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第43回SSP展「自然を楽しむ科学の眼2022-2023」東京展開催のお知らせ [告知]

私が所属する(一社)日本自然科学写真協会(SSP)の第43回SSP展「自然を楽しむ科学の眼2022-2023」東京展が、明日7月1日(金)から7日(木)まで六本木の東京ミッドタウンにある富士フイルムフォトサロンで開催されます。
様々な分野のプロ、アマチュア写真家の素晴らしい写真が展示され、私も作品を1点出展させていただいております。
梅雨明け以降厳しい暑さが続いていますが、暑さ対策、引き続きコロナ対策を万全に足をお運びいただければと思います。

富士フイルムフォトサロン https://fujifilmsquare.jp/exhibition/220701_01.html

第43回SSP展.jpg

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オオチョウバエ 現る [ハエ目]

今日も暑かったなぁ!
東京都心、練馬区では6月として観測史上最も高い36.4℃を記録した猛暑日だったようだ。
仕事にいけないのでエアコンの効いた家で療養。
それでも歩かないと筋力が落ちるので、近くのスーパーまで買い出しに行ったがやはり暑かった。

台所に「オオチョウバエ」がいた。
今年初めて見たが、外から来たのか?家で繁殖しているのか?
チョウバエは風呂場やトイレ、洗面所、台所など湿ったところを好む5mmほどの夜行性のハエの仲間。
アース製薬のHPでは「英名moth fly=ガのようなハエ」と書かれている。
確かに毛深くて一見小さな蛾のようにも見えるかもしれない。
特に害はないようだが不快害虫とされる。
オオチョウバエ0626.JPG



















そのHPによると逆さにするとハート形とあったので写真をひっくり返してみた。
なるほど、確かにハーティーである。
これを見た女性たちが、ん~、可愛い!
なぁんてこの虫に好感を持ってくれるだろうか?
いささか疑問である。
オオチョウバエ0626-1.JPG



















2022年6月26日 ハエ目チョウバエ科 オオチョウバエ

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もう 梅雨明け? [季節]

先週土曜日に修理に出したパソコンが今朝戻ってきた。
昨晩、修理完了して発送しました、今回無償ですとのメールが来てビックリ。
依頼した時にはマザーボードの交換になると高額の見積もりだったのだが、ボードを交換して無償とは。
仕事を休んで収入がない今、なんて嬉しい!!

昨日今日とまだ梅雨時にもかかわらず異常な好天と気温の上昇だ。
もう梅雨明けしてもよさそうだが、もう少し様子見なのだろう。
今月一杯は早い怪我の完治を目指して、出来るだけで出歩かないようにエアコンの利いた部屋でじっとしている。

なので昨年の今頃は何を撮っていたのかでblog再開!
意外と早かった・・・。

終齢の「キリギリス」のメスの幼虫。
今年は暑さが増しましなので、もうすでにオスが鳴いているかもしれない。
キリギリス.JPG



















今月中旬には咲き始めていた「オカトラノオ」の花も既に見頃だろう。
7月に入れば時々fieldに出掛けたいなぁ!
オカトラノオ.JPG



















2022年6月25日 撮影2021年6月17.21日 東京都 バッタ目キリギリス科 ヒガシキリギリス、ツツジ目サクラソウ科 オカトラノオ

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しばらく休止のお知らせ [告知]

先日、不注意で足の指を骨折してしまいました。歩く仕事はダメと医者から告知され1ヶ月半の休職。
家の周りの虫でも記事にと思っていたところ、タイミング悪くパソコンが故障し約2週間修理に。
ということでこんないい時期ですが、このblogもしばらくの間休止することと致しました。
少しでも早く再開したいと思っておりますので、その際はどうぞよろしくお願い致します。
※スマホからのお知らせです。

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埼玉県山地のミヤマカワトンボ、アサヒナカワトンボ [トンボ目]

今日は埼玉県西部の山地でお仕事。
渓流沿いでカワトンボの仲間を見つけた。
仕事中なので、ササっと撮っておいた。

翅が褐色のオスと当初書いたが、腹端の形状を見るとメス。
翅の濃い褐色の帯がある事からミヤマカワトンボのメスのようだ。
アサヒナカワトンボ0610-1.JPG



















ミヤマカワトンボより小柄で翅が透明なメス。
カワトンボの仲間はニホンカワトンボとアサヒナカワトンボが似ていて同定が難しいが、確認した地域と翅の縁紋の形状から恐らくこちらは「アサヒナカワトンボ」だろう。

オスの褐色の翅がひらひらと舞うのを見ると涼し気に思うが、今日はちと寒かった。

※アサヒナカワトンボのオスとメスとしていたが訂正した。
アサヒナカワトンボ0610-2.JPG



















2022年6月10日(埼玉県 丘陵外) トンボ目カワトンボ科 ミヤマカワトンボ、アサヒナカワトンボ

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竹とベニカミキリ [コウチュウ目]

里山の一角には必ずと言っていいほど竹林がある。
その昔、竹は食器や竹垣、七夕などの催事に使用していたので生活に必須だったようだ。
そんな竹に依存している虫が「ベニカミキリ」だ。
枯れた竹に産卵し幼虫は内部の材を食べて育つ。

この日竹林脇の葉の裏にとまっていた虫を見つけた。
葉の縁から足の爪が出ていたので気が付いた。
葉をひっくり返すとやはりベニカミキリだった。
少しピンクがかった紅色に胸の黒斑がなかなかお洒落なカミキリムシだ。
飛んで来て翅をたたみ切れていないのか?羽化不全なのか?
後翅が奇麗に収まっていなかった。

今が成虫の発生時期なので、是非竹林周りで探してみて欲しい!
ベニカミキリ0607.JPG



















2022年6月7日 東京都 コウチュウ目カミキリムシ科 ベニカミキリ

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狭山丘陵で初めて見たイソヒヨドリ [鳥類]

歩いていると柵の上に鳥がとまった。
ヒヨドリかと思ったが、色が違う。
鮮やかな青色にお腹のエンジ色、頭くるくる、ん~、この色はひょっとして「イソヒヨドリ」か。
そうそう、昨年の「NHKのダーウィンが来た」や知人のFBやblogで見たイソヒヨドリのオスだった。
イソヒヨドリ0607-1.JPG



















本来は名前の通り海辺で見られる鳥だが、近年内陸部や都市部にも生息域を拡大している。
一見ヒヨドリに似ているので名があるようだが、実はヒタキ科で確かにツグミなどに姿は似ているかもしれない。

何か獲物を咥えていて、咥えたままそばの住宅地の屋根や杭にとまったりと移動して全く食べる気配がない。
ひょっとしてヒナの餌でこの近くで営巣しているのかとも思われた。
獲物はツチイナゴだった。
イソヒヨドリ0607-2.JPG



















狭山丘陵での目撃を調べると、数年前からいくつかあった。
東京都のレッドリストでは北多摩で準絶滅危惧、西多摩で情報不足となっている。
これから見られる機会が増えてくれば、リストから外れるのだろうか。
イソヒヨドリ0607-4.JPG



















2022年6月7日 東京都 スズメ目ヒタキ科 イソヒヨドリ

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林縁で色々 [自然]

歩いていると必死に探さなくても虫たちが見つかるいい季節になってきた。
葉っぱのヘリにしがみつくように止まっていた蛾。
不思議なとまり方をしているなととりあえず数枚撮ってよく見ると、既に息絶えていたようだ。
ヤガ科の仲間だと思うが、種は特定できなかった。
お尻の先に卵のようなものが見え、アリも来ている。
なぜこんなことになったのか、それを知る由もない。
ヤガ科?0601.JPG



















湿地脇では触角が立派な「ヒゲナガハナノミ」のオスがいた。
この仲間はホタルに近い種で幼虫は水棲だが光らない。
ヒゲナガハナノミのメスは黒く触角も糸状。
この辺りにいるオスがこんな立派なトナカイの様な触角を持つ甲虫は、知っている虫の中では3本の指に入る。
ヒゲコメツキ、ヒゲブトハナムグリ、そしてこの種だ。
ヒゲナガハナノミ0601.JPG



















近くでは「「ヤマトシリアゲ」が交尾中。
ヤマトシリアゲは死んだ虫や腐敗物などに集まり、オスはその餌をメスにプレゼントしメスが食べている間に交尾をすることが知られている。
この場面は、メスが鳥の糞を食べている間に、交尾に及んだと思われた。
オスの尾端にはハサミがありサソリのように尻を上げている事からシリアゲ。
尾端が見えないが、恐らく食事中がメスだろう。
ヤマトシリアゲ0601.JPG



















林縁で風に揺られていた小さな繭。
たぶんチビアメバチの仲間の繭と思うが、今まで見たものはガの幼虫などに寄生し終齢幼虫が寄生した幼虫を食い破って外に出て糸で下りて繭を紡ぐ。
なので繭の糸を上にたどれば寄生した幼虫の亡骸があるのだが、この繭の上には何もなく繭の下にも糸が伸びていた。
不思議・・・
チビアメバチの仲間の繭0601.JPG



















葉上に小さな蛾を発見。
翅を開いても1.5㎝程の「コウゾヒメハマキ」。
そういえばこの近くに幼虫の食樹のヒメコウゾとクワがあった。

小さな虫を撮るのにマクロレンズを使い絞りを絞ってフラッシュを使用しているが、どうしても背景が暗く落ちてしまう。後ろ直近に葉などを置いたり、フラッシュを多灯して背景に光を当てればよいのだが、動き回る虫の場合そんなことをしている余裕はない。
SSを落としてISOを上げても、手振れや画質の荒れがある。
というのは言い訳か。
コウゾハマキモドキ.JPG



















2022年6月1日 東京都 チョウ目ヤガ科の一種、コウチュウ目ナガハナノミ科 ヒゲナガハナノミ、シリアゲムシ科 ヤマトシリアゲ、ハチ目ヒメバチ科 チビアメバチの一種、チョウ目ハマキモドキガ科 コウゾヒメハマキ 

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独特の形 ブチミャクヨコバイ幼虫 [季節]

この日はヤナギの枝先の樹液に集まるコムラサキを撮ろうと400mmに1.4倍のエクステンダーを付けて臨んだが、残念ながら訪れた時間帯には姿が見られなかった。
しょうがないので、草陰から獲物のコメツキムシを捕まえ食事中の「オオイシアブ」を。
あちこちでこのアブの姿を目にするようになった。
オオイシアブ0601.JPG



















ノアザミに来ていた「ダイミョウセセリ」。
絞り優先モードでISO autoにしていたら3200まで上がっていた。
カメラの高画質高感度、最新の画像エンジンのお陰で、それでもまだ見られる写真だった。

ダイミョウセセリ0601.JPG



















リンゴコブガ幼虫やコミミズク、ミミズク幼虫がいたコナラの実生を探してみたが、共に見つからなかった。
見つかったのは独特の形のヨコバイの仲間「ブチミャクヨコバイ」の幼虫。
幼虫を見るのは初めてで成虫はまだ一度も見ていない。
それにしてもこんな形に進化したのはどんな理由なのだろう・・・?
ブチミャクヨコバイ0601.JPG



















2021年6月1日 東京都 ハエ目ムシヒキアブ科 オオイシアブ、チョウ目セセリチョウ科 ダイミョウセセリ、カメムシ目ヨコバイ科 ブチミャクヨコバイ

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赤くてすごい牙 セグロベニトゲアシガ [チョウ目]

クリの木で見つけた小さな体に長い脚、大きな牙を持つ蛾。
これはひょっとして・・・。
セグロベニトゲアシガ0601-1.JPG



















過去に稀に見る機会があったが、なかなか撮れずにいた「セグロベニトゲアシガ」だった。
その翅は名にある美しい紅色だ。
幼虫はササ類に付くアブラムシを食べる。
一見牙のように見えるのは、パルピ、下唇髭(かしんしゅ)と呼ばれ、触角の補助的役割をしているのではと言われている。目立つパルピを持つチョウではテングチョウが知られている。
セグロベニトゲアシガ0601-2.JPG



















動き回るうえに翅を開いた大きさは1.5~2c㎜ほどと小さくとにかく撮りづらい。
今度はもっと明るい背景で撮りたいものだ。
セグロベニトゲアシガ0601-3.JPG



















2022年6月1日 チョウ目ニセマイコガ科 セグロベニトゲアシガ

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