飛び始めた初冬の風物詩 クロスジフユエダシャク [チョウ目]
ようやくのキノカワガ [チョウ目]
初雪景色と紅葉 [季節]
雪の中の仕事はなかなか辛いものがあるが、まず休みなら歩かない、仕事ゆえに雪の中を歩くことで見られるいい景色に出会える。
広場にある紅葉した大きなイロハモミジも雪景色。
真冬ならモノクローム 水墨画の世界だが、今だからこそ色がある。
背丈より少し高いイロハモミジの木の中に入れば雪を遮ってくれてまるでテントの中みたい。
枝垂れた隙間から上の写真のベンチを覗いて見た。
トウカエデの林の林床では、シャーベット状の雪の上に色付いた様々な色の葉がとても綺麗。
降雪翌日の谷戸、田んぼの水にクヌギやコナラの黄葉が映し出された。
雪中、降雪後の仕事は大変だが、こんな風景に出会て疲れが癒される。
2016年11月24-25日 東京都 RICOH WG-4
初見のフユシャクはチャバネフユエダシャクだった [チョウ目]
クワコ 灯りに来る [チョウ目]
今日のはやにえ [鳥類]
久しぶりに休みに晴れたので、モズのはやにえを探しに行ってきた。
いつものウメの木の枝を探していて、低い場所で見つけたはやにえ。
最初何かわからなかったが、よく見るとムカデだった。
体の途中で折られて刺されていた。
ムカデのさらに下にあったのはイナゴ。
ハエがいたので見つけることが出来た。
ハエもモズの恩恵を受けているのだ。
高い場所に目を凝らすと、大物が見つかった。
尾をだらんと垂らしていたニホンカナヘビ。
今年はなかなか見る機会が無かったが、この時期獲物にするとは凄い眼力だ。
最後に新鮮なイナゴのはやにえ。
脚も取れていない完品。
はやにえにされてそれほど経っていないのかもしれない。
これから今まで以上に獲物が見つかりにくい季節。
さてどんなはやにえが見られるか、楽しみだ!
2016年11月22日 東京都
CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/MT-24X
ご本家 ササキリモドキ [バッタ目]
公園のトイレに灯火にやって来た居残り蛾がいないか見ていると、天井付近に見慣れない緑色の直翅の仲間が目にとまった。
手が届かないので、近くにあった刈られたササを使って下に降りてもらった。
今の時期、このあたりで夜間に灯りにやって来る直翅の仲間はセスジササキリモドキかヒメツユムシあたりだがこれらとは雰囲気が異なった。
調べてみると「ササキリモドキ」と思われる。
北海道大学出版会の「バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑」では、ササキリモドキの分布域は本州中部以南と記されている。
虫に詳しい同僚のS君に聞いて見ると、文献によると埼玉県では所沢市をはじめ各所で過去に確認されているという。
温暖化の影響なのか?、それとも樹上性のため今までその存在が確認されていなかっただけなのだろうか?
ササキリモドキの仲間は近年発見されたものも多く、長翅型と短翅型がいて短翅型が圧倒的に多い。
種を判断するには、発見した地域や体型、色彩、最終的にはオスの尾端形状を確認しなければならない。
特に短翅型は種の多様性に富み同定が難しいようだ。
今回見つけた個体はオスで、尾端形状を確認すると図鑑のササキリモドキと同一であった。
2016年11月19日 東京都
バッタ目ササキリモドキ科 ササキリモドキ CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/MT-24X
木々の紅葉と共にカメムシも赤に染まる [カメムシ目]
秋も深まり木々が紅葉するのと同じくして赤くなる虫がいる。
一部のカメムシの仲間は、冬が近づき産卵の時期になると体の色が赤くなる。
一般的によく見られるのが、「クヌギカメムシ」だ。
この日見掛けたのは、脚が赤く染まっていた。
クヌギの樹皮を探してみると、深く刻まれた窪みに体を寄せたメスが見つかった。
クヌギカメムシの仲間は、クヌギカメムシ、サジクヌギカメムシ、ヘラクヌギカメムシと3種がいる。
クヌギカメムシはオスメス共に腹部の気門が黒色なのでわかり易いが後の2種はオスは交接器を見て見分けられるがメスは一見判別不能のようだ。
この個体は気門が黒いのでクヌギカメムシ。
同じ木の別の場所では卵を産んでいるメスがいた。
産卵中に申し訳なかったが、少しお腹を見せてもらうとこちらも気門の色からクヌギカメムシだった。
クヌギカメムシはクヌギ、ヘラ、サジはコナラに産卵するとも聞くが、実際のところはどうなのか?
調べてみたい。
今日見たメスたちは体までは色付いていなかったが、赤くなるならないは何の違いなのだろう。
2016年11月18日 東京都
カメムシ目クヌギカメムシ科 クヌギカメムシ RICOH WG-4
谷戸の雑木林はオレンジ色 [季節]
紅葉といえば赤をイメージするが、ここは里山の2次林、赤く紅葉するモミジはほとんどなくクヌギやコナラが主で、紅葉のピークには雑木林がオレンジ色に染まる。
書けば黄葉となるだろうか。
中には紅葉するシデ、ミズキ、カキノキ、カマツカ、淡い黄色のアオハダなどが点在してアクセントとなる。
同じ木でも陽の当たり具合で色が異なるのも面白い。
左の赤は先に記したここで唯一のケヤキだ。
こうしてみると、見頃はもう少し先かな。
皆伐した場所を歩いていると切り株にも紅葉が。
まだ小さなツタだろうか?
色変わりしているコナラの枝を見ていると、「オオカマキリ」の卵鞘があった。
高さは3mくらい。
よくぞこんなに高い枝まで登って産んだものだ。
樹上はハラビロカマキリの縄張りではないのか(^^)
2016年11月17日 東京都
カマキリ目カマキリ科 オオカマキリ
CANON EOS50D SIGMA 17-70mmDC MACRO HCM、EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/430EXⅡ
紅葉とツマグロヒョウモン [季節]
今日は暖かかったがもう11月半ば。
今年ももういくつ寝ると♪の歌が頭の中でぐるぐる。
雑木林の木々もそれぞれの個性、カラフルに色変わり。
この谷戸に唯一のケヤキも真っ赤に紅葉。
ススキの根元に「ツマグロヒョウモン」を見つけた。
休んでいるのかと思ったが、様子がおかしい。
よく見るとすでに息絶えていた。
引っ張り出してみると、メスだった。
ヒョウモンの仲間では遅くまで見られるツマグロヒョウモンだが、そろそろかな。
2016年11月17日 東京都
チョウ目タテハチョウ科 ツマグロヒョウモン
CANON EOS50D SIGMA 17-70mmDC MACRO HCM、EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/430EXⅡ