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早春のチョウといえば [チョウ目]

今月は春分の日に雪が降るなど思いがけない寒い日があったものの、カタクリやソメイヨシノなどは遅れることなく開花しているのには凄いなぁと思う。

早春のこの時期になると、毎年見ておかなければと思うチョウがいる。
その一つが、越冬チョウの中でも年によって増減がはっきりしているの「ヒオドシチョウ」だ。
多いといっても他の越冬チョウに比べると見る機会は少ないが、大きくて鮮やかな濃いオレンジ色は飛んでいてもすぐにヒオドシとわかる。
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今年はあちこちでその姿が見られる。
幼虫たちがエノキの枝先に群れる光景があちこちで見られるかもしれない。
ヒオドシチョウ0319-2_1.jpg



















また、この時期チョウを撮っている方と出会うと話題になるのが「コツバメ」。
早春の僅かな間だけ姿を現すチョウのスプリングエフェメラルとして人気が高い。
少し開けた草地などでテリトリーを張っていて、飛ぶとちらりと見える翅表の煌めくブルーが美しいチョウだ。
今年は3月23日にようやく初見とちょっと遅い。
毎年成虫は見ているが、越冬形態は何だっけ?と今更ながらに疑問に。
図鑑で調べると、5月頃幼虫で6月以降翌年の今頃まで10か月近く蛹で過ごすという。
自分ではお馴染みの虫でも、知らない事があるなぁと奥の深さに驚いた!
まだまだである。
コツバメ0323_1.jpg



















2018年3月18日、23日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 ヒオドシチョウ、シジミチョウ科 コツバメ

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