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農業害虫のハスモンヨトウ [チョウ目]

朝、職場の窓に来ていたお洒落な模様のガ。
こんな印象的なガで今までに見たことがあると思うのだが名前が出てこない。
もう脳細胞がヤバい!
ハスモンヨトウ1014-1.JPG



















調べると「ハスモンヨトウ」。
そうそう、そうだった!
netで調べると幼虫が農業害虫ばかりがヒットする。
広食性で木本、草本様々な植物を食べるようで致し方ないか。
成虫はこんなにおされで美しいのだが・・・
ハスモンヨトウ1014-2.JPG



















2024年10月14日 チョウ目ヤガ科 ハスモンヨトウ

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およそ15年ぶりのマイコアカネ [トンボ目]

今年の8月中旬、仕事をしていて林内の開けた場所で少し腹部が色付いた赤とんぼを見つけた。
マユタテアカネだろうと思いながらも念のためにじっくり見たら、何とずーっと探していた「マイコアカネ」のオスだった。
狭山丘陵のfieldで最期に見たのは2009年の9月で、それ以来探しても見つからずにいた。
捕まえて胸の模様を確認したが間違いない。
マイコアカネ0814.JPG



















ここは普段ほとんど訪れない場所で水脈は周りに川はなく、近くに澱んだ小さな池があるだけ。
そこで育ったのだろうか?
顏全面は美しい水色だった。
この時はこの1個体だけで、それ以降探しても見つからなかった。
もっと普通に見られれば嬉しい種だ。
とりあえず備忘録として。
マイコアカネ0814-2.JPG



















2009年9月に撮影した個体。
マイコアカネ20090917.JPG



















2024年8月14日、2009年9月17日 東京都 トンボ目トンボ科 マイコアカネ

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ヒメクロイラガ幼虫のぷくぷく標本 [チョウ目]

今年の8月末に職場のバックヤードでヒメクロイラガ幼虫が大発生した。
その時、スタッフのヤスデ女子のEちゃんが幼虫を持ち帰り標本をつくった。
そもそも幼虫の標本なんてすぐにしなびてしまうと思っていたのだが、数種間後持ってきた標本は全くしなびておらず色もそのままだった。
残念ながらその時の標本の写真を撮りそこなったのだが、先日ようやく撮ることが出来た。
さすがに2ヶ月経って色は褪せて棘もねてしまっていたが、体は全くしなびず元のまま。
こんな標本を作れるEちゃんは凄いなぁ!
ヒメクロイラガ1027.JPG



















僕は標本はほとんど作らないのでこんな作り方があるのかとビックリしたのでこれは何て言う標本かと尋ねたら、ぷくぷく標本と言うとの事。
ヒメクロイラガ1027-1.JPG



















確かに体は生きていた頃のようにぷくぷくしている。
なかなか面白い!
Eちゃんはこれには満足できないようで、また来年チャレンジしたいとの事。
その時、まだ僕がこの職場にいれば是非進化したぷくぷく標本を見てみたい!
そしてコンデジではなくミラーレスと適切な照明の白バックで撮りたいものだ。
ヒメクロイラガ1027-2.JPG



















2024年10月27日 東京都 チョウ目イラガ科 ヒメクロイラガ幼虫

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褐色型のハラビロカマキリ [カマキリ目]

秋と言えばカマキリが成虫となってよく目立って見かけるようになる。
狭山丘陵ではオオカマキリ、ハラビロカマキリ、コカマキリ、局所的にチョウセンカマキリとウスバカマキリが見られる。カマキリの仲間は体色が緑色型と褐色型がいるが、個人的にハラビロカマキリの褐色型とコカマキリの緑色型は少ない印象だ。チョウセンとウスバは過去出会ったのが少ない中でどちらも確認しているがそれぞれどちらの体色の比率が少ないかはわからない。ハラビロの褐色型とコカマキリの緑色型では圧倒的にコカマキリの緑色型に出会う機会が少ない。

この日、今年初めて「ハラビロカマキリ」の褐色型を見た。
右目の付け根が黒くなっているので傷を負ったようだ。
ハラビロカマキリ0929-1.JPG



















反対からよく見ると触角も片方はほとんどなくなっていてもう片方も短い。

仲間同士で争ったのか、外敵に襲われたのかは知る由もない。
ハラビロカマキリ0929-2.JPG



















ある谷戸の湿地を見ているとハラビロカマキリの褐色型が水面に浮いて脚をばたつかせていた。
恐らくハリガネムシに寄生され操られて水に飛び込んだと思われた。
ハリガネムシは思惑通りにカマキリの腹から出て水の中に帰って行ったのだろう。
水の中に目を凝らしたがその姿は見つからなかった。
ハラビロカマキリ1019.JPG



















2024年9月29日、10月19日 東京都 カマキリ目カマキリ科 ハラビロカマキリ

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シブイロカヤキリの幼虫 [バッタ目]

職場インフォーメーションセンター入口のススキを念入りに見ていると、違和感が。
林縁や草はらなどに目を凝らし見まわしているとその景色にそぐわないもの、不自然なものが目にとまる。いつもそうして虫を探している。
この時の違和感はススキの葉裏にとまった「シブイロカヤキリ」の幼虫だった。
緑色のススキの葉に褐色のものが付いているのが不自然だった。

シブイロカヤキリは以前はシブイロカヤキリモドキの名前だったが改名された。
この仲間にカヤキリというのがいて、形が似ており色が褐色でシブイ色なのでこの名が付いたようだ。
モドキというのがなくなったのは良かった!
カヤキリは緑色、大型なので実際には見間違うことは無い。
そういう私は残念ながらまだカヤキリをじっくり見たことが無く、丘陵にはいないので数年来の撮影目標種である。
シブイロカヤキリ1006-1.JPG



















背中に小さな翅があるのでこの個体はまだ幼虫。シブイロカヤキリは成虫で冬を越し、春一番に鳴き声が聞かれる。この幼虫も間もなく脱皮して成虫になるだろう。
バッタやキリギリスの仲間は一部を除いて成虫になると腹部を覆う翅があるが、幼虫の時は翅が無いかあっても小さいので成虫と幼虫の区別ができる。
シブイロカヤキリ1006-2.JPG



















この顔と触角を見ていつも思うのだが、何だかエビ、ザリガニに似ている。食べたらエビのような味がしそう・・・
そう思いませんか?
シブイロカヤキリ1006-3.JPG



















2024年10月6日 東京都 バッタ目キリギリス科 シブイロカヤキリ

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壁にぶら下がるコウモリガ [チョウ目]

10月の初め、職場のトイレを見回っていると3mほどの高さの壁にぶら下がるものがいた。
久しぶりに見る「コウモリガ」だった。

コウモリガは夕暮れ時に飛び回って産卵することやぶら下がってとまることなどから名が付いたといわれている。
幼虫は木の中を食害して枯らすため害虫とされている。また幼虫が穿った痕から樹液が出て虫たちが集まる事から昆虫酒場のオーナーでもある。
コウモリガ1005-1.JPG



















コウモリガ1005-1a.JPG



















見難いので下に降りてもらった。
体中にクモの糸が絡まっているのでクモの巣にかかって脱出したようだ。
コウモリガ1005-2.JPG



















前脚の先には鋭い爪があり、これでぶら下がる。
この毛の生えた脚が不気味というか何とも気持ち悪さを感じさせる。
そんなコウモリガだが、めったに見ることが無いので嬉しい出会いだった。
コウモリガ1005-3.JPG



















この後トイレの外に移動させた。
ふと見ると外壁には「モンクロシャチホコ」がとまっていた。
このトイレの周りのサクラで幼虫が大発生していたのを思い出した。
モンクロシャチホコ1005.JPG



















2024年10月5日  東京都 チョウ目コウモリガ科 コウモリガ、シャチホコガ科 モンクロシャチホコ

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タカチホヘビは美しかった!

狭山丘陵で見られるヘビは、アオダイショウ、ヤマカガシ、シマヘビ、ヒバカリ、ジムグリ、マムシ。おおむね個人的に見た回数の多い順。まだ見たことが無いが、シロマダラも目撃は少ないが確認されている。

一昨日、見たことの無い「タカチホヘビ」を見る機会があった。東京西部の山地のものだ。
タカチホヘビは大きさは最大60cmほどの小型種で、背中に1本の黒線がある。低山地から山地の湿潤な場所で見られ夜行性でミミズなどを捕食する。名のタカチホは地名ではなく人名の様だ。
夜行性なので人の目に触れないだけで、生息数は少なくないのではと言われている。
この個体は大きさは30㎝弱くらいで、細かな鱗に覆われた体は見た目しっとりとした感じがした。
タカチホヘビ1021-1.JPG



















撮った写真を見ると体のあちこちが美しい青色に輝いていた。
角度を変えると輝く部位が異なった。


netで調べたが狭山丘陵での過去の確認事例は見つからなかった。
是非丘陵で見つけてその環境ともに写してみたい!
タカチホヘビ1021-2.JPG





















タカチホヘビ1021-3.JPG



















タカチホヘビ1021-4.JPG




















2024年10月21日 東京都 有隣目タカチホヘビ科 タカチホヘビ

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小さく細~い! ウスイロカモドキサシガメ [カメムシ目]

先日、シラカシの枝をビーティングしたらネットに入ったなんか小さな虫。
老眼鏡をかけてもよくわからないので持ち帰ってマクロで撮って見たらカモドキサシガメの仲間か。
まるでカマキリのような前脚にカの仲間のガガンボのような細さと長い脚。
ウスイロカモドキサシガメ1014-1.jpg



















カモドキサシガメの仲間にも色々いるが、翅の模様などから「ウスイロカモドキサシガメ」だろう。
大きさは10㎜もない。
ウスイロカモドキサシガメ1014-2.jpg



















拡大してみると赤い眼や細かな毛の生えた触角が何とも恐ろし気。
さらに小さな虫などを捕えて鋭い口で体液を吸う。まるで小さな吸血鬼のようだ!
ウスイロカモドキサシガメ1014-3.jpg




















2024年10月14日 東京都 カメムシ目サシガメ科 ウスイロカモドキサシガメ

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ヤマトシリアゲもそろそろ見納め [シリアゲムシ目]

林縁のネムノキの実生(と思う)にキタキチョウが飛び交っていた。
葉をひっくり返してみると蛹があった。
キタキチョウ1017-1.jpg



















間もなく羽化するであろう黄色い翅が出来上がった蛹だ。
蛹の殻が体から浮いているのがよくわかる。
キタキチョウ1017.jpg



















「ヤマトシリアゲ」のオスがいた。
年に2回現れ初夏に発生するのは黒っぽい個体だが、今の時期現れるのは褐色なためベッコウシリアゲとも呼ばれる。オスは尾端がくるっと巻いて先端にハサミを持っている。
主に昆虫の死骸などを食べ、オスは獲物をメスにプレゼントしてメスが食べている間に交尾を行うという習性がある。
ヤマトシリアゲオス1017 (2).jpg


















すぐ脇にはメスがいた。
メスの尾端にはハサミが無くスッとした形で見分けは容易だ。
そろそろヤマトシリアゲたちも見納めの時期だろう。
ヤマトシリアゲメス1017.jpg



















2024年10月17日 東京都 チョウ目シロチョウ科 キタキチョウ、シリアゲムシ目シリアゲムシ科 ヤマトシリアゲ

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秋ブラ [季節]

休みに谷戸をぶらり。
ヒーヒー、グルグル♪と鳴き声が聞こえた。
鳴き声のあたりを見るとミズキの実が実ってきていた、
まだ紫色の実が多く黒くは熟していない。
もう少しかなぁと思ってみていると、素早く枝に飛んで来たのは「キビタキ」のメスだった。
先ほどの声の主だ。
すぐに林縁の樹林の中に入ってしまってしばらく待ったが、残念ながら再び姿を見せてくれることは無かった。
キビタキメス1017.jpg



















田んぼ脇のオギを見ていると葉の裏に小さな蛾がとまっていた。
胸を張ってなかなか自信満々に見えた!
思わず近寄り過ぎて飛び去ったのは「マメノメイガ」。
名の通りマメ科がホストだ。
マメノメイガ1017.jpg



















オギの茎にいた「コバネイナゴ」。
稲刈りが始まっていよいよ秋本番だ。
コバネイナゴ1017 (2).jpg





























すぐ隣のオギにはイナゴの天敵の「ハラビロカマキリ」がいた。
イナゴにとって秋を楽しむ暇はないのだろうなぁ。
一瞬が命取り、自然界は本当に厳しい・・・
ハラビロカマキリ1017.jpg



















2024年10月17日 東京都 スズメ目ヒタキ科 キビタキ、チョウ目ツトガ科 マメノメイガ、バッタ目イナゴ科 コバネイナゴ、カマキリ目カマキリ科 ハラビロカマキリ

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