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ササグモの獲物 [クモ目]

これからの時期、虫を探しているともっとも出会うクモはたぶん「ササグモ」だろう。
名前の通りアズマネザサやススキやオギ、その他の植物の葉の表や裏でもよく見かける。
この日はいくつか食事中に出くわした。
網を張らない徘徊性のクモだ。

葉上で同じクモの仲間を食べていた。
餌食となった種を調べていないが、とても脚が長い。
ササグモ0613-1.jpg



















この葉が何だったか?
隣の穂はイネ科のキツネガヤだがその葉だったか?
こちらの獲物は今よく見られる「カノコガ」。
下にいるのは口元にある触肢が黒いのでササグモのオスだろう。
オスの触肢は先端が膨らんだ形で、そこに精子を収納しておいてメスの生殖器に入れて交接する。多くの種では下手にメスに近付けば食われてしまう可能性があるのでオスは命がけでメスの隙を伺う。
ササグモ0613-2.jpg



















ススキの葉裏にぶら下がっていたササグモの獲物は1化目がもうそろそろ見納めの「ヤマトシリアゲ」のオス。
ススキにとまったところを捕まったに違いない。
「ササグモ」 虫たちにとっては何と脅威なハンターだろう!
ササグモ0613-3.jpg



















小川沿いで「キボシカミキリ」を見つけた。
よく見るとすぐ近くに肉食性が強いハンターの「ヤブキリ」がいた。
さすがにこのキボシカミキリには食いつかないだろうなぁ・・・
キボシカミキリ0613.jpg



















2024年6月13日 東京都 クモ目ササグモ科 ササグモ、チョウ目ヒトリガ科 カノコガ、シリアゲムシ目シリアゲムシ科 ヤマトシリアゲ、コウチュウ目カミキリムシ科 キボシカミキリ

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高い梢でコムラサキ

小川沿いで「クララ」がすでに開花していた。
fieldではここでしか見たことが無い。
クララ0611.jpg



















近くで「キタテハ」の夏型が翅を開いていた。
秋型の方が明るく色鮮やかだ。
キタテハ0611.jpg



















大きなジャヤナギの高い梢を「コムラサキ」が飛び交っていた。
少し待ったが残念ながら下へは降りて来てくれなかった。
コムラサキ0611.jpg



















2024年6月11日 東京都 マメ目マメ科 クララ、チョウ目タテハチョウ科 キタテハ、コムラサキ

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初めて見た ビロウドサシガメ [カメムシ目]

仕事を終えて職場から車に向かう途中の足元で動くものを見つけた。
何だ~?
よく見るとサシガメの仲間のようだが、今までに見たことが無い種だ。
黒っぽい体に腹部両脇には黄色い模様、裏を返せば赤く太い帯が並んでいた。
とりあえず持ち帰って調べてみることに。
ビロウドサシガメ0616-1.jpg


















調べるとやはりサシガメの仲間で「ビロウドサシガメ」だった。
地上徘徊性の種で主にヤスデなどを好んで食べるよう。
このところ職場の周りや建屋の中にもヤスデが発生している。
それを捕食するため現れたのだろう。
同じ仲間に地上徘徊性でヤスデなどを捕食するアカシマサシガメがいる。
ビロウドサシガメは埼玉県のレッドリストの全県評価、低山帯、台地・丘陵帯で絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されている。この辺りではちょっとレアなサシガメなのだろうか?
ビロウドサシガメ0616-2.jpg



















2024年6月16日 東京都 カメムシ目サシガメ科 ビロウドサシガメ

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昆虫写真家 中瀬潤さんの新刊のご紹介

昆虫写真家 中瀬 潤さんの新刊が今年3月にポプラ社から「しゃしん絵本 小さな生きものの春夏秋冬シリーズ」の2冊上梓されたのでご紹介。

まずは「しゃしん絵本 小さな生きものの春夏秋冬16 ホタル」
里山の夏の風物詩として誰もが知っているホタルだが、その生態まで知っている人は少ないのではないのだろうか。
大きく奇麗な写真と可愛いイラストでホタルの一生がとてもわかりやすく解説されている。
この本を読んでホタルのことを理解してからのホタル観察は、暗闇に浮かぶ淡く黄色い光がより印象的に思えると思う。もう10年近く前に職場でホタル観察会を実施した際様々な展示をおこなったが、あの時にこの本があれば間違いなく展示の一つに加えただろう。

もう一冊は「しゃしん絵本 小さな生きものの春夏秋冬17 アメンボ」
水面をすいすいと滑るように移動するアメンボ。
国民的な水生昆虫で先日NHKのダーウィンでも紹介され視聴された方も多いだろう。
放送では見られないシーンの写真も多く収められているので、アメンボファンやそうでない方にも是非見ていただきたいしゃしん絵本だ。

ホタルはまさに今からが旬、アメンボも身近な水域で初冬まで見られる種、共に普段の観察では絶対見られない生態のシーンが目の当たりにできる、是非手に取ってご一読いただきたいお薦めの2冊だ!
中瀬さんホタル、アメンボ.JPG

















2026年6月

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アキアカネの羽化が始まった [季節]

小川沿いの草にとまっていた「カノコガ」。
この時期発生する黒地に黄色の鹿の子模様が美しい蛾だ。
カノコガ0613.jpg



















畔には今日も「ヤマサナエ」がいた。
この谷戸に来るたびにあちらこちらで必ず見掛ける。
ヤマサナエ0613.jpg



















田んぼ脇の茂みにいたキリギリスの仲間の「ヒメギス」の幼虫。
ヒメギスはとにかく敏感でこちらの姿を見るとさっと茂みの中に隠れてしまう。
この個体はちょっと鈍感だったか?
ヒメギス0613.jpg



















畔の脇にあるオギの横を通るとトンボがきらりと飛んで奥のオギにとまった。
シオカラトンボかとよく見るとテネラルの「アキアカネ」だった。
翅が輝いてとても美しい。
この近くでもう1頭、オギから高く飛んでコナラの梢にとまった。
田植えも終わりそろそろアキアカネの羽化が始まったようだ。
アキアカネ0613.jpg



















2024年6月13日 東京都 チョウ目ヒトリガ科 カノコガ、トンボ目サナエトンボ科 ヤマサナエ、トンボ科 アキアカネ、バッタ目キリギリス科 ヒメギス

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シュレの子ガエル 上陸していた [両生類]

今日は午後から晴れるという予報で昼過ぎにfieldへ。
車を降りると小さな蛾がフロントガラスにとまった。
翅の縁が奇麗なピンク色の「アカマダラメイガ」のようだ。
幼虫の食草はマメ科でシロツメクサやヤハズソウがこの辺りにたくさんあるので納得。
アカマダラメイガ0613.jpg



















小さな小川沿いを歩いていると葉の上にまだ尻尾が残る「シュレーゲルアオガエル」の上陸したばかりの幼体がいた。カエルのようでオタマジャクシのようで可愛い!
シュレーゲルアオガエル0613-1.jpg



















よく見るとあちこちの葉上にその姿があった。
こちらは尻尾が無くなってカエルらしくなった個体。
シュレーゲルアオガエル0613-2.jpg



















今年は田んぼで鳴き声は聞かれたものの、荒起こしや代掻きの際卵塊がほとんど見られなかったので心配していた。例年代掻きでは沢山の卵塊を回収して避難させるのだが今年は全く無かったようだ。
それでも、オタマジャクシが少ないながら見られていたので上陸個体を見てちょっとホッとした。
何が要因かわからないが、こんな年もあるのだろうなぁ。

今日は午後から晴れて暑くなるという予報だったが、結局fieldにいる間は曇りで夕方家に帰ってから晴れ間が出たのは残念だった。
シュレーゲルアオガエル0613-3 .jpg



















2024年6月13日 東京都 チョウ目メイガ科 アカマダラメイガ、無尾目アオガエル科 シュレーゲルアオガエル

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湿地脇の林床で飛び跳ねるニホンアカガエルの幼体たち [両生類]

今日は埼玉中部で調査の仕事。
湿地脇を歩くと小さな生き物がピョンピョン飛んだ。
よけるのが大変なくらいだった。
飛んで着地した先を見ると、アカガエルの上陸して間もない幼体たち。
ニホンアカガエル0612-1.jpg



















ここでアカガエルと言えばニホンアカガエルかヤマアカガエルだが、さてどちらか?
幼体は判断が難しいようだが、ニホンアカガエルのように思う。
さて、どうだろうか?

足元の小さなカエルをこれだけ写せる100-400㎜のレンズは足元から遠くまで守備範囲の広い使い勝手のいいよいレンズだ。
ニホンアカガエル0612-2.jpg



















2024年6月12日 埼玉県中部(丘陵外) 無尾目アカガエル科 ニホンアカガエル?

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クリの花にメスグロヒョウモン [チョウ目]

クリの花が咲き始めゼフィルスの仲間が来ていないか見に行ったが、この日は全く見られずだった。
今年は出現が遅れているのかそれとも少ないのか、ウラナミアカシジミは数個体確認したもののまだアカシジミもミズイロオナガシジミも見ていない。

クリの花に来ていたヒョウモンチョウの仲間がいた。
飛び回ってなかなかとまってくれず何だろう?
ようやくよく見える場所に。
メスグロヒョウモン0606.jpg



















東京都のこの場所では準絶滅危惧に指定されている「メスグロヒョウモン」のオスだった。
希少種だが毎年この時期コンスタントに見られ、名の通り翅が黒いメスもいたのだが高い場所を飛び回りとまってくれなかった。
メスグロヒョウモン0606-1.jpg



















クリの花はもう少しの間咲いているので、何が来るか注視している。
メスグロヒョウモン0606-3.jpg



















2024年6月6日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 メスグロヒョウモン

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美しき イモサルハムシ [コウチュウ目]

田植えの終わった田んぼをちらっと見ると、水面に幾重にも輪が出来ていた。
何かいるなぁと輪の中心を探してみると奇麗なblueに輝く虫が脚をばたつかせていたのだった。
イモサルハムシ0610-1.jpg



















一見ハムシのようだが何だろう?
そのうちオスがメスをマウントしたアメンボが寄ってきた。
が、これは固すぎて無理と思ったのだろうか?
すぐにこの場を離れていった。
イモサルハムシ0610-2.jpg



















この状況をかわいそうと思う一方、こんなに奇麗なハムシはいったい誰?という好奇心で近くにあった枯れた草の茎をちぎって助け舟を出した。
何とか茎につかまったので引き上げて畔の葉っぱにとまらせた。
その形からサルハムシの仲間と思ったがその場では確定できずに、帰ってハムハン他いくつかの図鑑で調べてたどり着いたのが恐らく「イモサルハムシ」だろう。
見た目の美しさとは想像できないイモ、サルという名前はどうなのだろう?

引き上げられて葉の上でまったりしていると、小さなアリがお尻にかみついた。
ホッと一息したいところでなかなか落ち着けないのは人だけではないようだ。
イモサルハムシ0610-3.jpg



















2024年6月10日 埼玉県中央部(丘陵外) コウチュウ目ハムシ科 イモサルハムシ

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久しぶりのハチモドキハナアブ [季節]

昨日は職場の同僚2人と職場であるfieldを歩いた。
早速クワの高木の高い位置にいるのを見つけてくれた。
今年初見の「キボシカミキリ」。
このところクワの木を見るとお目当てのカミキリやテントウがいないかチェックしているが見つからないでいた。
キボシカミキリ0607.JPG



















てかてかでクチクラの厚い葉の木に咲いていた白い花。
何だっけ?と思ったが、そうそう「サカキ」。
主に関東より南の温暖な地で見られる木で神事に使われたり神棚のお供えに使われる。関東では代用としてヒサカキが用いられている。なのでfieldでも見る機会が少ない木だ。
サカキ0607.JPG



















林内を歩くと時折甘い香りが漂ってくる。香りのもとはおおむね見頃のムラサキシキブだが、時折さらに濃い香りを発していたのが咲き始めの「アカメガシワ」。
アカメガシワ0607.JPG



















足元で見つけたきれいな丸い赤や楕円のピンク色は、ハゼランの実と蕾。
中南米原産の外来種でランと名に付くが、あのランの仲間とは全くの別種。
花が午後3時から咲き始めるそうでサンジソウの別名もある。
ハゼラン0607.JPG



















コナラの樹液で同僚が変なハチがいるという。
見ると、久しぶりに見た「ハチモドキハナアブ」だった。
確かにハチではなくアブなので変なハチというのはその通りで理にかなっている。
ハチモドキハナアブ0607-1.JPG



















別の樹液にも来ていた。
こちらは腹端を曲げて産卵しているようだった。
東京都のレッドリストではこの地域でDD=情報不足として記載されている。
ハチモドキハナアブ0607-2.JPG



















2024年6月7日 東京都 コウチュウ目カミキリムシ科 キボシカミキリ、ツツジ目モッコク科 サカキ、キントラノオ目トウダイグサ科 アカメガシワ、ナデシコ目ハゼラン科 ハゼラン、ハエ目ハナアブ科 ハチモドキハナアブ

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