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キマエアオシャクの擬態 [チョウ目]

以前見つけていた「キマエアオシャク」の越冬幼虫を見に行った。
前いた場所を探したが見つからず、少し離れた枝に移動していた。
まだこのコナラは芽吹いていないが、暖かい日には移動するようだ。
キマエアオシャク0322-0_1.jpg



















以前新開さんに見つけていただいたヒメカギバアオシャクの幼虫をもう一度見たいとその後何度も探しているが、まだ見つかっていない。これだけ探していないのは、自分の目を信じるならば死んだか、鳥に食べられたかと思ってしまう。
他にも越冬している幼虫が見られないか、数あるコナラの実生をくまなく探してみたがなかなか見つからない。
諦めかけた時に、ようやくキマエが見つかった。
キマエアオシャク0322-1_1.jpg



















枝に沿ってすくっと体を伸ばして枝に擬態しているのだろうか。
背中から見ても樹皮に似て、まぁよほどでない限り見つからないと思う。
キマエアオシャク0322-2_1.jpg



















同じ木の高い枝先にもう一個体いた。
こちらは体を曲げて芽に擬態しているようだ。
自分の体をどうすれば、敵の目を欺き、敵から逃れられるかを本能で体現している事には驚かされる。
僕は敵ではないがこの擬態を見破らなければ、今後も彼らを見つける事は出来ないだろう!
キマエアオシャク0322-3_1.jpg



















2018年3月22日 東京都 チョウ目シャクガ科 キマエアオシャク

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