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初めて見たトギレフユエダシャクのメスはやっぱりかっこ良かった!! [チョウ目]

毎年冬になるとぜひ見たいとmyfieldで探していたが、全く見つからないフユシャクのメスがいる。
オスは良く見かけるのだが、メスはさっぱり。

今シーズンもまだ出会えずにとうとうHELP!
毎夜、ガを探して夜回りされているエキスパートのS氏に無理無理お願いしてS氏のfieldをご案内していただいた。

とある公園の雑木林、探し始めてすぐにオスを発見。
これは幸先がいいと期待が高まる。
トギレフユエダシャク0314-3_1.jpg



















これならすぐに見つかるかと思ったのだが、この日はそう簡単にはいかなかった。
歩く事数十分、S氏のいました!との声。
見るとサクラの丁度目の高さに待望の「トギレフユエダシャク」のメスがいた。
今まで写真でしか見たことが無かったが、生きているのを目の前で見ると感動である。
ん~、やっぱりかっこいいなぁ!

フユシャクのメスのほとんどの種は翅が退化してないかあっても小さいのだが、この種のメスは飛べないが大きな翅を持っている。厳しい寒さを凌ぐため体温が奪われる表面積の大きな翅を退化させたともいわれているが、何故この種のメスの翅は大きいのだろう?

不思議。
トギレフユエダシャク0314-1_1.jpg



















少ししてまたS氏が見つけてくれた。
今度はイロハモミジの幹の低い場所にいた。
広食性なので様々な木で見つかるそうだ。
色や模様の個体差が結構あるようで少し淡い色の個体。
2個体共に翅の痛みは無いきれいな翅だった。

3時間ほどお付き合いいただいたが、トギレはこの3頭のみで残念ながら交尾体を見る事は出来なかった。
氏によると多く見られる日とそうでない日があるが、何が影響しているのかがよくわからないとの事だった。
それでも初めて見ることが出来て大満足!
お忙しい中遅くまでお付き合いいただいたS氏に大変感謝である。
トギレフユエダシャク0314-2_1.jpg



















2018年3月14日 埼玉県 チョウ目シャクガ科 トギレフユエダシャク

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