ますますトゲトゲ イチモンジチョウ幼虫 [チョウ目]
このところの暖かさで一気に春が進んで、あっという間にソメイヨシノも満開になった。
例年見頃がずれるソメイヨシノとヤマザクラが同時に楽しめるというのも今年ならでは。
トゲトゲの「タラノキ」も芽吹いてきた。
いわゆるタラの芽は春の山菜として人気があり、もう少し葉が出たところで摘んで天ぷらなどでいただけば美味しい春の味覚だ。といってもここは採取禁止なのだが、気付くと無くなっているのが悲しい・・・。
この木はセンノカミキリのホストでもあり、ここでも発生しているので楽しみだ。
すぐ近くのウグイスカグラにいるトゲトゲ仲間?の「イチモンジチョウ」幼虫。
3月22日には体が茶色でまだ棘も小さかった。
その1週間後に見ると、脱皮して体は緑色に棘も大きくなり見慣れた幼虫の姿に成長していた。
今はまだ越冬巣から離れずにいるが、今後行動がどう変化していくのか時々定点観察してみよう。
2018年3月29日 東京都 セリ目ウコギ科 タラノキ、チョウ目タテハチョウ科 イチモンジチョウ
例年見頃がずれるソメイヨシノとヤマザクラが同時に楽しめるというのも今年ならでは。
トゲトゲの「タラノキ」も芽吹いてきた。
いわゆるタラの芽は春の山菜として人気があり、もう少し葉が出たところで摘んで天ぷらなどでいただけば美味しい春の味覚だ。といってもここは採取禁止なのだが、気付くと無くなっているのが悲しい・・・。
この木はセンノカミキリのホストでもあり、ここでも発生しているので楽しみだ。
すぐ近くのウグイスカグラにいるトゲトゲ仲間?の「イチモンジチョウ」幼虫。
3月22日には体が茶色でまだ棘も小さかった。
その1週間後に見ると、脱皮して体は緑色に棘も大きくなり見慣れた幼虫の姿に成長していた。
今はまだ越冬巣から離れずにいるが、今後行動がどう変化していくのか時々定点観察してみよう。
2018年3月29日 東京都 セリ目ウコギ科 タラノキ、チョウ目タテハチョウ科 イチモンジチョウ
色とりどり 春景色 [季節]
ソメイヨシノにヒオドシチョウ [季節]
車を停めて見上げた満開のソメイヨシノの花にチョウがやって来た。
色とちょっと大きかったことからあのチョウだろう。
とまった場所を探してみるとストローを伸ばす顔を見つけた。
暫くして姿を現したのは、冬越しを終え少し翅先が傷んだ「ヒオドシチョウ」だった。
色とちょっと大きかったことからあのチョウだろう。
とまった場所を探してみるとストローを伸ばす顔を見つけた。
暫くして姿を現したのは、冬越しを終え少し翅先が傷んだ「ヒオドシチョウ」だった。
これだけたくさんの花があれば蜜は吸い放題だ。
こうした食事中、邪魔するものが現れれば威嚇で翅を開くがそれ以外はなかなか開かない。
それでも粘っているとようやく開いてくれた。
この冬は大雪もあり厳しかっただろう、たくさんのサクラの花は頑張ったご褒美のようにも思えた。
今まで樹液を吸う場面にしか見ていなかったが、花の蜜も吸うのだなぁ。
今日はいいシーンに出会えた!
家に帰ると部屋の温度計は24℃、道理で暑いはずである。
2018年3月28日 東京都 バラ目バラ科 ソメイヨシノ、チョウ目タテハチョウ科 ヒオドシチョウ
こうした食事中、邪魔するものが現れれば威嚇で翅を開くがそれ以外はなかなか開かない。
それでも粘っているとようやく開いてくれた。
この冬は大雪もあり厳しかっただろう、たくさんのサクラの花は頑張ったご褒美のようにも思えた。
今まで樹液を吸う場面にしか見ていなかったが、花の蜜も吸うのだなぁ。
今日はいいシーンに出会えた!
家に帰ると部屋の温度計は24℃、道理で暑いはずである。
2018年3月28日 東京都 バラ目バラ科 ソメイヨシノ、チョウ目タテハチョウ科 ヒオドシチョウ
早春のチョウといえば [チョウ目]
今月は春分の日に雪が降るなど思いがけない寒い日があったものの、カタクリやソメイヨシノなどは遅れることなく開花しているのには凄いなぁと思う。
早春のこの時期になると、毎年見ておかなければと思うチョウがいる。
その一つが、越冬チョウの中でも年によって増減がはっきりしているの「ヒオドシチョウ」だ。
多いといっても他の越冬チョウに比べると見る機会は少ないが、大きくて鮮やかな濃いオレンジ色は飛んでいてもすぐにヒオドシとわかる。
今年はあちこちでその姿が見られる。
幼虫たちがエノキの枝先に群れる光景があちこちで見られるかもしれない。
また、この時期チョウを撮っている方と出会うと話題になるのが「コツバメ」。
早春の僅かな間だけ姿を現すチョウのスプリングエフェメラルとして人気が高い。
少し開けた草地などでテリトリーを張っていて、飛ぶとちらりと見える翅表の煌めくブルーが美しいチョウだ。
今年は3月23日にようやく初見とちょっと遅い。
毎年成虫は見ているが、越冬形態は何だっけ?と今更ながらに疑問に。
図鑑で調べると、5月頃幼虫で6月以降翌年の今頃まで10か月近く蛹で過ごすという。
自分ではお馴染みの虫でも、知らない事があるなぁと奥の深さに驚いた!
まだまだである。
2018年3月18日、23日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 ヒオドシチョウ、シジミチョウ科 コツバメ
早春のこの時期になると、毎年見ておかなければと思うチョウがいる。
その一つが、越冬チョウの中でも年によって増減がはっきりしているの「ヒオドシチョウ」だ。
多いといっても他の越冬チョウに比べると見る機会は少ないが、大きくて鮮やかな濃いオレンジ色は飛んでいてもすぐにヒオドシとわかる。
今年はあちこちでその姿が見られる。
幼虫たちがエノキの枝先に群れる光景があちこちで見られるかもしれない。
また、この時期チョウを撮っている方と出会うと話題になるのが「コツバメ」。
早春の僅かな間だけ姿を現すチョウのスプリングエフェメラルとして人気が高い。
少し開けた草地などでテリトリーを張っていて、飛ぶとちらりと見える翅表の煌めくブルーが美しいチョウだ。
今年は3月23日にようやく初見とちょっと遅い。
毎年成虫は見ているが、越冬形態は何だっけ?と今更ながらに疑問に。
図鑑で調べると、5月頃幼虫で6月以降翌年の今頃まで10か月近く蛹で過ごすという。
自分ではお馴染みの虫でも、知らない事があるなぁと奥の深さに驚いた!
まだまだである。
2018年3月18日、23日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 ヒオドシチョウ、シジミチョウ科 コツバメ
コナラの枝先に・・・ [季節]
シャクガの幼虫を探しているとミノムシの仲間の蓑を見つけた。
おやっ、何か蓑のお尻から出ている。
これはオスが羽化した蛹の殻だそうだ。
メスは一生蓑の中で過ごすので、この中に入っていたのはオスなのだった。
他を見ていると枝にすましてとまっているものが。
今の早春の時期に花を訪れているの見掛ける「ルリイロスカシクロバ」。
幼虫の食草はツタやノブドウ。
一見黒っぽく見えるが、腹部などは綺麗な瑠璃色をしていて黒い翅が透けて見えるから名付けられたようでわかりやすい!
このマダラガ科の仲間は他にウメスカシクロバやブドウスカシクロバなどがいるが出現時期からこの種でいいだろう。
コナラの目についていた小さな小さな虫。
裸眼では点である。
撮って見るとゾウムシの仲間のように見えるが、さて何だろうか?
同定はちょっと勘弁って。
最後に見つけたのは久しぶりのモズのはやにえ。
おやっ、何か蓑のお尻から出ている。
これはオスが羽化した蛹の殻だそうだ。
メスは一生蓑の中で過ごすので、この中に入っていたのはオスなのだった。
他を見ていると枝にすましてとまっているものが。
今の早春の時期に花を訪れているの見掛ける「ルリイロスカシクロバ」。
幼虫の食草はツタやノブドウ。
一見黒っぽく見えるが、腹部などは綺麗な瑠璃色をしていて黒い翅が透けて見えるから名付けられたようでわかりやすい!
このマダラガ科の仲間は他にウメスカシクロバやブドウスカシクロバなどがいるが出現時期からこの種でいいだろう。
コナラの目についていた小さな小さな虫。
裸眼では点である。
撮って見るとゾウムシの仲間のように見えるが、さて何だろうか?
同定はちょっと勘弁って。
最後に見つけたのは久しぶりのモズのはやにえ。
探していたがこのところすっかり見られずにいたが、さすがに虫がいない時期はムカデだ。
普段なかなか見ない枝先だが、じっくり見るといろいろ見られてなかなか楽しいものだ。
ふと見ると「オトコヨウゾメ」の枝先に早、蕾が・・・。
春だなぁ!
2018年3月22日 東京都 チョウ目ミノガ科 **ミノガ、マダラガ科 ルリスカシクロバ、マツムシソウ目レンプクソウ科 オトコヨウゾメ
普段なかなか見ない枝先だが、じっくり見るといろいろ見られてなかなか楽しいものだ。
ふと見ると「オトコヨウゾメ」の枝先に早、蕾が・・・。
春だなぁ!
2018年3月22日 東京都 チョウ目ミノガ科 **ミノガ、マダラガ科 ルリスカシクロバ、マツムシソウ目レンプクソウ科 オトコヨウゾメ
キマエアオシャクの擬態 [チョウ目]
以前見つけていた「キマエアオシャク」の越冬幼虫を見に行った。
前いた場所を探したが見つからず、少し離れた枝に移動していた。
まだこのコナラは芽吹いていないが、暖かい日には移動するようだ。
以前新開さんに見つけていただいたヒメカギバアオシャクの幼虫をもう一度見たいとその後何度も探しているが、まだ見つかっていない。これだけ探していないのは、自分の目を信じるならば死んだか、鳥に食べられたかと思ってしまう。
他にも越冬している幼虫が見られないか、数あるコナラの実生をくまなく探してみたがなかなか見つからない。
諦めかけた時に、ようやくキマエが見つかった。
枝に沿ってすくっと体を伸ばして枝に擬態しているのだろうか。
背中から見ても樹皮に似て、まぁよほどでない限り見つからないと思う。
同じ木の高い枝先にもう一個体いた。
こちらは体を曲げて芽に擬態しているようだ。
自分の体をどうすれば、敵の目を欺き、敵から逃れられるかを本能で体現している事には驚かされる。
僕は敵ではないがこの擬態を見破らなければ、今後も彼らを見つける事は出来ないだろう!
2018年3月22日 東京都 チョウ目シャクガ科 キマエアオシャク
前いた場所を探したが見つからず、少し離れた枝に移動していた。
まだこのコナラは芽吹いていないが、暖かい日には移動するようだ。
以前新開さんに見つけていただいたヒメカギバアオシャクの幼虫をもう一度見たいとその後何度も探しているが、まだ見つかっていない。これだけ探していないのは、自分の目を信じるならば死んだか、鳥に食べられたかと思ってしまう。
他にも越冬している幼虫が見られないか、数あるコナラの実生をくまなく探してみたがなかなか見つからない。
諦めかけた時に、ようやくキマエが見つかった。
枝に沿ってすくっと体を伸ばして枝に擬態しているのだろうか。
背中から見ても樹皮に似て、まぁよほどでない限り見つからないと思う。
同じ木の高い枝先にもう一個体いた。
こちらは体を曲げて芽に擬態しているようだ。
自分の体をどうすれば、敵の目を欺き、敵から逃れられるかを本能で体現している事には驚かされる。
僕は敵ではないがこの擬態を見破らなければ、今後も彼らを見つける事は出来ないだろう!
2018年3月22日 東京都 チョウ目シャクガ科 キマエアオシャク
イチモンジチョウ幼虫と越冬巣 [チョウ目]
昨日の雪も朝からの雨も止んで午後から日が差したので、ちょっと里山を散策。
こんな日はチョウもほとんど飛ばないので、じっとしている虫たちの探索だ。
ウグイスカグラを見ていると枝の上に見つけた「イチモンジチョウ」の幼虫。
何枚か撮っていると危険を感じたのか動き出して、近くにあった枯れた葉の中に隠れようとする。
が、体に比べて枯葉が小さすぎて頭隠して尻隠さず。
とここで思い出した、これはこの幼虫が冬を越した越冬巣だ。
越冬から目覚め芽生えた新葉を食べてこれだけ大きくなったということ。
よく見るとこの枯葉の付け根は落ちないようにしっかりと糸で綴られていた。
すぐ近くにもう1頭、頭隠して尻隠さずがいた。
上の幼虫の兄弟だろうか?
一冬を越し慣れ親しんだこの枯葉の家に入りたいのだろうが、これだけ大きくなっては無理だなぁ!
こんな行動がなんとも可愛い!!
2018年3月22日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 イチモンジチョウ
こんな日はチョウもほとんど飛ばないので、じっとしている虫たちの探索だ。
ウグイスカグラを見ていると枝の上に見つけた「イチモンジチョウ」の幼虫。
何枚か撮っていると危険を感じたのか動き出して、近くにあった枯れた葉の中に隠れようとする。
が、体に比べて枯葉が小さすぎて頭隠して尻隠さず。
とここで思い出した、これはこの幼虫が冬を越した越冬巣だ。
越冬から目覚め芽生えた新葉を食べてこれだけ大きくなったということ。
よく見るとこの枯葉の付け根は落ちないようにしっかりと糸で綴られていた。
すぐ近くにもう1頭、頭隠して尻隠さずがいた。
上の幼虫の兄弟だろうか?
一冬を越し慣れ親しんだこの枯葉の家に入りたいのだろうが、これだけ大きくなっては無理だなぁ!
こんな行動がなんとも可愛い!!
2018年3月22日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 イチモンジチョウ
キリギリスの仲間は早いなぁ! [バッタ目]
今日は天気予報通り、起きたら なごり雪。
春分の日なのにすごく寒い!
朝から頭の中でイルカ、いや、かぐや姫の「なごり雪♪」がぐるぐるぐる。
春分の日なのにすごく寒い!
朝から頭の中でイルカ、いや、かぐや姫の「なごり雪♪」がぐるぐるぐる。
おかげで?シャツに歩数計を入れたまま洗ってしまった(涙
先日、草地で見つけた大きさ5mmほどの小さなバッタの仲間。
裸眼では見えないのでコンデジで撮った写真を確認したら「キリギリス」の幼虫だった。
もう出ているとは、早っ!
元来ここにはいなかった種だが、放虫されてすっかり根付いてしまった。
子供の頃から慣れ親しんだチョン・ギース♪という鳴き声は僕にとってセミと共に夏の風物詩だが、今年もここでこの声を聞くというのはとても複雑な心境だ。
数日後、同じ場所で黒い幼虫を見つけた。
こんな色のバッタの仲間は、湿地を好むヒメギスか乾燥した場所を好むコバネヒメギスのどちらかだ。
ここは乾燥地なのできっと「コバネヒメギス」に違いないが、夏に確認してみよう!
2018年3月16,19日 東京都 バッタ目キリギリス科 ヒガシキリギリス、コバネヒメギス
裸眼では見えないのでコンデジで撮った写真を確認したら「キリギリス」の幼虫だった。
もう出ているとは、早っ!
元来ここにはいなかった種だが、放虫されてすっかり根付いてしまった。
子供の頃から慣れ親しんだチョン・ギース♪という鳴き声は僕にとってセミと共に夏の風物詩だが、今年もここでこの声を聞くというのはとても複雑な心境だ。
数日後、同じ場所で黒い幼虫を見つけた。
こんな色のバッタの仲間は、湿地を好むヒメギスか乾燥した場所を好むコバネヒメギスのどちらかだ。
ここは乾燥地なのできっと「コバネヒメギス」に違いないが、夏に確認してみよう!
2018年3月16,19日 東京都 バッタ目キリギリス科 ヒガシキリギリス、コバネヒメギス
トイレに木の枝? キバラモクメキリガ [チョウ目]
夜回りで見つけたキノカワガ [チョウ目]
夜回りのフユシャク探しで見つけた今年2度目の「キノカワガ」。
このガは夜でないと見られないわけではないが久しぶりだった。
少し緑色が強い翅色でこの種は個体差が大きい。
この色合いはサクラでよく見掛けた記憶がある。
いつも驚かされるが、翅の色や模様に似た樹皮を選んでとまっているようだ。
雑木林の忍者といわれる所以だ。
視覚でどこにいれば敵に気付かれないかを決めているのだろうか?
自分で自分の体色を見る事は出来ないだろうに、それでもなぜ似た樹皮を選べるのかがとても不思議だ。
2018年3月14日 埼玉県 チョウ目コブガ科 キノカワガ
このガは夜でないと見られないわけではないが久しぶりだった。
少し緑色が強い翅色でこの種は個体差が大きい。
この色合いはサクラでよく見掛けた記憶がある。
いつも驚かされるが、翅の色や模様に似た樹皮を選んでとまっているようだ。
雑木林の忍者といわれる所以だ。
視覚でどこにいれば敵に気付かれないかを決めているのだろうか?
自分で自分の体色を見る事は出来ないだろうに、それでもなぜ似た樹皮を選べるのかがとても不思議だ。
2018年3月14日 埼玉県 チョウ目コブガ科 キノカワガ