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ゴンズイノフクレアブラムシ [カメムシ目]

葉の落ちた木々を見ていると、茎に白いものがたくさんついている木が目に付いた。
木はゴンズイ、付いているのはアブラムシだった。
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身体が白っぽいものと黄色いもの、大小様々だ。
調べると「ゴンズイノフクレアブラムシ」のようだ。
冬はゴンズイ、夏はヤブカンゾウやノカンゾウなどユリ科の植物に付くらしい。
確かにカンゾウの蕾や茎に白っぽいアブラムシを見た覚えがある。
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アブラムシの生態は複雑で、多くは春から夏にかけて翅のない無翅型が単為生殖でクローンを増産し、秋に翅の生えた有翅型が現れ飛んで寄生する植物を変える。
ゴンズイノフクレアブラムシは夏はカンゾウなど、冬はゴンズイに寄生するようだ。
この冬は暖かい日が続いているので、アブラムシを狙ってナミテントウがやって来ていた。
ナミテントウは今の時期集団越冬していると思うのだが、暖冬はこのアブラムシたちにとってとても迷惑な気候変動なのだろう。
ゴンズイノフクレアブラムシ1222-3_1.jpg


















2015年12月22日 東京都
カメムシ目アブラムシ科 ゴンズイノフクレアブラムシ CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM