自然界のターコイズ色 ロクショウグサレキン再び [菌類]
fieldを歩いている中で、幾つかのチェックポイントがある。
過去にいい出会いがあった場所には期待するものだ。
雑木林内の園路脇にあるコナラの洞。
雨の後は水が溜まり、日が経っても湿っている環境だ
。
昨年10月末に、僕の好きなターコイズ色、それも天然色との出会い、初めて見た「ロクショウグサレキン」だった。
それ以降、ここを通るたびにチェックしていたが、今日1年ぶりにその色に出会えた。

名の由来は緑青(ろくしょう)色をしている事からのようだが、菌糸が生育した材をもその色に染めてしまうらしい。
キノコの仲間で、この丸いのはいわゆる私たちが普段目にするキノコの形で子実体という。
今年もこの色に出逢えて、見てきたかいがあったというもの!
この洞ではもう1種、とても不思議なキノコに出会ったのだが、再開はまだ果たせぬままだ。

2017年9月30日 東京都 ビョウタケ目ズキンタケ科 ロクショウグサレキン
過去にいい出会いがあった場所には期待するものだ。
雑木林内の園路脇にあるコナラの洞。
雨の後は水が溜まり、日が経っても湿っている環境だ
。
昨年10月末に、僕の好きなターコイズ色、それも天然色との出会い、初めて見た「ロクショウグサレキン」だった。
それ以降、ここを通るたびにチェックしていたが、今日1年ぶりにその色に出会えた。

名の由来は緑青(ろくしょう)色をしている事からのようだが、菌糸が生育した材をもその色に染めてしまうらしい。
キノコの仲間で、この丸いのはいわゆる私たちが普段目にするキノコの形で子実体という。
今年もこの色に出逢えて、見てきたかいがあったというもの!
この洞ではもう1種、とても不思議なキノコに出会ったのだが、再開はまだ果たせぬままだ。

2017年9月30日 東京都 ビョウタケ目ズキンタケ科 ロクショウグサレキン
見たいものはそう簡単には見つからない・・・ [自然]
相変わらずチョウセンカマキリを探しているが見つからない。
この日も田んぼ脇を見て歩いたが、このところよく見る「メスグロヒョウモン」のメスが同じ場所で止まっては飛びを繰り返していた。ヒョウモンチョウの中でこの色彩は他に類を見ないのでつい目を惹く。

目先を変えてちょっと林内に入って見たら、小さなトンボが目の前を舞った。
アカネの仲間で探しているのがマイコアカネだ。
もう何年、丘陵で見ていないだろうか?
淡い期待をしたが、やはり残念ながら「マユタテアカネ」のメス。
マイコの翅先には斑が無いので、止まれば即判別は可能だった。

この日見つけたカマキリはこの「コカマキリ」だけだった。
ファイティングポーズや独特のカマの模様は見せてくれなかったが、ちゃっかりカメラ目線。
とりあえず、ありがとう!
探し物はそう簡単には見つからない。
だから楽しいのかも!

2017年9月27日 埼玉県 チョウ目タテハチョウ科 メスグロヒョウモン、トンボ目トンボ科 マユタテアカネ、カマキリ目カマキリ科 コカマキリ
この日も田んぼ脇を見て歩いたが、このところよく見る「メスグロヒョウモン」のメスが同じ場所で止まっては飛びを繰り返していた。ヒョウモンチョウの中でこの色彩は他に類を見ないのでつい目を惹く。

目先を変えてちょっと林内に入って見たら、小さなトンボが目の前を舞った。
アカネの仲間で探しているのがマイコアカネだ。
もう何年、丘陵で見ていないだろうか?
淡い期待をしたが、やはり残念ながら「マユタテアカネ」のメス。
マイコの翅先には斑が無いので、止まれば即判別は可能だった。

この日見つけたカマキリはこの「コカマキリ」だけだった。
ファイティングポーズや独特のカマの模様は見せてくれなかったが、ちゃっかりカメラ目線。
とりあえず、ありがとう!
探し物はそう簡単には見つからない。
だから楽しいのかも!

2017年9月27日 埼玉県 チョウ目タテハチョウ科 メスグロヒョウモン、トンボ目トンボ科 マユタテアカネ、カマキリ目カマキリ科 コカマキリ
朽木からこちらを見る得体の知れないもの ホリカワクシヒゲガガンボ [ハエ目]
仕事をしていてふと横にあった朽木に目がいった。
ん~? 何かと目が合ったのだが、一瞬何だかわからない奇妙な姿。
黒い目、頭の上には櫛状のもの、その後ろに伸びるオレンジ色のアンテナ。
悪魔というのを見たことが無いが、まさにこんな感じなのか・・・。

その正体は「ホリカワクシヒゲガガンボ」のオスだった。
メスは見たことがあったがオスは初めてでその触覚は名の通りクシヒゲ。
触角から左右に出た枝が、前方のものを感知するように見えるが指向性はどうなのだろうか?
アンテナのように見えたのは脚だった。

朽木に産卵するようなので、メスを求めてやって来たのか。
偶然ながらも不思議な虫と出会えてラッキーだった!

2017年9月10日 東京都 ハエ目ガガンボ科 ホリカワクシヒゲガガンボ
ん~? 何かと目が合ったのだが、一瞬何だかわからない奇妙な姿。
黒い目、頭の上には櫛状のもの、その後ろに伸びるオレンジ色のアンテナ。
悪魔というのを見たことが無いが、まさにこんな感じなのか・・・。

その正体は「ホリカワクシヒゲガガンボ」のオスだった。
メスは見たことがあったがオスは初めてでその触覚は名の通りクシヒゲ。
触角から左右に出た枝が、前方のものを感知するように見えるが指向性はどうなのだろうか?
アンテナのように見えたのは脚だった。

朽木に産卵するようなので、メスを求めてやって来たのか。
偶然ながらも不思議な虫と出会えてラッキーだった!

2017年9月10日 東京都 ハエ目ガガンボ科 ホリカワクシヒゲガガンボ
湿地周りを歩く [季節]
昨年の台風で土砂が流入して水みちが絶たれ、半年ほど干上がった状態が続いた5つ並んだ湿地。
それでも2か所では地下から水が湧き出て僅かながら水環境が維持された。
希少種のトンボも生息しているため出現種を時折確認してきた。
初夏には無事ヨツボシトンボを見ることが出来たが、例年多いアジアイトトンボは激減した。
この日も1頭のメスを確認したのみで今後が心配だ。
それでも2か所では地下から水が湧き出て僅かながら水環境が維持された。
希少種のトンボも生息しているため出現種を時折確認してきた。
初夏には無事ヨツボシトンボを見ることが出来たが、例年多いアジアイトトンボは激減した。
この日も1頭のメスを確認したのみで今後が心配だ。
湿地周りを歩くと、足元から飛び出した「クサキリ」の褐色型のメス。
同じ仲間のクビキリギスもいるが、頭頂の尖りで見分けは容易。
クビキリギスの特徴は赤い口だが、クサキリの中にも口が赤いものがいるので頭頂の識別が確かだ。

草にぶら下がった「コカマキリ」。
クサキリはさすがに獲物としては大きすぎるだろう。

体は他のカマキリに比べて小さく華奢だが、小さな虫たちにとっては脅威の存在だろう。

草の上を独特の動きで飛ぶ「キイトトンボ」を見つけた。
キイトトンボも数は減ったと思われるが、アジアほどではなくこの夏林縁でそこそこの数が見られたのでちょっと安心。
夏以降、水みちも復旧したので、今後トンボたちの力に期待し見守るしかないな。
隣の谷戸の湿地では、「コウヤワラビ」が胞子葉を展開していた。

2017年9月13,14日 東京都、埼玉県
バッタ目キリギリス科 クサキリ、カマキリ目カマキリ科 コカマキリ、トンボ目イトトンボ科 キイトトンボ、ウラボシ目オシダ科 コウヤワラビ
奥多摩湖で ウラナミシジミ [チョウ目]
休みにちょっとしたドライブに奥多摩湖へ出掛けた。
青梅街道をひた走り、途中丹波村役場で折れて小菅の道の駅で一服。
ここから奥多摩周遊道路で桧原村へ抜けた。
平日だったので道はすいていたが、周遊道路ではバイクの多い事。
カーブで幾度となく車体を倒して対向して来るのにはちょっとビビったが、自分もそういう思いをさせていたのだと今更ながらに納得。
展望台から奥多摩湖を展望。
横では大砲が数本並んでいた。
どうやらターゲットはクマタカ?

足元で咲いていたメハジキに今年初めて見る「ウラナミシジミ」を一つ見つけた。
青梅街道をひた走り、途中丹波村役場で折れて小菅の道の駅で一服。
ここから奥多摩周遊道路で桧原村へ抜けた。
平日だったので道はすいていたが、周遊道路ではバイクの多い事。
カーブで幾度となく車体を倒して対向して来るのにはちょっとビビったが、自分もそういう思いをさせていたのだと今更ながらに納得。
展望台から奥多摩湖を展望。
横では大砲が数本並んでいた。
どうやらターゲットはクマタカ?

足元で咲いていたメハジキに今年初めて見る「ウラナミシジミ」を一つ見つけた。
fieldではまだだが、もうじき見られるだろうか?

花の蜜を求めてくるくる回るが、なかなかいい位置に来ない。
待って待ってようやく。
隣ではタカが出たのか、騒々しい。
こちらもようやくいい位置、独り占め!
隣の方々は見向きもしない小さなチョウに熱中。
面白いものだ。

2017年9月14日 東京都 チョウ目シジミチョウ科 ウラナミシジミ

花の蜜を求めてくるくる回るが、なかなかいい位置に来ない。
待って待ってようやく。
隣ではタカが出たのか、騒々しい。
こちらもようやくいい位置、独り占め!
隣の方々は見向きもしない小さなチョウに熱中。
面白いものだ。

2017年9月14日 東京都 チョウ目シジミチョウ科 ウラナミシジミ
夏の終わりから~ ミドリヒョウモン [チョウ目]
今年、初夏の頃のヒョウモンチョウの仲間はメスグロヒョウモンばかりで、例年見られるミドリヒョウモンは一度も見ることが無かった。
気になってこの仲間を見ると、常々何だろうってチェックしていた。
この日も、谷戸の湿地でテリトリーを張っているのを発見。
高さ3mを超えるキクイモの花にとまり肉眼では種を確認できず、望遠で撮影してみるとやはり「メスグロヒョウモン」のオスだった。
ちょっと残念だったが、花から生まれたような絵になった。

ノハラアザミやヒヨドリバナが開花している場所で9月半ばになって、ようやく「ミドリヒョウモン」の姿が見られるようになってきた。

前翅表の先端に白斑があるのでメス。
他の場所でヒヨドリバナとキバナコスモスが開花していたが、ミドリヒョウモンはヒヨドリバナ、キバナコスモスに集まっているのはすべてツマグロヒョウモンだったのが印象深い。
他にもクモガタヒョウモンやオオウラギンスジヒョウモンも見られるのでこれからの時期ちょっと楽しみ!

2017年9月13,14日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 メスグロヒョウモン、ミドリヒョウモン
気になってこの仲間を見ると、常々何だろうってチェックしていた。
この日も、谷戸の湿地でテリトリーを張っているのを発見。
高さ3mを超えるキクイモの花にとまり肉眼では種を確認できず、望遠で撮影してみるとやはり「メスグロヒョウモン」のオスだった。
ちょっと残念だったが、花から生まれたような絵になった。

ノハラアザミやヒヨドリバナが開花している場所で9月半ばになって、ようやく「ミドリヒョウモン」の姿が見られるようになってきた。

前翅表の先端に白斑があるのでメス。
他の場所でヒヨドリバナとキバナコスモスが開花していたが、ミドリヒョウモンはヒヨドリバナ、キバナコスモスに集まっているのはすべてツマグロヒョウモンだったのが印象深い。
他にもクモガタヒョウモンやオオウラギンスジヒョウモンも見られるのでこれからの時期ちょっと楽しみ!

2017年9月13,14日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 メスグロヒョウモン、ミドリヒョウモン
紅白めでたい! 秀逸なデザイン シロヒトリ [チョウ目]
成虫になったが果たしてチョウセンカマキリか? [カマキリ目]
8月31日に見つけた前脚付根がオレンジ色のチョウセンカマキリと思われた個体。
持ち帰って飼育していると、9月13日外出中に羽化した。
羽化の瞬間を撮りたかったのだが叶わなかった。
さて、幼虫時には判別できなかったチョウセンカマキリとオオカマキリの識別点の後翅の褐色斑はどうか?
チョウセンカマキリならばほとんど斑が無いはず。
ケースから出してちょっかいを出してみたところ、幼虫期同様、期待通り威嚇ポーズをとってくれた。
しかし・・・・・・。
結果、残念ながらこの個体は「オオカマキリ」だった。
前脚付根の色も薄まっているようだ。
今回は期待値MAXに近かったのだが、また諦めずに探すとしよう!

ケース下に落ちていた抜け殻。
今の気持ちはちょっとこんな感じかな

2017年9月13日 埼玉県 カマキリ目カマキリ科 チョウセンカマキリ(カマキリ)
持ち帰って飼育していると、9月13日外出中に羽化した。
羽化の瞬間を撮りたかったのだが叶わなかった。
さて、幼虫時には判別できなかったチョウセンカマキリとオオカマキリの識別点の後翅の褐色斑はどうか?
チョウセンカマキリならばほとんど斑が無いはず。
ケースから出してちょっかいを出してみたところ、幼虫期同様、期待通り威嚇ポーズをとってくれた。
しかし・・・・・・。
結果、残念ながらこの個体は「オオカマキリ」だった。
前脚付根の色も薄まっているようだ。
今回は期待値MAXに近かったのだが、また諦めずに探すとしよう!

ケース下に落ちていた抜け殻。
今の気持ちはちょっとこんな感じかな

2017年9月13日 埼玉県 カマキリ目カマキリ科 チョウセンカマキリ(カマキリ)
青い目のアシグロツユムシ [バッタ目]
林縁のあちこちで「アシグロツユムシ」の成虫が見られるようになってきた。
あちこちと書いたがどこでもいるわけではないようで、毎年あちこちのほぼ同じ場所で見られるのが不思議。
名前の通り脚が黒いのが特徴だが、青いビーズの様な目がとても綺麗だ。
腹端にくるっと曲がった産卵器が見えるのでこれはメス。

こちらは背中に発音器があるのでオス。
共にマント群落や背丈ほどの葉上にいることが多く、ふと見上げると目が合ったりする。

翅の白っぽい「アオマツムシ」のオスがいた。
まだ羽化したての感じがするが、淡い緑が絶妙に好みの色具合だった。

2017年9月14日 東京都 バッタ目ツユムシ科 アシグロツユムシ、マツムシ科 アオマツムシ
あちこちと書いたがどこでもいるわけではないようで、毎年あちこちのほぼ同じ場所で見られるのが不思議。
名前の通り脚が黒いのが特徴だが、青いビーズの様な目がとても綺麗だ。
腹端にくるっと曲がった産卵器が見えるのでこれはメス。

こちらは背中に発音器があるのでオス。
共にマント群落や背丈ほどの葉上にいることが多く、ふと見上げると目が合ったりする。

翅の白っぽい「アオマツムシ」のオスがいた。
まだ羽化したての感じがするが、淡い緑が絶妙に好みの色具合だった。

2017年9月14日 東京都 バッタ目ツユムシ科 アシグロツユムシ、マツムシ科 アオマツムシ
いつもの切り株に マムシ [爬虫類]
初夏から切り株にマムシがいるよと聞いていたが、その場所が特定できずにいた。
先日ようやく場所の詳細を聞いて、今朝見に行った。
人の足音にも敏感に反応するとのことだったので、足音を立てないように慎重に近寄った。
切り株を見ると、いたいた!
先日ようやく場所の詳細を聞いて、今朝見に行った。
人の足音にも敏感に反応するとのことだったので、足音を立てないように慎重に近寄った。
切り株を見ると、いたいた!
切り株の上でとぐろを巻いていた。
目が白くなっているので、脱皮が近いかもしれない。
2匹いたとの情報もあったが、今日は1匹だけだった。

カメラを変えながら数枚撮ってさらに近づこうとしたら、危険を感じたのか逃げ出した。
この間、僅か2分半ほど。

初めに撮ってから4分弱で逃げてしまった。
そんなに派手な動きはしていなかったのだが・・・。
今年はヤマカガシが話題となったが、どの蛇も人を見るとさっさと逃げ出してしまう。
もちろんヤマカガシも例外ではない。
毒があるヘビには注意が必要だが、誤って踏みつけるようなヘビがいる場所に立ち入らないことや捕まえたりしなければまず噛まれるような事はないだろう。
要は、危険と言われる生きものとの接し方や距離の保ち方だと思う。
人にとって危険なものは駆除という短絡的な考えではなく、自然界の中でヘビたちも重要な役割を果たしていることを理解することが重要だ。

2017年9月14日 東京都 有鱗目クサリヘビ科 ニホンマムシ
目が白くなっているので、脱皮が近いかもしれない。
2匹いたとの情報もあったが、今日は1匹だけだった。

カメラを変えながら数枚撮ってさらに近づこうとしたら、危険を感じたのか逃げ出した。
この間、僅か2分半ほど。

初めに撮ってから4分弱で逃げてしまった。
そんなに派手な動きはしていなかったのだが・・・。
今年はヤマカガシが話題となったが、どの蛇も人を見るとさっさと逃げ出してしまう。
もちろんヤマカガシも例外ではない。
毒があるヘビには注意が必要だが、誤って踏みつけるようなヘビがいる場所に立ち入らないことや捕まえたりしなければまず噛まれるような事はないだろう。
要は、危険と言われる生きものとの接し方や距離の保ち方だと思う。
人にとって危険なものは駆除という短絡的な考えではなく、自然界の中でヘビたちも重要な役割を果たしていることを理解することが重要だ。

2017年9月14日 東京都 有鱗目クサリヘビ科 ニホンマムシ