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4月に入り暖かくなって [季節]

いよいよ4月、新たなスタートを切る人たちも多くいるだろう
個人的には環境に何の変化も無いが、気持ちを新たに何事にも取り組みたいと思う

暖かさで様々ないき物たちが見られるようになり、いつも見られる場所でカタバミの花を探したがまだのよう、代わりにキューリー夫人こと「キュウリグサ」が咲いていた。淡い水色の花弁に黄色い輪っかが可愛らしい
キュウリグサ0401.JPG



















草地を歩くと小さなバッタがピョンピョン跳ねた
飛んだ先を探してみると小さな「キリギリス」の幼虫だった
少し前にコバネヒメギスの幼虫も見ていて、バッタの仲間よりキリギリスの仲間の方が孵化が早いのかもしれない
唯一、ヒナバッタの幼虫は既に姿を見ているのでバッタの仲間ではヒナバッタがトップバッターだろう
キリギリス0401.JPG



















春と言えばスミレの仲間でアオイスミレ、エイザンスミレは終盤、コスミレ、タチツボスミレが見頃、ぽつぽつ「ヒメスミレ」が見られるようになった。小さな花で太い距に上弁がうさぎの耳のように立つのも特徴
ヒメスミレ0401.JPG



















スミレの花に訪れていたのは春の妖精「ミヤマセセリ」のメスだったが、近付くと飛んで枯葉の上にとまった
前翅の斑が白いのがメスの特徴で、いよいよミヤマセセリも発生の終盤になってきた
ミヤマセセリ0401.JPG



















草はらに白っぽいシジミチョウが飛んでいて、ルリシジミかなととまるのを待って見ると後翅端のオレンジ色があったので「ツバメシジミ」。翅表のblueが美しいオスだった
ツバメシジミ0401.JPG



















31日には成虫越冬していた「ヒオドシチョウ」の姿を初確認
これから産卵して、間もなくのエノキの芽生えと共に孵化する幼虫たちを見るのが楽しみになってきた
ヒオドシチョウ0401.JPG



















ようやくソメイヨシノやヤマザクラが見頃になってきたが、もうすでに「ウワミズザクラ」が蕾をつけていた
いくらなんでもちょっと早くない?
ウワミズザクラ0401.JPG



















2024年3月31日、4月1日 東京都 ムラサキ目ムラサキ科 キュウリグサ、バッタ目キリギリス科 キリギリス、キントラノオ目スミレ科 ヒメスミレ、チョウ目セセリチョウ科 ミヤマセセリ、シジミチョウ科 ツバメシジミ、タテハチョウ科 ヒオドシチョウ、バラ目バラ科 ウワミズザクラ

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ヤナギの枝先をゴマフヒゲナガが舞う [チョウ目]

昨日、今日と春本番の暖かさ、それ以上か
この種も少し前、タチヤナギの花が咲いてそろそろかなぁと気にしていたら今日ようやく枝先に何かが飛んでいた。よく見ると小さなハチのよう
期待外れかと思ったが、まだ数は少ないが見つけた
ゴマフヒゲナガ0401.JPG






















よく見かけるヒゲナガガの仲間ではトップバッターではないかと思われる「ゴマフヒゲナガ」
名前の通り雄の触角は長く、翅はゴマフの模様がある
なかなか奇麗な蛾だが、何せ高いところを飛んでいるので気付かず知る人ぞ知るヒゲナガガだ!
ゴマフヒゲナガ0401-1.JPG





























2024年4月1日 東京都 チョウ目ヒゲナガガ科 ゴマフヒゲナガ

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アカボシゴマダラ幼虫 木を登る [チョウ目]

3月中旬頃から暖かい日があると、エノキの実生を念入りに探してきたが見つからなかった「アカボシゴマダラ」の幼虫。
今日ようやく日当たりの良い場所のエノキの実生で見つけた。落ち葉の越冬場所から幹を登り枝の二股に静止して、食草の芽吹きを待っている。
アカボシゴマダラはエノキの低木や実生に好んで産卵し、幼虫は冬前に木を降りて根元のエノキの落ち葉の下で越冬する。狭山丘陵では概ね木を降りるが、神奈川県などの暖かい地域では樹上で越冬するようだ。
アカボシゴマダラ0330.JPG



















そういえば5年前に「オオムラサキ」の幼虫が春になって木を登るのを見たことがあった。
先に見つけた方がいて教えていただいたのだった。
オオムラサキ190428-1.JPG



















オオムラサキはエノキの大木に産卵し、幼虫はやはり冬前に木を降りて落ち葉の下で越冬し春にまた木を登る。
アカボシの幼虫のように小さな実生なら観察しやすいが、オオムラサキの幼虫は大木なので登ってしまうと見つけられない。ならば登っているところを見ようと思うがなかなかタイミングが難しく至難の業と言ってもいい。
春になると気にしているが、この後まだ見ることが出来ないでいる。
今年は見ることが出来るだろうか?
オオムラサキ190428-2.JPG



















2024年3月30日、2019年4月28日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 アカボシゴマダラ、オオムラサキ

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春の花次々と [季節]

fieldの湿地周りを歩いていると足元に白い花が目にとまった
「シロヤブケマン」
ムラサキケマンをまだ見ていないのにこちらが先かと思ったら・・・
シロヤブケマン0325.JPG



















池の脇でその「ムラサキケマン」が咲いていた
ムラサキケマン0325.JPG




















蕾が長かった「アオキ」もようやく開花
雌雄異株でこれは雄花
アオキ0325.JPG



















ネズミモチの葉裏でまだ越冬中の「ウラギンシジミ」がいた
ほんともうちょっとの辛抱だね~
ウラギンシジミ0315.JPG



















2024年3月25日 東京都 キンポウゲ目ケシ科 シロヤブケマン、ムラサキケマン、ガリア目ガリア科 アオキ、チョウ目シジミチョウ科 ウラギンシジミ

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ギシギシの葉裏でベニシジミの幼虫 [チョウ目]

もう2週間前になる
ギシギシの葉を見ていると、葉を薄くこそぎ取った食痕を見つけた
これはいるなぁと葉を丹念に見てみると、葉の裏にいた!
シジミチョウの仲間「ベニシジミ」の幼虫だ。
ベニシジミ0313-1.JPG




















ベニシジミの幼虫はスイバや同じタデ科のギシギシでも見られるがスイバで見つかることが多い印象だ
シジミチョウの仲間の多くは幼虫時代このようなワラジ型と呼ばれる体形をしている。
頭は隠れていて、どちらが頭でどちらが尻か一見わかりにくい。
ベニシジミ0313-2.JPG




















大きさから終齢幼虫と思われこの時からもう2週間近くたっているので、蛹になって既に羽化してオレンジ色の翅で飛び回っているかもしれない
蛹化は葉を降りて枯葉などの下で行うのでなかなか見付けにくい
今年はまだ成虫を見ていないのだが、見られるのは時間の問題だろう
ベニシジミ0313-3.JPG




















2024年3月13日 東京都 チョウ目シジミチョウ科 ベニシジミ

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今日 [季節]

早咲きの寒桜は既に終わりを迎え、「ジンダイアケボノ」の蕾が膨らんでもう間もなく咲きそうだ
クローンで増えたソメイヨシノもそろそろ寿命が近づき、次代を担うのはこのジンダイアケボノとも言われている
ジンダイアケボノ0323.JPG



















ヨウコウが咲き始めていた

アマギヨシノとカンヒザクラの交配種とされている
淡いピンク色に大きめの花弁がとても奇麗だ
ヨウコウ0323.JPG



















雑木林では「ウワミズザクラ」が芽吹いていた
緑の少ないこの時期に、淡い黄緑色は息吹を与えてくれる!
多くのサクラが葉より先に花を咲かせるが、このサクラは先に葉が出てそのあとにブラシ状の白い花を咲かせる
ウワミズザクラ0323.JPG



















冬鳥の「シメ」が集まっていた
そろそろ渡りの時期が近付いているのだろう
鋭い眼つきはオスか?
シメ0323.JPG



















鉄塔のてっぺんには「オオタカ」
オオタカもそろそろ恋の季節
今年も繁殖が成功するのか見届けたい
オオタカ0323.JPG



















2024年3月23日 東京都 バラ目バラ科 ジンダイアケボノ、ヨウコウ、ウワミズザクラ、スズメ目アトリ科 シメ、タカ目タカ科 オオタカ

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春 ノスリも恋の季節 [鳥類]

先日、埼玉県中央部の山地で

スギ林のスギの高さ中ほどの枝に「ノスリ」がとまっていた。
お腹が白いので良く目立つ。
獲物を探しているのかと思ったが、どうもそうではなさそうだった。
ノスリ0313.JPG





























暫くすると1羽のノスリがスギ林上空を飛んだ。
ノスリ0313-1.JPG



















そちらを見ていてふととまっていた個体を見るといない
上空の個体が飛んで行った方向を見ると2羽で飛んでいた
暫くして1羽が鉄塔のてっぺんにとまり、もう1羽もそこに
どうやらこの2羽はオスとメスで成就が叶ったということだった
猛禽類はメスの方が大きいのだが、2羽で一緒にいなければ単体では雌雄の区別は難しい
交尾の場合は下がメスで上がオスなので判別はつく

ノスリをはじめ猛禽類もいよいよ恋の季節で、忙しくなりそうだ
ノスリ0313-2.JPG





























数日後、別の場所でも2羽のノスリが同じあたりを頻繁に飛んでいた
ノスリ0318-1.JPG



















こちらは右胸に褐色の斑があるので個体識別ができそうだ。
ここでは3羽のノスリが見られ、うち2羽がカップルで1羽はお邪魔鳥なのだろう
ノスリ0318-2.JPG



















2024年3月13,18日 埼玉県(丘陵外)、タカ目タカ科 ノスリ

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クワの枝先に擬態の名手 [チョウ目]

車を停めた駐車場脇にあったクワの木
クワの木を見るといつも枝先に注視する
この日も見回っていると、いた!!!
クワエダシャク0319-1.JPG



















虫を撮るようになって十数年、クワを見つけると探してきたが見つけられないでいたので嬉しい!
普通種なのだが、たまたまなのか目が悪いのか・・・
なにはともあれようやくである
まさに擬態の名手「クワエダシャク」の幼虫
1本の枝に2匹、兄弟だろうか?
クワエダシャク0319-1.JPG



















初めは首?胸?をエビ反りしていたが、次第に伸ばして危険を察知?
それにしてもよくこんなに曲げられれるものだ
クワエダシャク0319-2.JPG



















幼虫は初見で、成虫は未見
成虫を見られる時が来るだろうか・・・
クワエダシャク0319-3.JPG



















2024年3月18日 東京都 チョウ目シャクガ科 クワエダシャク

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春の妖精たち [季節]

先週後半は温かく花や新成虫の虫たちが多く見られた
一年のうちで早春の今の時期だけ花を咲かせたり現れる生き物はスプリング・エフェメラル、春の妖精と呼ばれる。
ここ数日で見られた妖精たち


そろそろかと見てみると咲いていた「セントウソウ」
白い小さな花が愛らしい!
セントウソウ0317.JPG



















すぐ近くに群生している「カントウミヤマカタバミ」も開花していた
陽が陰って花が閉じ気味だった
今丘陵で見られる場所はここしか知らない
カントウミヤマカタバミ0317.JPG



















「カタクリ」が咲き始めていたが、ここの群落は今年は葉が小さく花茎も短い
カタクリ0315.JPG



















足元からふわりと飛んだ「ビロードツリアブ」
もふもふの体がプーさんのようで可愛いと人気がある
このアブも今の時期しか見られない

ビロードツリアブ0316.JPG





















雑木林を小さく黒っぽいチョウが飛んでいた

こちらも今年初見の「ミヤマセセリ」
一度とまったところを撮り逃がし、同じ場所で待っていると戻って来た

なかなかとまってくれないが、この場所では3個体が活動していたようだ

ミヤマセセリ0317.JPG



















2024年3月15-17日 東京都 セリ目セリ科 セントウソウ、カタバミ目カタバミ科 カントウミヤマカタバミ、ユリ目ユリ科 カタクリ、ハエ目ツリアブ科 ビロードツリアブ(ビロウドツリアブ)、チョウ目セセリチョウ科 ミヤマセセリ

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いよいよ 春の蛾たち [季節]

今日の朝、職場の玄関を開けようとしてふとしたを見ると2種の蛾がいた
ここにいるという事は、先に玄関を開けた時に驚いて落ちたのだろう

1種は前翅にㇵの字がある春の蛾の「ハスオビエダシャク」だ
春に現れる蛾で、幼虫は様々な樹木の葉を食べる広食性
ここにいると次来た人に踏まれてしまうので、避難させようと指にとまらせたらすぐに飛んで行ってしまった
ハスオビエダシャク0315.JPG



















隣にいたもう1種はこちらも春に現れるシックな色合いの「アトジロエダシャク」
アトジロエダシャク0315.JPG



















指を差し出すと乗ってきた
こちらも飛ぶかと離れた林縁で指を振ると期待外れに下に落ちて死んだふり
まぁ、踏まれることは無いのでそのままに
アトジロエダシャク0315-1.JPG



















雑木林の林縁ではキク科の「センボンヤリ」が落ち葉の下から小さく可愛い春の花を咲かせていた。
センボンヤリは年に2回、春の花と夏の花を咲かせる
春は写真のような白い花弁の花だが、夏は茎がググっと伸びた閉鎖花をつける
この夏の花が名の由来となったのだろう
どちらの花も魅力的なセンボンヤリだ
センボンヤリ0315.JPG



















2024年3月15日 東京都 チョウ目シャクガ科 ハスオビエダシャク、アトジロエダシャク、キク目キク科 センボンヤリ

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