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寅年印象に残った トビイロトラガ [チョウ目]

いよいよあと数時間を残すところとなった。
年々月日が経つのが早く感じるのは歳のせいだろうか?
大晦日の今日は大掃除や買い物などで結局fieldへは出られなかった。

2022年、寅年にちなんだ虫に出会ったかなぁと考えたら、5月に「トビイロトラガ」を撮っていた。
幼虫は結構見るのだが、成虫は始めてで絶妙な色とクモの巣に掛かったようなデザインがとても印象的だった。

今年一年、ご訪問いただきありがとうございました。
来年もマイペースで更新していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
皆様、どうぞよいお年をお迎えください!

トビイロトラガ.JPG

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越冬ミノオキイロヒラタヒメバチのその後 [ハチ目]

今月17日に狭山丘陵のfieldで初めて確認した「ミノオキイロヒラタヒメバチ」。
その後どうしているか見に行ってみた。
ヒメバチがいた道沿いのアラカシの低い枝先の葉はすぐに見つかった。
左の字書き虫の食痕のある小さな葉だ。
ミノオキイロヒラタヒメバチ1230-1.JPG



















屈んで下から覗いてみると、まだ4頭が足をしっかり踏ん張っていた。
このまま早春までここにいるのではと思う。
今日は道脇のアラカシやシラカシなどの葉をひっくり返して歩いたが、残念ながらこのハチの仲間もサシガメの仲間も見つからなかった。
やはり個体数は多くないのだろうなぁ。
ミノオキイロヒラタヒメバチ1230-2.JPG





























アラカシの枝の横にあったシロダモの葉を念のためにひっくり返してみると、枝先に「ウスタビガ」の卵の付いた繭があった。
羽化してすぐに交尾して産み付けたのだろう。
ウスタビガ幼虫の食樹は広食性だがクスノキ科を食べるのだろうか?
周りにはコナラなどもあるのでそこから移動してここで蛹化したのかもしれない。

いよいよ明日は大晦日だが、例年行っていた大掃除を今年は全くしていない。
まぁ、そんな年があってもいいかと。
明日は出来るところをちょこちょことする程度にしよう。
ウスタビガ1230.JPG



















2022年12月30日 東京都 ハチ目ヒメバチ科 ミノオキイロヒラタヒメバチ、チョウ目ヤママユガ科 ウスタビガ

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あのオオカマキリの母さんたちは・・・ [カマキリ目]

今日は仕事納めであのオオカマキリの母さんたちがいる事務所へ出勤だった。
ついてそうそう事務所の壁を見たがいない。
まだ朝の寒さが厳しく壁近くのススキの根元を見て見ると1頭がぐったりと横たわっていた。
触ると少し動くので、朝陽が当たりだした壁際の場所に移しておいた。
暫くして再び見て見ると枯れた草に上って、こちらを見た。
もうぎりぎりのところで命を繋いでいるようだった。
オオカマキリ1228-1.JPG



















もう1頭もススキの根元でうずくまっていたが触っても反応が無い。
こちらも陽の当たる場所に移動させておいたが残念ながら動くことは無かった。

南向きで床暖房で暖かいコンクリートの壁がある環境でも、さすがにこのところの夜の冷え込みの厳しさには耐えられないだろう。

今日ここのススキでオオカマキリの卵鞘が見つかったのが何より嬉しい!
オオカマキリ1228-2.JPG



















2022年12月28日 東京都 カマキリ目カマキリ科 オオカマキリ

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ヤツデの葉裏のクロスジホソサジヨコバイ [カメムシ目]

冬の虫探し、恒例のヤツデの葉の神経衰弱。
数枚めくって出たのはお馴染みの「クロスジホソサジヨコバイ」。
背中の黒い筋の両側が赤い個体でメスと言われている。
騙されてはいけない!ちなみに頭は上だ。
クロスジホソサジヨコバイ12225-1.JPG



















次に出たのもクロスジホソサジヨコバイだが、背中の黒い筋の両側が黒い。
赤くないのでこれがオスだろうか。
黒いのは今まであまり見たことが無かった。
色が違うので神経衰弱としてはブー!だ。
クロスジホソサジヨコバイ12225-2.JPG



















こちらは翅がまだ小さな幼虫だが、お尻の端に目を模したと思われる黒点が1対ある。
成虫は翅にあるが無い幼虫はお尻にあるのが不思議で興味深い!
クロスジホソサジヨコバイ12225-3.JPG



















ヤツデの葉表にいたエリマキアブと呼ばれる肉食性の「フタスジヒラタアブ」の幼虫。
とまっている場所がなかなか憎らしい!
脇にいる小さなオレンジ色のはヤツデキジラミだろうか?

ヤツデの葉の神経衰弱がまだの方は、是非この冬チャレンジしてみてはいかが?
フタスジヒラタアブ12225.JPG



















2022年 12月25日 東京都 カメムシ目ヨコバイ科 クロスジホソサジヨコバイ、ハエ目ヒラタアブ科 フタスジヒラタアブ

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タヒバリ他冬鳥 [鳥類]

冬になると草が刈られた堤防にやって来るのは「タヒバリ」。
セキレイの仲間でヒバリに似ていて田などで見られるから名が付いたようだ。
同じセキレイ科のビンズイとそっくりさんだが、ビンズイは目の後ろに白斑があるので見分けられる。
地味な姿は冬枯れの草に紛れて見つけにくい。
タヒバリ1224.JPG



















晴れた青空に映えていたのは「イイギリ」の赤い実。
なかなかなくならず鳥たちに不人気かと思っていたが、ある時一気になくなるのだった。
食べ頃があるという事だろう。
イイギリ1225.JPG



















ここ数日小さな群れがやって来たイチョウの枝の「シメ」。
少し前にもやって来たがすぐにいなくなったので第2波だ。
優しい顔つきはメスだろう。
シメ1225.JPG



















久しぶりに見たジョビオこと「ジョウビタキ」のオス。
上から白、黒、オレンジが印象的。
ジョウビタキ1226.JPG



















こちらもここ数日湿地周りに居着いているジョビコこと「ジョウビタキ」のメス。
人慣れしているのか近くの枝までやって来てくれた。
愛らしい!
ここにいつまでいてくれるだろうか?
ジョウビタキ1225.JPG



















2022年12月24-26日 東京都 スズメ目セキレイ科 タヒバリ、アトリ科 シメ、ヒタキ科 ジョウビタキ、キントラノオ目ヤナギ科 イイギリ

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今シーズン5種目のフユシャクはやはり ウスバフユシャクだった [チョウ目]

今日はクリスマス。
だが、特に変わったこともない普段通りの日曜日だ。
イブが土曜でクリスマスが日曜というのは、カレンダー通りの休みの人には有難いのだろう。
寂しいかな、もう十年以上、土日祭日もゴールデンウィークもお盆もない。
唯一、正月だけはほぼ1週間強制的に仕事が休みなのでさすがに実感するのであった。

だからどうという事ではないが、fieldのトイレで見つけた今シーズン5種目のフユシャク。
思惑通り、「ウスバフユシャク」だった。
ウスバフユシャク1225-1.JPG



















過去の確認実績を見ても4番目と5番目は、年によって入れ替わるものの2017年からの5年はずっとイチモジフユナミシャクとウスバフユシャクなのだ。
記録を付け始めた2016年のみ、4番目がサザナミフユナミシャク、5番目がナミスジフユナミシャクで6番目がイチモジ、7番目がウスバだった。
ここ数年の6番目はナミスジフユナミシャクかクロテンフユシャクなのだが、さて今年はどうだろう?

フユシャクの仲間は初冬から春先まで次々と様々な種が現れるが、概ね発生時期が例年通りなのには驚かされる。
ウスバフユシャク1225-2.JPG



















2022年12月25日 Merry Xmas チョウ目シャクガ科 ウスバフユシャク

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今朝は寒かった・・・ [季節]

今朝は普段通り出勤だったが、いやはや寒かった。
真冬用のジャケットを着こんで仕事に出た。
どうりで寒いはずで、あちこちの水辺は凍り付いていた。
結氷1224.JPG



















広場でヒッヒッ♪とジョウビタキの声。
声のする方を探すとメスがいた。
このところ姿を見ていなかったのでちょっと嬉しい。
ジョウビタキ1224.JPG



















昼頃にはジャケットからパーカーへ着替える陽射しの暖かさ。
そんな暖かさに越冬中の「テングチョウ」が姿を見せ陽の光を浴びていた。
テングチョウ1224.JPG



















そういえば2日前、ケヤキの6mほどの高さの枝先で外来種「ムネアカハラビロカマキリ」の卵鞘を見つけて駆除した。
ここ数年駆除した成果で成虫も卵鞘も見る機会がぐっと減ったが、まだまだ油断はできない!
ムネアカハラビロカマキリ卵鞘1222.JPG



















2022年12月22,24日 東京都 スズメ目ヒタキ科 ジョウビタキ、チョウ目タテハチョウ科 テングチョウ、カマキリ目カマキリ科 ムネアカハラビロカマキリ

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今日もいたオオカマキリ母さん [カマキリ目]

今日は床暖房のある事務所に勤務の日で、外壁のオオカマキリはまだいるだろうかと見てみた。
出勤した時には壁にはいなかった。
このところの寒さは厳しく夜は0℃近くまで気温が下がっているので厳しいかと思っていたのだが、しばらくしてみると壁にいた。お腹が膨れているのでまだ産卵していないかもしれない。
夜はススキの株の中に隠れて寒さをしのぎ、動けるようになってから壁に上っているのかもしれない。
もう1頭が見当たらず探したが残念ながら見つからなかった。
次にここに来るのは27日。
その時にまだ姿があったなら、最長確認のタイ記録だ。
何より、早く卵を産んで欲しいのだが・・・。
オオカマキリ1223.JPG



















2022年12月23日 東京都 カマキリ目カマキリ科 オオカマキリ

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順当に イチモジフユナミシャク確認 [チョウ目]

今日は午前中、なかなか本降りの雨だった。
午後からは晴れ間が出たのが有難かった。

赤い実をつけたマンリョウの中に、一株だけ白い実の「シロミノマンリョウ」を見つけた。
実が黄色ければキミノマンリョウだそうだ。
シロミノマンリョウ1222.JPG



















雨に濡れたあちこちの落枝に「シロキクラゲ」が発生していた。
中国では銀耳と呼ばれデザートにも使用されるとか。
くわしくはキノコのホクトのサイトで。
シロキクラゲ.JPG



















こちらも林縁のあちこちで目に付いた葉がピンク色から赤に染まった低木の「オトコヨウゾメ」。
ガマズミと同じ仲間でガマズミに比べると付く実の数が少ない。
面白い名前だが、名の由来ははっきりしないよう。
紅葉は陽の当たるところから色が変わるので、実や葉の陰はまだ緑色のままだ。
オトコヨウゾメ1222.JPG



















職場の灯りに来ていたこの冬初めての「イチモジフユナミシャク」のオス。
昨年の確認は12月21日と例年通り順当だ。
淡い水色の小さな翅のメスを見てみたい。
ウスバフユシャクもそろそろなのだが、まだ見ていない。
イチモジフユナミシャク1222.JPG



















2022年12月22日 東京都 ツツジ目サクラソウ科 シロミノマンリョウ、シロキクラゲ目シロキクラゲ科 シロキクラゲ、マツムシソウ目ガマズミ科 オトコヨウゾメ、チョウ目シャクガ科 イチモジフユナミシャク

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シルエットのはやにえは誰? [鳥類]

12月も半ばになり多くのバッタたちが姿を消した。
でもまだいるだろうと探してみると、いたいた。
例年遅くまで見られるサクラの根元の草にいた「ヒナバッタ」のオス。
寒さに強く、本来卵越冬だが条件が良い環境なら2月頃まで見られる。
今年はどうだろう?
ヒナバッタ1211.JPG



















ススキの原っぱのサクラの枝にあったはやにえのシルエット。
さて、モズの犠牲になったのは・・・?
はやにえ1213.JPG



















このすすき原っぱでよく見られる「ショウリョウバッタモドキ」だった。
ショウリョウバッタがすでに姿を消した12月でもモドキはまだ見られ、ショウリョウバッタより寒さに強いのだろう。
さて、モズはこのはやにえを食べるだろうか?
これもこの冬の定点観察だ。
そういえば、遅くまで見られるヒナバッタのはやにえは見たことが無いなぁ。
はやにえ1213-1.JPG



















2022年12月11、13日 東京都 バッタ目バッタ科 ヒナバッタ、ショウリョウバッタモドキ

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