大晦日の虫は? [季節]
天気予報では昼ごろに陽射しがあるようだったので、少し出かけてみた。
雲に隠れながらもお日様がちらちら顔を出して田んぼ周りも少しぽかぽか。
畔に季節外れの「オニタビラコ」の綿毛がキラキラ!
南向きの陽だまりにはセイヨウタンポポの花をバックに「オオイヌノフグリ」が花開いていた。
気温が低いせいかアキアカネなどは見られなかった。
お会いした方から29日にはいたとのこと。
ようやく見つけたのは「ヒナバッタ」のオス。
かなり元気でちょっとした隙に姿を消してしまった。
この調子だと年越しは間違いなさそうだ。
あっという間に大晦日 2015年もあと数時間、早いものですね。
今年もこのblogをご覧いただきありがとうございました。
始めて8年、良く続いているものだと我ながら感心しています。
来年もちょこちょこ更新していきますのでよろしくお願いいたします。
皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください!
2015年12月31日 東京都
キク目キク科 オニタビラコ
シソ目オオバコ科 オオイヌノフグリ
バッタ目バッタ科 ヒナバッタ CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM
ゴンズイノフクレアブラムシ [カメムシ目]
木はゴンズイ、付いているのはアブラムシだった。
身体が白っぽいものと黄色いもの、大小様々だ。
調べると「ゴンズイノフクレアブラムシ」のようだ。
冬はゴンズイ、夏はヤブカンゾウやノカンゾウなどユリ科の植物に付くらしい。
確かにカンゾウの蕾や茎に白っぽいアブラムシを見た覚えがある。
アブラムシの生態は複雑で、多くは春から夏にかけて翅のない無翅型が単為生殖でクローンを増産し、秋に翅の生えた有翅型が現れ飛んで寄生する植物を変える。
ゴンズイノフクレアブラムシは夏はカンゾウなど、冬はゴンズイに寄生するようだ。
この冬は暖かい日が続いているので、アブラムシを狙ってナミテントウがやって来ていた。
ナミテントウは今の時期集団越冬していると思うのだが、暖冬はこのアブラムシたちにとってとても迷惑な気候変動なのだろう。
2015年12月22日 東京都
カメムシ目アブラムシ科 ゴンズイノフクレアブラムシ CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM
褐色の林床に輝くムラサキ [チョウ目]
最終確認更新 アキアカネ マユタテアカネ [トンボ目]
まだまだ 恋するヒナバッタ [バッタ目]
車で走っていると、富士山がきれいに見えた。
雲もかかっていなかったので、展望台広場に寄ってちょこっと撮影。
風が強かったが山では雪が舞っておらず、それほど強くは吹いていなかったのだろうか?
何時もの陽だまりで、「ヒナバッタ」のオスを見つけた。
片方の後脚を失っているが、まだまだ元気。
暖かい日が続いているのが幸いしているのだろう。
観察していると、オスが移動した先少し離れたところに両方の後脚がないメスがいた。
オスとは微妙な距離だ。
何か感じているのだろうか?
それとも偶然なのか、お互いが近づいて行った。
すぐ近くまで来ると、オスは翅と後脚をすり合わせてシリシリシリ♪とラブコール。
その後、いきなりオスがメスに乗っかかり交尾成立。
いよいよ寒さが厳しくなってきたが、まだまだヒナバッタたちの恋は続く!
2015年12月22日 東京都
バッタ目バッタ科 ヒナバッタ
CANON EOS50D EF70-200mm F2.8 L IS USM/EXTENDER EF 1.4×Ⅱ、EOS70D EF100mm F2.8L IS USM
牙も毒も効かないのか? モズ [鳥類]
里山の冬は、はやにえの季節でもある。
今年もコバネイナゴが餌食になっていた。
その後探すもなかなか見つからなかったが、この日ようやく新しいのが見つかった。
最初は何かわからずヘビトンボの幼虫かと思ったのだが、よく見るとムカデだった。
この顎と毒、人ならまず掴む気にはならないが、いともたやすくはやにえにするモズにはこれらも役には立たないのだろう。
恐るべし MOZU。
近くの小川で水面を見つめている?片方の触角のないクヌギカメムシの仲間がいた。
そんなところでぼーっとしていると、モズに餌食にされてしまうぞ!
2015年12月16日 東京都
オオムカデ目オオムカデ科 ムカデ.sp
カメムシ目クヌギカメムシ科 クヌギカメムシ.sp CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM
ジョビオ 縄張る [鳥類]
そんな中でも一番手に姿を見せるのが「ジョウビタキ」。
今年も10月にはあちこちの開けた場所で、独特なヒーヒー♪カッカッ♪という声が聞かれたが、今ではどこへ行ったか数がぐっと減ってしまった。
この場所も、当初少なくともオス1とメス2の3羽がいたが、今はこのオスとメスの各1羽が時折姿を見せるのみ。
オスメスそれぞれが縄張りを張るので、その競争に負けたものはいなくなるのだろうし、もっと過ごしやすい場所を見つけたのかも知れない。このオスとて初めからここにいたものかどうかはわからない。
ただ当初より警戒心は薄れ、かなり近づくことができる。
むしろ、人よりも上空、オオタカなどの猛禽が気になる様だった。
さて、今シーズンはいつまでここに居ついてくれるだろうか?
2015年12月16日 東京都
スズメ目ヒタキ科 ジョウビタキ CANON EOS50D EF70-200mm F2.8 L IS USM/EXTENDER EF 1.4×Ⅱ
日向ぼっこ ルリタテハ [チョウ目]
ナミテントウたちが集まっていた案内板の杭にやって来た「ルリタテハ」。
成虫越冬で冬の小春日和には時折姿が見られるが、今年は12月に入っても暖かい日が多いので本格的な越冬体制には入れないでいるのではないか?
翅表は、シックな瑠璃色に淡い水色のラインが華やかさを添える。
この個体は、すぐ脇を人が通っても全く動じず、かなり近くまで寄らせてくれた。
翅裏は、こげ茶や茶色の地味な色合いと縁のリアス式海岸のような形状が特徴的。
タテハチョウ科で成虫越冬するテングチョウ、キタテハ、ヒオドシチョウなどは翅裏は同じように地味。
越冬中は翅を閉じてじっとしているので、この色や形では樹皮や落葉に紛れてなかなか見つけられないわけだ。
身体や翅に毛が生えているのは寒さ対策なのだろう。
この冬は、これらの種が越冬している姿をぜひ探し出して見てみたいものだ。
2015年12月16日 東京都
チョウ目タテハチョウ科 ルリタテハ CANON EOS50D SIGMA 17-70mmDC MACRO HCM 、EOS70D EF100mm F2.8L IS USM
ハートではない モンキツノカメムシ [カメムシ目]
ベンチに座って休憩していたらズボンにカメムシが。
ハートのエサキモンキツノカメムシか、温かいからまだ活動しているのかと思ったがよく見るとハートではない。
足元の枯葉に移ってもらった。
背の黄色い三角の上辺に切れ込みがありハート形状ならエサキモンキツノカメムシだが、切れ込みがなければモンキツノカメムシ。ほんのわずかな違いだが、種が異なるということはこの2種の間には累々子孫は残せないということ。
ん~、似て非なるもの、なんと奥深い事だろうか!
エサキは時折見かけるが、モンキは出逢う機会は少ない。たまたま昨日、近くで死んだ個体を確認したばかりだった。
他のカメムシにも見られる体の篆刻の美しさは拡大してみるとよくわかる。
中学生だったか、銅板にポンチで打刻したのを思い出す。
さらに黄色と黄緑の体色のグラデーションは絶妙だ!
2015年12月16日 東京都
カメムシ目ツノカメムシ科 モンキツノカメムシ EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/内臓ストロボ
今日も暖かい [自然]
今年もあと半月ほどとなったが、今日もアウターを着なくても過ごせるなんと暖かい事か。
谷戸を見渡せば、黄葉した葉が風で散り始めていた。
白い解説板にはたくさんのナミテントウたちが集まっていた。
例年なら10月末から11月初めにこのような光景が見られるが、その後は集団で越冬している頃だ。
今でもこんなに姿が見られるのは、今年はやはり暖かいのだろう。
陽だまりの草地ではまだ「ヒナバッタ」が見られたが後ろの両脚が無くなっていた。
さすがに鳴き声は聞かれなかった。
久しぶりに見る「ヤマトシジミ」。
かなり翅が傷んでいたが、まだまだ元気に飛んで行った。
撮っていた足元で跳ねたのは「オンブバッタ」。
寒さに強く遅くまで見られるが、このところご無沙汰だ。
「アキアカネ」も健在。
お会いした方からマユタテアカネがいたと聞いたが残念ながら見つけられなかった。
さてこの暖かさ、いつまで続くのだろうか?
2015年12月16日 東京都
コウチュウ目テントウムシ科 ナミテントウ
バッタ目バッタ科 ヒナバッタ
バッタ目オンブバッタ科 オンブバッタ
トンボ目トンボ科 アキアカネ
CANON EOS50D SIGMA 17-70mmDC MACRO HCM 、EOS70D EF100mm F2.8L IS USM