤマセセリ」のメスだったが、近付くと飛んで枯葉の上にとまった
前翅の斑が白いのがメスの特徴で、いよいよミヤマセセリも発生の終盤になってきた
ミヤマセセリ0401.JPG



















草はらに白っぽいシジミチョウが飛んでいて、ルリシジミかなととまるのを待って見ると後翅端のオレンジ色があったので「ツバメシジミ」。翅表のblueが美しいオスだった
ツバメシジミ0401.JPG



















31日には成虫越冬していた「ヒオドシチョウ」の姿を初確認
これから産卵して、間もなくのエノキの芽生えと共に孵化する幼虫たちを見るのが楽しみになってきた
ヒオドシチョウ0401.JPG



















ようやくソメイヨシノやヤマザクラが見頃になってきたが、もうすでに「ウワミズザクラ」が蕾をつけていた
いくらなんでもちょっと早くない?
ウワミズザクラ0401.JPG



















2024年3月31日、4月1日 東京都 ムラサキ目ムラサキ科 キュウリグサ、バッタ目キリギリス科 キリギリス、キントラノオ目スミレ科 ヒメスミレ、チョウ目セセリチョウ科 ミヤマセセリ、シジミチョウ科 ツバメシジミ、タテハチョウ科 ヒオドシチョウ、バラ目バラ科 ウワミズザクラ

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春の花次々と [季節]

fieldの湿地周りを歩いていると足元に白い花が目にとまった
「シロヤブケマン」
ムラサキケマンをまだ見ていないのにこちらが先かと思ったら・・・
シロヤブケマン0325.JPG



















池の脇でその「ムラサキケマン」が咲いていた
ムラサキケマン0325.JPG




















蕾が長かった「アオキ」もようやく開花
雌雄異株でこれは雄花
アオキ0325.JPG



















ネズミモチの葉裏でまだ越冬中の「ウラギンシジミ」がいた
ほんともうちょっとの辛抱だね~
ウラギンシジミ0315.JPG



















2024年3月25日 東京都 キンポウゲ目ケシ科 シロヤブケマン、ムラサキケマン、ガリア目ガリア科 アオキ、チョウ目シジミチョウ科 ウラギンシジミ

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今日 [季節]

早咲きの寒桜は既に終わりを迎え、「ジンダイアケボノ」の蕾が膨らんでもう間もなく咲きそうだ
クローンで増えたソメイヨシノもそろそろ寿命が近づき、次代を担うのはこのジンダイアケボノとも言われている
ジンダイアケボノ0323.JPG



















ヨウコウが咲き始めていた

アマギヨシノとカンヒザクラの交配種とされている
淡いピンク色に大きめの花弁がとても奇麗だ
ヨウコウ0323.JPG



















雑木林では「ウワミズザクラ」が芽吹いていた
緑の少ないこの時期に、淡い黄緑色は息吹を与えてくれる!
多くのサクラが葉より先に花を咲かせるが、このサクラは先に葉が出てそのあとにブラシ状の白い花を咲かせる
ウワミズザクラ0323.JPG



















冬鳥の「シメ」が集まっていた
そろそろ渡りの時期が近付いているのだろう
鋭い眼つきはオスか?
シメ0323.JPG



















鉄塔のてっぺんには「オオタカ」
オオタカもそろそろ恋の季節
今年も繁殖が成功するのか見届けたい
オオタカ0323.JPG



















2024年3月23日 東京都 バラ目バラ科 ジンダイアケボノ、ヨウコウ、ウワミズザクラ、スズメ目アトリ科 シメ、タカ目タカ科 オオタカ

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春の妖精たち [季節]

先週後半は温かく花や新成虫の虫たちが多く見られた
一年のうちで早春の今の時期だけ花を咲かせたり現れる生き物はスプリング・エフェメラル、春の妖精と呼ばれる。
ここ数日で見られた妖精たち


そろそろかと見てみると咲いていた「セントウソウ」
白い小さな花が愛らしい!
セントウソウ0317.JPG



















すぐ近くに群生している「カントウミヤマカタバミ」も開花していた
陽が陰って花が閉じ気味だった
今丘陵で見られる場所はここしか知らない
カントウミヤマカタバミ0317.JPG



















「カタクリ」が咲き始めていたが、ここの群落は今年は葉が小さく花茎も短い
カタクリ0315.JPG



















足元からふわりと飛んだ「ビロードツリアブ」
もふもふの体がプーさんのようで可愛いと人気がある
このアブも今の時期しか見られない

ビロードツリアブ0316.JPG





















雑木林を小さく黒っぽいチョウが飛んでいた

こちらも今年初見の「ミヤマセセリ」
一度とまったところを撮り逃がし、同じ場所で待っていると戻って来た

なかなかとまってくれないが、この場所では3個体が活動していたようだ

ミヤマセセリ0317.JPG



















2024年3月15-17日 東京都 セリ目セリ科 セントウソウ、カタバミ目カタバミ科 カントウミヤマカタバミ、ユリ目ユリ科 カタクリ、ハエ目ツリアブ科 ビロードツリアブ(ビロウドツリアブ)、チョウ目セセリチョウ科 ミヤマセセリ

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いよいよ 春の蛾たち [季節]

今日の朝、職場の玄関を開けようとしてふとしたを見ると2種の蛾がいた
ここにいるという事は、先に玄関を開けた時に驚いて落ちたのだろう

1種は前翅にㇵの字がある春の蛾の「ハスオビエダシャク」だ
春に現れる蛾で、幼虫は様々な樹木の葉を食べる広食性
ここにいると次来た人に踏まれてしまうので、避難させようと指にとまらせたらすぐに飛んで行ってしまった
ハスオビエダシャク0315.JPG



















隣にいたもう1種はこちらも春に現れるシックな色合いの「アトジロエダシャク」
アトジロエダシャク0315.JPG



















指を差し出すと乗ってきた
こちらも飛ぶかと離れた林縁で指を振ると期待外れに下に落ちて死んだふり
まぁ、踏まれることは無いのでそのままに
アトジロエダシャク0315-1.JPG



















雑木林の林縁ではキク科の「センボンヤリ」が落ち葉の下から小さく可愛い春の花を咲かせていた。
センボンヤリは年に2回、春の花と夏の花を咲かせる
春は写真のような白い花弁の花だが、夏は茎がググっと伸びた閉鎖花をつける
この夏の花が名の由来となったのだろう
どちらの花も魅力的なセンボンヤリだ
センボンヤリ0315.JPG



















2024年3月15日 東京都 チョウ目シャクガ科 ハスオビエダシャク、アトジロエダシャク、キク目キク科 センボンヤリ

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3月3日 [季節]

3月3日のひなまつり 縁が無いのでいつも通り


晴れて暖かく、白いチョウが飛んでいた

既に見ていたモンキチョウかなぁと思いつつも追いかけて、とまったところを見ると今年初めて見る「モンシロチョウ」の新成虫だった
いよいよチョウたちにも春の訪れ
次に見られる新成虫は順にルリシジミ、ベニシジミ、ヤマトシジミだろうか?
モンシロチョウ0303.JPG



















サクラでは「オカメ」が咲き始めた
小さな花で濃いピンク色が美しい好きなサクラの一つ
カンヒザクラとマメザクラの交配種らしい

オカメ0303.JPG





















「ジョウビタキ」のオスが目の前に飛んで来た

この姿が見られるのはもうあとどれくらいだろうか?
早く温かくなって欲しいが、姿が見られなくなるのは寂しい・・・
ジョウビタキ0303.JPG



















とっくに咲き始めていた「カワヅザクラ」は見頃を迎えて、お花見を楽しむ人が多く訪れていた
そんな景色に黄色い「マンサク」が色を添えていた
マンサクとサクラとお花見.JPG



















2024年3月3日 東京都 チョウ目シロチョウ科 モンシロチョウ、バラ目バラ科 オカメ、カワヅザクラ、スズメ目ヒタキ科 ジョウビタキ、ユキノシタ目マンサク科 マンサク

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春よ来い! [季節]

3月に入っても2度も雪が降り、まだまだ北風が冷たい
昨日谷戸を歩いていると足元に小さな春が 「フキノトウ」
寒さの中、ほっと温まった
フキノトウ0309.jpg



















白いスミレを見つけた
マルバスミレって思ったがまだ早い そうそう早く咲くあの御紋に似た葉の「アオイスミレ」
アオイスミレ0309-1.jpg



















少しずつ、着実に春の足音
アオイスミレ0309-2.jpg



















毎年「ウラギンシジミ」の越冬が見られるネズミモチの葉裏 今年はその姿が見られなかった

昨日、いないだろうなとたまたま見てみると、なんといた!
暖かい日が続いてどこかで越冬していたのが、ここに場所を移したようだ

翅の間に触角をしまっているので、再び越冬モード

あと少し 頑張って!
待ち遠しい 春よ来い

ウラギンシジミ0309 (2).jpg



















2024年3月9日 東京都 キク目キク科 フキ、キントラノオ目スミレ科 アオイスミレ、チョウ目シジミチョウ科 ウラギンシジミ

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丘陵北側をぶらぶら [季節]

今日は午後から埼玉県の丘陵北側をちょっとぶらぶら。
湿地では産んで少し経っている「ニホンアカガエル」の卵塊がいくつかあったが、、まだここではオタマジャクシの姿は見られなかった。もうちょっとかな。
ニホンアカガエル0307.JPG



















雑木林を歩いていると、サクラの幹に蛾を見つけた。
フユシャクかと思ったら、残念春に出現する蛾の「ウスベニスジナミシャク」。
今回の褐色型と褐色部分が緑色の緑色型がいる。
今シーズンのフユシャクは今まで12種を確認しているが、シモフリトゲ、シロトゲ、フチグロトゲエダシャクをまだ見ていない。この3種を気にかけているが、なかなか出会えないでいる。
ウスベニスジナミシャク0307.jpg






















畑には複数の哺乳類のフィールドサイン 足跡があった。
中でも、真っすぐに続いている足跡は「ホンドキツネ」だろうか?
各地でその存在が危ぶまれているが、丘陵では人知れず子育てをして命を繋いでいる。
これからもそういった環境を守り残していかなければならない。
フィールドサイン0307.JPG





























2024年3月7日 埼玉県 無尾目アカガエル科 ニホンアカガエル、チョウ目シャクガ科 ウスベニスジナミシャク

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