今日のフユシャク [チョウ目]
夜、灯りに集まった蛾が昼も見られる公園のトイレに行ってみた。
フユシャク狙いだが、灯りに集まるのは飛んでくるオスばかり。
最も多かったのが、クロテンフユシャクだった。
前翅の黒点と一番外側の線、外横線が翅の縁でくの字に曲がっているのが特徴。
一方、異なる壁にいたそっくりさん。
別種なのだが、どこが違うかわかるだろうか?
よく御存じの方には申し訳ない質問だ。
外横線が翅の縁でくの字に曲がらないウスバフユシャク。
黒点が小さい個体が多いが、この個体は大きいようだ。
こちらは以前にも載せたシロフフユエダシャク。
これに似たものもいるが、今日は残念見られなかった。
2016年1月31日 東京都
チョウ目シャクガ科 クロテンフユシャク、ウスバフユシャク、シロフフユエダシャク
CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM
アカゲラ [鳥類]
キノカワガ その後 [チョウ目]
フレンドリー ジョビ子 [鳥類]
先日見つけたキノカワガを見に行ったら、梢でヒーヒー♪という声が聞こえた。
あのくすんだ瑠璃色のルリオかと声のする方を見ると、その後ろ姿はジョビ子だった。
ここにはルリオとルリ子とジョビ子がいる。
ルリ子とジョビ子は仲良しでルリオは女子に押され気味のようだ。
Friendlyなジョビ子は近づいても逃げない。
ルリ子は恥ずかしがり屋なのか、結局撮らせてくれなかった。
このジョビ子、尾羽が捻じれているのがチャームポイント!
いつまでここにいてくれるだろうか?
この尾羽が抜けない限り、来年渡ってきてもあっまた来たって思うだろうな。
望遠ズームレンズを泥に落として修理したのだが、すこぶる調子がいい。
AFでのピンもばっちりで高い修理代だったが出したかいがあったのは幸いだ!
2016年01月24日 東京都
スズメ目ヒタキ科 ジョウビタキ CANON EOS50D EF70-200mm F2.8 L IS USM/EXTENDER EF 1.4×Ⅱ
樹上越冬ゴマダラチョウ幼虫 その後 [チョウ目]
18日に降った雪、日向では融けてきたがまだ日陰や北向きの斜面では融けずに残っている。
雪を押しのけたモグラ塚が目立っていた。
さて、1月5日に見つけた樹上越冬のゴマダラチョウは大雪でどうなったのだろうか?
気になって見に行った。
辺りの雪は融け、あの葉っぱはすぐに見つかった。
寒さで木を下りたのでは思っていたが、見つけた時にはなかった葉の穴から覗くと背中が見えた。
中が見えるということは、そこからもろに冷たい風が当たるのでさぞかし寒かろう。
今日はこの冬一番の寒さで風も強い。
揺れる葉を見ながら思った、頑張れ!
2016年1月26日 埼玉県
チョウ目タテハチョウ科 ゴマダラチョウ
CANON EOS50D EF70-200mm F2.8 L IS USM/EXTENDER EF 1.4×Ⅱ、EOS70D EF100mm F2.8L IS USM
ルリビタキ どこに [鳥類]
ようやくのキノカワガ [チョウ目]
昨秋から数百本以上の木を探してきたが見つからなかった「キノカワガ」。
今日もフユシャクとキノカワガを探して木々をチェック。
枝先で、片方の翅が伸びきっていない「シロフフユエダシャク」がいた。
この翅では飛べないので、メスのところにたどり着けるのは厳しい状況だ。
樹皮で越冬中の虫たちは昼と夜の温度変化が小さい陽の当たらない北側で見つかることが多い。
そちらを重点的に探していたのだが陽が当たっている南側の地衣類の生えた樹皮の一部に違和感が!
ようやく今シーズン1頭目の「キノカワガ」、大げさではあるが長い道のりであった。
かなり白っぽい個体で見事に樹皮に擬態していた。
とまっていたのは約2.5mと高い場所。
正面からのマクロでの接写が出来なかったのは残念だった。
2016年1月15日 東京都
チョウ目コブガ科 キノカワガ
CANON EOS50D EF70-200mm F2.8 L IS USM/EXTENDER EF 1.4×Ⅱ、EOS70D EF100mm F2.8L IS USM
今シーズンは多いトラツグミ [鳥類]
例年、シーズン中に数回見かける程度だが、今シーズンはその回数が多い。
今日は撮影しようと以前見た場所に行ってみた。
枯葉の林床をじっと見ていると、かさかさと音がした。
音のする方を探すといたいた!
足を踏み鳴らすような独特の動作で餌を探していた。
警戒することもなく、しばらくするとこちらに向かって歩いてきた。
この場所には少なくとも2羽がいるようで、体の小さい個体が大きい方に追い払われていた。
鱗のような羽の模様は美しく、毎年見たいと思う冬鳥の1種だ。
2016年1月15日 東京都
スズメ目ヒタキ科 トラツグミ CANON EOS50D EF70-200mm F2.8 L IS USM/EXTENDER EF 1.4×Ⅱ
冬の虫探し [季節]
朝晩の冷え込みは厳しくなってきたが、太陽が昇ると今日も暖かかった。
が、さすがにウラギンシジミやテングチョウなどの越冬チョウは出てこない。
ソシンロウバイの花が甘い香りを漂わせていた。
冬の定番、樹名板返し。
アカマツで見つかったのは「カメノコテントウ」。
やはりでかいなぁ!
コナラの樹名板裏には「ヤニサシガメ」の幼虫集団。
近くにマツはないのだが・・・・。
クヌギの樹皮には「ヨコヅナサシガメ」とクヌギカメムシの仲間の卵塊が並んでいた。
サシガメも卵は食さないのだろうか?
今シーズンはまだキノカワガに会えないでいる。
2015-16年 東京都
クスノキ目ロウバイ科 ソシンロウバイ
コウチュウ目テントウムシ科 カメノコテントウ
カメムシ目サシガメ科 ヤニサシガメ、ヨコヅナサシガメ RICOH WG-4
ゴマダラチョウ幼虫の葉上越冬 [チョウ目]
毎年アカボシゴマダラの幼虫が見つかる木なのでいないか探してみたところ幹には見つからなかったが、枝に枯れた葉が落ちずに残っているのが目についた。
よく見ると枝と葉がしっかり糸で紡がれていた。
おっ、これは。
葉が枯れても落ちないようにと糸で繋ぎとめたもの。
葉を上から覗き込んだらお尻が見えた。
アカボシゴマダラかゴマダラチョウか?
尾端が開いているのはどっちだっけ・・・。
葉を開いてみると「ゴマダラチョウ」の幼虫が出てきた。
この時期はほとんどが木の根元の落ち葉の下で越冬しているのだが、こうして葉の中で越冬するのは初めて見た。
暖冬とはいえ朝夕は冷え込むし風が当たるぶら下がった状態では、薄い葉の布団一枚だけでは寒かろう。
他に探すとまだ青い葉が一枚見つかったが中はもぬけの殻だった。
こちらは葉が開かないように綴られていたが、寒さに耐えられず木を降りてしまったのか?
この葉上越冬の個体は無事冬を越すことが出来るか、今後も継続して観察したい。
2016年1月5日 埼玉県
チョウ目タテハチョウ科 ゴマダラチョウ
CANON EOS50D SIGMA 17-70mmDC MACRO HCM 、EOS70D EF100mm F2.8L IS USM /内臓ストロボ