ホタルトビケラの幼虫 [トビケラ目]
昨年5月に湧水が流れ込むため池のガサガサをしていると小石の巣をまとったトビケラの幼虫がいくつか見つかった。さて、何の種だろうと気にはなったものの写真を撮って不明種ファルダーへ。
トビケラの幼虫図鑑が無いうえにnetでもあまり出てこないのでお蔵入りしていた。
先日再び同じ池でガサガサをした際に、網の中に「ホタルトビケラ」の成虫が入った。
ん~?
水中しかさらっていないのに何故いるのか?と疑問に思ったその時に、ふと1年前の不明幼虫の事が思い出された。
ひょっとしたらあの幼虫はホタルトビケラではなかったかと帰って写真を調べると、筒巣や頭部の模様からホタルトビケラで間違いなさそうだった。
ホタルトビケラの成虫は関東地方以西の山地や丘陵地で晩秋から初冬にかけて現れ、水辺を頼りなげに飛ぶ姿が見られる。胸が赤い事からホタルトビケラと名付けられたようだ。
幼虫は冬から初夏にかけて藻類などを食べて成長し岸の岩の隙間などで夏眠したのち秋から冬にかけて蛹化、羽化する。
今回、網を岸まで入れたので羽化した成虫がたまたま入ったと思われる。
そのお陰で不明種が1種解明したことはとても嬉しい!
この時の成虫は写真を撮らなかったので過去に撮ったものを。
2020年5月13日 東京都 トビケラ目トビケラ科 ホタルトビケラ
参考文献:「実験動物としてのホタルトビケラの累代飼育法」野崎隆夫・島田武徳(全国公害研会誌 Vol.21 No.2 1996)
トビケラの幼虫図鑑が無いうえにnetでもあまり出てこないのでお蔵入りしていた。
先日再び同じ池でガサガサをした際に、網の中に「ホタルトビケラ」の成虫が入った。
ん~?
水中しかさらっていないのに何故いるのか?と疑問に思ったその時に、ふと1年前の不明幼虫の事が思い出された。
ひょっとしたらあの幼虫はホタルトビケラではなかったかと帰って写真を調べると、筒巣や頭部の模様からホタルトビケラで間違いなさそうだった。
ホタルトビケラの成虫は関東地方以西の山地や丘陵地で晩秋から初冬にかけて現れ、水辺を頼りなげに飛ぶ姿が見られる。胸が赤い事からホタルトビケラと名付けられたようだ。
幼虫は冬から初夏にかけて藻類などを食べて成長し岸の岩の隙間などで夏眠したのち秋から冬にかけて蛹化、羽化する。
今回、網を岸まで入れたので羽化した成虫がたまたま入ったと思われる。
そのお陰で不明種が1種解明したことはとても嬉しい!
この時の成虫は写真を撮らなかったので過去に撮ったものを。
2020年5月13日 東京都 トビケラ目トビケラ科 ホタルトビケラ
参考文献:「実験動物としてのホタルトビケラの累代飼育法」野崎隆夫・島田武徳(全国公害研会誌 Vol.21 No.2 1996)
2021-11-13 20:27
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初冬に現れる ホタルトビケラ [トビケラ目]
寒くなって見られる虫の種類がめっきり減ってくる頃に現れるのがこの「ホタルトビケラ」。
名の通り、ホタルの様な胸の赤がチャームポイント。
幼虫は水生でホタルのように陸に上がって蛹化するらしい。
幼虫は水生でホタルのように陸に上がって蛹化するらしい。
この日もめまぐるしく動いてピント合わせが大変!
数枚撮ると飛び去ってしまった。