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寒さに耐える ウバタマムシ [コウチュウ目]

歩いていると目の高さの石垣の上に生えたコナラの実生の茎にびっしりついたまるで小さな黒豆のような「クリオオアブラムシ」の卵。
産んだ母虫だろうか?ミイラになって卵の脇に姿があった。
卵を産んでその場にとどまっているのをよく見かけるが、そのまま息絶えたのだろう。
クリオオアブラムシはクリやクヌギ、コナラにつくが、これがコナラとわかったのは冬芽から。
冬芽は木の種類によって違うので、覚えると葉がなくても種がわかってとてもありがたい!
クリオオアブラムシ0127_1.jpg



















17日にアラカシの枝に掛かった枯れ枝で見つけた「ウバタマムシ」。
今日通りかかったのでまだいるかなぁとみると、いたいた!
やはりこの枯れ枝が落ちない限りここに留まっているに違いない。
引き続き観察していつまでいるか楽しみだ。
※このウバタマムシは2月4日確認したところ姿が見られませんでした。

暖かい日が続いたので移動したんでしょうね。
ウバタマムシ0127_1.jpg



















2020年1月25、27日 東京都 カメムシ目アブラムシ科 クリオオアブラムシ、コウチュウ目タマムシ科 ウバタマムシ

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今日のフユシャクは クロテンフユシャク [チョウ目]

今日は曇りだったが風もなく久しぶりに暖かかった。
昼のトイレ周りで何かいないかと期待したが、意に反してほとんど何もいなかった。
少ない中でもじっくり見ることができた「ウスモンフユシャク」のオス。
ウスモンは毎年ウスバかウスモンかで悩む、これはウスモンで良いと思うのだがどうだろうか・・・。
ウスモンフユシャク0124_1.jpg



















同じ場所で今シーズン初見、12種目の「クロテンフユシャク」のオスがいた。
翅の外側の線=外横線が翅の縁でくの字に曲がるのでわかりやすい。
よく似たウスバフユシャクはこの線が曲がらず真っすぐに翅の縁まで続く。
blogを見返すと同じことを何度も書いているが、年のせいでご愛敬といったところ。

年のせいといえば、先日受けた健康診断の結果が来た。
ここ数年ギリギリセーフの項目がいくつかあったが、とうとう再検査の通達が来てしまった。
今回はやばいかなぁと実感していたのだけれどやはり、にしても再検査というのは初めてだ。
子供の頃は病弱だったが、大人になってからはほとんど医者にかかることがなくなり今もかかりつけの医者など無いのでさて、どこに行けばよいのやら・・・。
あ~、面倒臭い!
クロテンフユシャク0124_1.jpg



















2020年1月24日 東京都 チョウ目シャクガ科 ウスモンフユシャク、クロテンフユシャク

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ウメの花と鳥の巣と [季節]

先週のこと、ふと見るとウメの花が咲いていた。
fieldでいくつかウメの木があるが、つぼみは膨らんでいても咲いたのはここが一番乗りだ。
それもいくつもある木の中で1本だけ。
ウメ0116_1.jpg



















ウメの木といえばアカホシテントウ、幹を探していて見つけたのは鳥の巣。
葉が茂って子育てをしている頃には全く気付かなかったのだが、さて何の巣だろうか?
鳥の巣0116-1_1.jpg



















高さは2mちょっとで大きさは手の平くらい。
細い木の枝にビニールひもを巣材に使っている。
向こうが透けて見えるほどの荒い作りも特徴。
ヒヨドリあたりが怪しいが、いかがだろう?
鳥の巣0116-2_1.jpg




















2020年1月16日 東京都 バラ目バラ科 ウメ、鳥の巣

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お洒落な装い、チャバネフユエダシャクのメス [チョウ目]

以前に撮った「チャバネフユエダシャク」のメス。
オスはよく見かけるが、メスは例年1度見られるかどうかだ。
まぁ、夜回りをすればもっと見られるかもしれないのだが・・・。
チャバネフユエダシャク0113-1_1.jpg



















フユシャクのメスの中で最も美麗で洒落た装いが目を惹く。
体だけでなくなが~い脚も白と黒のツートンで小さな翅がさらにワンポイント。

この種の出現時期はもうほぼ終わりだが、運が良ければまだメスは見られるかもしれない。
今シーズン交尾を見ることはできなかったので、またこの冬に持ち越しだ。
チャバネフユエダシャク0113-2_1.jpg



















2020年1月13日 東京都 チョウ目シャクガ科 チャバネフユエダシャク

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ここ数日で出会ったフユシャクたち [チョウ目]

コナラの幹に白っぽい蛾がとまっていた。
見ると今シーズン初見で11種目の「ウスモンフユシャク」と思われ、撮ろうとすると飛ばれてしまった。
後を追い枯葉の上にとまったが、1枚撮るとはるか彼方に飛んで行ってしまった。
撮った写真を見てもウスモンでいいだろう。
ウスモンフユシャク0118_1.jpg



















職場の壁にとまっていた一見ウスモンかと思った個体は、黒斑の無い「ウスバフユシャク」だった。
とても似ていて非常にややこしい。
ウスバフユシャク0120_1.jpg



















トイレの壁にいたのは一瞬今シーズンまだ出会っていないクロバネフユシャクかと思ったが、よく見ると「シロオビフユシャク」だった。この2種も似ていていていつもどっちだろうと悩む種だ。
シロオビフユシャク0120_1.jpg



















今最も多く見られるのが「シロフフユエダシャク」。
雑木林を歩くと、こちらが見つける前に飛ばれてしまいとても敏感だ。

フユシャクの仲間は種によって現れる時期が少しづつ異なるので、種の出現により季節の移ろいを感じる。
シロフフユエダシャク0120_1.jpg



















2020年1月21日 東京都 チョウ目シャクガ科 ウスモンフユシャク、ウスバフユシャク、シロオビフユシャク、シロフフユエダシャク

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クリの冬芽とクズの葉痕 [植物]

虫が少ない冬は、枝先をじっくり見ることが多い。
そんな時目に付くのが冬芽。
木によって形は様々だが、その特徴で木を見分けられる。
「クリ」の木の冬芽は、クリの実そっくり!
これならすぐに覚えられる。
クリ0116_1.jpg



















冬芽とともに木によって異なるのが葉が落ちた後の葉痕。
おおむね冬芽の下に見られ、維管束という水や養分を運ぶ管の痕が顔のように見えるのが面白い!
あちこちに蔓を絡ませていた「クズ」もすっかり枯れてしまったが、葉痕の面白い顔の代表でもある。
さてこれは何の顔に見えるかな?
クズ0116_1.jpg



















これはウインクしたひょっとこか。
冬には冬の楽しみかたがあるものだ!
クズ0116-1_1.jpg



















2020年1月16日 東京都 ブナ目ブナ科 クリ、マメ目マメ科 クズ

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山の神とゴンズイフクレアブラムシ [カメムシ目]

谷戸の入り口の雑木林の切り株に毎年年明けに鮮やかな色紙が飾られる。
初めて見る人は何だろうと思うだろう。
確かに今日、あそこに凧が落ちていると言われた。
山の神0116-1.jpg



















これは1年の安全と豊作祈願を山の神様に祈る神事。
ここで活動しているボランティアの方々が行ったもの。
お祈りの際は切り株の上に3つの盃にみこし、水、米、塩を入れて祝詞をあげる。
山の神0116-2_1.jpg



















この切り株の近くのゴンズイの幹にたくさんの「ゴンズイフクレアブラムシ」がいた。
秋から冬にはゴンズイに、春から夏はノカンゾウやヤブカンゾウに移動する。
移動の際には翅のある有翅虫が現れる。
よく見ると上のほうに翅のあるものがいる。
移動にはまだ早い・・・。
ゴンズイフクレアブラムシ0116_1.jpg



















2020年1月16日 東京都 カメムシ目アブラムシ科 ゴンズイフクレアブラムシ(キスゲフクレアブラムシ)

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シダに、枝先の葉に クモ [クモ目]

今日は朝から雪が積もるとの予報もありノーマルタイヤでの通勤は無理か電車で行こうと早起きしたものの、予報は外れ雪は降っておらずまったく積もっていなかった。
予報より遅れて降り出したが、小さな雪で結局積もらずだった。

数日前に雑木林を歩いていて、シダの葉上に見つけたクモの巣。
そういえば昨年もこの巣の中に緑色のクモがいたのを思い出した。
クモ0116-1_1.jpg



















そっと覗いてみると、やはりいた。
葉の表よりも裏のほうがいろんな意味でいいような気がするのだが・・・。
クモ0116-2_1.jpg



















コナラの枝先を見ていると、枯葉の上にまたいた。
やっぱり上がいいようだ。
細かく張られた巣の中は、雨も通さず快適なのだろうか?
クモ0116-3_1.jpg



















コナラの冬芽のそばには、冬芽に色、形がそっくりのクモがいた。

恐らく幼体だろうが、お尻がまるでそのもの。
クモ0116_1.jpg



















そのすぐ近くにはあのヨコバイの仲間が。
こちらもどうやら冬芽擬態か?
ヨコバイの仲間0116_1.jpg



















2020年1月16日 東京都

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見つけたよ! ウバタマムシ [コウチュウ目]

さすがになかなか虫が見つからない。
アラカシがあったのでハチやウラギンシジミ、ムラサキシジミあたりがいないかとみると、枝にかかった枯葉の上におやっ!あれ?
ウバタマムシ0117-1_1.jpg



















こんなところに!

いたのはウバタマムシだった。
確かに周りを見渡すとアカマツがいくつもあった。
今まで見た中で最も不安定なウバタマムシの越冬場所だ。
この枯葉が落ちさえしなければ、春までここにいるだろうか?
ウバタマムシ0117-2_1.jpg



















2020年1月17日 東京都 コウチュウ目タマムシ科 ウバタマムシ

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モズのはやにえ [季節]

ビワの花、長い間咲き続けいまだに甘い香りを漂わせている。
今日は、晴れていたが何故だか残念ながら花を訪れているアブなどの虫たちは見られなかった。
まだ蕾も多くあり、当分は虫たちのレストランとして賑わうのだろう。
ビワ0116_1.jpg



















すぐ近くにあったモズのはやにえにされたニホンカナヘビがどうなったか見てみた。
頭の部分は空洞に、尻尾はなくなっていた。
さて、モズが食べたのだろうか?
モズのはやにえ_1.jpg



















この日探して他にも見つかったのは、ムカデのはやにえ。
モズのはやにえ0116-2_1.jpg



















こちらでもムカデ。
今の時期ムカデは朽ち木や堆積した落ち葉をひっくり返したりしない限り見られないが、どうやって見つけているのかそのシーンを見てみたいな。
モズのはやにえ0116-3_1.jpg



















2020年1月16日 バラ目バラ科 ビワ

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