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ルリビタキの若オスか? [鳥類]

今日で1月も終わり。
昔の人はよく言ったもので、1月はいぬ(去ぬ・往ぬ)、2月は逃げる、3月は去る。
年が明けるとあっという間に時が過ぎていく。

このところ休みに家にいるのですっかり虫ネタが無くて仕事中に撮った鳥ばかりだ。

この冬も「タヒバリ」がやって来た。
セキレイの仲間でビンズイとよく似ているが、ビンズイは目の後ろに白い斑があるがタヒバリにはない。
いつもは草地で餌を啄んでいるが、この日は道に出て餌探し。
だいぶ警戒心が薄れてきたようだ。
タヒバリ0129.JPG



















キジバトは小さな群れやカップルでいるのをよく見掛ける。
じっくり見ると美しい。
キジバト0130.JPG



















今シーズンはなかなか「ルリビタキ」に会えなかったが、ようやく。
青いオスではなくメスか若いオスだ。
目の上に白い眉斑がうっすら見えるので、若いオスかもしれない。
この後すぐに飛び去った。
ルリビタキ0129.JPG



















翌日この場所に行ってみたが姿が見られない。
近くの尾根の広場で見つけた後姿。
きっと昨日の。
ここも縄張りなのだろうか。
ルリビタキ0130-1.JPG



















こちらに向いてくれた、さてどうだか?
決定的な特徴が見いだせずだがきっと同じ個体だろう。
まだ幸せの青い鳥には出会えていない。
ルリビタキ0130-2.JPG



















2023年1月29-30日 東京都 スズメ目セキレイ科 タヒバリ、ヒタキ科 ルリビタキ、ハト目ハト科 キジバト

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シロ、アカ、トラ、クロ? [鳥類]

冬になると、さて今年はどんな冬鳥たちに出会えるだろうかと楽しみになる。
奇麗、小さくて可愛いなど色々いるが、大きめで地味なツグミの仲間も楽しみの一つだ。

今シーズンは冬鳥が少ないと会う方々に言われるが、fieldではまさにそう思う。
毎年多く見られるツグミでさえ、探してもなかなか見つからない。
今日は、高いコナラの枝先に1羽がとまっていたのを見ただけだった。
これから増えてくるのか?
あのだるまさんが転んだみたいな仕草をまた見たいのだが!

今日も「シロハラ」は心配せずとも例年通りあちこちで姿や声が聞かれた。
昨日は歩いていた先で道案内をしてくれた。
シロハラ0129.JPG



















渡りの時期には小さな群れで見られることがあるが、冬に定着した個体が見られる機会が少ない「アカハラ」がいた。それも草刈りされた開けた林縁に出て葉っぱをひっくり返して餌探し。
これはラッキーだった!
アカハラ0130.JPG



















この近くを歩いてみると、今度はトラちゃんこと「トラツグミ」が。
半月ほど前はこちらが気付かずふと見ると目の前3mほどのところにいてびっくりしたのだが、今日は敏感で見つけてこっそり近寄ったがすぐに気づかれ飛ばれてしまった。
アカハラほどでは無いが、シロハラほど多くは見られない。
飛ぶ前の後ろ姿、このシックな模様の美しさはやはり魅力だなぁ!

ちなみにクロはハラグロの僕のことである。
シロ、アカ、トラ、クロと4つ揃ったいい日和だった!!
トラツグミ0130.JPG



















2023年1月30日 東京都 スズメ目ヒタキ科 シロハラ、アカハラ、トラツグミ

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クロテンフユシャク [チョウ目]

今年は少し遅いが無事「クロテンフユシャク」の初認。
トイレの灯りに来ていた居残りだった。
黒い斑が大きく、翅の外側の黒線(外横線)が翅の縁で曲がるのが特徴でその典型的な個体。
クロテンフユシャク0129-1.JPG



















こちらも別の場所で見つけたクロテンで、黒斑は小さいが外横線は翅の縁で曲がっている。
クロテンフユシャク0129-2.JPG



















よく似た「ウスバフユシャク」は、黒斑が小さく外横線は翅の縁で曲がらないので識別できる。
ウスバフユシャク0106.JPG



















ウスバに似た「ウスモンフユシャク」もいた。
黒斑はないかあっても小さく翅に丸みがあることで識別するが、個体によっては慣れないと難儀するものがいる。
ウスモンフユシャク0129.JPG



















2023年1月29日 東京都 チョウ目シャクガ科 クロテンフユシャク、ウスバフユシャク、ウスモンフユシャク

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モズオ [鳥類]

先日のカヤクグリに出会った日、すぐ近くにとまった「モズ」のオスがいた。
警戒心が強いと思っているが、よくここまで来たものだ!
モズ0126-1.JPG



















秋に聞かれた縄張りを主張する声はすっかり聞かれないが、時折飛んでとまる姿が目に入る。
低く直線的に飛んでとまったら尾羽を上下に振るのですぐにモズだとわかる。
とまった足元にずっと視線を落としていたのは何か獲物の気配があったのだろうか?
モズ0126-2.JPG



















時折こちらを見ているので、一応警戒はしているようだった。
少しして見ると姿は無く、あたりを見まわすと遠くの畑の脇に立てられた杭の上にとまっていた。
縄張りのパトロールだろうか?
モズ0126-3.JPG



















2023年1月26日 埼玉県(丘陵外) スズメ目モズ科 モズ

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ヤンマタケ 再び [菌類]

先日同僚が見つけた「ヤンマタケ」を撮り直してきた。
fieldではなかなか見つからない珍品だが、他のfieldでは毎年見つかるポイントがあるとも。
いずれにせよここでは次にいつ出会えるかわからないので。
ヤンマタケ01124.JPG



















生きている間に感染しそのまま死を迎えると聞くが、このトンボにとっては思ってもみなかった結末だろう。
ヤンマタケはアキアカネ、ナツアカネ、ノシメトンボ、ミルンヤンマなどに寄生する。
菌に感染して死ぬと翅が落ちてしまうそうで、翅が残っているものに出会うのは非常に稀なよう。
腹部の体節から柄のような子実体が伸びている。子実体はいわゆるキノコで胞子を作り分散させる。
子実体が赤色を帯びるものはシュイロヤンマタケ、有性世代はタンポヤンマタケと呼ばれタンポヤンマタケはさらに珍しく、環境省のレッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。
ヤンマタケ01124-1.JPG



















複眼はへしゃげていて、一つ一つの集合体である個眼それぞれの隙間から出た菌に覆われているように見える。
ヤンマタケ01124-2.JPG



















顔の正面から見ると、口から出た菌糸が周りを覆っていた。
ヤンマタケ01124-3.JPG



















こちらが今回寄生されていたミルンヤンマ。
腹部のカギ状の模様が一致している。
それにしても寄生する種が限られているのは何なのだろうか?
不思議。
ミルンヤンマ.JPG



















2023年1月27日 東京都 ボタンタケ目オフィオコルディセブス科 ヤンマタケ、トンボ目ヤンマ科 ミルンヤンマ

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初めて出会ったカヤクグリ [鳥類]

今朝はほんとに寒かった。
5時半に起きて、台所で昨日洗い残したものを洗おうとお湯を出そうとしたが出ない。
水は出る。
たぶん昨晩風呂に入った後今朝にかけて冷え込んだので、給湯器の温水パイプが凍結したようだ。
こんなことはここに15年ほど住んでいて覚えている限り2度目。
確かにそれほどの寒さだ!

今日は埼玉県西部の山間の低地で定点観察の仕事だった。
始めてしばらくすると近くで軽やかで奇麗な鳥の鳴き声が聞こえてきた。
ん~、この声は聞いたことが無いなぁ誰だろう?
声のする方向の木の枝をチェックしたが姿が見当たらない。
これを探していては仕事にならないので諦めたのだが、昼過ぎにまた鳴き声が。
声を頼りにふと見ると、日陰になった小さな水路脇の実生の枝に見たことの無い鳥がとまっていた。
ジョウビタキほどの大きさで、頭が褐色、腹部が灰色。
なるほど、この鳥の鳴き声だったか!!
カヤクグリ0126-1.JPG



















珍鳥、迷鳥かとちょっと期待したが、帰って調べるとイワヒバリ科の「カヤクグリ」だった。
この鳥は山地の高山のハイマツ帯に生息していて、冬になると低山や丘陵地に移動してくるようだ。
fieldの狭山丘陵では今まで見たことが無い。
カヤクグリ0126-2.JPG



















日陰にいてコンデジで撮ったので証拠写真程度となってしまったが、後になってわかったカヤクグリとの初めての出会いはとても嬉しい!
というのも数日前に理由が何だったか忘れたが、鳥を調べていてカヤクグリとは名の通り普段はカヤに潜っているのか?見たいなぁと思ったのを思い出したのだった。
そんな気持ちが通じたのだろうか(^^♪
カヤクグリ0126-3.JPG



















2023年1月26日 埼玉県(丘陵外) スズメ目イワヒバリ科 カヤクグリ

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昼間は暖かかったけど・・・ [季節]

今日は1日こんな谷戸で調査の仕事。
昼間は風もなくとても暖かかった。
谷戸0124.JPG





























合間に休憩していると頭上にじゅるじゅるじゅるとエナガの群れが。
積んである粗朶柵にはミソサザイ。
遠くからはアオゲラのドラミングが聞こえてきた。
今季一番の寒気が来るとはとても思えない穏やかさ。
谷戸0124-1.JPG






















仕事を終えた帰り道、ご神木と呼んでいる大きなイヌシデの木の幹で「シモフリトゲエダシャク」のオスがいた。
周りを探したがメスは見つからなかった。
天気予報通り、午後5時ごろには強風が吹き荒れ雪がちらつき始めた。
今晩雪は積もるかなぁ?
明日は休み、ゆっくり家で。
シモフリトゲエダシャク0124.JPG






















2023年1月24日 東京都 チョウ目シャクガ科 シモフリトゲエダシャク

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昨日の鳥 [鳥類]

少し前からイカルの小さな群れが目に付くようになった。
頭上からキュルルル、キョッキョッなどと地鳴きが聞こえてきて気付く。
数が多い年はそれはそれは賑やかで、エノキの木の下などで落ちた実を啄んでいるが、今年は5~6羽の群れしか見ていない。来週には寒波がやって来るので、それ以降で数が増えるか期待したい!
イカル0121.JPG



















目の前の木にとまっていたのに気付かず近寄って、先に飛んで枝先にとまったのは「ノスリ」だった。
いつもは遠くの飛翔や鉄塔にとまっている姿を見ているので、これほど近くで見られたのはラッキーだった。
fieldでは夏にはほとんど見ることが無いが、秋から冬に現れる。
一昨年だったかの夏、営巣してヒナが巣立ったこともあった。
ノスリ0121.JPG



















この日は晴れたがとても寒く、林縁の枝先で丸く膨らんでいた「ジョウビタキ」のオス。
これがなかなか可愛かった!!
ジョウビタキ0121.JPG



















このところ、あちこちでモズの姿を見掛ける。
秋のように縄張りを主張する鋭い声はほとんど聞かれないので、目を凝らして。
早春から営巣するのでそろそろペアが見られるかもしれない。
モズ0121.JPG



















今日「カワヅザクラ」が6厘咲いて、気の早い春を告げていた。
カワヅザクラ0122.JPG



















2023年1月21-22日 東京都 スズメ目アトリ科 イカル、ヒタキ科 ジョウビタキ、モズ科 モズ、タカ目タカ科 ノスリ、バラ目バラ科 カワヅザクラ

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今日はシモフリトゲエダシャク [チョウ目]

湿地のデッキを歩いていて端に黄色いものが目に入った。
近付いて見ると、それは「キタキチョウ」だった。
そういえばこの場所は、少し前まで枯れたツリフネソウなどの湿生植物が伸びてデッキを覆っていたのだった。
その中に潜り込んで越冬していて、枯草を取り除かれたので命を落としたのかもしれない。
既にデッキに翅がくっついていたのをそっと剥がして近くの草の中に移動させておいた。
キタキチョウ0121.JPG



















おっ!
サクラの幹に少し目立つ蛾がいた。
フユシャクの仲間では大型の「シモフリトゲエダシャク」だった。
今シーズン9種目のフユシャクでほぼ例年通りの確認だ。
左の翅が白く裏返っていて今日の強風のせいかとメガネをかけてよく見ると、どうやら羽化不全で奇麗に伸びなかったようだ。
シモフリトゲエダシャク0121-1.JPG



















少し触ったら歩き出したが、やはり飛べないようだった。
この木にメスが来てくれればいいのだが・・・。
シモフリトゲエダシャク0121-2.JPG




















2023年1月21日 東京都 チョウ目シロチョウ科 キタキチョウ、シャクガ科 シモフリトゲエダシャク

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冬の身近な鳥たち

先日、埼玉県中央部に仕事で行った際、見つけた鳥たち。
休耕田の小川沿いの伐られた株をテリトリーとしていたのは冬鳥の「ジョウビタキ」のオス。
時折やって来ては、地面に降りて餌を捕っていた。
ジョウビタキ0117.JPG



















ここは宅地の周りに屋敷林や社寺林が点在している場所で、そういった林を小さな群れで移動していた「オナガ」。埼玉県ではレッドリストには載っていないが、東京都では準絶滅危惧種に指定されている。
黒い頭に水色の尾が奇麗な鳥だが、鳴き声がギューイギューイギュイギュイギュイ♪などと鋭く暗いイメージで、よくサスペンスドラマの殺人事件が起こったシーンなどで使われていてTVで聞いたことがある方も多いのではないだろうか?
オナガ0117.JPG



















ジョウビタキがいた休耕田の川沿いちょくちょくやって来ては、セグロセキレイに追い出されてていた「キセキレイ」。セグロセキレイの縄張りだったのだろうか?
黄色が美しいセキレイの仲間で、fieldでも夏は姿が見ないのだが冬になるとあちこちで見かける。
fieldを含めこの辺りでは、夏は山地で子育てをし寒い冬には低地へ降りてくる漂鳥なのだろう。
キセキレイ0117.JPG



















2023年1月17日 埼玉県(丘陵外) スズメ目ヒタキ科 ジョウビタキ、カラス科 オナガ、セキレイ科 キセキレイ

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