イヌゴマとクマバチ [ハチ目]
田んぼ脇で小さなピンク色の花を咲かせる「イヌゴマ」が見頃となっていた。
湿った場所を好み、シソ科特有の形の花が輪生して付く。
果実の形がゴマに似ているが食べられないのでこの名がある。別名チョロギダマシとも呼ばれ、チョロギに似ていて食べられないからダマシ。
ともに可哀想な名前である。
イヌゴマの花にやって来ていた「クマバチ」。
湿った場所を好み、シソ科特有の形の花が輪生して付く。
果実の形がゴマに似ているが食べられないのでこの名がある。別名チョロギダマシとも呼ばれ、チョロギに似ていて食べられないからダマシ。
ともに可哀想な名前である。
イヌゴマの花にやって来ていた「クマバチ」。
見渡すとあちこちの花にたくさんいた。

フジの花が咲く頃には縄張りを張るオスたちがよく見られたが、それ以降はあまり見かけなくなっていたような。
花に来ていたのはどれもメスばかり。

クマバチは初夏の頃、枯れた枝や材に穴を掘りその中に丸めた花粉団子に卵を産んだ部屋をいくつも作る。
羽化した新成虫は巣の中で越冬し次の春に巣を出て繁殖活動をするようだ。
従って、今花粉や蜜を集めているのは新成虫に与えるためなのかもしれない。
お母さんは大変だ!

2019年7月25日 東京都 シソ目シソ科 イヌゴマ、ハチ目ミツバチ科 キムネクマバチ

フジの花が咲く頃には縄張りを張るオスたちがよく見られたが、それ以降はあまり見かけなくなっていたような。
花に来ていたのはどれもメスばかり。

クマバチは初夏の頃、枯れた枝や材に穴を掘りその中に丸めた花粉団子に卵を産んだ部屋をいくつも作る。
羽化した新成虫は巣の中で越冬し次の春に巣を出て繁殖活動をするようだ。
従って、今花粉や蜜を集めているのは新成虫に与えるためなのかもしれない。
お母さんは大変だ!

2019年7月25日 東京都 シソ目シソ科 イヌゴマ、ハチ目ミツバチ科 キムネクマバチ
夏の始まりから鳴きだす ヒグラシ [カメムシ目]
台風6号も温帯低気圧になって去って行った。
いよいよ明日から、梅雨も明けて夏本番がやってきそうだ。
長く雨が続いたおかげでセミたちもすっかり出遅れている様子だが、ここ数日の暑さでこの時期聞かれるほとんどの鳴き声が聞かれるようになった。
林内で見つけたシルエット。
子供の頃は関西に住んでいて、身近なセミは翅に色の付いたニイニイゼミとアブラゼミばかりで夏の終わりに唯一翅の透明なツクツクボウシ。
あの頃はクマゼミも稀で、鳴いても高い木の上で捕まえる事は出来なかった。
ミンミンゼミやヒグラシは山に登らないと見られなかった。
そう、当時翅の透明なセミは僕の憧れだったのだ。
関東に来て、平地でミンミンゼミやヒグラシが鳴いているのにびっくりしたものだった。
このシルエットは、その透明な翅の「ヒグラシ」。
夜明け前や夕暮れ時、天候の急変で曇った時にカナカナカナ♪と物悲しい声で鳴くのがとても印象的で、昔から夏を象徴する大好きなセミだ。
名の由来は日暮れ時に鳴くことから「日を暮れさせるもの」から来ているという説がある。
以前、富士山麓でテントを張った時、朝の4時頃すごい音で目が覚めた。
まだ暗い中、このセミの鳴き声が降り注ぐようにテントを包んでいたのを今でも思い出す。

セミの観察会などで参加している方に聞くと大人も子供も夏の終わりのセミだというのにはちょっと驚く。
早くに鳴きだすニイニイゼミとほぼ変わらずに現れて夏の間ずっと鳴いているのだが、この物悲しい声のせいでそういった印象なのだろうか?
いよいよ明日から、梅雨も明けて夏本番がやってきそうだ。
長く雨が続いたおかげでセミたちもすっかり出遅れている様子だが、ここ数日の暑さでこの時期聞かれるほとんどの鳴き声が聞かれるようになった。
林内で見つけたシルエット。
子供の頃は関西に住んでいて、身近なセミは翅に色の付いたニイニイゼミとアブラゼミばかりで夏の終わりに唯一翅の透明なツクツクボウシ。
あの頃はクマゼミも稀で、鳴いても高い木の上で捕まえる事は出来なかった。
ミンミンゼミやヒグラシは山に登らないと見られなかった。
そう、当時翅の透明なセミは僕の憧れだったのだ。
関東に来て、平地でミンミンゼミやヒグラシが鳴いているのにびっくりしたものだった。
このシルエットは、その透明な翅の「ヒグラシ」。
夜明け前や夕暮れ時、天候の急変で曇った時にカナカナカナ♪と物悲しい声で鳴くのがとても印象的で、昔から夏を象徴する大好きなセミだ。
名の由来は日暮れ時に鳴くことから「日を暮れさせるもの」から来ているという説がある。
以前、富士山麓でテントを張った時、朝の4時頃すごい音で目が覚めた。
まだ暗い中、このセミの鳴き声が降り注ぐようにテントを包んでいたのを今でも思い出す。

セミの観察会などで参加している方に聞くと大人も子供も夏の終わりのセミだというのにはちょっと驚く。
早くに鳴きだすニイニイゼミとほぼ変わらずに現れて夏の間ずっと鳴いているのだが、この物悲しい声のせいでそういった印象なのだろうか?
今日も朝から夏本番の暑さで参ったが、夕方黒い雲が湧いてきて陽射しが陰ると一斉に鳴きだした。
この声に包まれて時を過ごすのは、本当に至極の瞬間だ。
その鳴き声をblogにUPしようとしたが、うまくいかないのでFacebookに。
ご覧になれる方は、こちらで https://www.facebook.com/hirokazu.kouno.96

2019年7月25、28日 東京都 カメムシ目セミ科 ヒグラシ
この声に包まれて時を過ごすのは、本当に至極の瞬間だ。
その鳴き声をblogにUPしようとしたが、うまくいかないのでFacebookに。
ご覧になれる方は、こちらで https://www.facebook.com/hirokazu.kouno.96

2019年7月25、28日 東京都 カメムシ目セミ科 ヒグラシ
今年はまだ梅雨が明けないなぁ(*_*) [季節]
平年は7月20日頃には梅雨明けしていたように思うが、昨年は異例に6月末の速さで厳しい暑さが長く続いた。
一方今年は、まだ今でも梅雨明けしていない。
この台風が過ぎ去ればようやく梅雨明け宣言が聞かれるに違いない。
この梅雨の長さが様々な生き物たちの出現に少なからず影響を与えているだろう。
「メハジキ」の花が咲き始めたが、この花の開花の記録をとっていなかったので遅いのか早いのかはわからない。
この花が咲き始めると、ハナバチの仲間、特に人気のルリモンハナバチやハラアカハキリヤドリバチがやって来る。
この日は残念ながら見ることは出来なかった。

あちこちの葉上で見られるフキバッタの仲間。
翅が退化しているので、これでも立派な成虫だ。
飛ぶことが出来ないため、各地で種分化して地域で固有種が見られる。
ここで見られる種は、後脚の水色や赤が美しい。

歩いていると飛んで来て目の前のガマズミの葉に止まったのは「シラホシカミキリ」。
1枚撮ったらサッと姿を消してしまった。
数は少なく、出会えるのは稀でラッキーだった。

この台風が過ぎ去ればようやく梅雨明け宣言が聞かれるに違いない。
この梅雨の長さが様々な生き物たちの出現に少なからず影響を与えているだろう。
「メハジキ」の花が咲き始めたが、この花の開花の記録をとっていなかったので遅いのか早いのかはわからない。
この花が咲き始めると、ハナバチの仲間、特に人気のルリモンハナバチやハラアカハキリヤドリバチがやって来る。
この日は残念ながら見ることは出来なかった。

あちこちの葉上で見られるフキバッタの仲間。
翅が退化しているので、これでも立派な成虫だ。
飛ぶことが出来ないため、各地で種分化して地域で固有種が見られる。
ここで見られる種は、後脚の水色や赤が美しい。

歩いていると飛んで来て目の前のガマズミの葉に止まったのは「シラホシカミキリ」。
1枚撮ったらサッと姿を消してしまった。
数は少なく、出会えるのは稀でラッキーだった。

オオバギボウシの蕾の上ではまだ小さな「アシグロツユムシ」の幼虫がいた。
大人になるにはまだまだ先は長そうだ。

2019年7月25日 東京都 シソ目シソ科 メハジキ、バッタ目バッタ科 フキバッタの仲間、コウチュウ目カミキリムシ科 シラホシカミキリ、バッタ目ツユムシ科 アシグロツユムシ
カブトムシのなる木 [コウチュウ目]
関東の梅雨はなかなか明けないが、この2日はまさに梅雨の晴れ間で雲は多いものの夏らしい陽射しが出た。
丘陵の端っこにたくさんのカブトムシが集まる大きなコナラがあった。

幹の周囲から樹液が出ていてあちこちでカブトムシたちが樹液レストランを楽しんでいる。
たくさん集まってもそれぞれが自分の場所を確保できるほど。

こちらではオスとメスが仲良く並んでお食事中。

別の場所ではオスメスが食事中、別のオスがやって来てバトルとなった。
後からやって来た下のオスの方が大きくて強そうだと見ていると、取っ組み合ってすぐに押し戻されて逃げて行った。
大きさだけで強さが決まるわけではなさそう。
集まっているカブトムシを数えてみると全部で22頭。
多くのオスの体にはバトルの痕があった。
たくさんレストランはあるのに・・・、それほどの数が来ているということだ。

木の根元の草でオスやメスがじっとしていた。
きっと、バトルで敗れて落とされたと思われる。
来週には梅雨が明けるだろう。
さらにこの巨大なお店は賑わうに違いない!
また、見に来よう。

2019年7月25日 東京都 コウチュウ目コガネムシ科 カブトムシ
丘陵の端っこにたくさんのカブトムシが集まる大きなコナラがあった。

幹の周囲から樹液が出ていてあちこちでカブトムシたちが樹液レストランを楽しんでいる。
たくさん集まってもそれぞれが自分の場所を確保できるほど。

こちらではオスとメスが仲良く並んでお食事中。

別の場所ではオスメスが食事中、別のオスがやって来てバトルとなった。
後からやって来た下のオスの方が大きくて強そうだと見ていると、取っ組み合ってすぐに押し戻されて逃げて行った。
大きさだけで強さが決まるわけではなさそう。
集まっているカブトムシを数えてみると全部で22頭。
多くのオスの体にはバトルの痕があった。
たくさんレストランはあるのに・・・、それほどの数が来ているということだ。

木の根元の草でオスやメスがじっとしていた。
きっと、バトルで敗れて落とされたと思われる。
来週には梅雨が明けるだろう。
さらにこの巨大なお店は賑わうに違いない!
また、見に来よう。

2019年7月25日 東京都 コウチュウ目コガネムシ科 カブトムシ
大きくなった 青い眼のヤマクダマキモドキ [バッタ目]
谷戸の湿地の真ん中でピンク色の花が目を惹いた。
何だろうと望遠で撮って見ると、どうやら「チダケサシ」のようだ。
何だろうと望遠で撮って見ると、どうやら「チダケサシ」のようだ。
名の由来はチチダケ(乳茸)を茎に刺して持ち帰ったからという説がある。
茎に毛が生えていて、刺すと落ちにくいらしい。
東京都のレッドリストでは絶滅危惧ⅠB類に指定されているが、ここは埼玉だった。
イチモンジチョウやツマグロヒョウモンが花に訪れていた。

湿地脇の道を歩いていると、葉上で鮮やかなオレンジと青が目に入った。
久しぶり、大きくなった「ヤマクダマキモドキ」の幼虫だった。
相変わらず、触角の根元のオレンジ色とblueの目が美しい。
何があったのだろうか?
片方の後脚が欠損していた。

近くにももう一個体。
今まで見てきたが、危険を感じると写真のような前傾姿勢をとる傾向にあるようだ。
大人になるにはもう少し時間がかかりそう。

2019年7月10日 埼玉県、東京都 ユキノシタ目ユキノシタ科 チダケサシ、バッタ目ツユムシ科 ヤマクダマキモドキ
東京都のレッドリストでは絶滅危惧ⅠB類に指定されているが、ここは埼玉だった。
イチモンジチョウやツマグロヒョウモンが花に訪れていた。

湿地脇の道を歩いていると、葉上で鮮やかなオレンジと青が目に入った。
久しぶり、大きくなった「ヤマクダマキモドキ」の幼虫だった。
相変わらず、触角の根元のオレンジ色とblueの目が美しい。
何があったのだろうか?
片方の後脚が欠損していた。

近くにももう一個体。
今まで見てきたが、危険を感じると写真のような前傾姿勢をとる傾向にあるようだ。
大人になるにはもう少し時間がかかりそう。

2019年7月10日 埼玉県、東京都 ユキノシタ目ユキノシタ科 チダケサシ、バッタ目ツユムシ科 ヤマクダマキモドキ
鳥の糞かと思ったら マダラアシゾウムシ [コウチュウ目]
湿地でシリシリシリ♪と鳴く長翅型のヒメギス [バッタ目]
いやぁ、昨日今日は気温が28℃と高くさらに湿度が90%を超えて、汗ダラダラの今年一番の暑さだったように思う。
あと少しで今日以上の厳しい夏本番がやって来ると思うと、大丈夫か耐えられるのかと心配になってくる。
昨日からこの夏初めてエアコンを付けた。
10日ほど前、湿地を訪れると真っ白い穂がまっすぐ上に伸びていた。
下から上に咲き上がる「ヌマトラノオ」の花だ。
比較的乾燥した場所を好む花茎が垂れ下がるオカトラノオは、花期の終わりに近いがこちらはまだこれから。
名の由来は共にトラの尻尾から来ているが、真っ直ぐだったり垂れ下がったり、由来の元になったトラの尻尾はどうだっただろうか?

畔を歩くとすごい勢いで何かが下草に隠れる。
そのほとんどが「ヒメギス」。
キリギリス、ヤブキリ、ヒメギスとこのあたりで見られるキリギリス3兄弟の一角をなす種だ。
大きさからは一番下だろう。
このヒメギス、多くは背中が褐色で腹端より翅が短いが場所によって背中が緑色だったり、腹端より翅が長い長翅型が現れる。
この日見たのは背中が緑色型の長翅型だった。

3兄弟のうちヤブキリは脚が黒い黒化型がいるが、体全体は緑色で樹上性でよく飛ぶからか翅は皆長い。
キリギリスはニシキリギリス、ヒガシキリギリス共に翅が腹端より短いが、北海道に分布するハネナガキリギリス、カラフトキリギリス、沖縄、宮古諸島に分布するオキナワキリギリスは皆腹端より翅が長く別種とされている。

鳴き声はキリギリスはチョン・ギース♪と間違えようがないが、ヤブキリは樹上でシリシリシリ♪、ヒメギスは湿地の低い草でシリシリシリ♪と紛らわしい。
僕は鳴き声だけなら環境で識別している。
ヒメギスには成虫でも翅がとても小さいコバネヒメギスという種がいる。
ヒメギスは湿地周辺、コバネヒメギスは比較的乾燥した草地と棲み分けている。
ちなみに普通に見られる褐色型のヒメギスはこちら。
メスなので発音器は無い。
緑色型の長翅型と同じ種とは思えない・・・。

2019年7月10日 東京都 バッタ目キリギリス科 ヒメギス
あと少しで今日以上の厳しい夏本番がやって来ると思うと、大丈夫か耐えられるのかと心配になってくる。
昨日からこの夏初めてエアコンを付けた。
10日ほど前、湿地を訪れると真っ白い穂がまっすぐ上に伸びていた。
下から上に咲き上がる「ヌマトラノオ」の花だ。
比較的乾燥した場所を好む花茎が垂れ下がるオカトラノオは、花期の終わりに近いがこちらはまだこれから。
名の由来は共にトラの尻尾から来ているが、真っ直ぐだったり垂れ下がったり、由来の元になったトラの尻尾はどうだっただろうか?

畔を歩くとすごい勢いで何かが下草に隠れる。
そのほとんどが「ヒメギス」。
キリギリス、ヤブキリ、ヒメギスとこのあたりで見られるキリギリス3兄弟の一角をなす種だ。
大きさからは一番下だろう。
このヒメギス、多くは背中が褐色で腹端より翅が短いが場所によって背中が緑色だったり、腹端より翅が長い長翅型が現れる。
この日見たのは背中が緑色型の長翅型だった。

3兄弟のうちヤブキリは脚が黒い黒化型がいるが、体全体は緑色で樹上性でよく飛ぶからか翅は皆長い。
キリギリスはニシキリギリス、ヒガシキリギリス共に翅が腹端より短いが、北海道に分布するハネナガキリギリス、カラフトキリギリス、沖縄、宮古諸島に分布するオキナワキリギリスは皆腹端より翅が長く別種とされている。

鳴き声はキリギリスはチョン・ギース♪と間違えようがないが、ヤブキリは樹上でシリシリシリ♪、ヒメギスは湿地の低い草でシリシリシリ♪と紛らわしい。
僕は鳴き声だけなら環境で識別している。
ヒメギスには成虫でも翅がとても小さいコバネヒメギスという種がいる。
ヒメギスは湿地周辺、コバネヒメギスは比較的乾燥した草地と棲み分けている。
ちなみに普通に見られる褐色型のヒメギスはこちら。
メスなので発音器は無い。
緑色型の長翅型と同じ種とは思えない・・・。

2019年7月10日 東京都 バッタ目キリギリス科 ヒメギス
今年もタラノキでセンノキカミキリ [コウチュウ目]
小川沿いで可愛いピンク色のイヌゴマの花が咲き始めた。
淡いピンク色が美しい。

道沿いのタラノキの葉が食われ、新しい茎が根元から折れていた。
おっ、いるなと見てみると葉の上に大きな「センノキカミキリ」がいた。
名前のセンノキとはウコギ科のハリギリの事で、その仲間のタラノキやヤツデなどに付く。

この日は同じ木に2組のカップルをはじめ全部で7頭が集まっていた。
この数で葉や茎を食い荒らされればこの小さなタラノキはひとたまりもないだろう。

見ていると1組が交尾を始めた。
以前にシロスジカミキリの交尾を見たが、オスの交尾器が透明で黄色い蛍光色なのに驚いた。
センノキカミキリの交尾器も似ていて、まるでプラスチックのチューブのようで不思議。

2019年7月11日 東京都 コウチュウ目カミキリムシ科 センノキカミキリ
淡いピンク色が美しい。

道沿いのタラノキの葉が食われ、新しい茎が根元から折れていた。
おっ、いるなと見てみると葉の上に大きな「センノキカミキリ」がいた。
名前のセンノキとはウコギ科のハリギリの事で、その仲間のタラノキやヤツデなどに付く。

この日は同じ木に2組のカップルをはじめ全部で7頭が集まっていた。
この数で葉や茎を食い荒らされればこの小さなタラノキはひとたまりもないだろう。

見ていると1組が交尾を始めた。
以前にシロスジカミキリの交尾を見たが、オスの交尾器が透明で黄色い蛍光色なのに驚いた。
センノキカミキリの交尾器も似ていて、まるでプラスチックのチューブのようで不思議。

2019年7月11日 東京都 コウチュウ目カミキリムシ科 センノキカミキリ
クワの木にクワカミキリ [コウチュウ目]
今日は朝には雨が止んでいて、午後から久しぶりに青空と陽射しがでた。
予報通りならこれはチャンスと午前中に溜まっていた洗濯物を洗って干して早速丘陵へ。
小川沿いのクワの木を見ると、複数の「クワカミキリ」がいた。
以前に数個体は見掛けていたが、今日は4個体と最も多かった。

皆、クワの樹皮を齧ってお食事中。
カミキリムシの幼虫のほとんどが、朽木や生木の材、草本の茎を食べているが、成虫は種によって幼虫と同じ木の樹皮や幼虫期とは異なる花粉などを食べていて、幼虫期の摂食とは区別して成虫が食べることを後食と呼んでいる。
クワカミキリの場合は、名前の通り幼虫はクワの生木の材を、成虫も後食としてその樹皮を食べる。

ここで見られるカミキリムシの仲間では、大型で存在感のあるポピュラーな種の一つ。
シロスジカミキリ、ウスバカミキリ、ミヤマカミキリに次ぐ大きさだ。

もう少しアップで撮ってみた。
こんな大きなカミキリムシの幼虫が実生のこのクワの木の中を食べるとすぐに枯れてしましそうだが、数年来発生しているがまだ弱る様子も見られず元気なのが不思議だ。
この木から発生しているのかは未確認なので、何とも言い難いのだが・・・・。

2019年7月17日 東京都 コウチュウ目カミキリムシ科 クワカミキリ
予報通りならこれはチャンスと午前中に溜まっていた洗濯物を洗って干して早速丘陵へ。
小川沿いのクワの木を見ると、複数の「クワカミキリ」がいた。
以前に数個体は見掛けていたが、今日は4個体と最も多かった。

皆、クワの樹皮を齧ってお食事中。
カミキリムシの幼虫のほとんどが、朽木や生木の材、草本の茎を食べているが、成虫は種によって幼虫と同じ木の樹皮や幼虫期とは異なる花粉などを食べていて、幼虫期の摂食とは区別して成虫が食べることを後食と呼んでいる。
クワカミキリの場合は、名前の通り幼虫はクワの生木の材を、成虫も後食としてその樹皮を食べる。

ここで見られるカミキリムシの仲間では、大型で存在感のあるポピュラーな種の一つ。
シロスジカミキリ、ウスバカミキリ、ミヤマカミキリに次ぐ大きさだ。

もう少しアップで撮ってみた。
こんな大きなカミキリムシの幼虫が実生のこのクワの木の中を食べるとすぐに枯れてしましそうだが、数年来発生しているがまだ弱る様子も見られず元気なのが不思議だ。
この木から発生しているのかは未確認なので、何とも言い難いのだが・・・・。

2019年7月17日 東京都 コウチュウ目カミキリムシ科 クワカミキリ
コフキにマメ [コウチュウ目]
小さな谷戸のオニグルミの葉に褐色のコガネムシがいた。
おっ!
久しぶりの「コフキコガネ」、コナラやクヌギ、クリの葉で見れらコガネムシの仲間では大型で存在感がある。
子供の頃にはよく見た記憶があるが、この10年来夏に数回見られるかどうか。
たまたまここでは少ないのだろうか?

似た仲間にオオコフキコガネがいて毎回チェックするが、全てコフキでオオコフキはまだ見たことが無い。
見ていると、危機を感じてかポロッと下に落ちた。
さて、今年はあと何回見られるかと思うとついついシャッターを押してしまった内の一枚。

すぐ近くの湿地のチゴザサの中のササの葉上にいた、独特のポーズの「マメコガネ」。
アメリカでは猛威を振るう日本から来た外来種で、Japanies Beetleと呼ばれているそうだ。
それでもここではちょっと幻想的な・・・。

2019年7月10日 東京都 コウチュウ目コガネムシ科 コフキコガネ、マメコガネ
おっ!
久しぶりの「コフキコガネ」、コナラやクヌギ、クリの葉で見れらコガネムシの仲間では大型で存在感がある。
子供の頃にはよく見た記憶があるが、この10年来夏に数回見られるかどうか。
たまたまここでは少ないのだろうか?

似た仲間にオオコフキコガネがいて毎回チェックするが、全てコフキでオオコフキはまだ見たことが無い。
見ていると、危機を感じてかポロッと下に落ちた。
さて、今年はあと何回見られるかと思うとついついシャッターを押してしまった内の一枚。

すぐ近くの湿地のチゴザサの中のササの葉上にいた、独特のポーズの「マメコガネ」。
アメリカでは猛威を振るう日本から来た外来種で、Japanies Beetleと呼ばれているそうだ。
それでもここではちょっと幻想的な・・・。

2019年7月10日 東京都 コウチュウ目コガネムシ科 コフキコガネ、マメコガネ