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シーズン初見、イチモジフユナミシャクとウスバフユシャク [チョウ目]

今日は晴れて陽射しは暖かかったものの、とにかく風が強く木々は大きく揺れて道の落ち葉やススキの種子が巻き上げられていた。
2週間ぶりの公園だったが、シーズン初見の夜の灯りの居残り蛾たち。
毎冬いくつのフユシャクを見られるかチェックしている。
昼に活動するクロスジフユエダシャクは姿を消して、もっと早いスピードでジグザグに飛び回っているのはフサヒゲオビキリガに違いない!

今がピークのフユシャクは今月7日に確認済みの大型の「チャバネフユエダシャク」。
メスは翅が無く白と黒のツートン模様でホルスタインの愛称で人気だが、まだ出会えずにいる。
チャバネフユエダシャク1227_1.jpg



















シーズン初見の「イチモジフユナミシャク」の姿もちらほら。
メスは水色の小さな蝶ネクタイのような翅が可愛いのだがこちらもまだ見ていない。
イチモジフユナミシャク1227_1.jpg



















トイレの床をバタバタと移動していたのはこれも初見の「ウスバフユシャク」だった。

夜の灯りの居残り組はオスばかり。
メスや交尾を見たければやはり寒い夜回りをしなければならないのだ。

昨年は全部で18種、今日までに7種確認しているが今年はまだ5種とちょっと出遅れている。
さて、挽回できるかは自らの行動力にかかっているのだが・・・。
ウスバフユシャク1227_1.jpg



















2019年12月27日 東京都 チョウ目シャクガ科 チャバネフユエダシャク、イチモジフユナミシャク、ウスバフユシャク

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鮮やかな黄色のヒメフンバエ [ハエ目]

先のコミミズクの幼虫を見ていてすぐ脇の枝にとまっていた鮮やかな黄色の虫が目に入った。
見た目はハエのようだがこんなに綺麗な色のものは今まで見たことが無かった。
さて、どんな種なのか?
ヒメフンバエ1220-1_1.jpg



















調べると「ヒメフンバエ」のオスのよう。
名前の通り幼虫は獣糞を食べるらしい。
このあたりにいる獣といえば、このところ見なくなったホンドタヌキか散歩に来て持ち帰らなかった飼い犬の糞くらいか。
まぁ、アカネズミなどもいるが・・・。
ヒメフンバエ1220-2_1.jpg



















成虫は他の虫、小さなハエやアブを捕らえて食べる肉食性だそうだ。
普通種のようだが、まだまだ見た事の無い虫がいるなぁ!
ヒメフンバエ1220-3_1.jpg



















2019年12月20日 東京都 ハエ目フンバエ科 ヒメフンバエ

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ビワの花にヒメアカタテハ [チョウ目]

里山の果樹園でビワの花が甘い香りを漂わせている。
今の時期咲く花は少ない。
花にはたくさんのハエやアブたちが集まっているが、ふと見るとチョウが。
ヒメアカタテハ1220-1_1.jpg



















今の時期、見られるチョウと言えば成虫越冬組。
翅の模様から「ヒメアカタテハ」だった。
ヒメアカタテハ1220-2_1.jpg



















この日は暖かかったので、枯草の上で日向ぼっこしたりたまにビワの花のミツを吸ったりと元気に飛び回っていた。
ヒメアカタテハ1220-3_1.jpg



















2019年12月20日 東京都 バラ目バラ科 ビワ、チョウ目タテハチョウ科 ヒメアカタテハ

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枝先にコミミズクの幼虫 [カメムシ目]

コナラの枝を見ていて見つけたミノムシの仲間の「チャミノガ」の蓑。
お尻の方から何かが出ているが、これは蓑の中で育ったオスが蛹から羽化した後の蛹の殻だ。
もともとは蓑の中にあったものが、羽化する時に出口に移動したのだろう。
いつかその瞬間を見たみたい。
チャミノガ1220_1.jpg



















チャミノガが付いていた枝の根元には別の蛾の繭が付いていた。
ん~、以前に見たことがあるのだが、何の繭だったか?
※昆虫写真家新開孝さんからコブガ科のクロスジコブガの繭と教えていただきました。
まゆ1220_1.jpg



















昨年と同じコナラの実生の枝先にいたのは「コミミズク」の幼虫たち。
パソコンでコミミズクを検索すると鳥のフクロウの仲間のコミミズクが出るが、こちらは虫のカメムシの仲間。
この枝に2個体いるのだがわかるだろうか?
コミミズク1220-1_1.jpg



















1つは右の緑がかった個体で比較的わかりやすいかな。

お腹の先端をちょっと反らしている。
コミミズク1220-2_1.jpg



















もう一つは、左側で枝に見事に擬態している。
こうした幼虫の越冬は時折見ることがあるが、成虫はいまだ見たことが無い。

今日のガイドウォークでこれを紹介したが、小さすぎてどれだけの方にわかっていただけたか?
次回は、もう少し工夫をしたい!
コミミズク1220-3_1.jpg



















2019年12月20日 東京都 チョウ目ミノガ科 チャミノガ、カメムシ目ヨコバイ科 コミミズク

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冬の谷戸をぐるりと廻れば [季節]

晴れて暖かな小春日和の谷戸を歩くと、陽の光に鮮やかな黄緑色が目に入った。
シダの仲間の夏緑性の「カニクサ」。
ススキとのコラボだが、間もなく褐色に変るのだろう。
カニクサ1220_1.jpg



















まだ葉のついたコナラには「ヤママユ」の繭。
今の時期は既に羽化していて空のはずだが、時折出た後もなくずっしり重いものが見つかる。
恐らくコンボウアメバチの仲間に寄生されている。
この繭は、高いところにあり手に取ることが出来なかった。
ヤママユ1220_1.jpg



















林縁では「ムラサキシジミ」が翅を開いて日光浴中。
輝く青紫色が美しかった。
ムラサキシジミ1220_1.jpg



















ロープ柵には「ジョロウグモ」のお母さん。
お尻から糸を出しながら歩いていた。
お腹はへこんでいるので役目は果たしたかな。
ジョロウグモ1220_1.jpg



















クワの枝で見つけたのは、怪人モズにやられた仮面ライダー。
令和の最初の仮面ライダーはバッタだが、衛星ゼアからの新たなプログライズキーを得なければ、やはり怪人モズには勝てないのか!
モズのはやにえ1220_1.jpg



















2019年12月20日 東京都 フサシダ目フサシダ科 カニクサ、チョウ目ヤママユガ科 ヤママユ、シジミチョウ科 ムラサキシジミ、クモ目ジョロウグモ科 ジョロウグモ、バッタ目バッタ科 ハネナガイナゴ

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アキアカネオス 寒さに耐えて [トンボ目]

今日は暖かく昼間はジャケットを着ていると汗ばむ陽気だった。
まだ見られるかなと田んぼ周りを歩いてみると、いたいた!
田んぼに水を引き込むパイプの上に「アキアカネ」。
アキアカネ1220-1_1.jpg



















トンボのシーズンはとっくに終わっているのだが、毎年遅くまで見られるアキアカネのオスたち。
メスの姿はもう見られない。
アキアカネ1220-2_1.jpg



















畔でも別のオスがいた。
とても元気で飛び上がっては小さな虫を捕らえていた。
まるで枯葉の上の唐辛子みたい。
アキアカネ1220-3_1.jpg



















朝晩の冷え込みがますます厳しくなる中、残された時間はあまりないだろう。

寒さを凌いで暖かくなるとユスリカなどお腹いっぱい食べて・・・・。
いつまで出会えるか?
見られなくなると寂しいな。
アキアカネ1220-4_1.jpg



















2019年12月20日 東京都 トンボ目トンボ科 アキアカネ

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リンゴコブガの幼虫 [チョウ目]

今日は仕事だったが、腰の具合が悪く休んでしまった。
ここ数年、年末になると何処かかしこが痛んでくるのはまぁ年なのだろう。
一日ゆっくりしたら楽になった。

明日はもともとの休みなので、明後日からは問題なく仕事に行けるだろう。

なので少し前に撮影した写真。
エノキだったかな、見つけていただいた「リンゴコブガ」の幼虫と越冬巣。
リンゴコブガの幼虫は脱皮した頭の殻をお尻に積み上げることで知られる。
リンゴコブガ1129-1_1.jpg



















この小さな越冬幼虫、まず自分では見つけられないだろう。
こちらでも見つけた頂いた。
リンゴコブガ1129-2_1.jpg



















皆、頭隠して尻隠さずの状態だが、尻には頭の脱皮殻があるのでそれに守られているということだろうか?
幼虫の全貌や成虫を見たことが無いので、いずれ見てみたいと思う。
リンゴコブガ1129-3_1.jpg



















2019年 11月29日 埼玉県飯能市 チョウ目コブガ科 リンゴコブガ

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ユスリカの蚊柱 [ハエ目]

仕事の休憩中にベンチに座って何気にぼーっと眺めていると、木漏れ日の当たる場所で小さな虫が群れて飛んでいた。少し前から気付いて気になっていたのだが・・・。

ん~?
じーっと見ていると、上に下に飛んでいる。
いったい何をしているのか?
ユスリカ1216-1_1.jpg





























これは蚊柱と言われるもので、たぶんユスリカかなぁ。
オスばかりが集まって飛んで、これにメスが飛び入って交尾するらしいのだが。
ユスリカ1216-2_1.jpg





























上がって下りて、たまに左右に移動してと種は何であれ見ていて飽きない。
昔、一時クローズアップされた1/fの揺らぎのようなものか?

うちの扇風機にそのボタンが付いていたが、30年も前のものだったので発火の危険を感じて後ろ髪をひかれながらも昨年処分してしまった。
ユスリカ1216-3_1.jpg




















2019年12月16日 東京都 ハ
エ目ユスリカ科 ユスリカの仲間

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今の時期常連の冬夜蛾 カシワキボシキリガ [チョウ目]

夜仕事を終えて、シャッターを閉めた後の窓ガラスに蛾がいるよと所長が教えてくれた。
おっと!見逃すところだった。

感謝である。

見覚えはあるが、さて君は誰だっけ?
翅に丸い環状紋、腎臓のような形をした腎状紋がくっきり見られる。
カシワキボシキリガ1216-1_1.jpg



















調べて、ああそうそうと思いだした1年ぶりの「カシワキボシキリガ」。
10-11月に現れ成虫で越冬する冬夜蛾(キリガ)の仲間だ。

幼虫の食餌植物はブナ科のクヌギや名の通りのカシワ。
このあたりカシワはないのでクヌギだろうが、クヌギを食べるならコナラもと思うがその記述は見当たらない。
カシワキボシキリガ1216-2_1.jpg



















2019年12月16日 東京都 チョウ目ヤガ科 カシワキボシキリガ

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テラウチウンカ [カメムシ目]

田んぼ周りを歩いていてふと見ると持っていた画板にとまっていた小さな虫。
大きさは5mm強で老眼鏡をかけてようやくその姿が。
コンデジなので画質は悪いが、まぁ。
まるでテングのような鼻先なのでテングスケバかと思ったが、何だか色が違う。
秋なので色褪せたか。
テラウチウンカ1124-1_1.jpg



















てなわけはなく、どうやら別種の「テラウチウンカ」らしい。
ウンカの仲間にこんなのがいたとは知らなかったので驚き。
テラウチウンカ1124-2_1.jpg



















2019年11月24日 東京都 カメムシ目ウンカ科 テラウチウンカ

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