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フォト・エッセイストと里山散策 [人]

昨日はフォトエッセイストとして活躍され「虫目で歩けば」の著者である鈴木海花さんとご主人をMy fieldにお迎えして、里山で虫探し。
数日前は暖かかったもののこの日は急に気温が下がり、午前中は冬に逆戻り。
越冬チョウたちも姿を潜め、虫がなかなか見つからない気候だった。
探していても手が悴み寒いのなんの!

そんな中ご案内したトイレスポットは、期待通り春の蛾たちがいてくれてホッ!
ヒロバフユエダシャク、シロテンフユシャク、アトジロエダシャク、トギレフユエダシャク、そしてこの日初見の・・カバエダシャクの1種だろうと思い調べるが種までわからない。→ナカオビカバナミシャク
似た種が多くて難しい。

※Tさんからナカオビカバナミシャクとご連絡いただきました。ありがとうございました。
シャクガ0307.JPG



















壁の窪みにはまっていた愛らしいクモ、「キザハシオニグモ」。
他にアシナガグモの仲間も見られた。
昨年ここに複数いたのはメガネドヨウグモだったが、今回写真を撮らなかったのでさて同種だろうか?
キザハシオニグモ0307.JPG



















皆伐した区域のコナラの萌芽で見つけた「キマエアオシャク」の幼虫。
じっくり探さなければまず見つからない素晴らしく巧みな擬態だ。
昨年、近くのコナラでヒメカギバアオシャクの幼虫を見ていたので、てっきり同種だと思い込んでいたが撮った写真をよく見ると毛深さや腹部の突起があることから別種とわかった。
思い込みは怖い怖い・・・。
キマエアオシャク0307_1.jpg



















雨こそ降らず昼ごろには陽が差して暖かくなったが、それでも目に触れる虫たちは少なかった。
さらに季節が進んだ頃に虫目で歩けば、間違いなくたくさんの虫たちが見つかる ご期待に沿えるに違いない。
鈴木海花さんご夫妻0307-1.jpg





























2018年3月7日 東京都 シャクガ科ナカオビカバナミシャク、クモ目コガネグモ科 キザハシオニグモ、チョウ目シャクガ科 キマエアオシャク

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里山の守り人 [人]

いつもカメラをぶら下げて里山を徘徊していると、声を掛けてくれる方々がいる。
公園のボランティアの皆さんだ。


ちょうど10年になる。
休みの日にオートバイで偶然立ち寄った公園。
懐かしい古民家と田んぼや雑木林。
こんな場所が身近にあることを初めて知り、それ以降休みの日にはカメラを持って訪れた。
翌年、自然に関わる仕事がしたいと長年勤めた会社を辞めた。
それから雨以外は毎日里山を歩いて学び、少しでも自然について知ってもらいたいと虫を中心に撮影しこのblogを書き始めた。
里山民家1129_1.jpg



















そんな中、公園に雑木林のボランティアというものがあることを知って知識を得たいと参加した。
雑木林の手入れや植生など様々な事を学ばせていただき、多くの人との出会いがあった。
少しして運よく他の公園で仕事が決まり忙しくなって顔を出せなくなったのだが、当時一緒にボランティアをしていた方々は今も変わらず精を出されている。
園路整備や下草刈りに落ち葉掃き、他様々な作業を日々行って頂いているのには頭が下がる思いだ。

この日も、作業前の打ち合わせの時だろうか?

前を通ると写真撮って!ブログに載るかなぁ?という声が聞こえた。
昔一緒に汗を流した方もいれば新たに参加されて知らない方もいたが、リクエストに応えて撮った。
今はボランティアには登録していないが、こうして声を掛けていただけるのはとても嬉しい。
多い時には30名近くが作業をされているが、この時は分かれていたのか幸運にも?写ったのは7名だけ。
俺の顔がちゃんと写ってないとクレームが付きそうな方も・・・。
雑木林ボラ1_1.jpg



















これからも公園に来られた方々やそこに棲む生き物たち、そして皆さんのご健康のためご活躍を期待しています!!
ご要望なので大丈夫だと思いますが、もし顔出しご都合が悪ければ消しますから(^^)
雑木林ボラ2_1.jpg



















2017年11月29日 東京都 都立野山北・六道山公園 雑木林ボランティアの皆さん

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