SSブログ

小さく地味なカメムシたち [カメムシ目]

植物を見ていると近くに大きさ1㎝ほどで小さくて艶消しの黒いカメムシがいた。
今まで見たことが無いような。
調べるとイネ科につく「イネクロカメムシ」のようだ。
クロカメムシとも呼ばれる。
背中の赤いダニはチャームポイントか!
イネクロカメムシ0617.JPG





























こちらは2度目の遭遇、2㎝弱の「ニセヒメクモヘリカメムシ」。
似た種にヒメクモヘリカメムシがいて頭部の先に突き出した側葉と中葉の長さで見分けるが、側葉と中葉がどこの事なのか理解するのに時間がかかった。
ササ類に付くらしい。
ニセヒメクモヘリカメムシ0625_1.jpg






















2023年6月17,25日 東京都 カメムシ目カメムシ科 イネクロカメムシ(クロカメムシ)、ホソヘリカメムシ科 ニセヒメクモヘリカメムシ

nice!(1) 

6月中旬の花と虫 [季節]

6月中旬に撮って紹介していないいくつかをお蔵入りになる前に。

このところ、セセリチョウの仲間の「オオチャバネセセリ」がよく見られた。
東京都のこの地域では準絶滅危惧種。
それ以外のセセリチョウが少ないのが気になる。
オオチャバネセセリ0616.JPG



















例年花が見られる場所で、今年も「ウマノスズクサ」が開花していた。
花としては何とも面白い形!
この種は絶滅危惧Ⅱ類。
ウマノスズクサ0617.JPG



















ウマノスズクサといえばこの植物を食草とする「ジャコウアゲハ」。
いくつかの葉には幼虫が見つかった。
無事、チョウになって飛び立ってくれればいいのだが敵は多い・・・
ジャコウアゲハ0617.JPG



















湿地で小さな淡い紫色の花をたくさん咲かせていた「チゴザサ」。
意外と目立たないので気にしていなければ、咲いているのを見過ごしてしまう。
チゴザサで以前カヤネズミが営巣していたが、ここ数年巣が見つかっておらず気になっている。
チゴザサ0617.JPG



















林縁では「ナガバノコウヤボウキ」が咲き始めていた。
近縁種のコウヤボウキより名の通り葉の形が細長く、コウヤボウキは枝先に花をつけるがこの種は枝先だけでなく葉腋にも花をつける。また、コウヤボウキよりも早く開花する。

ナガバノコウヤボウキ0617.JPG



















いくつかあるアワブキの葉には「スミナガシ」の幼虫の巣があった。
ようく見ると葉が食べられた葉脈に小さな幼虫を見つけた。
今年はまだ成虫を見ていないので、この夏見たいチョウの一つだ。
スミナガシ0617.JPG




















2023年6月16-17日 東京都 チョウ目セセリチョウ科 オオチャバネセセリ、アゲハチョウ科 ジャコウアゲハ、タテハチョウ科 スミナガシ、コショウ目ウマノスズクサ科 ウマノスズクサ科、イネ目イネ科 チゴザサ、キク目キク科 ナガバノコウヤボウキ

nice!(1) 

今日は荒川河川敷 [季節]

今日は荒川河川敷での仕事。
まぁ、朝から湿度が高くムシムシと暑い!
車のエアコンが壊れているのでとにかく移動も大変で、車載用扇風機も温風が出るだけであまり役に立たない。

現地に付いてスタンバイすると頭上を「セッカ」が煩く飛び回る。
ヒッヒッヒッ♪チャチャチャ♪
セッカの他にも揚げ雲雀、季語は春だがこの時期でも賑やかだった。
セッカ0628-1.JPG



















あまりもの暑さでこの声も、いやいやもう勘弁してくれと思うほど!
セッカ0628-2.JPG



















昼過ぎ、目の前の田んぼからたくさんの「アキアカネ」たちが一斉に飛び上がった。
昨晩から今朝にかけて羽化した個体たちだろうか。
みな真上にゆっくり浮上して上空で風に流され、一旦風上に向かってホバリングして飛び去って行った、
写真は撮れなかったが、これだけの数が飛んでいくのは初めて見た。
ここの田んぼは農薬を使っていないのだろう。
アキアカネ0628-1.JPG



















飛び去った後、田んぼを見るとまだ予備軍があちこちで見られた。
多くは稲の根元から徐々に上へと上がっていた。
田んぼを後にした後は、暫くこの近くで体力をつけて夏を過ごす標高の高い避暑地へ向かうのだろう。
アキアカネ0628-2.JPG



















突然、ケーン♪という声が聞こえ、見ると「キジ」のオスが目の前の田んぼの真ん中にいた。
あたりの様子をうかがっていたようで、すぐに稲の中に姿を消した。
キジ0628.JPG



















2023年6月28日 埼玉県(丘陵外) スズメ目セッカ科 セッカ、トンボ目トンボ科 アキアカネ、キジ目キジ科 キジ

nice!(0) 

ススキの葉裏の陰は誰? [季節]

草地で「ネジバナ」が並んで咲いていた。
よく見ると右巻き、左巻き
面白い!
今の時期草地のあちこちで目にするが、ランの仲間で小さな花をよく見るとまさにランだと納得。
ネジバナ0625.JPG





























エビちゃんがいたススキの葉裏に影があった。
いつもこのポジションにいたのはヤブキリ。
ん~、ヤブキリ?
さて誰だろうか?
そっと葉を手繰り寄せてちらっと見えたのは・・・
ススキの葉裏の陰0625-1.JPG



















影の形から想像通り、「オオカマキリ」の幼虫だった。
ススキには様々な虫たちがやって来るので、それを狙っているようだ。
エビちゃんもヤバいなぁ!
ススキの葉裏の陰0625-2.JPG



















別の葉上には少し大きな個体がいた。
オオカマキリも目立つ大きさになってきたようだ。
オオカマキリ0625.JPG



















2023年6月25日 ラン目ラン科 ネジバナ、カマキリ目カマキリ科 オオカマキリ

nice!(0) 

再び エビちゃん [カメムシ目]

昨日の休憩時間、職場横のススキに何かいないか見ていた。
株の奥にいた「エビイロカメムシ」の成虫。
スッキリした体形に色もデザインもシックでなかなかお洒落な感じだ。
エビイロカメムシ0625-1.JPG



















すぐ近くでエビイロカメムシの幼虫、エビちゃんがいた!
これは小さい!!
大きさは3㎜くらいだろうか?このサイズを見たのは初めてかもしれない。
エビイロカメムシ0625-2.JPG



















こんなに小さくてもやはり愛らさは変わらない!
離れた目におちょぼ口(口では無いが)、そしてこの色合いと透明感。
背中のマスコット?うさぎのような模様がさらに魅力を倍増させている。
小さくても可愛いぞ、エビちゃん!!!

こう思うのは私だけだろうか・・・
エビイロカメムシ0625-3.JPG



















2023年6月25日 東京都 カメムシ目エビイロカメムシ科 エビイロカメムシ

nice!(1) 

キジのメスにイタチ [季節]

昨日は埼玉中央部で調査の仕事。
ターゲットは全く現れず一日が終わったが、それも貴重なデータという事で納得せざるを得ないか・・・
携帯で撮った、こんな谷戸だった。
谷戸0623.JPG





























調査中は動くものに反応するので、ターゲット以外にも色々見掛ける。
目の前の畑を横断して小川沿いに姿を消した「キジ」のメス。
オスの姿や鳴き声は聞かれなかった。
埼玉県では少し郊外に行くとキジをよく見掛ける。
fieldではここ数年姿も声も聞かれずにいたが、今年久しぶりに声を聞いた。
キジ0623.JPG



















次に現れたのは「イタチ」。
イタチかチョウセンイタチかはわからなかったが、とにかく動きが早くまともに撮れたのはこの1枚だけだった。
残念ながら顔が写らなかった。
イタチ0623.JPG



















後ろから前へ羽音が移動してコンクリート擁壁にとまった「ナガゴマフカミキリ」。
今年初見だ。
この日は400㎜望遠レンズしか持っておらず、このレンズ何だか最近調子が悪く最短距離近くではAFでピントが合わなくなっていたがこの日は何とか復活してくれた。
ナガゴマフカミキリ0623.JPG



















時折、梢からビーン♪という囀りが聞こえていたが、仕事の終わり頃にようやく姿を見せてくれた。
Mr.ビーンこと「カワラヒワ」のオスだ。
メスと一緒に行動していたのはつがいだったろうか?
カワラヒワ0623.JPG



















2023年6月23日 埼玉県 キジ目キジ科 キジ、ネコ目イタチ科 イタチ、コウチュウ目カミキリムシ科 ナガゴマフカミキリ、スズメ目アトリ科 カワラヒワ

nice!(0) 

ラミー、ヨツスジ [コウチュウ目]

カラムシは結構あちこちに見られる。
アカタテハの幼虫の巣が無いか見ていると、茎を齧っていた「ラミーカミキリ」がいた。
大きさからメスだろう。

ここで見たのは何年ぶりだろうか?
毎年見られう訳ではないので、どこからやって来るのか不思議だ。
ラミーカミキリ0616.JPG



















今が盛りのムラサキシキブの花に「ヨツボシハナカミキリ」が来ていた。
甘い花の香りに惹かれるのだろうか?
ヨツスジハナカミキリ0616.JPG



















2023年6月16日 コウチュウ目カミキリムシ科 ラミーカミキリ、ヨツボシハナカミキリ

nice!(0) 

6月未掲載のチョウ目4種 [チョウ目]

6月に入ってゼフィルスの仲間にアンテナを張っていたら、白っぽいシジミチョウが樹上を飛んで湿地の葉に降りた。ウラゴマか大きさからミズイロオナガか?
ファインダーを覗いたら、どうやら「ルリシジミ」のようだった。
ルリシジミだったかと呟いて撮った写真を見ると、はーい!とでも言っていたかのように右手を上げていた。
ルリシジミ0608.JPG



















林内の比較的明るい場所に出ると目の前を飛んだのは、イチモンジチョウか?アサマイチモンジか?
とまったのを見ると「イチモンジチョウ」だった。
アサマには年に1度出会えるかどうか。
イチモンジチョウ0608.JPG



















クリの葉上では「ヨツボシホソバ」のオス。ヨツボシとしたがそっくりのウンナンヨツボシホソバとは外見では識別できず交尾器を見なければ判断できないのでウンナンかもしれない。
ヨツボシホソバ0608.JPG



















隣のオニグルミで、この頃発生のピークだったかあちこちで見られた「ウスキツバメエダシャク」。
こちらもそっくりさんが複数いるが、体や尾状突起の大きさなどからウスキとした。さらに顔の色を見れば間違いなかったが、近付いてどれもみな飛んでしまった。とても敏感だった。
ウスキツバメエダシャク0608.JPG



















2023年6月8日 東京都 チョウ目シジミチョウ科 ルリシジミ、タテハチョウ科 イチモンジチョウ、ヒトリガ科 ヨツボシホソバ、シャクガ科 ウスキツバメエダシャク

nice!(0) 

オオイシアブ ハラグロオオテントウを狩る [ハエ目]

今日6月21日は二十四節季の夏至。
1年で最も昼が長い日だ。
これを書いている今は18時だが、日の入りは19時であと1時間もあるのだ。

今日は休みで運転免許証の更新。5年ぶりにゴールドに復帰して講習は30分で終わるし、自動車保険は安くなるしで嬉しい!

一昨日、湿地脇のカラムシの葉上に獲物をゲットした大きな「オオイシアブ」を見つけた。
オオイシアブ0619-1.JPG



















獲物はこれまたテントウムシの中では最大級の「ハラグロオオテントウ」だった。
腹部背面の真ん中に口吻がズブリと刺さっていた。
湿地の横には小さな実生のクワがあり春頃にはハラグロテントウが数頭が見られたが、今は伐採されてしまった。
この日湿地の調査で調査区域のヨシを刈っていると、ヨシに付いたアブラムシを食べるナミテントウに交じってハラグロオオテントウもいくつか見つかった。
恐らくヨシから移動のため飛んだ際に、捕まってしまったのだろう。
恐るべしハンター、ひげジイだ!
オオイシアブ0619-2.JPG



















2023年6月19日 東京都 ハエ目ムシヒキアブ科 オオイシアブ、コウチュウ目テントウムシ科 ハラグロオオテントウ

nice!(0) 

エビちゃん? じゃなかった・・・ [季節]

そろそろいろいろ見られるのではないかといくつかのススキの株をじっくり見た。
一番多かったのはクモの仲間の「ササグモ」だ。
葉裏で何かを捕えて食べている個体を見つけた。
獲物は何だろう?と撮った写真をよく見ると、小さなササグモだった。
ん~、つらくて厳しいなぁ!
ササグモ0618.JPG



















足元からぴょんと飛んだバッタの仲間。
飛んだ先のギシギシの葉上にいたのはキリギリスの仲間の「ホシササキリ」の幼虫だった。
こんなにちいさな虫を一体どれだけの人が気付いているのだろう?
ホシササキリ幼虫0618.JPG





























ススキの葉裏にオレンジ色。
おおっ、エビちゃんキターーーーーー!
少し前に成虫を見ていたので幼虫が出てきたかと撮った写真を見ると、残念、原因不明だがススキの葉の傷みだった。
色や形がエビちゃんことエビイロカメムシの幼虫に似ていたのですっかり騙された。
擬態とはこういう事か!
エビイロカメムシ幼虫かと思ったら・・・.JPG



















2023年6月18日 東京都 クモ目ササグモ科 ササグモ、バッタ目キリギリス科 ホシササキリ

nice!(0)