クリの花に来ている虫たちを探していたら、赤い虫が目に入った。
単なる赤い色ではない。
漆黒の中から滲み出るような美しさ!
こんな色を纏える虫は「アカボシテントウ」くらいだろう。
虫の中でもとびっきり美しいモルフォチョウやタマムシなどの美しさは構造色で、その構造による光の干渉で様々な色に輝く。
煌びやかな美しさだ。
しかしアカボシテントウの美しさはどちらかというと日本的でわびさび(佗・寂)に通ずるものがあるように思う。
見ていて心が落ち着く。
誰かこのテントウムシそっくりの指輪を作ってくれないだろうか・・・・。
2017年6月8日 東京都コウチュウ目テントウムシ科 アカボシテントウ