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久しぶりの湿地で [トンボ目]

6月の末、久しぶりの湿地に足を運んでみた。
湿地をぐるっと歩いて見たら成熟したハラビロトンボが多く見られた。
まだ出ていないかと残念と思っていたら、ようやく林縁でその姿を見つけた。
毎年ここで常連の「キイトトンボ」。
まだ未成熟だが腹端背面に黒色の斑があるのでオスだとわかる。
この周りにいくつも見られたのでこれからたくさん発生してくれるといいのだが!
キトトンボ0630.JPG



















すぐそばにいたトンボ、マユタテアカネだろうと思ったがよく見ると違う見たいな・・・
顔の一対の黒斑が小さいのと腹部側面の黒い斑紋が大きく腹端の上付属器が反り返っていないので「ヒメアカネ」の未成熟なオスだった。
今年もここで出会えて嬉しい!
ヒメアカネ0630.JPG



















歩いている足元で細長く黒い虫が動いた。
こんな形のものはあまり見ないなぁととりあえず1枚。
予想通りすぐに逃げて行った。
撮った写真を見ると「ナガヒョウタンゴミムシ」だった。
これは見たことが無いかと調べると一度だけ2014年にここで撮っていた。
ナガヒョウタンゴミムシ0630.JPG



















職場周りの乾燥した草地では「ヒガシキリギリス」の鳴き声が数日前から聞こえていた。
この日、その声をたどって見ると草の上に出て鳴いている褐色型のオスがいた。
鳴き始めは下草の下で鳴いていてなかなか姿が見られないのでラッキーだった。
この声は夏の風物詩、まだ梅雨は明けていないがこのところの暑さで夏を体感している。
ヒガシキリギリス0630.JPG



















2024年6月30日 東京都 トンボ目イトトンボ科 キイトトンボ、トンボ科 ヒメアカネ、コウチュウ目オサムシ科 ナガヒョウタンゴミムシ、バッタ目キリギリス科 ヒガシキリギリス

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コオニヤンマ現る [トンボ目]

今日は午後からふらっとfieldへ。
ススキの株でハムシを探していたのだが見つからず。
杭の上で目を閉じる「ニホンカナヘビ」がいた。
陽射しを浴びてうとうとしていたのだろう。
ニホンカナヘビ0530 .jpg



















小川沿いを歩くと足元からトンボが飛んで少し先にとまった。
今年よく見かけるヤマサナエかと思ってみたら、今シーズン初見の「コオニヤンマ」のオスだった。
コオニヤンマ0530 .jpg



















羽化してそれほど経っていないのか、近付いても飛ばずじっくり観察することが出来た。
オニヤンマに似ているが、小さな頭部と大きな胸部がアンバランスなのがコオニヤンマの特徴。
ヤンマと付くが分類はヤンマ科ではなくサナエトンボ科だ。
コオニヤンマ0530-1.jpg



















2024年5月30日 東京都 トンボ目サナエトンボ科 コオニヤンマ

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サラサヤンマ ホバる [トンボ目]

池のほとりを歩いていると目の前をヤンマの仲間が飛んで傍らの草にとまった。
誰?
じっくり見ると今年初見の「サラサヤンマ」だった。
腹部の更紗模様が同定ポイント。
サラサヤンマ0521-1.JPG



















いつものfieldでは時々確認していたが、この場所で見たのは初めて。
葉裏から飛び立つと目の前を行ったり来たり、ところどころで長いホバリングをしてくれた。
一眼を持っておらず、コンデジで何とか。
この個体ほど頻繁に近くでホバってくれたら一眼ならいい写真が撮れただろうなぁと残念に思うのであった。
サラサヤンマ0521-2.JPG



















2024年5月21日 東京都 トンボ目ヤンマ科 サラサヤンマ

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産卵していたクロスジギンヤンマ [トンボ目]

とある谷戸の気になる小さな湿地。
早春にはアカガエルが産卵し初夏からトンボたちの姿が見られる。
ただ毎年台風や大雨により流れてくる土砂で埋まってしまう。
この冬は公園の若いスタッフ2名が土砂を除去してくれたおかげでアカガエルは無事産卵できたようだ。

オタマジャクシの様子を見にいったら水面がキラキラしていた。
何かと覗き込むとトンボが凄い勢いで飛び去っていった。
戻ってくるのを待っていたら帰って来たのは「クロスジギンヤンマ」のメスで産卵を始めた。
キラキラの原因はこれだった。
左上には交尾中のアメンボの仲間もいた。
クロスジギンヤンマ0508-1.JPG



















池の縁から長く伸びたスギナに掴まってこれに産卵しているのか?。
クロスジギンヤンマ0508-2.JPG



















ジーッと見ていたらまた飛んで行ってしまった。
でもしばらくすると再び戻ってきた。
クロスジギンヤンマ0508-3.JPG



















クロスジギンヤンマは年1化だと思うので、ここで産卵しても冬場に土砂で埋まって水が無くなると厳しいだろう。
何とか良い方法はないだろうか?考えてみよう!
クロスジギンヤンマ0508-4.JPG



















2024年5月8日 東京都 トンボ目ヤンマ科 クロスジギンヤンマ

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この日はヤマサナエデー [トンボ目]

芝生の広場を歩いていると目の前を大きめのトンボが横切った。
後を追っていくとサクラの木にとまった。
サナエトンボの仲間の「ヤマサナエ」のメスだった。
ヤマサナエ0504-1.JPG



















オオシマザクラの実が赤く色付き始めてなかなかいい組み合わせ。
この場所周りで3個体を確認した。
近くに小さな川が流れているのでそこで発生しているのだろう。
ヤマサナエ0504-2.JPG



















さらに離れた場所の雑木林の林縁でも。
今度はオスだった。
この地域でヤマサナエは絶滅危惧Ⅱ類に指定されており確かに例年見る機会が多くはないのだが、今年はこの日以外、丘陵の他の場所でもよく見掛けていて当たり年なのだろうか?
何が要因かわからないが嬉しいことだ!
ヤマサナエ0504.JPG



















2024年5月4日 東京都 トンボ目サナエトンボ科 ヤマサナエ

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パトロールするクロスジギンヤンマ [トンボ目]

ゴールデンウィークは例年仕事だが、珍しく今日は休み。
午前中はようやく花粉、黄砂、花殻で汚れた車の洗車。
昼からも車内やホイール洗浄で時間を費やした。
すっかり汚れが落ちて気持ち良くなったが、明日木々の下の職場の駐車場でまた汚れるのだろうなぁ(*_*;
そこだけ考えると、いっそ電車通勤したい気分である!

せっかく天気も良いので湿地へ行ってみた。
湿地脇の小さな浅い池には「ニホンアカガエル」のオタマジャクシがうじゃうじゃと。
既に大きなオタマもいることから、小さなオタマたちは遅くに産んだ卵塊から孵化したのだろう。
ニホンアカガエル0503.jpg



















東京都では絶滅危惧種の日本最大のアメンボ、「オオアメンボ」が数個体いて、小さなアメンボたちを追い回していた。オオというだけあって体がでかいがそれ以上に脚が長い。
オオアメンボ0503.jpg



















池を眺めていると「クロスジギンヤンマ」が縄張りのパトロール。
小さな池を一巡するとスッとどこかへ飛んで行って、少しするとまた戻ってくる。
ここは普段ほとんど人が来ないのだが、たまたまウォーキングの方が来られてはちあわせでどこかへ飛んで行ってしまった。
クロスジギンヤンマ0503-1.jpg



















この後なかなか戻ってこないのでもうだめかと思った矢先に来てくれた。
この後再び姿を見せることは無く、残念ながらこの場を後にした。
ギンヤンマも奇麗だが、名の通りの胸の黒い筋と腹部の斑模様がギンヤンマ以上に魅力的に思う。
クロスジギンヤンマ0503-2.jpg



















2024年5月3日 東京都 無尾目アカガエル科 ニホンアカガエル、カメムシ目アメンボ科 オオアメンボ、トンボ目ヤンマ科 クロスジギンヤンマ

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いよいよハラビロトンボ [トンボ目]

湿地を歩くと浅い水辺に鮮やかな青色のイトトンボたちが産卵していた。
越冬していた「ホソミイトトンボ」たちは越冬を終えると褐色の体を青色に変えて春先から水辺に集まって産卵する。初夏に羽化する夏型と秋に羽化する越冬型がいる。
元来関東以西に分布していた種だが生息域を北へ拡大している。
調べてみるとfieldで初めて撮影したのは2015年だが見つけられなかっただけでそれ以前からいたと思われる。
近年は見る機会が増え数が増しているのは間違いない。
ホソミイトトンボ0426.jpg



















別の湿地に黒いトンボ。
東京都では絶滅危惧種の「ハラビロトンボ」のオス。
成熟すると胸は黒く腹部は青白い粉を吹くので、この個体は成熟途上だろう。
ハラビロトンボ0426 (3).jpg



















羽化して間もない個体は翅がキラキラ。
ハラビロトンボ0426 (2).jpg



















オスもメスも額のメタリックブルーが美しい。
ハラビロトンボは年1化、これから数が増して夏頃まで見られる。
ハラビロトンボ0426-2.jpg



















2024年4月26日 東京都 トンボ目イトトンボ科 ホソミイトトンボ、トンボ科 ハラビロトンボ 

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シーズン初見 シオヤトンボ [トンボ目]

今日も朝から暖かいというかこの時期にしては暑い!
他の方のblogなどでシオヤトンボがちらほら紹介されているのでそろそろいるかな?と埼玉県側の田んぼに行ってみた。
田んぼは畔が修復されていて立ち入り禁止となっていた。
探してみるとあちこちに姿があった。

先日、使っていないレンズ4本を売って新たに100-400㎜ズームと1.4×テレコンを購入したので試し撮り。
田んぼ脇から撮って見た。

腹部に水色の粉がふいているオスが数個体見られ、少し前から発生していたようだ。
オスはそれぞれのテリトリーをパトロールし、侵入者がいれば追いかけまわしていた。
シオヤトンボ0416.jpg



















畔にとまっていたこちらはメスのよう。
まだメスの数は少なかった。
シオヤトンボ0416-1.jpg



















杭にとまっていたのもメスと思ったが、撮った写真をよく見ると腹部先端やその側面から若いオスっぽい。
未成熟のオスはメスと同じ色合いをしてややこしい。
シオヤトンボ0416-2.jpg



















この田んぼにいるならと東京都側の他の谷戸の湿地を見て回ったがシオヤトンボは見つからず、ハラビロトンボ1個体が目の前をすっ飛んで行ったが撮れずじまい。
シオヤトンボは東京都のレッドリスト2020では準絶滅危惧種、田んぼや湿地が減って数を減らしている種であるがもう少しすればここでも姿が見られると思う。ハラビロトンボは埼玉県、東京都共に準絶滅危惧種で水辺環境に生息るトンボをはじめとした生きものたちは生息域が減り厳しい状況にある。

浅い湿地に成虫越冬した「ホソミイトトンボ」がいた。
この頃から風が強まり、皆抽水植物にとまっていた。
ホソミイトトンボ0416.jpg



















産卵していた個体を見つけて撮ったが、写真はぶれて見れたものではなかった。
産卵後に連結したまま飛んでとまったところの写真がかろうじて。

元々構え方が悪く手振れしやすいのだが、それに加えてカメラの設定もうまくなかったようで良い勉強となった。
焦点距離400㎜(35㎜換算で800㎜)で考えると小型軽量で描写もよく、最短撮影距離も1.3mとテレマクロ撮影が可能なうえテレコンも使えるので今後様々なシーンで使えるレンズだと思う。
ホソミイトトンボ0416-1.jpg



















2024年4月16日 埼玉県、東京都 トンボ目トンボ科 シオヤトンボ、イトトンボ科 ホソミイトトンボ

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まだ頑張る! 赤トンボたち [トンボ目]

昨日今日と朝の冷え込みは厳しく、日陰では霜が降りていた。
そんな寒さの中、少し陽が上がると田んぼの周りでは「アキアカネ」のオスたちが飛び交っていた。
トンボの中では寒さに強く12月の末頃まで見られるが、まだ年を越して1月まで生き延びた個体は確認していない。
アキアカネ1203.JPG



















見られるのはオスばかりでメスは見掛けないなぁと思ったら水辺近くで褐色の個体を見つけた。

アキアカネのメス、こんなところにいたのか!
と思ったら・・・
マユタテアカネ1203-1.JPG



















飛んでこちら向きにとまった顔を見たら1対の斑がある。
「マユタテアカネ」のメスだった。
マユタテアカネ1203-2.JPG



















マユタテアカネはオスもすっかり姿を消していたのでついアキアカネだと思ってしまった。
メスはオスと異なり体全体が褐色で草の中にとまると、目を離すとどこにいたのか全くわからなくなってしまう。

さて、どこにいるかわかるだろうか?
マユタテアカネ1203-3.JPG



















2023年12月3日 東京都 トンボ目トンボ科 アキアカネ、マユタテアカネ

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マユタテアカネ [トンボ目]

fieldの谷戸でトンボ探し。
まず見つけたのは「マユタテアカネ」のオス。
今回改定された東京都のレッドデータブックでは希少種に指定された。
他の地域では数が減っているとの話が聞かれる。
マユタテアカネ1005-1.JPG



















こちらはすぐ近くにいた翅端に黒色斑があるメス。
翅端に斑があることが種の識別になるのだが、マユタテの斑は紛らわしい。
ない個体もいる。
マユタテアカネ1005-2.JPG



















目の前に飛んで来た「ウラギンシジミ」のオス。
撮って欲しいのか?
翅に傷みの無い奇麗なオスだった。
ウラギンシジミ1005.JPG



















湿地では「コブナグサ」の穂が色付き始めていた。
秋だなぁ!
コブナグサ1005.JPG





























2023年10月5日 東京都 トンボ目トンボ科 マユタテアカネ、チョウ目シジミチョウ科 ウラギンシジミ、イネ目イネ科 コブナグサ

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