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今年は当たり年? クロスジフユエダシャク [チョウ目]

今日あたり「クロスジフユエダシャク」の発生もピークなのではないだろうか?
林内の道を歩くと、あちこちからあらわれて凄い数だ!

クロスジフユエダシャク1130-1_1.jpg



















これだけの数がいればそのうちにと思っていたらやはり。
オスの翅から顔を出す交尾中のメス。
いよいよフユシャクの季節が始まった!
クロスジフユエダシャク1130-2_1.jpg



















2018年11月30日 東京都 チョウ目シャクガ科 クロスジフユエダシャク

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森の中からコツコツコツ♪ アオゲラ [鳥類]

雑木林を歩いていてふと見上げると、クヌギやコナラの力強く伸びた幹や枝先にオレンジや黄色、緑色の葉がとても鮮やかだった。秋は1年の中で雑木林が最もカラフルで色鮮やかな季節だと思う。
雑木林1128.JPG



















近くからコツコツコツという大きな音が聞こえてきた。
音がする方向を探して見ると、枯れた枝をつついていたのは「アオゲラ」だった。
後頭部だけが赤いのでメスのようだ。
アオゲラ1128-1.JPG



















そろそろアカゲラもやって来るので、姿を確認しなければキョッ、キョッ♪という鳴き声だけではアオかアカか判断出来ない。ピョーっていう声はアオゲラだけなのかな・・・。
アオゲラ1128-2.JPG



















2018年11月28日 東京都 キツツキ目キツツキ科 アオゲラ

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ようやくsatoyamaの黄葉も見頃に [季節]

今年はなかなか木々の葉が色付かないなぁと思っていたが、このところの朝夕の冷え込みで一気に色変わりして昨年と変わらない頃に見頃になりそう。
ここはほとんどがコナラの2次林なので、黄葉は文字通り黄色やオレンジ色に雑木林が染まる。
既にヤマザクラや一足早いクヌギなどは見頃となっていたがようやく主役のコナラが色付いてきた。
紅葉1128-1_1.jpg



















普通、紅葉といえばイロハモミジなどの赤が好まれるが、satoyamaの黄葉も光に輝いてそれは見事で見応えがある。
まさに雑木林、既に褐色に変わりつつあるクヌギや散り始めた赤いヤマザクラ、鮮やかなオレンジ色のウワミズザクラやカマツカ、薄いレモンイエローが美しいアオハダ、常緑のアカマツ、ヒノキなどあげればきりがないほどのたくさんの木々たちがそれぞれの色の輝きを放つ。
これらが一つとなってsatoyamaの黄葉は見る人の心を惹き付ける。
紅葉1128-3_1.jpg





























「ガマズミ」の赤い実も熟して美味しそうに見えるがあまり味は無い。
リュキュールに漬けて色付けに。
ほろ酔いの赤。
ガマズミ1128_1.jpg



















コナラの枝先を探して見つけた「ハラビロカマキリ」の卵鞘。
このところ見つかっている外来種ムネアカハラビロカマキリのものでなくてホッ!
ハラビロカマキリ卵しょう1128_1.jpg



















黄葉したクリの葉の裏を見ていて見つけたのはバナナムシことつぶらな瞳の「ツマグロオオヨコバイ」。
色はそっくりだが僕の目はごまかせないよ!
確か成虫越冬、冬はもうそこ、しっかり準備しないとね。
ツマグロオオヨコバイ1128_1.jpg



















2018年11月28日 東京都 ブナ目ブナ科 コナラ、マツムシソウ目レンプクソウ科 ガマズミ、カマキリ目カマキリ科 ハラビロカマキリ、カメムシ目オオヨコバイ科 ツマグロオオヨコバイ

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幹から樹液が アオマツムシの産卵痕 [バッタ目]

今日木々を見ているとエゴノキの樹皮からいくつも樹液が流れていた。
これは恐らくアオマツムシの産卵痕だろう。
産卵場所の樹皮を齧ってそこに産卵管を突き立てて卵を産むようで、齧った部分から樹液が出ていると思われる。
アオマツムシ1127_1.jpg



















以前に撮影したゴンズイの枝での産卵のシーン。
アオマツムシの鳴き声もすっかり影を潜め、いいよ冬がやって来る。
アオマツムシ_1.jpg



















2018年11月27日 東京都 バッタ目マツムシ科 アオマツムシ

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まさに虫の息 ハヤシノウマオイ [バッタ目]

1週間ほど前に林内を歩いていると足元に小さな緑色のものが。
あと1歩で踏みつけるところだったが、たまたま下を見たので見つけられた。
いたのは横たわったメスの「ハヤシノウマオイ」だった。

死んでいるのかと触って見たら僅かに脚が動いた。
しかしこの状態ではもう長くも持つまい。

既に産卵を終えていれば良いのだが・・・。
脇の葉の上にそっと置いてその場を後にした。
ハヤシノウマオイ1119_1.jpg



















2018年11月19日 東京都 バッタ目キリギリス科 ハヤシノウマオイ


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昨年の今頃 死と生と [季節]

撮りためた写真を外付けHDDに保存していたのだが、いよいよ一杯になって来たので新しいHDDに移し替えた。
さらにちょうど昨年の今頃に撮った写真を種毎に振り分けていた時に、思い入れ深い2枚が目にとまった。

長らくジュズダマに付いていた幼虫を観察して、いよいよ蛹になり羽化を楽しみにしていた「クロコノマチョウ」。
羽化がそろそろかと見に行ったら蛹から翅が出ていたものの、既にここでこのチョウの時は止まっていた。
オレンジ色と白斑は翅表の模様で、羽化して翅を開いた時か飛翔中の一時にしか見られないレアなもの。

それがずっと、いつまでも見られることはとても悲しい出来事だった。
クロコノマチョウ_1.jpg



















同じ日、ウメの枝で見つけた「アカホシテントウ」の漆黒から滲み出るまるでルビーのような生命力の赤。
われらがヒーロー、ウルトラマンのカラータイマーが制限なく輝いているようだ。
この輝きをクロコノマチョウに分けてあげることが出来ればとつい思った2枚だった。
アカホシテントウ_1.jpg



















2017年11月21日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 クロコノマチョウ、コウチュウ目テントウムシ科 アカホシテントウ

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交尾してたクロスジフユエダシャク [チョウ目]

落ち葉にいたクロスジフユエダシャクのオスに別のオスが何度もアタックしていた。
おおっ、これは!
クロスジフユエダシャク1124-1_1.jpg



















落ち葉をそっとめくるとアタックしていたおすは飛んで行きもう1頭のオスだけが残った。
オスしか見えないがこれがこのガの仲間の巧みな防御態勢だ。
クロスジフユエダシャク1124-2_1.jpg



















1枚目の写真、オスにアタックしていたのではなく交尾していたメスにアタックしていたのだ。
2頭のオスの腹端に最初のオスと交尾している太いメスのお尻が見える。


少しするとオスの翅の下からメスがひょっこり顔を出した。
2枚目の写真は危険を察知して、オスが翅でメスを隠していたのだった。
夜間に交尾を行う他のフユシャクでも灯りを照らして見つけた時にはオスは翅を立てメスとの交尾が確認できたのに、すぐに翅を閉じてメスを隠してしまう。
体を張ってメスを守る、昔で言えば何とも男らしい男の中の男!
今の世の中、こんな人間のオスもまだまだいるのだろうか?
クロスジフユエダシャク1124-3_1.jpg




















2018年11月24日 東京都 チョウ目シャクガ科 クロスジフユエダシャク

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赤い艶やかなフユイチゴの実 [植物]

丘陵で見られるイチゴの仲間はモミジイチゴ、クサイチゴ、ニガイチゴなどがあるが、冬に赤い実を付けるのはその名の通り「フユイチゴ」だけ。
みずみずしく艶やかな赤い実は、美味しそうでつい摘まんで口に・・・。
フユイチゴ1113_1.jpg






















虫が少なくなってきたこの時期、見掛けるのが「トビナナフシ」だ。
この日は、黄色い葉の上に緑が乗っかっていたので遠くからすぐに見つけることが出来た。
ニホントビナナフシとも言われるが、正式和名はどちらだろうか?
トビナナフシ1120_1.jpg






















2018年11月13日、20日 東京都 バラ目バラ科 フユイチゴ、ナナフシ目ナナフシ科 トビナナフシ(ニホントビナナフシ)

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キンヨウグモ [クモ目]

職場の扉に見慣れないクモ。
お腹の紋様がとても印象的だ。
その形態からアシナガグモの仲間とは思ったが、今までに見たことが無い。
キンヨウグモ1120-1_1.jpg



















やはりアシナガグモ科の「キンヨウグモ」の♀だった。
図鑑によると里山から山地にかけて見られ林道や渓谷沿いの樹木の葉裏で見られるそうだ。
3~4齢までの幼体期は水平円網を張るがそれ以降は網を張らないとのこと。
時期的にこれは幼体だろう。

キンヨウグモのキンヨウとは曜日の事か?
調べてみると、ドヨウグモ(ドヨウオニグモ)がいるので土曜があるなら金曜があってもいいと名付けられたようだが何と安易なと思ってしまう。
まぁ、金曜のクモという名は印象的で忘れないだろう。
見つけた日は火曜だった・・・・、てな具合に!
キンヨウグモ1120-2_1.jpg



















2018年11月20日 東京都 クモ目アシナガグモ科 キンヨウグモ

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タカアザミの種の冠毛は羽毛みたい! [植物]

ビオトープ脇の「タカアザミ」がたくさんの種を付けていた。
種には冠毛が付いていて、風に乗って遠くまで飛ばされていい場所にたどり着けたものだけがそこで子孫を増やすのだ。
タカアザミ1121-1.JPG





























種をよく見ると付いている冠毛がさらに分岐してまるで鳥の翅、ガのオスの触角のよう。
これなら風をしっかり受けてかなり飛びそうだ。
昨日記載したオオニガナやアキノノゲシの冠毛にはこんな分岐が無いが、その代わり冠毛の数は多そうだ。
さて、いったいどの種が一番遠くまで飛ぶのだろうか?
試してみたいなぁ!
タカアザミ1121-2.JPG



















同じアザミの仲間の「ノハラアザミ」も見てみると、やっぱり羽毛のようだった。

アザミの仲間は皆このタイプなのだろうか?
ノハラアザミ1121.JPG



















2018年11月21日 東京都 キク目キク科 タカアザミ、ノハラアザミ

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