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2020年 BEST 7-12 [季節]

とうとう大晦日、今年は新型コロナウィルス禍で今までにない自粛の一年となった。
今日、東京の感染者が1300人を超える急増にビックリだ。
感染防止策を徹底するとともに早い終息を祈るしかない。

昨日に続き今年の記憶に残る虫の7-12。
1-16はすべて狭山丘陵で撮ったものだが、7-12の中には丘陵外のものも含まれる。
ちなみに並び順は単に撮影日順である。

アカメガシワの実で見つけた丘陵で初めて見た「アカギカメムシ」。
本来沖縄以南に生息する南方種だが、近年分布が北上している。
東京都での目撃記録が少ないため、月刊むし2021年1月号に短報を記載していただいた。
7アカギカメムシ0921-3_1.jpg




















宮崎県延岡市で初めて見た「ベニツチカメムシ」。
本州南部、四国、九州、南西諸島に生息する南方種でボロボロノキの汁を吸う。子育てすることで知られるカメムシ。ボロボロノキの近くにあるウツギだったかの葉裏に集団で集まっていた。
8ベニツチカメムシ0929-1.JPG




















熊本県阿蘇で初めて見た日本最大の糞虫「ダイコクコガネ」のオスとメス。
地下に作った育児室に牛や馬などの糞を運んでその中で糞球を作り子育てをする。
鋭く大きな角がかっこよいオス、体全体が丸っこくおとぼけ顔が可愛いメス。
10ダイコクコガネ0930-5.JPG



















9ダイコクコガネ0930-2.JPG




















以前から見たかった、顔が左右非対称の「ニホンホホビロコメツキモドキ」のメス。
メダケ、リュウキュウチク、アズマネザサに集まる。
宮崎県で撮影したが、丘陵にアズマネザサがあるので是非探してみたい。
11ニホンホホビロコメツキモドキ1002-4_1.jpg





















大きいもので2cmもあるツチカメムシの仲間では最大種の「ヨコヅナツチカメムシ」。
ムクロジの実の汁を吸う。
丘陵にムクロジの木が見当たらないので、心当たりの都内のムクロジの木の落ち葉の下で見つけた。
12ヨコヅナツチカメムシ1014-3.JPG




















今年一年ご訪問いただき有難うございました。
みなさま、どうぞよいお年をお迎えください。

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2020年 BEST 1-6 [季節]

いよいよ今年もあと2日となった。
今日は台所のガスレンジや換気扇など油汚れの大掃除で、コンビニに一度出かけただけだった。
明日も大掃除の続きでfieldに出掛ける予定はないので、今年の記憶に残る虫たちを月に関係なく12枚選んでみた。
まず前半1-6枚。

早春に現れれるスプリングエフェメラルの「コツバメ」。
縁毛の輝きを撮りたくてかなり粘ったのが懐かしい。残念ながら思うような絵にならなかったので来年リベンジだ。
1コツバメ0319-4_1.jpg



















待ち人来たる、職場の灯りにやって来た「エゾヨツメ」。
翅を開いたblueが美しいが、翅裏のこの白い紋のデザインがいい!
2エゾヨツメ0405-1_1_1.jpg



















この春はあちこちでひらひら飛ぶ姿が非常に多く見られた「ウスバアゲハ」。
例年限られた場所で僅かに見られるだけなので、放蝶ではとここで観察している多くの方が疑念を抱いていた。
僕もその一人である。
3ウスバアゲハ0503-3_1.jpg



















いるであろうとずっと探してきたが見つからず、ようやくようやく今年出会うことが出来た「オニグルミノモンキカミキリ」。小さいながら鮮やかな黄色がとても美しかった。
4オニグルミノキモンカミキリ0629.JPG



















色々な虫が見られるジャヤナギの幹で見つけた初めて見る瑠璃色と赤が美しい「サトセナガアナバチ」。
コンデジで撮ったので次は是非一眼で撮りたい虫だ。
ゴキブリを狩るハンターのようだがこんなハチがいるとは、まだまだ知らないことが多く面白い!
5サトセナガアナバチ0704-2_1.jpg



















丘陵のfieldでコンスタントにハンミョウが見られるのは知る限り1か所だけ。
年によってあちこちの谷戸に姿を現すがその年限り、今年はいつものfieldに現れてびっくりだった。
6ハンミョウ0902-4.JPG




















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実もだんだんとなくなって・・・ [季節]

秋にはたくさんあった木々の実も鳥たちに食べられたり、熟して落ちたりしていよいよ寂しくなってきた。

ムラサキシキブ、ウメモドキ、ガマズミ、ゴンズイ、イボタノキ、ヘクソカズラ
ここのガマズミだけは毎年たわわに実るのでまだ当分見られそうだ。
ムラサキシキブ1223.JPG ウメモドキ1223.JPG
ガマズミ1223.JPG ゴンズイ1223.JPG
イボタノキ1223.JPG ヘクソカズラ1223.JPG
近くからチッ、チッと声は聞こえど姿が見えず。
色々なところから声が聞こえてどこだとさんざん探したら、すぐ目の前の枝にいた枝被りの「アオジ」。
目の前にいたとは、こちらがチッだ。
アオジ1223.JPG



















ジョウビタキのメスを近くで見つけたが、こちらも枝が邪魔をする。
ちょっと角度をとそっと動いたがやはり飛ばれてしまった。
皆まだ手ごわい!もう少しすれば少しは警戒心が薄れるだろう。
ジョウビタキ1223.JPG



















2020年12月23日 東京都 シソ目シソ科 ムラサキシキブ、モチノキ目モチノキ科 ウメモドキ、マツムシソウ目ガマズミ科 ガマズミ、クロッソマ目ミツバウツギ科 ゴンズイ、ゴマノハグサ科モクセイ科 イボタノキ、リンドウ目アカネ科 ヘクソカズラ、スズメ目ホオジロ科 アオジ、ツグミ科 ジョウビタキ

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師走のオオカマキリ [カマキリ目]

12月に入って職場の外壁に「オオカマキリ」のメスがいた。
いつもほとんど同じ場所にいて、さていつまでいるのだろうかとずっと見守ってきたが、仕事納めの今日も姿を見ることが出来た。
職場は床下暖房で恐らく外壁もそのお陰で暖かかったのだろう。
ただ、一昨日だったかボイラーの故障で暖房が使えなくなってしまった。

そのためか昨日も今日も壁からササの茎に移動していた。
オオカマキリ1227.JPG



















次にここへの出勤は1月5日。
正月の最低気温は氷点下になる予想。
今日が最後になるかもしれないなぁ。
オオカマキリ1227-1.JPG



















2020年12月28日 東京都 カマキリ目カマキリ科 オオカマキリ

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落ち葉の下に越冬中のヨツボシテントウダマシの仲間 [コウチュウ目]

エノキの落ち葉をひっくり返していると鮮やかのオレンジ色の虫がたくさん出てきた。
見たことのあるこの模様は、「ヨツボシテントウダマシ」の仲間だ。
ヨツボシテントウダマシ1224.JPG



















テントウムシに擬態しているとされるテントウダマシ科のヨツボシテントウダマシだと思っていたが、どうやらこの仲間はそっくりさんが3種いるという。
ヨツボシテントウダマシ、ベニヨツボシテントウダマシ、ニセヨツボシテントウダマシ。
netで調べたが検索表にたどり着けないため、ヨツボシテントウダマシの仲間とした。
成虫越冬とは知らなかった。
いやはや、テントウダマシ 奥が深い!
ヨツボシテントウダマシ1224-2.JPG



















他に出てきたのは「モリチャバネゴキブリ」の幼虫。
モリチャバネゴキブリ1224.JPG



















お目当てはもちろんこちらだったのだが、何が出てくるかわからないのも醍醐味で面白い!
エノキの葉裏1224.JPG



















2020年12月24日 東京都 コウチュウ目テントウダマシ科 ヨツボシテントウダマシsp.、ゴキブリ目ゴキブリ科 モリチャバネゴキブリ、チョウ目タテハチョウ科 オオムラサキ、ゴマダラチョウ

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ウスバフユシャク、イチモジフユナミシャク 順当に現る [チョウ目]

冬のフユシャク探索は活動する夜の時間は寒さで重い腰が上がらず、もっぱら昼にトイレの灯りに来た居残り探しだ。なのでメスや交尾はほとんど見られない。

例年、現れる面子はクロスジ、チャバネ、クロオビと順序は変われど同じ種で、過去3年の4番手、5番手は決まっている。
今年もその通りだった。

22日に初見の4番手、「ウスバフユシャク」。(写真は25日撮影個体)
ウスバフユシャク1225.JPG
















25日既に数個体が来ていた5番手、「イチモジフユナミシャク」。

次に見られるのは、順当にいけばナミスジフユナミシャクとなる。
さて、どうだろうか?
楽しみだ。
イチモジフユナミシャク1225.JPG
















2020年12月25日 東京都 チョウ目シャクガ科 ウスバフユシャク、イチモジフユナミシャク

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ようやくのクヌギカメムシ [カメムシ目]

林縁の案内板の上に動くものを見つけた。
この秋以降、さんざん探してようやくのクヌギカメムシの仲間だった。
脚は赤く色付いていた。
今日はイブ、ちょっとクリスマスカラーかな。
クヌギカメムシ1224-1.JPG



















クヌギカメムシの仲間には見た目がそっくりのクヌギカメムシ、ヘラクヌギカメムシ、サジクヌギカメムシの3種がいる。
クヌギカメムシはオスメスともに腹部の気門が黒く、他の2種は黒くない。
ヘラとサジのオスは交尾器の形状が異なるので見分けられるが、メスは同定不可。

この個体は見ると気門が黒いのでクヌギカメムシだった。
探していたのはヘラとサジだったので残念・・・。
それでもクヌギカメムシを見られて嬉しい限り。

以前は普通にいたカメムシたちだが、ここ数年すっかり姿が見られなくなっているのはここだけの事だろうか?
クヌギカメムシ1224-2.JPG



















2020年12月24日 東京都 カメムシ目クヌギカメムシ科 クヌギカメムシ

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ヨシ、オギ、ススキ [植物]

昼から谷戸を歩いて見たが、コバネイナゴもアキアカネもいない。
見つかったのはオオカマキリの卵鞘くらい。
いよいよ根を詰めて探さねば虫が見つからなくなった。

小さな池にはあちこちでイネ科の穂が日を浴びてキラキラと輝いていた。
池ではヨシとオギとススキが見られるが、これは池の中に生えていて穂が茶色がかっているので「ヨシ」。
ヨシ1223.JPG



















オギとススキは池の周囲にありどちらも穂が白っぽいが、オギは株にならず穂に付いた種子の毛の他にノギという1本の長い毛がない、ススキは株立ちしてノギがある。
これはノギが無いので「オギ」。
オギ1223.JPG



















こちらはよく見ると穂に付いた種子の先にノギがあるので「ススキ」。
写真をクリックして見るとノギがあるのがわかる。
生え方以外でもノギの有無で見分けられる。
穂からはクモが糸を風に流していた。
ススキ1223.JPG



















9日にコナラの枝先で見つけたはやにえにされたニホンカナヘビがまだあった。
はやにえにしたモズはもうこれを食べないのだろうか?
はやにえ1223.JPG



















2020年12月23日 東京都 イネ目イネ科 ヨシ、オギ、ススキ

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昆虫写真家 新開孝さんの新刊「うまれたよ!ベニシジミ」のご紹介 [本]

昆虫写真家 新開孝さんの新刊「うまれたよ! ベニシジミ」が岩崎書店から24日に発刊されますのでご紹介。

人気のよみきかせ いきものしゃしんえほんシリーズにとても身近なベニシジミが登場!
オレンジ色の翅が鮮やかで都会の草地でも見られる可愛いシジミチョウですが、卵や幼虫、蛹は見たことが無い方が多いのではないでしょうか。
子供向けの写真絵本ですが、ベニシジミの一生を知らない大人にもお薦めです!
うまれたよ!ベニシジミ.JPG

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一つ増えたよ 越冬ウラギンシジミ [チョウ目]

14日に見つけたネズミモチの葉裏の越冬「ウラギンシジミ」。
まだいるかなと見てみた。

おや?数えてみると5つ。
ん~、見逃していたかと14日の写真を見返しても4つ。

右上が一つ増えたようだ!
ウラギンシジミ1221.JPG



















2020年12月21日 東京都 チョウ目シジミチョウ科 ウラギンシジミ

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