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セッカが賑やか [鳥類]

先日の荒川河川敷では四六時中と言っても過言ではないくらい、空からヒッヒッヒッ♪チャチャチャ♪という鳴き声が降ってくる。
声の主は「セッカ」でスズメより少し小さい鳥だ。
クモの糸を使って葉を綴って巣をつくる事で知られている。
声は聞こえど空を見上げて探してもなかなか見つからない。
セッカ0526-1.JPG



















この日は何とかわかる写真が撮れたが、証拠写真程度。
400mmをトリミングしてこの程度なので、出来ればもっと近くで撮れたらと思うのだが相手次第ということ。
fieldでも限定した場所で見られるが撮る機会がなかなかない。
セッカ0526-2.JPG



















2023年5月26日 埼玉県(丘陵外) スズメ目セッカ科 セッカ

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たぶん ムネアカオオトビハムシ [コウチュウ目]

先日、埼玉県の荒川河川敷のアブラナ科で見つけたハムシ。
青緑色の翅の輝きが美しく、胸のオレンジ色が映えていた。
ムナキルリハムシかと思ったが、撮った写真をよく見ると違うようだ。
後ろ脚が太いのでトビハムシの仲間か。
ムネアカオオトビハムシ0526-1.JPG



















netで色々調べて見たが、外見で近いのは「ムネアカオオトビハムシ」。
詳しい文献が手元にないので、確定は出来なかった。
それにしても、名前はどうであれ美しいハムシだった!
ムネアカオオトビハムシ0526-3.JPG



















同じアブラナ科の種子に複数見られたのは恐らく「ナガメ」の幼虫たち。
ここには希少種のヒメナガメがいるが、成虫は見られず近くにナガメの成虫がいたのでたぶんナガメの幼虫でいいだろう。
ナガメ0526.JPG



















この近くにいた「モンキクロカスミカメ」。
ここではたくさん見られたが、my fieldではあまり見たことが無いが普通種のようだ。
深度合成できるカメラなら頭部にもピントが合うのだろうが・・・
モンキクロカスミカメ0526.JPG



















2023年5月26日 埼玉県(丘陵外) コウチュウ目ハムシ科 ムネアカオオトビハムシ?、カメムシ目カメムシ科 ナガメ、カスミカメムシ科 モンキクロカスミカメ

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ガマズミの花にクロハナムグリ [コウチュウ目]

小川沿いで「ノアザミ」が咲いていた。
毎年ここで花が見られるが、年々花の数が増えている。
ノアザミ0518.JPG



















林縁のガマズミの花に来ていた「クロハナムグリ」。
黒い体に背中のクリーム色の模様が鮮やかだ。
クロハナムグリ0518-1.JPG



















名の通り花の中に潜って花粉を食べていた。
クロハナムグリ0518-2.JPG



















体がとても奇麗なので新成虫なのだろう。
ここのガマズミの花にはいくつものクロハナムグリが来ていたが、よく見かけるコアオハナムグリは見られなかった。
クロハナムグリ0518-3.JPG



















川沿いでイチモンジの白い隠れ帯が目立つ網を張っていた「コガネグモ」の仲間。
腹側しか見えなかったので種はわからないがここで多く見られる「チュウガタコガネグモ」なのだろうか?
コガネグモの仲間0518.JPG



















2023年5月18日 東京都 マツムシソウ目ガマズミ科 ガマズミ、コウチュウ目コガネムシ科 クロハナムグリ、クモ目コガネグモ科 チュウガタコガネグモ?

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小川でヤマサナエ [トンボ目]

そろそろ今年生まれのトンボの仲間たちが見られるようになってきた。
昨年、谷戸で普段見ることが無いカワトンボの仲間がいたと写真を見せていただき、先日これもまだ見たことが無いミヤマサナエの写真を。

それらを見たいなぁと、田んぼ脇の小川を歩いた。
川沿いにとまっているサナエトンボの仲間を見つけた。
ヤマサナエ0518-1.JPG



















似た種が多いが上からと横から見れば概ね種はわかる。
ここで毎年見られるのはヤマサナエだ。
ヤマサナエ0518-2.JPG



















背中と胸の模様からやはり「ヤマサナエ」だった。
未見種ではなかったが、ヤマサナエはここでは絶滅危惧Ⅱ類に指定されている希少種。
今年も出会うことが出来て嬉しい!
ヤマサナエ0518-3.JPG



















2023年5月18日 トンボ目サナエトンボ科 ヤマサナエ

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シオヤトンボとシオカラトンボ [トンボ目]

谷戸の田んぼは荒起こしが終わり、代掻きの前に畔の補修が行われた。
一面だけ子供たちが入って田んぼを体験できる泥んこ田んぼには水が引かれていた。
ここには多くの「シオカラトンボ」のオスたちがテリトリーを張って小競り合いで賑やかだった。
飛びものは苦手なので静止画で。
シオカラトンボ0518.JPG



















一方、まだ水が来ていない田んぼの補修された畔では「シオヤトンボ」のオスがいた。
シオカラトンボと似ているが、シオカラのオスは腹端が黒いがシオヤは黒くない。
シオヤトンボはこの地域では準絶滅危惧種に指定されており、確かにシオカラに比べると圧倒的に数は少ない。
シオヤトンボ0518-1.JPG



















田んぼ脇の道ではシオヤトンボのメスがいた。
腹部に伸びる一対の太い黒線がシオカラのメスとは異なる特徴でシオカラのメスはオス同様腹端が黒いので見分けられる。
環境は大きく変わっていないが、谷戸の奥から流れ出る湧水量が昔と比べると減っているのが心配だ。
シオヤトンボ0518-2.JPG



















2023年5月18日 東京都 トンボ目トンボ科 シオカラトンボ、シオヤトンボ

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クワの木でハラグロオオテントウの幼虫 [コウチュウ目]

クワの木は色々な虫が集まる木。
そろそろクワカミキリいないかなぁと見ていると、葉を歩く大きなテントウムシの仲間の幼虫が目に付いた。
ハラグロオオテントウ0518-1.JPG



















デカイ!
クワの木にいてこれほど大きなテントウムシの幼虫はあれしかいない!
日本三大テントウムシの一種、「ハラグロオオテントウ」だ。
温暖化の影響で北に生息域を広げているといわれ、確かに以前見られなかったのがあちこちで見られるようになった。この幼虫はクワに付くクワキジラミの幼虫を捕食する。
ハラグロオオテントウ0518-2.JPG



















クワの木でもクワキジラミが付いているのは限定的。
それを食べるのだからハラグロ幼虫も当然その周りに限定的にいる。
クワキジラミの幼虫にとってはまるで大きな怪獣がのっしのっしと歩いてきて仲間たちを食べていくのだからさぞかし恐ろしいだろう。遅い歩みではあっという間に追いつかれてしまう。
クワキジラミの幼虫はお尻からろう物質を出しているが、これを食べる怪獣の体はこのろう物質を纏っていた。
ハラグロオオテントウ0518-3.JPG



















これだけいてもあっという間に壊滅してしまうだろう。
クワキジラミたちにとってはまさに驚異の怪獣だ!
クワキジラミ0518.JPG



















2023年5月18日 東京都 コウチュウ目テントウムシ科 ハラグロオオテントウ、カメムシ目キジラミ科 クワキジラミ

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第44回SSP展「自然を楽しむ科学の眼2023-2024」東京展開催のお知らせ [告知]


私が所属する(一社)日本自然科学写真協会(SSP)の第44回SSP展「自然を楽しむ科学の眼2023-2024」東京展が、昨日5月19日(金)から25日(木)まで六本木の東京ミッドタウンにある富士フイルムフォトサロンで開催されています。
様々な分野のプロ、アマチュア写真家の素晴らしい写真が展示され、私も作品を1点出展しております。
是非、お立ち寄りいただければ幸いです。
私は24日(水)開催時間中会場におります。

富士フイルムフォトサロン東京 https://fujifilmsquare.jp/exhibition/230519_01.html


東京展以降、各地で開催されますのでお近くの方は足を運んでいただければ嬉しいです。

第44回SSP展.JPG

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クリの葉裏に コイチャコガネ [コウチュウ目]

クリが花序を伸ばしてもう少しで咲きそう!
これが咲き始めると様々な虫たちが集まる五つ星のレストランのOPENだ。
クリ0518.JPG



















とりあえず何かいないか目の高さの枝の葉裏を探して見たが見つからない。
さらに高い場所を見ていると、かなり高所にいたのは「コイチャコガネ」。

コイチャコガネ0518-1.JPG



















別の場所には交尾体制のたぶんオスメス。
でもこれも高くってよく見えなかった。
コイチャコガネ0518-2.JPG



















おおっ!
近くの葉で見つけたのはシマサシガメに襲われていた。
シマサシガメがひつこくまとわりついていたが、まだ口吻は刺されていないようだった。
顛末を見ようと思った瞬間、ああっ!
2匹とも下草の中に落ちてしまった。
コイチャコガネは無事逃げられただろうか?
コイチャコガネ0518-3.JPG



















クリの横にあるオニグルミも見て見ると、こちらも高所でエイリアンのような恐らく「バイバラシロシャチホコ」と思われる幼虫がいた。
数枚撮った後、液晶ファインダーでどれもピントバッチリと確認したのだが、帰ってパソコンで見るとダメダメでがっくり。まぁ、しょうがないので・・・。
この日は他にも、以前ならOKと思ったものが思い通りに撮れておらず、かなりへこんだのだった。
バイバラシロシャチホコ0518.JPG



















2023年5月18日 東京都 コウチュウ目コガネムシ科 コイチャコガネ、カメムシ目サシガメ科 シマサシガメ、チョウ目シャチホコガ科 バイバラシロシャチホコ

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今日はアカシジミ [チョウ目]

今日の休みは一眼を持って久しぶりに丘陵のfieldへ。
半月ぶり、いやそれ以上だろうか。
昨日に続いて今の時期としては真夏のような暑さ。
 
コナラかクリだったかの幹にいたのは翅に傷みの無い奇麗な「サトキマダラヒカゲ」。
近くに出ていた樹液がお目当てのようだ。
サトキマダラヒカゲ0518.JPG



















歩いていると薄暗い林縁を小さなオレンジ色のチョウがたどたどしく飛んだ。
少し前から樹冠を飛ぶ姿をチラ見していたが、じっくり見たのは今年初めての「アカシジミ」だった。
アカシジミ0518-1.JPG



















近付いてもう一枚撮ったらすぐに飛ばれてしまった。
アカシジミ0518-2.JPG



















さらに進むとまた下草にオレンジ色。
この色はとても目立つので見つけやすい。
この個体は既に翅がボロボロ、鳥に啄まれたのだろう。
アカシジミ0518-3.JPG



















こちらでも短いササを上ってきたのがいた。
アカシジミ0518-4.JPG



















道脇の葉上にいたのでそっと近づきマクロレンズで。
昨年羽化間もない個体は頭の上に金色の王冠があり、しばらくすると取れてしまうと教えていただいた。
写真を見ると確かに頭の上に金色の毛があった。

このほかにも数個体が見られ、いよいよゼフィルスの季節だなぁと思うのだった。

そうそう、今年始めてホトトギスの囀りを聞いた。
アカシジミ0518-5.JPG



















2023年5月18日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 サトキマダラヒカゲ、シジミチョウ科 アカシジミ

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しゃしん絵本 小さな生きものの春夏秋冬「カ」のご紹介 [本]

知人の昆虫写真家の中瀬 潤さんがポプラ社よりしゃしん絵本 小さな生きもの春夏秋冬11「カ」を出版されましたのでご紹介!
ちょうど耳元でプ~ンという羽音が聞かれてきた季節にタイムリーな一冊。
最も身近なヒトスジシマカの一生を奇麗な写真とわかりやすい説明で解説した子供向けの絵本だ。
もちろん大人の方が読んでもカについての新たな知見が多くあるだろう!
しゃしん絵本カ-1.JPG





























虫に興味のある方には既知の事実だろうが、カが血を吸うのはメスだけなどカについて知るにはうってつけの一冊だ。
子供も大人もぜひぜひ手に取って見て欲しい!
宿敵と思われている方にもカについて、共存する何らかのヒントが見つかるかもしれない(^^
しゃしん絵本カ-2.JPG





























2023年5月18日 

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