今年も出会えた チャバネフユエダシャク [チョウ目]
やはり暖冬なのだろうか?
そんな気候には関係なくフユシャクの季節は進んでいる。
通っているfieldでは今年クロスジフユエダシャクの発生が少なく、乱舞は見られなかった。
続いてクロオビフユナミシャク、ナミスジフユナミシャクも確認。
先日ようやく、「チャバネフユエダシャク」のメスを見つけた。
フユシャクのメスの中でも全く翅がなく、白黒模様からホルスタイン、雑木林の貴婦人とも呼ばれる。
かなり離れた場所でオスも確認。
寒かろうが暖かろうがおおむね種の発生時期が変わらないのは面白く興味深い。
2015年12月12日 東京都
チョウ目シャクガ科 チャバネフユエダシャク RICOH WG-4
コゲラ マユミの種を食べる [鳥類]
おっ、フユシャク? [チョウ目]
実 色とりどり [植物]
コナラの赤い芽? [コウチュウ目]
雑木林を皆伐した場所でコナラの実生がたくさん育っている。
そんな中で頂芽が赤いものがあった。
おや、何だろうと近づくと斑のほとんどない「ナミテントウ」だった。
12月に入ってから晴れた暖かい日にはたくさんのナミテントウたちが越冬場所を探して飛び交っている。
いくらなんでもこのコナラのこの場所では、寒さをしのぐことが出来ないだろう。
良い場所が見つかったのなら良いのだが・・・。
頭上の枝に鳥が飛んできた。
今年初めて見る「カシラダカ」。
いよいよ寒さが厳しくなりそうだ。
2015年12月4日 東京都
コウチュウ目テントウムシ科 ナミテントウ
スズメ目ホオジロ科 カシラダカ
CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM、EOS50D EF70-200mm F2.8 L IS USM/EXTENDER EF 1.4×Ⅱ
まだ マユタテアカネ [トンボ目]
今年一番、見上げる大きな株も綿毛を飛ばしていた。
今日はアカネ属の中でもアキアカネと共にこの谷戸で遅くまで見られる「マユタテアカネ」を探して歩いた。
見つかるのはすべてアキアカネばかり。
午後2時を回ると西の雑木林に陽が掛かり、気温も下がってくる。
こうなるとさらに生き物たちが見られなくなってくるから気が焦る。
帰りかけた田んぼで、小さい赤トンボがいた。
アキアカネより一回り小さく腹部がほっそり、尾端もくいっと上がっている。
ようやくのブタ鼻、マユタテアカネのオス!
いつも谷戸を歩いている常連の方も、マユタテアカネはすっかり少なくなったと。
今日最後に見られたのはラッキーだった。
2015年12月9日 東京都
キク目キク科 タカアザミ
トンボ目トンボ科 マユタテアカネ
CANON EOS50D SIGMA 17-70mmDC MACRO HCM 、EOS70D EF100mm F2.8L IS USM
12月の常連 ハラビロカマキリ [カマキリ目]
紅葉というより黄葉の方がしっくりくる。
谷戸の入り口にはところどころにイロハモミジが植栽されており、さらに彩りを添えている。
黄葉したコナラの根元、先日記載したアオクチブトカメムシのいた木のすぐそばで「ハラビロカマキリ」のメスを見つけた。
まだお腹が大きくこれから産卵するようだが、急がないと産む前に寒さにやられてしまう。
そんな個体を毎年見てきたので、頑張って無事産卵してほしいものだ。
この前日、同じ谷戸で今年初めてのハラビロカマキリの褐色型を木柵の上で見かけた。
こちらもまだお腹が大きい割には、身軽に柵の上を歩いて行った。
このあたりにいるカマキリの中では遅くまで見られる種、4年前の12月23日が私の最も遅い観察記録だ。
2015年12月4・5日 東京都
ムクロジ目ムクロジ科 イロハモミジ
カマキリ目カマキリ科 ハラビロカマキリ CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/一部内臓ストロボ
陽だまりに ヒナバッタ [バッタ目]
初冬 アオクチブトカメムシも赤く染まる [カメムシ目]
晴れていてもまだ葉の残る雑木林の林内は薄暗い。
薄暗い中で、コナラの根元に黒い影が。
なんだか全くわからず、レンズを覗くとそこにいたのは「アオクチブトカメムシ」?
この時期見られるカメムシの仲間は、まるで葉が紅葉するかのように体の色を褐色に変えるものをよく見かける。
どうやらアオクチブトカメムシもその1種のようだ。
名前は青だが体は赤い、アカクチブトカメムシでもよい感じ。
以前はよく見かけたが、この種を見るのは今年初めて。
かろうじて命を繋いでいるようで、とにかく動きはスロー。
さすがに近くでパシャパシャ撮られていると、不快なのかゆっくりと移動するのだが、足場を確認しながら落ちないようにゆっくりゆっくり。おいおい、大丈夫かと心配してしまう。
撮ってみるとその体は、緑から赤に変わっても相変わらず美しい輝きだ。
チョウやガの幼虫を捕食する肉食性のカメムシ、この体の輝きは生きるために奪ったいくつもの命の輝きなのだろうか。
2015年12月4日 東京都
カメムシ目カメムシ科 アオクチブトカメムシ CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/内臓ストロボ・430EXⅡ
間もなく越冬 ウラギンシジミ [チョウ目]
目の前を白いチョウがゆっくり横切り、林縁の葉にとまった。
意外と小さく見えたのでなんだろうと思ったら、「ウラギンシジミ」のメスだった。
ツバキやヒサカキなど常緑樹の葉の裏で成虫越冬するだけあって、とまった葉も常緑だった。
この日は暖かかったので、越冬場所から飛び出したのかもしれない。
真冬の昆虫観察ターゲットの一つ、今年も越冬している姿を見つけることができるだろうか?
同じく白いチョウを発見!
こちらは成虫越冬ではない「スジグロシロチョウ」。
今年はあまり見かけなかった印象だが、12月になってもまだ頑張っているものがいるとは。
いつまで頑張れるだろう。
ところで似たモンシロチョウは蛹、モンキチョウは幼虫、キタキチョウは成虫越冬と同じシロチョウ科でも越冬形態はばらばらだ。
はて、このチョウ何越冬だったか?
2015年12月4日 東京都
チョウ目シジミチョウ科 ウラギンシジミ、シロチョウ科 スジグロシロチョウ
CANON EOS50D EF70-200mm F2.8 L IS USM/EXTENDER EF 1.4×Ⅱ、EOS70D EF100mm F2.8L IS USM