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まるでハイエナのような・・・ [哺乳類]

湿地脇の日当たりのいい場所のタンポポで「ベニシジミ」が吸密していた
ベニシジミと同じオレンジ色のカメムシの仲間の「ナガメ」とツーショット
ベニシジミ0410.JPG



















湿地を少し歩いて帰ろうと外に出た時に、道の先にちょこんと座っていた
一見ハイエナのような、たてがみはライオンのような・・・
この写真一枚を撮るとすぐに立ち上がり踵を返して去っていった
ホンドタヌキ0410-1.JPG



















ここにハイエナもライオンもいないので、さてこの生きものは?
門の向こうで立ち止まりこちらを見ていた
疥癬病に罹った「ホンドタヌキ」だ
首中心の毛が残って陽の光で輝きたてがみのように見え、その他の体のほとんどの毛が抜け落ちてしまっていた
この冬は暖冬だと言えども寒かったろう
ようやく暖かくなってきたので少しは楽になっただろうか
疥癬病はヒゼンダニが皮膚に寄生することで起こる皮膚病で、罹ると体の毛が抜けてしまい自力での完治は難しく重症化すると死に至るといわれる。家族の中の1頭がかかると他の個体もかかる可能性が高い
先日も朝出勤した時に職場脇の落ち葉の上で息絶えていた個体を見つけた
辛く苦しかっただろうが、唯一ふかふかの落ち葉の上は救いだっただろうか
疥癬病は投薬で治療できるのだが、こういったタヌキを見つけても自治体は何もしてくれない
どうにかして助けることが出来ないかと罹った個体を見るたびに思う
ホンドタヌキ0410-2.JPG



















2024年4月10日 東京都 チョウ目シジミチョウ科 ベニシジミ、食肉目イヌ科 ホンドタヌキ

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山で出会ったニホンジカ [哺乳類]

昨日の山では滞留していた両側が崖で谷筋になっていて木々の奥から水の流れる音が聞こえていた。
山頂0908-4.JPG



















ふと崖下を見ると動く大きなものがいた。
ん~?
いたのは「ニホンジカ」の若い個体でよく見ると後ろにもう1頭大人のオスがいた。
シカを見るのはいつ以来だろうと考えたが、この数十年見た記憶がなくたいそう久しぶりだった。
ニホンジカ0908-1.JPG



















しばらく様子を見ることにした。
2頭とも生えた低い木の葉や草を夢中で食べていた。
若は背中が痒いのか何度もその場所を舐めていたおかげで、まだ幼い顔をじっくりと見ることだ出来た。
ニホンジカ0908-2.JPG



















さらに後から大人のメスも現れたのだが、いち早くシャッター音に気付いて見ていることがばれてしまった。
耳を立ててじーっとこちらを見ているのでちょっと我慢比べをしてみたが、向こうは微動だにせず。これは負けたなとゆっくり後ろへ1歩下がった瞬間に体を翻しオスも若も後を追って木々の中へと逃げて行った。
暫くして谷の下の方から数回鳴き声が聞こえた。他の仲間に危険を知らせていたのかもしれない。
ニホンジカ0908-3.JPG



















見ると立っている足元にもシカと思われる足跡がいくつも付いていた。
シカの食害が問題となっているが、ここではどうなのだろうか?
ニホンジカ0908-4.JPG



















2021年9月8日 埼玉県(丘陵外) 偶蹄目シカ科 ニホンジカ

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職場のネコ [哺乳類]

一昨年だったか、職場に見慣れないネコが現れた。
職場は谷戸の奥にあり、突然ネコが現れることは考えにくい。
目が青くシャムの血を引いている様で、飼い猫が捨てられた可能性が高かった。

えさを与えることは無かったがそれ以降職場の周りに居ついて、見ていると草地でバッタなどを捕まえて食べていた。生きるためのに本能がなせる業なのだろう、逞しさを感じた。
その後、子供を授かり4頭の子供を連れてやって来た。
全ての子供が親そっくりで体が白く眼が青い。
そういえば少し離れたところに同じように体が白く眼が青いオスのネコがいたからこのオスとの子供だろう。
子供が生まれて間もない頃を見た人によれば、全部で5頭産んで生まれてすぐに1頭はカラスにやられたと。
4頭の内1頭が排水管に落ちて死んでしまい、残り3頭を連れて職場周りから姿を消した。

しばらく姿が見られずにどうしただろうかと気にしていたら、昨日1頭でひょっこり現れた。
子供たちはいったいどうしたかと気になった。

姿勢を低くして草地の何かを狙っている様子。
ネコ0416-1.JPG



















今まで何度も出会っているが当然なついていないので、こっそり後ろから回り込んで近づいた時人が来た。
姿が見えなくなったのでどこへ行ったかと探すと、看板の中に隠れていた。
ネコ0416-2.JPG



















おや、こんなところに隠れたの。
今までこれだけ近づけることは稀だったので、この看板に守られている安心感なのだろう。
野外で自らの力で生きていくのは厳しいだろう。
どんな理由があろうと、飼っているものを無責任に捨てるのは本当にやめて欲しいと切に願う。
ネコ0416-3.JPG



















先日、サルトリイバラの近くで見たルリタテハの翅の色が重なって見えた。
ルリタテハ0415.JPG



















2021年4月15-16日 東京都 食肉目ネコ科 ネコ、チョウ目タテハチョウ科 ルリタテハ

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ウサギの糞? [哺乳類]

いよいよ立冬も過ぎ、朝夕と昼の寒暖差が大きくなって紅葉も進んできた。
雑木林を見渡せば、紅葉した葉が落ちて見通しが良くなってきたヤマザクラ、コナラに先んじて黄葉を始めたクヌギ。
紅葉1109_1.jpg



















ベンチにはアキアカネの先約が。
10月31日に撮ったものだが、今もこの光景は変わらずだ。
手前はメスで奥がオス。
こういった白っぽいものを好んで止まる理由は何なのだろうか?
アキアカネ1031_1.jpg



















草地の上に糞があった。
いつものウサギかと思ったが、丸くなくてちょっと長い。
さらに色も枯れ草色のウサギと異なり黒い。
はて?
これはウサギか自問自答、頭の中でぐるぐるぐる、出た答えは「タヌキ」!
通常は雑木林の中で同じ場所に糞をすることからタヌキの溜め糞と呼ばれる。
以前に紹介したカキノキの下のタヌキたち、ほど近い茅葺屋根の民家にもやって来ていたので恐らくそれがここに糞をしたのではないかと思う。
人慣れしたタヌキたちだが、こんなところにまで糞をするとは、大丈夫かとちょっと心配になってくる!
タヌキの溜め糞1109.JPG



















2017年10月31日、11月9日 トンボ目トンボ科 アキアカネ、ネコ目イヌ科 ホンドタヌキ

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仲睦まじい タヌキ [哺乳類]

カキノキの熟した実に何か来ていないか見ていると、茶色い生き物が歩いているのが目に入った。
ネコ?イヌ? 

それは子供のタヌキのようだった。

ホンドタヌキ1012_1.jpg



















子ダヌキが歩いて行った先へ回り込むと、そこには2頭のタヌキがいてお互いの体を舐め合っていた。
ひとりで落ちたカキの実を探しに行っていたのだろう。
合流して家族勢揃い、体の大きさから警戒している左が親で右2頭が子ダヌキと思われるが確信はない。
疥癬で毛が抜けた個体が多く見られるが、この家族は今のところそのような症状は見られず安心した。
しばらく見ていると3頭で体を舐め合った後、単独行動していた子ダヌキはまたひとりで巣があるであろうフェンス内へ帰って行った。
ホンドタヌキ1012-1_1.jpg



















一方、2頭は実を求めてカキノキの下へ。
途中、前方に人が訪れ警戒。緊張した横顔がカッコイイ!
すぐに立ち去ったためしばらくの間カキノキの下で食事をして藪の中へ消えて行った。
ここでは毎年よくタヌキの親子を見掛けるが、今年は今回が初めてのような気がする。
ホンドタヌキ1012-3_1.jpg



















2017年10月12日 東京都 ネコ目イヌ科 ホンドタヌキ

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