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春 ノスリも恋の季節 [鳥類]

先日、埼玉県中央部の山地で

スギ林のスギの高さ中ほどの枝に「ノスリ」がとまっていた。
お腹が白いので良く目立つ。
獲物を探しているのかと思ったが、どうもそうではなさそうだった。
ノスリ0313.JPG





























暫くすると1羽のノスリがスギ林上空を飛んだ。
ノスリ0313-1.JPG



















そちらを見ていてふととまっていた個体を見るといない
上空の個体が飛んで行った方向を見ると2羽で飛んでいた
暫くして1羽が鉄塔のてっぺんにとまり、もう1羽もそこに
どうやらこの2羽はオスとメスで成就が叶ったということだった
猛禽類はメスの方が大きいのだが、2羽で一緒にいなければ単体では雌雄の区別は難しい
交尾の場合は下がメスで上がオスなので判別はつく

ノスリをはじめ猛禽類もいよいよ恋の季節で、忙しくなりそうだ
ノスリ0313-2.JPG





























数日後、別の場所でも2羽のノスリが同じあたりを頻繁に飛んでいた
ノスリ0318-1.JPG



















こちらは右胸に褐色の斑があるので個体識別ができそうだ。
ここでは3羽のノスリが見られ、うち2羽がカップルで1羽はお邪魔鳥なのだろう
ノスリ0318-2.JPG



















2024年3月13,18日 埼玉県(丘陵外)、タカ目タカ科 ノスリ

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湿地でルリビタキのオス [鳥類]

今日は陽射しも暖かく午後から少し風が吹いたが、陽射しの暖かさが勝ってこのところにしては過ごしやすかった。
昨日、もうそろそろかなとシュンランを見てみたら蕾が大きくなっていて暖かければもう少しで咲きそうだ。
例年早くに開花する場所ではすでに咲いているだろう。
シュンラン0302.JPG



















コンクリートの道路脇に咲いていた「シロバナヒメオドリコソウ」。
毎年この場所で花が見られるが、今年も期待通り!
先日の雨で土が葉に被っているのがちょっと残念だったが・・・
シロバナヒメオドリコソウ0302.JPG



















谷戸の湿地のビオトープを訪れると「ルリビタキ」のオスがいた。
いつもこの辺りはジョウビタキの縄張りなのだが、数日前からルリオが居ついている。
ルリビタキ0302-1.JPG



















刈られたヨシの短い茎にとまったり、水面に浮いた茎に降りて何かをしきりに啄んでいた。
近付いても逃げず、この辺りを飛んでは止まりを繰り返していた。
ルリビタキ0302-2.JPG



















毎年この谷戸には数羽のルリビタキのオスがやって来るが、これだけ近寄っても逃げない個体は珍しい。
自分の姿を見て欲しいのか?、サービス精神が旺盛なのだろうか?
どちらにせよ有り難い事だ。
ルリビタキ0302-3.JPG



















2024年3月2日 東京都 キジカクシ目ラン科 シュンラン、シソ目シソ科 シロバナヒメオドリコソウ、スズメ目ヒタキ科 ルリビタキ

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オオタカの声を真似る カケス [鳥類]

今日は埼玉県中部の公園へ。
昼には4月下旬の暖かさとの予報だったが、少し風が冷たく寒さを感じた。
空は快晴、相変わらず「ノスリ」がハシブトガラスに追われていた。
ノスリvsカラス0213.JPG



















林縁のコナラには緑色が美しい昨年の「ウスタビガ」の空繭がぶら下がっていた。
小さめなのでオスの繭だろうか。
ウスタビガ空繭0213.JPG





























林内からオオタカの少し小さめのピェー♪、ケッケッケッ♪という鳴き声が聞こえてきた。
オオタカはそろそろ造巣期で巣の周りで今の時期こういった声が頻繁に聞かれる。
近くに巣があるのだろうかと探して見たが、営巣するような大きな木は見つからなかった。
暫くしてここに着いた時に林内で1羽のカケスが鳴いていたのを思い出した。
カケスは色々な鳥の鳴き真似をし、そのレパートリーにはオオタカもある。
その後再び、近くでケッケッケッ♪という声が聞こえ、そっと近づいて見ると枝にいたカケスがまさに鳴いているところだった。
オオタカの鳴き声は毎春聞いているが、すっかり騙されていたのだった。
確かに鳴き声が少し小さいのと鋭さがオオタカにしては無かった。
そもそもカケスがオオタカの鳴きまねをすること自体知らなければ、まずオオタカの声と思うだろう。
カケスの鳴きまねは初めて聞いたのだが、とてもいい勉強になった!
この後ツミの鳴き真似もしていた。
鳴きまねをしていた張本人の「カケス」。
カケス0213.JPG



















2024年2月13日 埼玉県(丘陵外) タカ目タカ科 ノスリ、スズメ目カラス科 ハシブトガラス、カケス、チョウ目ヤママユガ科 ウスタビガ

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カルガモの群れの飛翔 [鳥類]

空を見上げていたらカモの群れがこちらに向かって飛んで来た。
カモは普段fieldではほとんど見掛けないので、何だろうとちょっとワクワク!
だいぶ近付いてきたなぁと思ったら、急に進路を変えて遠ざかって行った。
カルガモ0209-1.JPG



















暫くして、再びこちらに向かってきた。
おおっ!、よしよし。
カルガモ0209-2.JPG




















よく見たらfieldでも時折見かける「カルガモ」のようだが、これだけの数は見られない。
なかなか壮観だった。
カルガモ0209-3.JPG



















2024年2月9日 埼玉県(丘陵外) カモ目カモ科 カルガモ

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昨日の猛禽 [鳥類]

昨日は埼玉県中部に出掛けた。
電波塔のてっぺんにとまっていた「ハヤブサ」。
あたりをきょろきょろして獲物を探しているのか、この場所を1時間以上動かなかった。
ハヤブサ0209.JPG





























この塔の脇を旋回しながら飛翔してきた「ノスリ」。
翅に傷みの無い奇麗な個体だった。
長い枝を足で掴んで雑木林内に降りる個体も見つけた。
ノスリもそろそろ巣作りの季節。
ノスリ0209.JPG



















田んぼの脇でぐじゅぐじゅとぐぜっていたのは小さな猛禽と呼ばれる「モズ」のオス。
よく聞いているとホオジロやホーホケキョとウグイスなど様々な鳥の声を出していた。
百舌鳥と書くように多くの鳥の鳴きまねで知られるが、ウグイスの鳴きまねを初めて聞いた。
このモズも間もなく巣を構えるのだろう。
モズ0209.JPG



















2024年2月9日 埼玉県(丘陵外) ハヤブサ目ハヤブサ科 ハヤブサ、タカ目タカ科 ノスリ、スズメ目モズ科 モズ

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昨日今日の鳥たち [鳥類]

関東の平野部でも明日は午後から雪の予報。
明日は茨城県つくば市で調査の仕事だったが中止となった。
致し方無いが残念だ。


昨日今日で見た鳥たち。
昨日は晴れて比較的暖かった。
斜面上の枝先にとまって獲物を探す「モズ」のメス。
かなり念入りに地面を探していたが、見つからず飛び去ってしまった。
モズ0203.JPG



















広場の地面で何かが動いた。
ようく見ると、「トラツグミ」だった。

この冬はこちらに気付いて飛び去る後ろ姿は何度か見ていたが、じっくり見るのは初めてだった。
トラツグミ0403-1.JPG



















この日はいつものダンスはせず、しきりに地面を啄んでは次々とミミズを捕まえていた。
かなりの数がいたのだろう。
トラツグミ0403-2.JPG



















今日は朝から小雨が降っていたが間もなく止んだ。
以前コジュケイが水を飲んでいた小さな池を覗いたら「コサギ」がいた。
コサギ0204-1.JPG



















脚を池底で小刻みに動かして獲物が出てくると啄んでいた。
一瞬で呑み込むので何を食べているのかわからなかったが、恐らくカワリヌマエビの仲間だと思う。
コサギ0204-2.JPG



















歩いていると林縁からヒヨドリ大の鳥が飛び去った。
飛んだ先を見て見ると、赤いお腹から今シーズン初見の「アカハラ」のようだった。
間もなくシロハラの鋭い声が聞こえ、アカハラはシロハラに追われて電線に。この後さらに追われて林内に消えていった。シロハラの方がアカハラより強いのか?たまたまだったのか?
アカハラ0204.JPG



















開けた場所で目の前に「ジョウビタキ」のメスが飛んで来た。
ん~、人慣れしているのか数メートル先のひこばえの枝先にとまってこちらに視線を送ってきた。
まん丸の瞳に短いくちばし、膨らんだからだが可愛い!
この後、さらに近くの枝にとまったかと思ったら、後ろに飛んで何かを追って行った。
恐らくルリビタキのメスだったと思われた。人にはフレンドリーだが縄張りに侵入する鳥には攻撃的だった。
ジョウビタキ0204.JPG






















今日の最も大物は「オオタカ」だった。
威風堂々、この森の頂点に君臨する風格があった。
体の大きさや胸の広さなどからしてオスだろうか。背中が褐色に見えたのでメスかとも思ったが、曇り空での色の識別は難しい・・・。
素嚢が膨らんでいたので何か獲物を食べてそれほど時間が経っていないように思われた。
オオタカ0204.JPG



















2024年2月3-4日 東京都 スズメ目モズ科 モズ、ツグミ科 アカハラ、ヒタキ科 ジョウビタキ、ペリカン目サギ科 コサギ、タカ目タカ科 オオタカ

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オオタカはそろそろ春の訪れか? [鳥類]

好天の青空にタカが舞っていた。
季節柄、ハイタカかもと思ったら「オオタカ」だった。
体の大きさや胸の広さからメスだろう。
オオタカ0129-1.JPG



















上空を数回旋回して遠くのクヌギの枝に止まり、その後飛び去って姿を消した。
オオタカ0129-2.JPG



















数時間後、近くで再び上空で1羽のカラスに絡まれていた。
白い脇羽が目立つことから同じ個体と思われた。
この後旋回上昇して遥か高空を西に向かって帆翔していった。

猛禽類もいよいよペアリングや早いものでは造巣の季節。
オオタカは今年も無事丘陵で巣立って欲しいものだ。
オオタカ0129-3.JPG



















2024年1月29日 東京都 タカ目タカ科 オオタカ、スズメ目カラス科 ハシブトガラス

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ジョビコ クモを食う [鳥類]

職場近くの道を歩いていると、ジョビコ ジョウビタキのメスが道に降りてはガードレールや枝にとまる姿を目にした。
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この冬は初冬にあちこちでジョウビタキが見られたが、それ以降なかなか目にしなかったので久しぶりだった。
相変わらず小さな嘴につぶらな瞳が可愛い!
ジョウビタキ0125-2a.JPG



















道の端の落ち葉だまりで何かを捕えてガードレールにとまった。
よく見ると小さな嘴に捕らえているのはクモのようだった。
それにしてもこんな小さなクモを見つけるとはさすがで凄い!と思った。
ジョウビタキ0125-3.JPG



















次の瞬間、クモの腹側に赤い模様が見えた。
ん~、体が黒くて腹部が丸く腹側に赤い模様のあるクモはやばいクモではと思ったが、さてどうだっただろうか?
わからない・・・
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2024年1月25日 東京都 スズメ目ヒタキ科 ジョウビタキ

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コジュケイ 水を飲む [鳥類]

年中干上がらない小さな池を覗いてみると、まるまるとした2羽の「コジュケイ」が水を飲んでいた。
コジュケイ0113-1.JPG



















コジュケイは時折姿を見るが、水を飲んでいるのは初めて見た。
嘴で水をすくって上を向いて流し込んでいるようだった。
コジュケイ0113-2.JPG



















別の場所では、久しぶりの「ジョウビタキ」のオスがいた。
来週にはバードウォッチングがあるが、その時もすがたをみせてほすぃものだ。
ジョウビタキ0113.JPG



















林内では冠毛が濃いピンク色の「コウヤボウキ」があった。
コウヤボウキ0113.JPG




















地面で餌を捕っていた「ツグミ」の群れが一斉にこちらに気付いて飛びあがった。
この写真より下の枝にも多数がいた。
みな好き勝手な方角を向いているのがなんともツグミらしい!
ツグミ0113.JPG



















2024年1月13日 東京都 キジ目キジ科 コジュケイ、スズメ目ヒタキ科 ジョウビタキ、ツグミ

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カラスのモビング [鳥類]

空を飛翔する猛禽類を見ていると、時折カラスたちがまとわりついてくる。
この日旋回していた「ノスリ」に一羽のハシブトカラスが近づいてきた。
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ノスリより一回り以上小さいだろう。
大きなものにも果敢に攻める。
この時は、ノスリが距離を保ちながら飛び続けてカラスは離れていった。
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その後、ハイタカ属とハシブトガラスが絡んでいた。
かなり遠く双眼鏡では種が特定できなかったが、撮った写真を見ると「ハイタカ」だった。
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間もなくカラスがハイタカに接近して攻撃したが、ハイタカが余裕でかわした。
ハイタカvsカラス1214-2.JPG



















この後、カラスは去っていった。
この行動にどんな意図があったのだろう?
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昨年春、「クマタカ」が複数のハシブトガラスに追われているシーンを目にした。
体がカラスより大きなクマタカだが、さすがにこれだけの数のカラスを相手では逃げるしかないだろう。
この後無事、逃げ切った。この個体は若鳥のように思われた。


モビングとは野鳥が強者に対して弱者が単独や群れで付きまとって追い払う行動で、擬攻撃と呼ばれる。
捕食動物に対して攻撃を諦めさせる、追い払う、若い個体に危険な捕食動物を教える効果があるとも言われている。(平塚博物館、(公財)山階鳥類研究所)

人間界では職場で嫌がらせによりターゲットを排除する行為を指すという。
鳥類のモビングは返り討ちに会い命を落とす小鳥は稀で目的を全うすることが多いのではないだろうか。
一方の人間界のモビングは陰湿で精神的に苦痛を受けあってはならないことだと思う。
身近にそういったケースを見た事がないが、そんなことがあるなら鳥に見習えと思う!
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2023年 埼玉県(丘陵外) タカ目タカ科 ノスリ、ハイタカ、クマタカ

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