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年を越して フユアカネ! [トンボ目]

年が明けて初めてfieldへ出掛けた。
お目当ては年を越したアキアカネだ。

気温が上がった昼頃に現地について歩いていると、目の前に飛んで来た「キタキチョウ」。
越冬中だが暖かさでねぐらから出てきたようだ。
確かに今日はほとんど霜も降りておらず、歩いていると真冬の装いでは汗がにじんだ。
早速、今年の初撮りとなった。
キタキチョウ0103.JPG



















南向きの陽の当たる場所では、花が咲いていた。
年末からぼちぼちみられる「ホトケノザ」
ホトケノザ0103.JPG



















「ヒメオドリコソウ」の開花は例年ホトケノザのあと春先なのだが、すでに咲いている。
夜の冷え込みは厳しいが、降雨がなく晴れた日が続いたおかげか。
ヒメオドリコソウ0103.JPG



















アキアカネは卵越冬だが12月末まで成虫の姿が見られることから年を越すものもいるのではないかとずっと探してきた。やはり寒さで皆死に絶えるのだろう、今まで一度も出会えずにいた。
今日も12月の終わりにアキアカネが見られた場所をいくつか歩いてみたが見つからない。
何度も行ったり来たりを繰り返していると、田んぼ脇のオギの群落から1匹のトンボが素早く飛んで畔にとまるのが見えた。
そっと近づくと間違いなく「アキアカネ」だったが、撮る前にまたオギの群落の中へ。
入ったあたりを探すが見つからず、暫く待機していたが一向に現れない。
少し時間をつぶして再び訪れると、タイミングよくオギの中から飛んで畔に降りた。
遠目に1枚撮って忍び足で近づくも非常に敏感で、あっという間に田んぼの真ん中へ飛んで見失い再び戻ってくることは無かった。
フユアカネ0103-1.JPG



















もし年を越した個体がいたならかなり弱っていて近付けるだろうと、望遠系は150㎜のズームレンズしか持ってこなかったのが悔やまれた。撮れたのはこの1枚だけでトリミングしてみると翅に傷みの無い奇麗な個体だった。
年を越したアキアカネは「フユアカネ」。
休みは今日までなのでもうチャンスはないが、いつまでここでその姿が見られるだろうか?
初めて「フユアカネ」に出会えたことは驚きと共にとても嬉しい!
フユアカネ0103-2.JPG




















冷え込む夜はこのオギの中で、寒さを凌いでいるのだろう。
オギ0103.JPG



















2023年1月3日 東京都 チョウ目シロチョウ科 キタキチョウ、シソ目シソ科 ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、オオバコ科 オオイヌノフグリ、トンボ目トンボ科 フユアカネ(アキアカネ)

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