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昨年の今頃 死と生と [季節]

撮りためた写真を外付けHDDに保存していたのだが、いよいよ一杯になって来たので新しいHDDに移し替えた。
さらにちょうど昨年の今頃に撮った写真を種毎に振り分けていた時に、思い入れ深い2枚が目にとまった。

長らくジュズダマに付いていた幼虫を観察して、いよいよ蛹になり羽化を楽しみにしていた「クロコノマチョウ」。
羽化がそろそろかと見に行ったら蛹から翅が出ていたものの、既にここでこのチョウの時は止まっていた。
オレンジ色と白斑は翅表の模様で、羽化して翅を開いた時か飛翔中の一時にしか見られないレアなもの。

それがずっと、いつまでも見られることはとても悲しい出来事だった。
クロコノマチョウ_1.jpg



















同じ日、ウメの枝で見つけた「アカホシテントウ」の漆黒から滲み出るまるでルビーのような生命力の赤。
われらがヒーロー、ウルトラマンのカラータイマーが制限なく輝いているようだ。
この輝きをクロコノマチョウに分けてあげることが出来ればとつい思った2枚だった。
アカホシテントウ_1.jpg



















2017年11月21日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 クロコノマチョウ、コウチュウ目テントウムシ科 アカホシテントウ

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