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久しぶり! アシグロツユムシ [バッタ目]

先のオミズアオの幼虫を観察した後、歩き始めると「ヤマハッカ」が開花していた。
日当たりが良い場所に群生していてかなり前から草丈が伸びていた。
他の場所ではとっくに咲いていて、いつ咲くかと思っていたのだがようやくだ。
ヤマハッカ0930.jpg



















何かが飛んで近くの草にとまったので見ると、久しぶりの「アシグロツユムシ」だった。
アシグロツユムシ0930-1.jpg



















ここ数年ほとんど出会っていなかったのと見つけてもじっくり撮ることが出来なかったので嬉しい!
アシグロツユムシ0930-2.jpg



















黒い触角に白い斑、青い瞳にマスクメロンのようは翅の模様、さらに名の通りの黒い脚。
これだけの特徴を知っていれば、ツユムシやセスジツユムシとは間違いようがないだろう。
アシグロツユムシ0930-3.jpg



















2024年9月30日 東京都 シソ目シソ科 ヤマハッカ、バッタ目ツユムシ科 アシグロツユムシ

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fieldではなかなか見つからないクマスズムシ [バッタ目]

職場で育成しているハンノキに水をやっていたら根元から黒っぽいコオロギが上ってきた。
ん~?誰?
クマスズムシ0912-1.JPG



















正体は「クマスズムシ」のメスだった。
今までも建物周りの灯りや今日のように偶発的にしか見られない。
調査などでfieldで探しても今まで見つかったことが無い。
オスの鳴き声は小さく、この頃は耳鳴りがひどいので紛れてまず聞こえないだろう。
クマスズムシ0912-2.JPG



















枝に付いた枯葉を近づけると乗り移ってくれた。
このまま地面に。
黒い体、触角の一部が白いのと脚の脛節、符節のオレンジ色が特徴だ。
名にスズムシと付くが、分類上スズムシはスズムシ科だがクマスズムシはコオロギ科と異なる。
クマスズムシ0912-3.JPG



















2024年9月23日 東京都 バッタ目コオロギ科 クマスズムシ

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環境が変わってクルマバッタが! [バッタ目]

丘陵の公園にある小さな丘、以前からアカマツが多くあったがマツ枯れで減ってきたこともあり、数年前にマツ以外の樹木を伐採してマツの実生を育成させる施策を行った。
そのお陰で明るくなりすごい数のマツの実生がグングン成長して環境は一変した。
8月末にその場所を歩いていると足元から大きめのバッタが凄い勢いで飛んで行った。ここでよく見られるのはクルマバッタモドキだが、この時なぜか種を確かめようと思い着地地点を探した。
するとそこにいたのはモドキではなくご本家の「クルマバッタ」だった!
クルマバッタ0824-1.JPG



















東京都では準絶滅危惧種となっていてなかなか出会うことが出来ない種だ。
確かに今の環境はクルマバッタの好む裸地環境だ。
過去にこの辺りでは確認したことが無いのでいったいどこからやって来たのかわからない。
クルマバッタ0824-2.JPG



















今までの経験から突然現れその後消えていく、この種はそんな印象だ。
狭山丘陵のfieldでコンスタントに毎年継続して見られる場所は見つからない。

クルマバッタの魅力は何と言っても歌舞伎役者のような目の周りの隈取だと思う。
体の模様もシンプルで本当にカッコイイ!バッタだ。
クルマバッタ0824-3.JPG



















2024年8月24日 東京都 バッタ目バッタ科 クルマバッタ

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ヤブキリ幼虫 [バッタ目]

小川沿いで「ミツバツチグリ」が咲いていた
ヘビイチゴ、ヤブヘビイチゴは既に花を見ているので、次はオヘビイチゴとキジムシロかな
ミツバツチグリ0407.JPG



















バッタの仲間も次々に孵化している様子
コバネヒメギスとキリギリスの初令幼虫を見ていたので、そろそろかなといつも見られる職場近くのボケを見てみるといた!
「ヤブキリ」の幼虫
ヤブキリ0407.JPG



















小さいうちはタンポポなどの花で花粉を食べているのが見られるが、ボケの葉上で何を食べているのだろうと疑問に思った。葉?それともボケに付くアブラムシなどなのだろうか?
調べてみようと思う
ヤブキリ0407-1.JPG



















2024年4月7日 東京都 バラ目バラ科 ミツバツチグリ、バッタ目キリギリス科 ヤブキリ

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トノサマバッタ アスファルトの路面に産卵する [バッタ目]

今日も秩父の山で空を見上げていた。
朝から周りの放棄された畑でパタパタパタと音を立てて飛ぶ「トノサマバッタ」たちがたくさんいて、道路にも飛び出ていた。
ふと足元を見るとそのトノサマバッタがいた。
近付いても全く動かず、ああっ、気付かず踏んでしまったか?と見ると特にへしゃげてはいない。
よく見るとお尻あたりから黄色いものと白い泡が出てきた・・・
ああっ!やはり踏んで内臓が出てしまったかと思ったが、よくよくそれを見るとなんか違う。
トノサマバッタ1114-1.JPG



















どうやら産卵を始めたようでそのために動けなかったみたい。
トノサマバッタ1114-2.JPG




















細長く黄色いのが卵でその周りを白い泡が覆っている。
さらに卵と泡が増えていった。
トノサマバッタ1114-3.JPG



















暫くすると産卵が終わったようでお尻を上げて、道脇の畑に飛んで行ってしまった。
オイオイ!
こんな道の上の卵は車に轢かれてしまうだろうといっても後の祭り。
仕方が無いので、畑に穴を掘り卵塊を穴に入れて浅く土をかけておいた。
卵を包んでいた泡はスポンジのようで、つまむと卵ごと持ち上げられた。
孵化まで卵を乾燥から守ってくれるのかもしれない。

こんなところに産んで無責任な、なんで俺が・・・と思いつつも、来春孵化してくれたらとちょっとした期待をした。
トノサマバッタ1114-4.JPG




















2023年11月14日 埼玉県(丘陵外)バッタ目バッタ科 トノサマバッタ

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葉隠れの術 セスジツユムシのメス [バッタ目]

オギの葉を見ていると、カラスウリの葉が覆った隙間に「セスジツユムシ」のメスがいた。

写真ではフラッシュで姿が見えるが、葉の陰になっていてよく見ていなければ見つからなかっただろう。
セスジツユムシメス0926-1.JPG



















葉をそっと持ち上げるとさっと俊敏に飛び降りた。
見ると左後ろ脚が欠損していた。
敵に襲われたのだろうか?
身を隠す巧みな技を持っているのにいったい何があったのか、知りたいところだ。
セスジツユムシメス0926-2.JPG



















すぐ近くに両脚のそろったメスがいた。
翅の赤いワンポイントはダニ。
この夏ダニに食いつかれた身としては、妙に心がざわついた。
セスジツユムシメス0926-3.JPG



















2023年9月26日 東京都 バッタ目ツユムシ科 セスジツユムシ

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林縁のオギにハヤシノウマオイ [バッタ目]

水辺で「ミゾソバ」が咲き始めた。
金平糖のような似た花は他にもママコノシリヌグイやアキノウナギツカミがあるが、葉の形を見れば識別は容易だ。ミゾソバは葉の形が牛の顔に似ている事からウシノヒタイとも呼ばれる。
ミゾソバ0926.JPG





























セセリチョウの仲間も姿が多く見られるようになってきた。
東京都では希少種の「オオチャバネセセリ」。
オオチャバネセセリ0926.JPG



















林縁のオギの葉裏に「ハヤシノウマオイ」がいた。

お尻に長い剣のような産卵器があるのでメスだが、オスはすいーっちょん♪と鳴く。
文部省唱歌 虫の声でも歌われているが鳴き声を聞いたことがある方は少ないかもしれない。
ハヤシノウマオイ0926-1.JPG



















夜のライトトラップやコンビニなどの灯りに集まる虫を食べに来ているのを見かけることもある。
ハヤシノウマオイ0926-2.JPG





























2023年9月26日 東京都 ナデシコ目タデ科 ミゾソバ、チョウ目セセリチョウ科 オオチャバネセセリ、バッタ目キリギリス科 ハヤシノウマオイ

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ピンクのバッタ ヒナ、マダラ [バッタ目]

相変わらずfieldに出ていないので過去の今日9月22日に撮った写真を見直していると、2018年にピンク色の「ヒナバッタ」のメスを撮っていた。
当時のblogを見返して見ると、ススキの原っぱの観察会で参加者が捕まえたようだった。
ヒナバッタは草地で見られfieldでも普通に見られる種だが、ほとんど褐色でこのような色のものは珍しい。
寒さに強く卵越冬だが、成虫で2月頃まで見られる年もあった。
ヒナバッタ180922.JPG



















遡る事その3年前の10月にもピンク色のバッタを撮っていた。
こちらはところどころがピンク色の「マダラバッタ」のメス。
砂交じりの草地や荒れ地などで見られるが、fieldでの生息は非常に局所的で個人的には1か所のみでしか確認していない。緑色型と褐色型がいる。

この2種はどちらも前胸背に1対のくの字模様があり一見よく似ているが、マダラバッタの方が一回りほど大きく翅の長さも長い。そのせいか遠くまでよく飛ぶ。
また、マダラバッタには翅の付け根外縁に緑色や褐色の筋があり、頭部上面と前胸背に白い筋模様があることなどを複合的に考慮し区別できる。
マダラバッタ151009.JPG



















2023年9月22日 東京都 バッタ目バッタ科 ヒナバッタ、マダラバッタ

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アオマツムシが賑やか [バッタ目]

昼間は30℃を超える暑さだが、日が暮れると涼しくなってきた。
本来は秋のコオロギたちの音が聞かれるのだろうけど、「アオマツムシ」の声だけが響いている。
秋が進むと昼でもメスを誘って鳴いている。
アオマツムシ.JPG



















暫くするとメスに対して後ろ向きに姿勢を変えた。
鳴く虫のいくつかには後翅の付け根に誘惑線と呼ばれる器官があってそこから分泌物を出してメスを惹きつける。
アオマツムシもそうなのだろう。
アオマツムシ-1.JPG



















以前に撮ったカンタンのメスがオスの誘惑線を舐める様子。
カンタン.JPG



















2023年9月13日 東京都 バッタ目マツムシ科 アオマツムシ、カンタン

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ヤブキリの脚と背中が黒い黒化型 [バッタ目]

昨日、朝職場の外壁にとまっていた樹上性のキリギリスの仲間の「ヤブキリ」。
普通のヤブキリは全身が緑色だが、時折このような脚と背中が黒い黒化型が見られる。
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緑色に黒が入ることで精悍な姿に見える。

昨日、今年初めて鳴き声を聞いた。
ヤブキリ0618-2.JPG



















今日はニイニイゼミの初鳴きを聞いて、いよいよ夏が来るなぁとしみじみ思った。

このところ以前からのクビキリギスやニイニイゼミの鳴き声のような耳鳴りがひどくなってきて、昼間はあまり気にならないが夜周りが静かになると気になってしまう。
最近、fbでやたら耳鳴りの広告が出るのが何ともタイムリーでちょっと怖い!
ヤブキリ0618-3.JPG



















2023年6月18日 東京都 バッタ目キリギリス科 ヤブキリ

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