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先日の酒の肴は [その他]

先日、ささやかな忘年会にお誘いいただいた。
もちろん虫好きな方たちの酒の席。
待ち合わせ時間に早く着いたので、時間つぶしにうろうろしているとなかなか出会えなかったガチャを見つけた。
そうあのバンダイが出しているダンゴムシガチャだ。
1回500円と高く、僕が子供時代のがちゃがちゃは確か10円玉を3枚重ねて30円だったと思う。
早速、やろうと財布を見ると札しかない。
フロアーを何度も往復してようやく見つけた両替機は故障中。
ではこのガチャを設置している店はどこ?とまたうろうろ。
店を見つけて両替をしヨシ!と硬化を投入しガラッと回したのだが、おやっ、詰まっているのか出てこない。
ん~、また両替したお店に行ってすみません、お金を入れて回したのですが出てこなくってと。
いやはや、いい年こいたじじいがガチャのための両替だけでも恥ずかしいのに、さらに出てこないと若い店員のおねいさんに言うのに額に汗である。
おねいさんが色々やってくれたがどうにも出て来なく、結局扉を開けて好きなのを取ってくださいと…。
見て取るのも何なので適当にがさがさやって掴んだのだった。
待ち合わせ時間になり集合場所へ着いたがまだ誰もいなかったので、いったい何を取ったのか気になって外装をむいていたら皆さんいらっしゃった。
何をしていたか話したら一人の方が興味を示してガチャポンやりたいと。
という事でその方もガチャポンして酒の席へ。
そこで、いったい何が出たかお披露目となった。
僕のは左のダイオウグソクムシ、もう一人の方のは何とレアなモンテネグロダンゴムシだった。
オーダーを取りに来た店のおねいさんにこれ何だか知ってますか?などと話しかける始末。
ダイオウグソクムシとモンテネグロダンゴムシ1128_1.jpg



















以前にうちの周りにこのガチャがないのでお友達にお願いして買ってもらったダンゴムシがあり、帰って見比べると1.5倍くらいの大きさだった。
小さい方はキーチェーン付きでキーホルダーにもなるのだ。
ダンゴムシ1128_1.jpg



















さて、そんなことで始まったこの日の虫の宴の肴のもう一品は初めて見た「ダイコクコガネ」だった。
頭からすっと伸びた刀の様な角と素晴らしい曲線美の前翅はしばし見惚れるほど。
棲んでいるのが牧場の牛糞というのも何とも・・・。
自分のfieldでは見られないのだが、一度は見てみたい。
そんなこんなで時間はあっという間に過ぎたのだが、どうやら後半の記憶が全くなく自分でもいささか驚いている。
これは年末に向けて気を付けなければと思うのであった。
ダイコクコガネ1128_1.jpg



















2019年11月28日 東京都

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ニッコウトガリバ [チョウ目]

一昨日の朝の居残り組にいた小さな蛾で同定が面倒かとスルーしていたのだが、暇に任せてだらだらしながら調べてみた。
3m位の高さにいて60mmマクロで撮ったので大写しは出来なかったが何とか特徴は見てとれた。
ニッコウトガリバ1125-2_1.jpg



















一見、ヤガ科のようにも見えるが、この見覚えのあるシルエットは大小違えどサカハチトガリバそっくりか。
という事でサカハチの属するカギバ科を調べると行きついた「ニッコウトガリバ」。
似た種にムラサキトガリバ、ウスムラサキトガリバがいるが、いくつかの識別点からニッコウでいいだろう。
食餌植物は不明とのことで、チョウに比べて蛾はまだまだ判っていない種が多い。
ニッコウと名に付く蛾は他にもいるが最初に発見されたのが日光なのだろうか?
あぁっ、他にも同定しなければならないものがたくさんあるのだが・・・。
ニッコウトガリバ1125-1_1.jpg



















2019年11月25日 東京都 チョウ目カギバ科 ニッコウトガリバ

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昨日の朝は ウスキトガリキリガ [チョウ目]

普段は祝日など関係なく週休二日だが、久しぶりに今日から三連休をとった。
明日明後日は予定があるが、今日は予定もなくされとてまったく何もする気が起こらず家でだらだらと過ごしている。やらなければならないことはあるのだが。
気怠い気分で、BGMのAutumn Leavesが心地良い。


昨朝、灯りに訪れていたのは「ウスキトガリキリガ」だった。
幼虫の食餌植物はツバキ科やバラ科。
ヤガ科でこのあたりでは今頃から年内見られ越冬はしない種だ。
キトガリキリガ、ノコメトガリキリガと似ているが、違いを覚えていないので毎度確認しなければならない。
まぁ、蛾の仲間は似た種が多いので・・・。
ウスキトガリキリガ1126_1.jpg



















2019年11月26日 東京都 チョウ目ヤガ科 ウスキトガリキリガ

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飛び始めた クロスジフユエダシャク [チョウ目]

丘陵の雑木林もいよいよ色付いてきた。
最も多いのがコナラでこれが黄葉すると雑木林が黄金色に輝くのだが、今年はもう少し先かな。
今見頃の一つが「アオハダ」。
こい黄色も綺麗だがうすい黄色がまたいい!
アオハダ1125_1.jpg






























アオハダ1125-1_1.jpg
















赤色が少ない中で、目を引くのは「リョウブ」の葉。
どの木も鮮やかに紅葉するとは限らないので、こんな色に出会えるとうれしくなる。
リョウブ1125_1.jpg



















昨日、いよいよ枯葉が落ち始めた林床を飛び始めた初見の「クロスジフユエダシャク」。
これからのフユシャクシーズンのトップバッターだ。
昨年の初見は11月17日だったので1週間遅れ。
先日、本種かと思ったらナカオビアキナミシャクだったが、この日は間違いなかった。
クロスジフユエダシャク1125-1_1.jpg





























昨年は大量発生であちこちでたくさん飛び交う姿が見られたが、さて今年はどうだろうか?
クロスジフユエダシャク1125-2_1.jpg



















2019年11月25日 ニシキギ目モチノキ科 アオハダ、ツツジ目リョウブ科 リョウブ、チョウ目シャクガ科 クロスジフユエダシャク

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今朝の居残り蛾、クワコ、ニトベさん、ミツモンキンウワバ [チョウ目]

職場である東京都立野山北・六道山公園管理所には夜間点灯している灯りに集まり朝まで居残る蛾たちがいる。
さて、今朝はどんな種がいるだろうか?
と期待しながら見ると、まず目に入ったのはこのところ常連の「オオノコメエダシャク」。
おおっ!
ほとんどが右か左にお腹を曲げているのだが、珍しくお腹がまっすぐで曲げていない!
ちょっと、ささやかな感動。
太くて曲がりそうにもないように思えるのだが・・・。
オオノコメエダシャク1125_1.jpg



















こちらは既に数日前に他の場所で見かけていた通称「にとべ」さん。
ここでは初見の「ニトベエダシャク」だ。
まだ発生してそうは経っていない時期だが、この個体のコートはちょっと痛みが激しいか。
ニトベエダシャク1125_1.jpg



















こちらもこの時期の常連、シーズン初見の「くわこ」さん。
毎晩、21時のNHKでお目にかかっているのだが・・・。
ニトベさんに負けないシックな衣装だ。
クワコ1125_1.jpg



















さて、とても特徴的ではあるがこの種が毎度ややこしい。
ヤガ科のウワバの仲間だが、調べないと何処の誰やら?
見立ては恐らく「ミツモンキンウワバ」で良いかと。
ただ、幼虫の食草がセリ科のニンジン、キク科のゴボウ、マメ科のダイズ、アオイ科のワタ、タデ科のミゾソバ
らしいのでこの周りにあったかと疑問に思う。
種ではなく科で考えればあるのだがなぁ。
ミツモンキンウワバ1125_1.jpg



















2019年11月25日 東京都 チョウ目シャクガ科 オオノコメエダシャク、ニトベエダシャク、カイコガ科 クワコ、ヤガ科ミツモンキンウワバ

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緑が美しい アオバハガタヨトウ [チョウ目]

雨の中、小さな森の入り口のクヌギの幹で緑色が美しい蛾に出会った。
アオバハガタヨトウ1123-1_1.jpg



















調べると、「アオハガタヨトウ」
幼虫はウラジロガシやサクラなどの葉を食べる。
一昨年にも見ていたようだが、この個体ほど緑が濃くなく記憶になかった。
少し前の記事のミドリハガタヨトウと名前が似ているが、こちらの方が緑色は美しい。
アオバハガタヨトウ1123-2_1.jpg



















この隣のクヌギでは、冬の定番「キノカワガ」を見つけた。
森の忍者とも呼ばれ、自分の体の模様に似た樹皮にとまる能力、隠れ身の術には目を見張るものがある。
キノカワガ1123_1.jpg



















少し歩くと足元から小さな茶色い蛾が飛び立った。
そろそろかと気にしていた種かと後を追って止まったところを確認すると、今の時期に見られる「ナカオビアキナミシャク」だった。
期待していたのはフユシャクの仲間のクロスジフユエダシャクだったのだが・・・。
フユシャクと名前に付く種はメスに翅がないか小さくて飛べないが、ナカオビアキナミシャクのメスは翅があり飛べる事からフユシャクではないのだ。
いよいよあちらこちらからフユシャクの便りも聞かれる季節となってきた。
ナカオビアキナミシャク1123_1.jpg



















2019年11月23日 東京都 ヤガ科 アオバハガタヨトウ、コブガ科 キノカワガ、シャクガ科 ナカオビアキナミシャク

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サトキマダラヒカゲ 蛹になる [チョウ目]

先日19日職場の床にいたサトキマダラヒカゲの幼虫。
4日ぶりに行ってみたら、22日に蛹になったようだ。
特に糸で巣を作ることもなく葉上で蛹になっていたようだ。
サトキマダラヒカゲ1123-1_1.jpg



















まん丸の可愛らしい蛹。
左が頭で触覚の位置も見てわかる通りに決まっていて、何だかエジプトのミイラみたいだ。
サトキマダラヒカゲ1123-2_1.jpg



















今この体の中では、幼虫から成虫になるために造り替えが行われているのだろう。
サトキマダラヒカゲ1123-3_1.jpg



















脱ぎ去った頭の殻。
人では成長するにつれて体の皮を脱ぐなんて考えられないが、この仲間はこれが普通だ。
人間では唯一、へその緒ってとこかな。
サトキマダラヒカゲ1123-4_1.jpg



















成虫は目が可愛いこちら。
来年、無事羽化して欲しいな。
サトキマダラヒカゲ0824-3_1.jpg



















2019年12月23日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 サトキマダラヒカゲ

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サトキマダラヒカゲの幼虫 [チョウ目]

朝、始業前の職場で床にいもむしがいるとのこと。
同僚が持ってきたのは淡い褐色でくるっと丸まったいもむしだった。
ん~、ヨトウガの仲間か?
その同僚が調べたところ「サトキマダラヒカゲ」だという。
サトキマダラヒカゲは森林性のタテハチョウの仲間で、このあたりでは年に2回姿を現すふつうに見られるチョウだが幼虫はかつて見たことが無かった。
危険を感じると丸まるところにちょっとびっくり。
サトキマダラヒカゲ1119_1_1.jpg



















幼虫の食草はササ類で蛹越冬。
周りにクマザサが植えられているのでそこから建物の中に入ってきたのだろうか?
床を這いまわっていたので体にほこりなどが付いていた。
取ってから写してあげればよかったな。
サトキマダラヒカゲ1119-2_1_1.jpg



















調べると地上に降りて落ち葉などの中で蛹化するようだ。
それにしてはかなり歩いて来たなぁ。
蛹も見たことが無いので、ケース内で様子を見ることとした。
無事蛹化してくれるといいのだが・・・。
サトキマダラヒカゲ1119-1_1_1.jpg



















2019年11月19日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 サトキマダラヒカゲ

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ミドリハガタヨトウの名の由来 [チョウ目]

今朝の昨晩からの灯りの居残り蛾は2度目の「ウスタビガ」だった。
鱗粉の無い眼状紋が特徴的だが、翅の先の模様がヘビの顔に擬態していると言われるが外横線をこうしてみると何だかいもむしみたいにも見える。
ウスタビガ1119_1.jpg



















今の時期の常連の「オオノコメエダシャク」は今朝は2頭が居残っていた。
どちらもお腹は左曲りだった。
オオノコメエダシャク1119_1.jpg



















久しぶりに見たのが「ミドリハガタヨトウ」。
秋から冬にかけてキノカワガを探しているとたまに見つかるのだが、長らく出会えていなかった。
一見灰色のように見えるが、ストロボを使って撮ってみると体や翅に煌めく緑色が浮かび上がった。
なるほど、これが名前の由来なのかとちょっと納得したのだった。
ミドリハガタヨトウ1119_1.jpg



















2019年11月19日 東京都 チョウ目ヤママユガ科 ウスタビガ、シャクガ科 オオノコメエダシャク、ヤガ科 ミドリハガタヨトウ

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モボ、モガの世界、シロモンノメイガ [季節]

小さな蛾だが濃い褐色に白斑が美しく好きな蛾の一つ「シロモンノメイガ」。
とにかく敏感で飛んでは葉裏に隠れるので、なかなかじっくり見ることが出来ない。
この日、偶然目の高さの葉にとまっていて近づいても逃げないので撮ることが出来た。
ただ、葉に開いた穴から漏れる陽の光の方が翅の白斑よりきれいなのがちょっと残念かな。
シロモンノメイガ1107_1.jpg



















ササにいた「セスジツユムシ」のメス。
晩秋まで見られるが、そろそろ見納めだろうなぁ。
セスジツユムシ1107_1.jpg



















2019年11月7日 東京都 チョウ目シャクガ科 シロモンノメイガ、バッタ目ツユムシ科 セスジツユムシ

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