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トイレの壁にアカエグリバ [チョウ目]

今日も一日冷たい雨で肌寒かった。
草地で咲いていた「スズメノヤリ」。
春先に咲く好きな植物のひとつ。
なぜ好きなのかはよくわからないのだが、きっとスズメが持つ槍という名が気に入ったのかもしれない・・・
スズメノヤリ0326.JPG



















今年も同じ場所で開花した「ミミガタテンナンショウ」。
何気に目に入ったのは見てくれという事か?
高い法面に道に背を向けて咲くので正面から見るのは面倒でもある。
ミミガタテンナンショウ0326.JPG



















林縁では「オトコヨウゾメ」も咲いていた。
写真を見て花にクモがいることに気付いた。
花粉を食べるわけではないと思われがただそこにいただけ?
オトコヨウゾメ0326.JPG



















夜通し電気が付いているトイレの壁には「アカエグリバ」がいた。
枯葉擬態だと思っていたが、壁の桟にも擬態していたとはちょっと驚いた!
アカエグリバ0326.JPG



















2023年3月26日 東京都 イネ目イグサ科 スズメノヤリ、オモダカ目サトイモ科 ミミガタテンナンショウ、マツムシソウ目ガマズミ科 オトコヨウゾメ、チョウ目ヤガ科 アカエグリバ

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春本番 [季節]

昨日久しぶりに訪れた谷戸で「エイザンスミレ」の小群落が咲いていた。
咲き終えた花もいくつかありそろそろ見頃も終わりだろうか。
エイザンスミレ0324.JPG



















赤い茎が目立つ「ヤマウルシ」も蕾をつけていた。
ヤマウルシ0325.JPG



















毎年楽しみにしている谷戸の風景。
タチヤナギとヤマザクラのコラボがようやく見られた。
小雨が降る天候で色が奇麗に出ないのが残念だった。
春の彩0325.JPG



















道脇では「タラノキ」の新芽が出ていた。
春の山菜タラの芽だが、すぐ横では残念ながら誰かに芽が切り取られていた。
ここでは採取禁止なのだが・・・
タラノキ0325.JPG



















林縁では「ウリカエデ」の花が咲いていた。
地味だが小さく奇麗な花で、ほとんどの人がこの花が咲いているのは気付いていないだろうな。
ウリカエデ0325.JPG



















毎年見られる場所で「シロバナヒメオドリコソウ」が咲いていた。
今年も期待通りにここで見られた事が嬉しい!
シロバナヒメオドリコソウ0325.JPG





























2023年3月24-25日 東京都 キントラノオ目スミレ科 エイザンスミレ、ヤナギ科 タチヤナギ、ムクロジ目ウルシ科 ヤマウルシ、ムクロジ科 ウリカエデ、セリ目ウコギ科 タラノキ、シソ目シソ科 シロバナヒメオドリコソウ 

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待機状態 アカボシゴマダラ越冬幼虫 [チョウ目]

昨年秋に「アカボシゴマダラ」の幼虫がいたエノキの実生を見てみた。
今までも時折見てきたが見つからず。

数日暖かい日が続いた今日は枝の分岐まで上がって芽吹きを待っている姿を初めて確認した。
アカボシゴマダラ0325-1.JPG



















他の実生では数えると全部で6頭もいた。
やはり分岐に。
南の暖かい地域では樹上で越冬するようだが、こちらでは皆木を降りて根元の落ち葉の下で越冬する。
アカボシゴマダラ0325-2.JPG



















ここにアカボシが入ってきた頃にはどこの実生にも幼虫の姿が見られたが、今ではすっかり数を減らした。
寄生バチなど自然淘汰によるものと思われる。
アカボシゴマダラ0325-3.JPG



















この種は人為的に放たれた外来種で、日本にもいるが奄美諸島のみだ。
環境省から特定外来種に指定され飼う事も移動させることも出来ない。
本来ここにいてはいけない生き物だが、そうさせたのは人である。
彼らに罪は無いが、そうさせたのが人ならばやはり責任は取らなければならないだろう。
さすがに厳しい冬を超えた今、そうすることは心情的にためらわれた。
折を見て・・・
アカボシゴマダラ0325-4.JPG



















2023年3月25日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 アカボシゴマダラ(外来種)

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自然界は厳しい!

先日、池にカモが死んでいると職場に連絡があった。
鳥インフルエンザが流行っているので連絡したとのことだった。
行ってみると岸辺に1羽が浮いていた。
岸にあげて見ると「カルガモ」のメス。
あちこちよく見たが外傷はない。腹部1か所に僅かなへこみがあったが特に傷があるわけではなかった。
なのでなぜ死んだのかわからない。
この後、数日同所で死んだ水鳥はいなかったので職場の同僚が丁重に葬ったようだ。
カルガモ0319.JPG



















カモを見ていると岸辺でガサガサ音がした。
見ると水を飲みに来た2頭の「ホンドタヌキ」だった。
1頭はまるまるとした成獣でもう1頭は毛が抜けて疥癬症を罹っていた。
小さく見えたが、今の時期子供は既に一人立ちしていると思われおそらく成獣で毛が抜けたことで小さく見えたのかもしれない。
疥癬症はヒゼンダニというダニによる皮膚病で毛が抜け落ち免疫力が低下して死に至る可能性が高い。
毛が無い状態で冬の寒さは堪えただろう、何とか冬は乗り越えられたようだがこの先も気掛かりな事と、疥癬症は感染するので見た目健康そうな行動を共にしているもう1頭も罹患している可能性が高い。
こういった毛の抜けたタヌキを毎年見るたびに、何とかしてあげられないものかと思うのだが・・・

人と違って、具合が悪くても自分の免疫力だけで生き抜かなければならない。
自然界は本当に厳しいものだと改めて感じさせられた1日だった。
ホンドタヌキ0319.JPG



















2023年3月19日 東京都 カモ目カモ科 カルガモ、食肉目イヌ科 ホンドタヌキ

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春のチョウ [チョウ目]

先の春の花と共に3月に入って見られたチョウたち。
越冬を終えた「テングチョウ」があちこちで見られるが、ほとんどが地面の落ち葉などで翅を開いている。この日は珍しくコナラの幹にいた個体。
テングチョウ0311.JPG



















湿地脇のホトケノザの蜜を吸っていたこちらも成虫越冬の「ヒメアカタテハ」。
ヒメアカタテハ0311.JPG



















草地ではシロチョウが飛んでいた。
ここにはモンシロチョウとスジグロシロチョウがいる。
とまったところを見ると「モンシロチョウ」の今年羽化した新成虫だった。
羽化して間もないのだろう、飛び方がたどたどしかった。
モンシロチョウ0311.JPG



















草地脇の小川沿いを歩くと茶褐色の小さなチョウが飛び出した。
すぐ近くにとまったので見ると、チョウのスプリングエフェメラル、早春の今だけに姿を見せる「コツバメ」。
そっと近づいて一枚撮ったら、すぐに飛んであっという間に視界から消えてしまった。
逆光に青く光る縁毛が輝いていた。
コツバメ0319.JPG



















歩く先には越冬を終えた「ヒオドシチョウ」がいた。
今年は運がいいのかよく見掛ける。
翅のオレンジ色ももちろんだが、背中の青色も美しい。
ヒオドシチョウ0319-3.JPG



















こちらも越冬した「ルリタテハ」。
少し色が褪せ気味だったが傷みのない翅だった。
さて、これから外敵をかわして無事に幼虫の食樹のサルトリイバラに産卵できるだろうか?

厳しい冬を耐えたのだから、何とか頑張って欲しいものだ!!
ルリタテハ0319.JPG



















2023年3月11-19日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 テングチョウ、ヒメアカタテハ、ヒオドシチョウ、ルリタテハ、シロチョウ科 モンシロチョウ、シジミチョウ科 コツバメ

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春の花 [植物]

4日前、fieldを歩いて蕾や花を咲かせていた植物たち。
少し前から林縁で下向きの可憐な花を咲かせていた「モミジイチゴ」。

美しく控えめな花の印象だが、藪漕ぎをすると茎の棘が厄介だ。
モミジイチゴ0319.JPG



















こちらも林縁で蕾をつけていた「コバノガマズミ」。
よく似たガマズミより少し早く開花する。
コバノガマズミ0319.JPG





























水辺でたくさんにょきにょき生えていた「ツクシ」たち。
スギナの胞子茎。
スギナ0319.JPG



















田んぼを覗くとたくさん咲いているタネツケバナの間にまだ少数派の「タガラシ」。
田んぼ雑草として農家の方からは厄介者かもしれないが、可愛い花だ。
タガラシ0319.JPG



















湿地でタチヤナギが黄色い花を咲かせていた。
青空とコナラの芽吹きと共に春ならではのいい色合い。
タチヤナギ0319.JPG



















林内では「クロモジ」も咲いていた。蝋細工のような小さな花は魅力的だ。
花の上には間もなく開くであろう新葉も自己主張。
クロモジ0319.JPG





























例年花が見られる場所で淡いピンク色の「エイザンスミレ」も見頃となっていた。
毎年盗掘が絶えないが、今年は過去のピークには及ばないもののたくさんの花を咲かせていた。
エイザンスミレ0319.JPG



















知る限り唯一ここでしか見られない白く大きなカタバミ、「カントウミヤマカタバミ」。
フェンスの中で群生しているので安心だが、今年はフェンスの外まで出て咲いていた。
こうなると盗掘される可能性が高いが、無事であって欲しい!
カントウミヤマカタバミ0319.JPG



















2023年3月19日 東京都 バラ目バラ科 モミジイチゴ、マツムシソウ目ガマズミ科 コバノガマズミ、トクサ目トクサ科 スギナ、キンポウゲ目キンポウゲ科 タガラシ、キントラノオ目ヤナギ科 タチヤナギ、スミレ科 エイザンスミレ、クスノキ目クスノキ科 クロモジ、カタバミ目カタバミ科 カントウミヤマカタバミ

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今年はヒレンジャクがやって来た [鳥類]

先週あたりから目撃情報があった「ヒレンジャク」のその姿がようやく見られた。
職場事務所のすぐ横にあるコナラに絡んだキヅタの実を10羽ほどの小さな群れで食べていた。
昨年は見られなかったが、今年は来てくれた。
今日は曇り空で、色が奇麗に出ないのが残念だ。
ヒレンジャク0321-1.JPG



















こちらに警戒してか、木の裏側などで食べていてなかなか姿が見られない。
時折食べるのをやめて枝にとまる時があるのだが、枝が被る場所にとまるのでうまく撮れない。
偶然いい場所にとまってくれたが、すぐに飛んでしまった。
ヒレンジャク0321-2.JPG



















ヒヨドリたちも集まっていて、ヒヨドリかヒレンジャクかと識別に手間取いややこしい。
キヅタの絡んだコナラの枝にとまって、ひっきりなしに実を啄んでいる。
ヒレンジャク0321-3.JPG



















たまにはこんな光景も。
この後、もちろんナイスキャッチだった!
探して見たが群れの中にキレンジャクは見つからなかった。
ヒレンジャク0321-4.JPG



















キヅタの実がある間は姿が見られるだろうが天気予報を見ると当分晴れが望めず、ここに来る時間も取れそうも無いので今日で最初で最後の見納めだろう。
晴れた日に撮りたかったなぁ・・・
ヒレンジャク0321-5.JPG





























2023年3月21日 東京都 スズメ目レンジャク科 ヒレンジャク


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ウスギモクセイの実がなっていた [植物]

職場の公園の南門にある「ウスギモクセイ」。
秋にキンモクセイに似た薄黄色の花を咲かせて甘い香りを漂わせる。
何気にみて見ると、んん~。
たわわに凄い数の2㎝ほどの実がなってる!
もう長い間この木の花は見ているが、花の後は見ていなかったからか初めて見て驚いた。
今までもこんなに実をつけていたのだろうか?
ウスギモクセイ0318-1.JPG



















よく見るキンモクセイは雌雄異株で日本にはオス株しかないので実が付かない。
ウスギモクセイも雌雄異株だが日本には両株がありメス株には実がなる。
ということはこの木はメス株だったようだがメス株にはメス花しか咲かないと思っているのだが、近くにオス株があり受粉したのだろうか?それとも両性花。
熟すと紺色になるそうなので、これからも時々見てみたい!
ウスギモクセイ0318-2.JPG



















この日もう一つ驚いたのは、なんとこの時期に「ウワミズザクラ」が蕾を付けていた。
ヤマやソメイヨシノが咲き終わった後の初夏に白いブラシのような花が見られる印象だが、この調子だと今月末には開花しそうな勢いだ!いつ咲くか注目したい。
ウワミズザクラ0318.JPG



















2023年3月18日 東京都 シソ目モクセイ科 ウスギモクセイ、バラ目バラ科 ウワミズザクラ

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ヒゲマダラエダシャクはカッコイイ! [チョウ目]

今日のトイレの灯りの居残り蛾、壁の隅に顔を向けてお尻を上げていたので突っついたらこちらを向いてお尻を下げた。まるで甲冑を着たような「フサヤガ」。
幼虫はウルシ科やブナ科を食べこの辺りにはたくさんあるが、灯り以外ではなかなか見つからないのはこの姿のせいか?
フサヤガ0318.JPG



















昨日の職場の居残り蛾は春蛾の代表選手のような「ハスオビエダシャク」。
前翅のハの字の模様がこの個体は点だが線の個体もいる。
ハスオビエダシャク0317.JPG



















シャクガの中でも大きな「ヒゲマダラエダシャク」もいた。
ストレートな前翅外縁と前後翅後縁の波型、こげ茶、薄茶、黒色など翅模様もシックでカッコイイ!!
触角の軸がまだらなのが名の由来のようだ。
少し前にはエゾヨツメも来ていたそうで見られず残念だった。
ヒゲマダラエダシャク0317.JPG



















2023年3月17-18日 東京都 チョウ目ヤガ科 フサヤガ、シャクガ科 ハスオビエダシャク、ヒゲマダラエダシャク

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春の谷戸を歩くと [季節]

ヒオドシチョウとクジャクチョウに出会ったと谷戸をぐるりと歩いた。
既に「タチヤナギ」は緑色の葉を展開すると同時に黄色い花を咲かせていた。
そろそろ後ろの山のヤマザクラが咲いて緑、黄色、桜色の景色が見られる頃だ。
タチヤナギ0315.JPG





























田んぼの畔で見つけた「ノミノフスマ」の小さな白い花。
ハコベの花をさらに小さくした大きさで、なかなか可愛い好きな花。
近縁にノミノツヅリがありどっちがどっちだっけと悩むのは毎春の事。
ノミノフスマ0315.JPG



















ビオトープの止水の水面ではバクテリアが小宇宙の銀河を作っていた。
この色は本当に美しい。花炭のトチの実もこんな色だったな。
バクテリア0315.JPG



















「ヤマアカガエル」の卵塊もたくさん見られた。手前は一足先に産んだ「ニホンアカガエル」だろう。
今年は一斉に現れて一気に宴と産卵ではなくだらだら、そんな印象だ。
ヤマアカガエル卵塊0315.JPG



















あちこちでチョウのスプリングエフェメラル「ミヤマセセリ」も飛び交っていた。
今日はコツバメの情報もあり早春のチョウたちが出そろう頃となってきた!
ミヤマセセリ0315.JPG



















2023年3月15日 東京都 キントラノオ目ヤナギ科 タチヤナギ、ナデシコ目ナデシコ科 ノミノフスマ、無尾目アカガエル科 ヤマアカガエル、ニホンアカガエル、チョウ目セセリチョウ科 ミヤマセセリ

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