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赤くてすごい牙 セグロベニトゲアシガ [チョウ目]

クリの木で見つけた小さな体に長い脚、大きな牙を持つ蛾。
これはひょっとして・・・。
セグロベニトゲアシガ0601-1.JPG



















過去に稀に見る機会があったが、なかなか撮れずにいた「セグロベニトゲアシガ」だった。
その翅は名にある美しい紅色だ。
幼虫はササ類に付くアブラムシを食べる。
一見牙のように見えるのは、パルピ、下唇髭(かしんしゅ)と呼ばれ、触角の補助的役割をしているのではと言われている。目立つパルピを持つチョウではテングチョウが知られている。
セグロベニトゲアシガ0601-2.JPG



















動き回るうえに翅を開いた大きさは1.5~2c㎜ほどと小さくとにかく撮りづらい。
今度はもっと明るい背景で撮りたいものだ。
セグロベニトゲアシガ0601-3.JPG



















2022年6月1日 チョウ目ニセマイコガ科 セグロベニトゲアシガ

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クリの花レストランは間もなくオープン [季節]

葉の下にピンク色の花を咲かせていた「ヤブムラサキ」。
ポピュラーなムラサキシキブより一足早く開花し、枝や葉、ガクに毛が多い。
ヤブムラサキ0601.JPG



















林縁にいた「シロコブゾウムシ」。
こちらに気付いて警戒して動きを止めた。
かなり近づいたが、逃げることもぽろっと落ちることもなかった。
シロコブゾウムシ0601.JPG



















一休みした木のベンチに先客が。
黒くてとても薄っぺらい、たぶん「クロヒラタカメムシ」。
似た種がいるのでカメムシ図鑑で調べないと・・・。
樹皮下で生活しているから体は薄いほうがいいのだろう。
クロヒラタカメムシ0601_1.jpg



















ちらほらクリの花が咲き始めた。
咲いていたのはまだほんの一部で、あの独特の匂いも漂ってこないがもう間もなくだろう。
蜜を求めて来ていたのは「アカシジミ」だけだった。
鳥に啄まれたのか後翅が破れていた。
後翅後縁の触角のような尾状突起と目の様な黒い斑を頭と間違えてそちらを狙ったか。
ならまさにアカシジミの思うつぼだ。
アカシジミ0601.JPG



















クリの葉裏には「コイチャコガネ」がいた。
こちらはクリの葉がお目当て。
コイチャコガネ0602.JPG



















2022年6月1日 シソ目シソ科 ヤブムラサキ、カメムシ目ヒラタカメムシ科 クロヒラタカメムシ、チョウ目シジミチョウ科 アカシジミ、コウチュウ目コガネムシ科 コイチャコガネ

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