樹上じゃ寒さが身に沁みよう アカボシゴマダラ [チョウ目]
多摩湖で [風景]
狭山丘陵には二つの大きな人造湖がある。
東京都の水甕として多摩川の羽村取水堰から水を引いている。
その一つ、東大和市にある多摩湖(村山貯水池)。
この湖に隣接して東京都立狭山公園がある。
いつも小さいものをマクロレンズで写していると、たまに広大な景色を見たくなる。
そんな時は、公園の駐車場に車をとめて時折ここを訪れる。
堤体からの眺めに心が落ち着くのだ。
水面にぽつんと1羽、カンムリカイツブリだろう。
湖の向こうに輝くのは西武ドーム。
数十年前、会社の野球チームであの球場で試合をやったのを思い出した。
西日が照らす湖畔の掬水亭の上を入間基地に戻る自衛隊機が通り過ぎて行った。
穏やかで平和なひと時。
こういうの、たまにはいいね!
2017年1月6日 東京都
CANON EOS50D EF70-200mm F2.8 L IS USM/EXTENDER EF 1.4×Ⅱ
シロフフユエダシャクの色彩変異 [チョウ目]
残念ながらこちらが見つける前に見つけられていたようだ。
そんな中、気付かれずに先に見つけたのは「シロフフユエダシャク」だった。
今まで飛ばれたのはこれだったか?
この種は外翅の内横線、外横線などはほとんど変わらないが、個体によって色彩変異に富むという。
上記の個体は白っぽいが、後で見つけたのは色味が強い色彩だった。
チョウではこれ程変異がある種は少ないが、ガの仲間では多くあることで識別には実にややこしい。
まぁ、今の時期ガに興味を持って寒い雑木林を探して歩いている人がどれだけいるかを考えれば、多くの人にはたわいないことかもしれない。
2017年1月28日 東京都
チョウ目シャクガ科 シロフフユエダシャク RICOH WG-4
今冬はウソがやって来た [鳥類]
毎年冬鳥の飛来に多くのバーダーが一喜一憂するが、今年は多くの種が姿を見せてくれているのではないだろうか。
ジョウビタキやルリビタキ、アオジ、カシラダカ、ミヤマホオジロ、ツグミ、シロハラ、トラツグミ、シメにイカル、アトリにウソ。
まだ見ていないのはマヒワくらいだろう。
イカルやアトリ、ウソは毎年見られるわけではないので姿を見ると嬉しい。
10日ほど前に見たリョウブの種を食べるウソのオス。
腹まで赤いので亜種アカウソだろうか。
なかなか判断が難しい。
今日はソメイヨシノの芽を食べるオス1、メス2の群れに出会った。
食べることに一生懸命で、近寄っても逃げる気配はない。
このオスもアカウソのようだ。
地味なメスはなかなかモデルにはならないようだが、個人的にシックな装いが好きな鳥だ。
今TVでやっている日ハムのユニフォームの色に似ているなぁ。
2017年1月17日、27日 東京都
スズメ目 アトリ科 ウソ
シロフフユエダシャク [チョウ目]
昨日休みで、午前中月1回の歯医者に行った。
予定では傷んだ根の治療と新たな虫歯を削るはずだったのだが、行っていきなり今日は抜歯と虫歯の治療をしましょうと。
抜歯・・・。
聞いていないので全く心の準備が出来ていない。
麻酔を打って抜きにかかるが根元だけ残ったとにかくぼろぼろの歯で、全て抜くのに30分近くかかり心身ともに疲弊。
さらに、歩いて帰り家に着く頃には傷が開いたのか大出血。ガーゼを噛んで20分ほどでようやくとまった。
久しぶりにfieldにと思っていたのに自宅療養である。
数日前にいつものトイレの壁で見つけた初見の「シロフフユエダシャク」のオス。
このあたりでは1月中旬から3月中旬頃までと長い期間見ることが出来る。
以前に撮った交尾。
メスには小さな翅がある。
出現期が長いのでメスや交尾が見られる可能性は高いだろう。
2017年1月23日 東京都
チョウ目シャクガ科 シロフフユエダシャク
RICOH WG-4、CANON EOS50D EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX
寒くても鳥たちは元気! [鳥類]
日本全土が寒気に覆われ、西日本では大雪が降り積もっている。
丘陵では降雪はないが、強い北風が吹き寒い日が続いている。
時間をかけて探さなければ虫たちはなかなか見つからない。
そこでついつい、身近な鳥たちにカメラが向いてしまう。
年中よく見かける「ヒヨドリ」もターゲット。
エサを巡って他の鳥たちを蹴散らす事からあまり人気はないが、今日の仕草を見ると愛らしい。
この冬は鳥が少ないという声を多く聞くが、確かに「ツグミ」の姿も例年に比べ少ないように思う。
名の由来はあまり鳴かないから 口をつぐむ→つぐみとの説もある。
特徴的な鳴き声だが、名の通り鳴き声をよく聞くという印象はない。
代表的な冬鳥の「ルリビタキ」は、例年変わらず見掛ける。
今日も園路脇で可愛い仕草を見せてくれた。
同時に2羽現れたうちの1羽は、目の上の白い眉班がはっきりしているので若いオスと思われる。
綺麗な青い鳥は今日も見たが、まだ撮れないでいる。
2017年1月24日 東京都
スズメ目ヒヨドリ科 ヒヨドリ
スズメ目ヒタキ科 ツグミ、ルリビタキ CANON EOS7D EF400mm F5.6L USM
まだいる アトリ [鳥類]
blogの調子が悪く一昨日書こうと思ったが、文章も写真も受け付けず諦めた。
思えば数年前も同じような状況になり、プロバイダーに問い合わせたのを思い出した。
今日、試してみると問題ないのでやはりプロバイダー側の不具合だったのだろう。
ここ数日の寒さの上、先週からの風邪が治らず全くfieldに出ていない。
いや出る気にならないのが本音だろう。
19日に撮った「アトリ」。
相変わらず大きな群れで落ちた種を啄んでいた。
オスの顔はお世辞にも男前とは言えないが、なかなか味がある。
このあたりに来る冬鳥の中で群れの大きさは一番だろう。
イカルも大きな群れになるが、ここではせいぜい数十羽だ。
この日も、群れの飛翔を満足に撮ることは出来なかった。
次の機会があるだろうか?
2017年1月19日 東京都
スズメ目アトリ科 アトリ CANON EOS50D EF70-200mm F2.8 L IS USM/EXTENDER EF 1.4×Ⅱ
続・フユシャク [チョウ目]
さっと飛んで行った クロバネフユシャク♂ [チョウ目]
翅が退化したフユシャクのメス [チョウ目]
戻りながらじっくり探してみると見つかった。
とても小さくて柵の色と似ているので、よく見ないと見逃してしまう。
脚が長く歩くのが早いので、さっきいなくても少しすると見つかることも多い。
フユシャクのメスの中には小さな翅や飛ぶことは出来ないが体の半分くらいの翅があるものもいるが、この種は翅が全く無く退化している。
体の大きさや色からウスバフユシャク、ウスモンフユシャク、クロテンフユシャクなどのフユシャク亜科Inurois属のメスではないかと思うのだが、どの種もよく似ていてオスと交尾していないとメス単体では同定不可能。
お尻の先にはたくさんの毛が生えていて、産卵時に卵に毛を付けて隠すことに使われる。
このメスはこれから産卵するのだろう。
フユシャクの仲間の出現時期は種によっておおよそ決まっている。
1月半ば、出現種数はほぼ折り返地点だろう。
2017年1月12日 東京都
チョウ目シャクガ科 CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX