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オオカマキリ母さん、死んでいるかと思いきや・・・ [カマキリ目]

昨日西武秩父線のある駅で一日空を見上げるお仕事。
「コナラ」は見事に黄葉して風が吹くと黄金色の葉を散らしていた。
コナラ1206.JPG



















植栽された小さな「イロハモミジ」も見頃となっている。
イロハモミジ1206.JPG



















あちこち見ていると、線路脇の高さ5mほどの木の枝先に見慣れたシルエットが!
思った通りの「オオカマキリ」の母さんだった。
はて、生きているのか死んでいるのか?
後ろ脚でぶら下がっていてこのところの朝晩の寒さで既に死んでいるようにも見えた。
オオカマキリ1206-1.JPG





























アップで撮って見ると体の色は奇麗で死んでいるようには思えなかった。
なぜこんな高い枝先にいるのだろうかと思った。
陽の当たる時間は暖かいだろうが、陽が陰って風が吹けば寒さはたまらないだろう。
オオカマキリ1206-2.JPG



















気になって枝をゆすって見たらすぐに落ちた。
境界の柵の線路側だったが落ちた場所を探すとゆっくりと動いて起き上がりこちらを向いた。
やはり寒さでかなり弱っている様子で動きがとても遅い。
まだ少しお腹が大きいので産卵できそうだが、この寒さでは残された時間はもう多くはないだろう。
頑張れ!と思わずにはいられなかった。
オオカマキリ1206-3.JPG



















2024年12月6日 埼玉県(丘陵外) カマキリ目カマキリ科 オオカマキリ

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褐色型のハラビロカマキリ [カマキリ目]

秋と言えばカマキリが成虫となってよく目立って見かけるようになる。
狭山丘陵ではオオカマキリ、ハラビロカマキリ、コカマキリ、局所的にチョウセンカマキリとウスバカマキリが見られる。カマキリの仲間は体色が緑色型と褐色型がいるが、個人的にハラビロカマキリの褐色型とコカマキリの緑色型は少ない印象だ。チョウセンとウスバは過去出会ったのが少ない中でどちらも確認しているがそれぞれどちらの体色の比率が少ないかはわからない。ハラビロの褐色型とコカマキリの緑色型では圧倒的にコカマキリの緑色型に出会う機会が少ない。

この日、今年初めて「ハラビロカマキリ」の褐色型を見た。
右目の付け根が黒くなっているので傷を負ったようだ。
ハラビロカマキリ0929-1.JPG



















反対からよく見ると触角も片方はほとんどなくなっていてもう片方も短い。

仲間同士で争ったのか、外敵に襲われたのかは知る由もない。
ハラビロカマキリ0929-2.JPG



















ある谷戸の湿地を見ているとハラビロカマキリの褐色型が水面に浮いて脚をばたつかせていた。
恐らくハリガネムシに寄生され操られて水に飛び込んだと思われた。
ハリガネムシは思惑通りにカマキリの腹から出て水の中に帰って行ったのだろう。
水の中に目を凝らしたがその姿は見つからなかった。
ハラビロカマキリ1019.JPG



















2024年9月29日、10月19日 東京都 カマキリ目カマキリ科 ハラビロカマキリ

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この日、コカマキリに良く出会った [カマキリ目]

谷戸を歩いていると林縁でいち早く「コマユミ」が紅葉していた。
黄色、オレンジ、赤のグラデーションが美しい!
コマユミ1002.jpg



















園路に伸びたノガリヤスの穂に「コカマキリ」がとまっていた。
幼虫時代も含めてオオカマキリやハラビロカマキリはよく見かけるが個人的にコカマキリは最も目撃が少ない。
コカマキリ1002-1.jpg



















林縁の葉上でも見つけた。
カマを閉じてこちらを凝視。
ファイティングポーズを期待して、ちょっかいを出したが一目散に下草の中に消えていった。
残念・・・・
この後ももう1個体見つけたが、やはりすぐに逃げてしまった。
コカマキリ1002-2.jpg



















別の谷戸に移動して田んぼの畔を歩いていると、またいた!
1日でこれだけ出会うのは滅多に無いので嬉しい。
この個体も偽瞳孔のお陰でこちらを見ているような怖い顔。
カマキリの中でも最も目付きが悪いと思うのは僕だけだろうか?
偽瞳孔は人間の黒目(瞳孔)とは異なり昆虫の目は小さな目がたくさん集まっている複眼で、その奥まで見える部分は光が届いておらずそこだけ黒く見えるだけで、この黒点が人の黒目の様にこちらを見ているわけではないのだ。
コカマキリ1002-3.jpg



















帰りがけ、エノキの葉陰から視線を感じてみると「オオカマキリ」のオスがこちらを見ていた。
コカマキリばかり見てきたので、オオカマキリの顔はちょっと優しいような。
オオカマキリ1002.jpg



















2024年10月2日 東京都 ニシキギ目ニシキギ科 コマユミ、カマキリ目カマキリ科 コカマキリ、オオカマキリ

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玄関出たら ハラビロカマキリ? [カマキリ目]

朝、ゴミ捨てに玄関を開けたら目の前の廊下の手すりにいた「ハラビロカマキリ」のオス。
メスばかり見ているので久しぶりに見たオスの小さいこと。
ハラビロカマキリ0904-1.jpg




















折角なので我が車を背景に。

ハラビロカマキリ0904-1a.jpg





















よく見ると胸の背中腹部側や腿節が赤い。
まさか、ムネアカ?とも思いとりあえず家にお越しいただいた。
ハラビロカマキリ0904-2.jpg



















カマの腿節部分を見ると黄色い3つの突起なので在来種の「ハラビロカマキリ」でホッとした。
この突起が小さく白くて複数あれば外来種のムネアカハラビロカマキリとなる。
この後、もといた手すりの上に放しておいた。しばらくすると姿は無かった。
しばしどきどきの楽しいひと時を有難う!
ハラビロカマキリ0904-3.jpg



















2024年9月4日 埼玉県 カマキリ目カマキリ科 ハラビロカマキリ

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外来種ムネアカハラビロカマキリからハリガネムシ [カマキリ目]

職場の公園で外来種のムネアカハラビロカマキリが見つかってから4年ほどになるだろうか?
職員や利用者の子供たちなど多くの方のご協力により当初より見られる成虫、卵鞘の数が激減した。
それでもまだこの夏ちらほら成虫が見つかっている。
以前から外来種のこのカマキリもハリガネムシが寄生するのかと疑問に思い、見つかった成虫を水に浸けてきたがハリガネムシは確認されなかった。youtubeでは既にムネアカからハリガネムシが出てくる動画が配信されているが、実際この目で見ておかなければ。

今日利用者の子供の方が見つけてくれたオスを水に浸けるとすぐにハリガネムシが出てきた。
やはりここでも寄生されている個体がいたのだ。
ハラビロカマキリを凌駕する無敵のムネアカハラビロカマキリにも、ハリガネムシという最強の敵がいたということが確認できた。腹端からハリガネムシが出ているところを撮れなかったのが非常に残念だった。

ハリガネムシがカマキリを操って水に飛び込ませる仕組みを神戸大学のチームが解明している。
https://www.kobe-u.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/news/2021_06_22_01.html


ムネアカハラビロカマキリ1007.JPG



















2023年10月7日 東京都 カマキリ目カマキリ科 ムネアカハラビロカマキリ、ハリガネムシ目 ハリガネムシ

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あのオオカマキリ母さん その後 [カマキリ目]

今年の仕事始めはあのオオカマキリ母さんがいた事務所に出勤。
昨年12月29日から1月3日までは休みで、事務所の床暖房もないので壁面も冷え切って恐らく死んでしまったと思われた。
出勤後すぐに事務所の壁を見たがやはり見当たらない。
壁際のススキの株を探してみると、思っていない姿で見つかった。
何と卵を産んでいる途中で事切れてしまったようだ。
翅の褐色の丸い斑が同じ位置にあるのであの個体だ。
最後に見た28日、朝はぐったりしていて、日向に移動させ少しするとようやく動くような状態。
もう卵は産めないだろうなと思っていたのでびっくりした。
オオカマキリ0104-1.JPG





























卵鞘は通常の大きさに比べると小さく形もいびつだが、力を振り絞ってこの中にいくつもの命を送り出したことに思わずご苦労様と言葉をかけた。
よく頑張ったなぁ!
オオカマキリ0104-2.JPG



















2023年1月4日 東京都 カマキリ目カマキリ科 オオカマキリ

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あのオオカマキリの母さんたちは・・・ [カマキリ目]

今日は仕事納めであのオオカマキリの母さんたちがいる事務所へ出勤だった。
ついてそうそう事務所の壁を見たがいない。
まだ朝の寒さが厳しく壁近くのススキの根元を見て見ると1頭がぐったりと横たわっていた。
触ると少し動くので、朝陽が当たりだした壁際の場所に移しておいた。
暫くして再び見て見ると枯れた草に上って、こちらを見た。
もうぎりぎりのところで命を繋いでいるようだった。
オオカマキリ1228-1.JPG



















もう1頭もススキの根元でうずくまっていたが触っても反応が無い。
こちらも陽の当たる場所に移動させておいたが残念ながら動くことは無かった。

南向きで床暖房で暖かいコンクリートの壁がある環境でも、さすがにこのところの夜の冷え込みの厳しさには耐えられないだろう。

今日ここのススキでオオカマキリの卵鞘が見つかったのが何より嬉しい!
オオカマキリ1228-2.JPG



















2022年12月28日 東京都 カマキリ目カマキリ科 オオカマキリ

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今日もいたオオカマキリ母さん [カマキリ目]

今日は床暖房のある事務所に勤務の日で、外壁のオオカマキリはまだいるだろうかと見てみた。
出勤した時には壁にはいなかった。
このところの寒さは厳しく夜は0℃近くまで気温が下がっているので厳しいかと思っていたのだが、しばらくしてみると壁にいた。お腹が膨れているのでまだ産卵していないかもしれない。
夜はススキの株の中に隠れて寒さをしのぎ、動けるようになってから壁に上っているのかもしれない。
もう1頭が見当たらず探したが残念ながら見つからなかった。
次にここに来るのは27日。
その時にまだ姿があったなら、最長確認のタイ記録だ。
何より、早く卵を産んで欲しいのだが・・・。
オオカマキリ1223.JPG



















2022年12月23日 東京都 カマキリ目カマキリ科 オオカマキリ

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オオカマキリ母さん、早く産まなければ! [カマキリ目]

12月に入ってからも職場の壁面には2頭の「オオカマキリ」のメスの姿があった。
今日もいるかなと見て見ると、1頭が壁面にとまっていた。
まだお腹が大きいのでこれから産卵するのだろう。
オオカマキリ1218-1.JPG



















もう一頭はどこにいったかと探してみると、壁に近いススキの葉にいた。
こちらはお腹が見えないのでどうだろう?
鎌や翅に傷みが見られる。

例年ここの壁には遅くまでオオカマキリが見られ、一昨年の最終確認は12月27日だった。
なぜこんなに遅くまで見られるのかとその時疑問に思ったのたが、この事務所は床暖房でその熱がコンクリートの壁面に伝わって暖かいことが理由の一つではないかと。南向きのため太陽光による蓄熱もあるのかな。
ただ、当然暖房を切って帰るので夜間はかなり冷え込むはず。それにもう餌となる虫もほとんど見あたらないので厳しい環境には違いない。

さて、今年はいつまで姿が見られるか?

早く産卵しろよぅ!とこちらが焦ってしまう。
次にここに来るのは23日。行く末を見守りたい。
オオカマキリ1218-2.JPG



















2022年12月18日 東京都 カマキリ目カマキリ科 オオカマキリ

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オオカマキリの獲物はハネナガイナゴ [カマキリ目]

谷戸を歩くとあちこちで種になったくっつき虫が目立つようになってきた。
ササクサ、イノコヅチ、そして最もよく見るのがこの「ヌスビトハギ」。
種子は2個が1セットで表面がざらついて衣服にくっつく厄介者だ。
この種子が盗人の足跡に似ているそうな。
ヌスビトハギ0914.JPG



















道脇の葉で食事中の「オオカマキリ」のオスを見つけた。
オオカマキリ0914-1.JPG



















獲物はどうやらハネナガイナゴのようだ。
今ここでは最も多いバッタの仲間だろう。
歩くとあちこちから飛んで行く。
オオカマキリ0914-2.JPG



















暫くの間撮っていると、何!とこちらに視線を向けた。
邪魔するつもりはないので、ごめんごめんとその場を後にした。
オオカマキリ0914-3.JPG



















2022年9月14日 東京都 カマキリ目カマキリ科 オオカマキリ

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