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久しぶりに見た マメヅタ [植物]

昨日は秩父の大滝へ。
時折霧雨や小雨が降る天候で、山の山頂付近には霧がかかって見通しが悪かった。
まだ咲いているサクラ、何ザクラなのだろうか?
大滝の山0423.jpg



















足元に小さな蛾が地面をするように飛んでとまった。
まだ羽化して間もないのか、高くは飛べないようだった。
小型のシャチホコガかなと思ったがその場ではわからず、帰って調べると「プライヤエグリシャチホコ」だった。
幼虫の食草のケヤキが近くにたくさんあったので、そこで育って羽化してきたのかもしれない。
プライヤエグリシャチホコ0423.jpg



















近くの木を這いあがっていたのは久しぶりに会った「マメヅタ」。
こう見えてよく見かけるキヅタなどとは異なりシダ植物の仲間だ。
丸い葉っぱがお気に入りだが、丘陵のfieldでは局所的にしか見られない。
マメヅタ0423.jpg





























2024年4月23日 埼玉県(丘陵外) チョウ目シャチホコガ科 プライヤエグリシャチホコ、ウラボシ目ウラボシ科 マメヅタ

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ヤノネグサ [植物]

田んぼや湿地脇でミゾソバやウナギツカミが花を咲かせているが、よく似たもっと小さい花がある。
茎も細くて赤っぽい「ヤノネグサ」。
ヤノネグサ1027-1.JPG



















写真には写っていないが、花柄には赤い腺毛がある。
ヤノネグサ1027-2.JPG



















葉の形は卵型か長楕円形でウナギツカミに似るが1~2㎝の葉柄があり、ウナギツカミは葉柄が短く葉が茎を抱くので見分けられる。
丘陵ではミゾソバやウナギツカミほど多くは見られない。
いち早く紅葉して美しい。
ヤノネグサ1027-3.JPG





























ヤノネグサの群生の中に「スズメウリ」の白く熟した実があった。
実がカラスウリより小さいからスズメウリ。食べるとほのかに甘い。
共に好きな植物なのでほっこりだ!
スズメウリ1027.JPG



















2023年10月27日 埼玉県 ナデシコ目タデ科 ヤノネグサ、ウリ目ウリ科 スズメウリ

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ムラサキエノコロ [植物]

エノコログサの仲間には色々ある。
エノコログサ、アキノエノコログサ、キンエノコロ、ムラサキエノコロ。
この中で、局所的で個人的になかなか見られないのが「ムラサキエノコロ」だ。
この日訪れた場所ではチカラシバに交じってたくさん穂をつけていた。
ムラサキエノコロ1013-1.JPG



















チカラシバも陽を浴びて奇麗だったが、ここでは引き立て役。
ムラサキエノコロ1013-2.JPG





























ムラサキエノコロの茎や葉、花穂の紫色はエノコログサの仲間の中でもとびっきりの美しさだと思う。

明日は5回目のコロナワクチン接種だが、このところ花粉症で体調がよろしくない。
が何とかなるだろう・・・。
ムラサキエノコロ1013-3.JPG





























2023年10月14日 埼玉県 イネ目イネ科 ムラサキエノコロ

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ようやく花を見た ハゼラン [植物]

fieldのある場所で以前から確認していた「ハゼラン」。
明治時代に観賞用として輸入された外来種で繁殖力旺盛だ。
過去、何度も除去してきたが未だに無くならない。

いつ見ても花は咲いておらず、丸いのが蕾なのか実なのかもわからなかった。
まぁ、調べなかっただけなのだが・・・

それが先日、午後2時半頃見ると花が咲いていた。
初めて見る花は、ピンク色で黄色いしべが何とも可愛い。
ハゼラン0701-1.JPG



















名の由来は蕾がはぜるように咲くとか実がはぜるように種を飛ばすとか諸説あるようで、午後3時頃に咲くので3時草、3時花、花の見た目が線香花火をイメージすることから花火草とも呼ばれるようだ。花の見た目というより茎からたくさん分岐する先に蕾や花や実が付くのが線香花火のように見えるなぁと思う。
午後2時頃から夕方くらいまでに咲くそうで、今まで午前中から昼過ぎに見ていたので花を見ることが無かったのだろう。
ハゼラン0701-2.JPG

















2023年7月1日 東京都 ナデシコ目ハゼラン科 ハゼラン

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春の花 [植物]

4日前、fieldを歩いて蕾や花を咲かせていた植物たち。
少し前から林縁で下向きの可憐な花を咲かせていた「モミジイチゴ」。

美しく控えめな花の印象だが、藪漕ぎをすると茎の棘が厄介だ。
モミジイチゴ0319.JPG



















こちらも林縁で蕾をつけていた「コバノガマズミ」。
よく似たガマズミより少し早く開花する。
コバノガマズミ0319.JPG





























水辺でたくさんにょきにょき生えていた「ツクシ」たち。
スギナの胞子茎。
スギナ0319.JPG



















田んぼを覗くとたくさん咲いているタネツケバナの間にまだ少数派の「タガラシ」。
田んぼ雑草として農家の方からは厄介者かもしれないが、可愛い花だ。
タガラシ0319.JPG



















湿地でタチヤナギが黄色い花を咲かせていた。
青空とコナラの芽吹きと共に春ならではのいい色合い。
タチヤナギ0319.JPG



















林内では「クロモジ」も咲いていた。蝋細工のような小さな花は魅力的だ。
花の上には間もなく開くであろう新葉も自己主張。
クロモジ0319.JPG





























例年花が見られる場所で淡いピンク色の「エイザンスミレ」も見頃となっていた。
毎年盗掘が絶えないが、今年は過去のピークには及ばないもののたくさんの花を咲かせていた。
エイザンスミレ0319.JPG



















知る限り唯一ここでしか見られない白く大きなカタバミ、「カントウミヤマカタバミ」。
フェンスの中で群生しているので安心だが、今年はフェンスの外まで出て咲いていた。
こうなると盗掘される可能性が高いが、無事であって欲しい!
カントウミヤマカタバミ0319.JPG



















2023年3月19日 東京都 バラ目バラ科 モミジイチゴ、マツムシソウ目ガマズミ科 コバノガマズミ、トクサ目トクサ科 スギナ、キンポウゲ目キンポウゲ科 タガラシ、キントラノオ目ヤナギ科 タチヤナギ、スミレ科 エイザンスミレ、クスノキ目クスノキ科 クロモジ、カタバミ目カタバミ科 カントウミヤマカタバミ

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ウスギモクセイの実がなっていた [植物]

職場の公園の南門にある「ウスギモクセイ」。
秋にキンモクセイに似た薄黄色の花を咲かせて甘い香りを漂わせる。
何気にみて見ると、んん~。
たわわに凄い数の2㎝ほどの実がなってる!
もう長い間この木の花は見ているが、花の後は見ていなかったからか初めて見て驚いた。
今までもこんなに実をつけていたのだろうか?
ウスギモクセイ0318-1.JPG



















よく見るキンモクセイは雌雄異株で日本にはオス株しかないので実が付かない。
ウスギモクセイも雌雄異株だが日本には両株がありメス株には実がなる。
ということはこの木はメス株だったようだがメス株にはメス花しか咲かないと思っているのだが、近くにオス株があり受粉したのだろうか?それとも両性花。
熟すと紺色になるそうなので、これからも時々見てみたい!
ウスギモクセイ0318-2.JPG



















この日もう一つ驚いたのは、なんとこの時期に「ウワミズザクラ」が蕾を付けていた。
ヤマやソメイヨシノが咲き終わった後の初夏に白いブラシのような花が見られる印象だが、この調子だと今月末には開花しそうな勢いだ!いつ咲くか注目したい。
ウワミズザクラ0318.JPG



















2023年3月18日 東京都 シソ目モクセイ科 ウスギモクセイ、バラ目バラ科 ウワミズザクラ

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早春の花々たち [植物]

年末から晴れの天気が続き、今日も暖かな一日だった。
年が明けていよいよ開花し始めた花。
まんず咲くと「マンサク」が開花していた。
樹勢が良く無いがいくつか花をつけていた。
マンサク0108.JPG



















道脇脇の褐色の落ち葉の上に彩かな赤が目に入った。
既に茎が折れていたサトイモ科の実だが、昨年ここで咲いていたのは「ウラシマソウ」。
ウラシマソウの実は初めて見た。
ウラシマソウ0108.JPG



















甘い香りをたどっていくと「ロウバイ」も咲いていた。
花弁の淡い上品な黄色の中の紫色が絶妙なコントラストだと思う。
ロウバイ1009.JPG



















すぐ隣には透明感のある濃い黄色が鮮やかな「ソシンロウバイ」も。
並んであるのは誰かが植えたのだろう。
ソシンロウバイ0109.JPG



















ならばこちらもそろそろと見に行ってみたら、一つだけ蕾にピンク色の花弁をつけていた「カワヅザクラ」。
蕾の多くは膨らんできているがまだ緑色で、いくつもの花が咲くのはもう少し先のようだ。
カワヅザクラ0109.JPG



















2022年1月8-9日 東京都 ユキノシタ目マンサク科 マンサク、オモダカ目サトイモ科 ウラシマソウ、クスノキ目ロウバイ科 ロウバイ、ソシンロウバイ、バラ目バラ科 カワヅザクラ

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小っちゃいけれど美しい ユキノシタ [植物]

今日は飯能の山でお仕事。
待ち合わせの駐車場の石垣に咲いていた小さな「ユキノシタ」の花。
花は白い地色に上の3つの花弁には赤と黄色の斑があり、下2つは真っ白ですっと伸びて花としてとても美しい!
ユキノシタ0524-2.JPG



















湿った場所を好むことやとても小さいので、なかなか目に付きにくいだろう。
アップで見るとフォトジェニックで、花の写真としてどこかで目にしている方も多いのかもしれない。

明日はようやく休み、たらふく飲んでいい調子である!
家飲みですが・・・
ユキノシタ0524-1.JPG



















2022年5月24日 埼玉県(丘陵外) ユキノシタ目ユキノシタ科 ユキノシタ

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イロハモミジ 咲く [植物]

長らく蕾のままだった「アケビ」の雄花がようやく咲き始めた。
雌花はもう少しかな。
アケビ0406.JPG



















飛んでいるのはスジグロシロチョウかモンシロチョウか、タンポポにとまったら「モンシロチョウ」だった。
ここには両方いるが、スジグロシロチョウの春型は名の通りの筋が黒いのでよく見ればわかりそうなものなのだが・・・。
モンシロチョウ0406.JPG



















マユミの枝先に黒い虫が飛んでいた。
何だろうと思っていたら、枝先にミノウスバの幼虫たち。
どうやらこの幼虫たちに寄生するハチのようだが、種はわからない。
幼虫たちがこれだけかたまっていれば、見つかりやすいのだろうか。
ミノウスバと寄生バチ0406.JPG



















秋の紅葉で注目される「イロハモミジ」の花も咲き始めた。
赤くて小さくて控えめな花は知る人は少ないが、是非見て欲しい花だ。
イロハモミジは早春も秋も楽しめるのだ!
今の時期をお見逃しなく!!
イロハモミジ0406.JPG



















2022年4月6日 東京都 キンポウゲ目アケビ科 アケビ、チョウ目シロチョウ科 モンシロチョウ、マダラガ科 ミノウスバ、ムクロジ目ムクロジ科 イロハモミジ

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この日のスミレ [植物]

久しぶりの谷戸でそういえばあそこに昔「アオイスミレ」があったなぁと、その場所に行ってみた。
道の脇で踏まれて無くなったのではないかと心配したが、あったあった!
株数は減っているようだが、花を見てホッとした。
アオイスミレ0323.JPG



















少し歩いた木の根元では群落で開花していた。
なかなか大きな群落だった。
アオイスミレ0323-1.JPG



















田んぼ脇の草地で小さく花の中心が濃い紫色のスミレが咲いていた。
ノジスミレ0323.JPG



















ん~、ノジがヒメか?

葉や距の色や形から「ノジスミレ」とした。
この日歩いた場所ではタチツボスミレは見られなかった。
まだこの辺りは寒いのだろうか?
ノジスミレ0323-1.JPG



















2022年3月23日 埼玉県 キントラノオ目スミレ科 アオイスミレ、ノジスミレ

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