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ヒヨドリの巣 傾く [鳥類]

先週、仕事先の集合場所のお宅の庭で「ヒヨドリ」の巣を見つけた。
親鳥が卵を温めていて、そっと見守った。
ヒヨドリ巣0622_1.jpg






















今週再び訪れると仕事仲間が卵を持っていて、どうしたのかと尋ねると巣が傾いて卵が下に落ちていたという。
見ると確かに巣が傾いている。
ヒヨドリ巣0629-1_1.jpg






















反対から見るとかなり・・・。
枝1本で支えていたようで、作り的に問題があったようだ。
それにしても、さていったい何があったのだろうか?
ヒヨドリ巣0629-2_1.jpg






















卵が落ちていた状況を再現してくれた。
卵がこれ一つだけのはずはないと思いよく巣を見てみると、数羽のヒナが動いているのが見えた。
道理で親鳥が度々巣の周りで鳴いていたと思った。
ヒナの重みと動きで傾いた可能性がある。
しかしこの傾いた巣で今後無事子育てが出来るのか、心配だ。
ヒヨドリ巣0629-3_1.jpg






















2017年6月22,29日 東京都 スズメ目ヒヨドリ科 ヒヨドリ

ヒナ 一人立ちの季節  [鳥類]

このところ、樹上から聞きなれない鳥の声がする。
はて?何の鳥だろうと・・・。

この日、そんな声を聞いて見上げると「ヤマガラ」の巣立ち雛だった。
ヤマガラ0601-2_1.jpg



















他にも同じような声があちこちで聞こえたので、複数巣立ったようだ。
お腹すいたと親鳥にねだっているのだろうか?
あどけない表情と尾羽の短さが愛らしい!
ヤマガラ0601-3_1.jpg



















今年は他にもおいおい!まだ早いんじゃない?
という出会い。
「シジュウカラ」 周りで親が鳴いていたのでそっとしておいたがかなり心配。
シジュウカラ1_1.jpg



















キビタキのメスが異様な声で鳴いて低い枝に姿を現した。
どうしたのだろうと見ていると、いきなり梢から飛び降りて目の前に現れたヒナ。
向こうもこちらもビックリだ。
先のシジュウカラ同様、まだほとんど飛べないのに大丈夫なのか?
周りを見ると、他にも見た目同じヒナたちがあちこちに。
親鳥は右往左往だ。

ここはカラスたちも多く、見つかればひとたまりもない。
その後、数回ここを訪れたがその度にヒナたちの声が聞かれなくなっていった。
無事ならいい、最悪の事態は想像したくないが自然は厳しいから・・・。

キビタキ_1.jpg



















2017年5-6月 東京都 スズメ目シジュウカラ科 シジュウカラ、スズメ目ヒタキ科 キビタキ

モモスズメ 後翅を見たかった・・・ [チョウ目]

歩いていると、交尾しているスズメガが目にとまった。
ん~、何だっけ?

とりあえず写真を撮って、あとで調べたらどうやら「モモスズメ」。
モモスズメといえば前翅の地味さに反して後翅が鮮やかなピンク色。
いやぁ、残念、突いてでもその色を見たかったなぁ!
モモスズメ0625_1.jpg






















2017年6月25日 東京都 チョウ目スズメガ科 モモスズメ

ヤブキリ 黒化型 [バッタ目]

ササの葉上にオスの「ヤブキリ」がいた。
もう翅がある成虫となっていた。
脚の鋭い棘は、セミをも狙う狂暴な樹上のハンターの証しだ。

よく見るヤブキリの体は緑色だが、この個体は脚が黒く体の色も薄い黒化型。
ここではそれほど珍しくはないが知らなければ一見別種かと見間違うだろう。

シリシリシリ♪という鳴き声も聞かれ、いよいよヤブキリのシーズンとなった。
ヤブキリ0627_1_1.jpg



















普通の緑色のタイプはこちら。
ヤブキリ_1.jpg



















2017年6月27日 東京都 バッタ目キリギリス科 ヤブキリ(黒化型)

エサキモンキツノカメムシ 孵化してた [カメムシ目]

花が終わって実が膨らんできたこの時期のミズキの葉裏で、産んだ卵が孵化するまで守るメスの「エサキモンキツノカメムシ」の姿が見られる。
例年探しているが今年はその数が多く、葉表にも。
葉表は日差しや雨が直接あたり環境としては厳しいのだがそれでもここに産んだのは何故なのだろうか?

今日見ると卵が孵化して小さな幼虫たちが懐に。
無事に冬を越して産卵し、葉表の厳しい環境や外敵から無事卵を守り抜き次世代に命を繋いだこの母虫の役目も間もなく終わるだろう。
ご苦労様と声を掛けた。
エサキモンキツノカメムシ0625_1.jpg



















2017年6月25日 東京都 カメムシ目ツノカメムシ科 エサキモンキツノカメムシ

いよいよセミの季節! ニイニイゼミ ヒグラシ [カメムシ目]

昨日今日も梅雨の晴れ間、さすがに明日からは崩れるようだがやはり今年は空梅雨なのだろうか?
そんな中、先日セミの声を初めて聞いた。
ハルゼミの次の2番手は「ニイニイゼミ」。
チー ニー♪と岩に染み入る心地よい声。
今年は20日に初めて鳴き声を聞いたが、昨年は12日だったので1週間ほど遅い。
まぁ、これからあちこちでその声が聞かれるだろう!
ニイニイゼミ_1.jpg



















今日、日が暮れてからある虫を捕まえに行ったのだが、残念 見つけることが出来なかった。
その代わりにカナカナカナ♪と小高い山から聞こえてきた今年初めての「ヒグラシ」の鳴き声。
夕暮れ時に哀愁漂うこの声を聞くことが出来る家に住みたいとその昔思ったが、今だその夢は果たせていない。
まぁ、もう無理そうだが・・・。
ヒグラシ_1.jpg



















東京都 カメムシ目セミ科 ニイニイゼミ、ヒグラシ

何故か存在感を感じる オオシオカラトンボ [トンボ目]

田植えの終わった田んぼを見て回っていると、「オオシオカラトンボ」があちこちで見られた。

最も早くに現れたシオヤトンボもまだ健在で、次に現れたシオカラトンボとテリトリーを争っていた。
名にオオと付くが図鑑で見るとシオカラトンボと大きさはさほど変わらないようだ。
オオシオカラトンボ0614-1_1.jpg



















一見してシオカラトンボと異なるのは複眼の色で、シオカラトンボは青~緑色、オオシオカラトンボは茶色。
大きさは変わらないとはいえ何故か個人的にはオオシオカラの方が見た目の存在感を感じるのは、複眼も含めた濃い色のせいだろうか・・・。
オオシオカラトンボ0614-2_1.jpg



















2017年6月14日 埼玉県 トンボ目トンボ科 オオシオカラトンボ

切り株にシラホシナガタマムシ [コウチュウ目]

昨年伐採された切り株を見ていると初めて見るナガタマムシの仲間がいた。
よく見るのはクロナガタマムシだが、この日は緑色の前翅に白斑があった。
シラホシナガタマムシ0616-01_1.jpg






















地色の緑も美しいが、規則正しく並んだ4対の白斑がアクセントとなっている。
調べると白斑や大きさから「シラホシナガタマムシ」と思われる。
幼虫の食樹はエノキ、ケヤキなどで、この切り株はエノキだ。
シラホシナガタマムシ0616-2_1.jpg






















交尾しているのかと思ったが、マウントしているだけでまだ交尾には至っていなかったようだ。
腹部背面のblueも美しい。
ナガタマムシの仲間は種類も似たものも多いのでなかなか同定は難しいが、これからの時期切り株には注目だ!
シラホシナガタマムシ0616-3_1.jpg






















2017年6月16日 東京都
コウチュウ目タマムシ科 シラホシナガタマムシ

セアカツノカメムシの青がいい [カメムシ目]

久しぶりに交尾中の「セアカツノカメムシ」を見つけた。
背中の青色が美しい。
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アリがちょっかいを出しに来たがお構いなし、アリはすぐに立ち去って行った。
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少しすると、メスが葉裏に隠れようと動き出した。
腹部の状態、上の個体にハサミがあることがわかってオスとメスが判明。
オスはこのハサミでメスを挟んで交尾するらしい。
セアカツノカメムシ0614-3.JPG





























2017年6月14日 埼玉県
カメムシ目ツノカメムシ科 セアカツノカメムシ

イロハモミジにカノコガ [チョウ目]

林縁を歩いていると、イロハモミジの葉裏に「カノコガ」を見つけた。
翅の模様がシカの子、鹿の子の模様に似ていることからの命名。
昼行性で、これからの時期よく目にする種だ。
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2017年6月14日 埼玉県  チョウ目ヒトリガ科 カノコガ