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羽化不全のカバエダシャク [チョウ目]

今朝は何がいるのかなと期待していたら、遠目で見て床でバタバタと羽ばたいている蛾がいた。
何々どうした?
どうやら「カバエダシャク」のオス。
カバエダシャク1213-1_1.jpg



















見ると翅がうまく伸びていない羽化不全のようだった。
この翅では飛べる訳もなく、近くで羽化してこの場所に来たように思われた。
更に触覚も曲がり、右前脚も使えないようでかなりの重傷だ。
カバエダシャク1213-2_1.jpg



















ここにいると踏まれるので、近くのササの上に移動させたがこの状態ではメスと出逢うのも厳しい。
翌日、ササの上に姿がなく下に落ちたかと探すも見つからなかった。
成虫になるのも大変だろうに、あと一歩というところで・・・。
カバエダシャク1213-3_1.jpg



















2019年12月13日 東京都 チョウ目シャクガ科 カバエダシャク

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越冬ウラギンシジミの思い出 [チョウ目]

毎年、ウラギンシジミがいないかとチェックする場所がある。
ここでウラギンシジミが良く越冬していると教えてくれたのは、丘陵近くにお住まいでほとんど毎日fieldを歩いて生きものを観察していた方でいろいろ教えていただいた。
数年前、長らく姿が見えないなと思っていたら、家に帰る途中に道で倒れて亡くなったと・・・。
ウラギンシジミ1201-1_1.jpg



















ここ数年この場所で越冬個体が見つからなかったが、今年は仲良く3つも並んでた。
以前はヒサカキの葉裏だったが、今回はネズミモチ。
ウラギンシジミ1201-2_1.jpg



















ここで越冬している事を紹介した方が、もう1個体すぐ近くにいるのを見つけられていた。
全部で4個体、さて、いつまで見られるか楽しみ。
あの人もきっと見ているような気がするなぁ!

ウラギンシジミ1201-3_1.jpg



















2019年12月1日 東京都 チョウ目シジミチョウ科 ウラギンシジミ

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里山の晩秋 色々 [季節]

丘陵の雑木林は主にコナラが優占種なので、今の時期は黄金色に輝く。
秋はイロハモミジなどの紅葉がもてはやされるが、いやいや里山の雑木林も引けをとらない美しさだ!
見頃は過ぎたが、遠景ではまだまだ。
黄葉1208_1_1.jpg



















コナラの幹に鮮やかな緑色を見つけた。
「セスジツユムシ」のメスだが、どうやらこの状態で息絶えたようだ。
比較的遅くまで見られるが、さすがにこのところの冷え込みで命を落としたのだろう。
無事に産卵できただろうか?
セスジツユムシ1206_1.jpg



















林縁で目を引いたのは、開いて実をのぞかせている「ノササゲ」の鞘。
今年見た中では最も美しい濃い紫色だった。
ノササゲ1210_1.jpg



















エノキの実生の幹の二股は、アカボシゴマダラ幼虫が越冬の準備をする場所。
もう少しすればここから降りて根元の葉に移動するだろう。
それにしてもこの個体は1cmに満たない今まで見た中で最も小さい大きさだが、短角は越冬の準備が出来ている証拠なので無時春を迎える可能性は高い。
アカボシゴマダラ1209_1.jpg



















こういう枝を見ていて見つけたのはモズのはやにえだ。
クワの枝先に刺されていたのは恐らくアカガエルの仲間と思われる骸。
時間が経ってミイラ化しているが、その顔から無念が感じられるように思う。
はやにえ1206_1.jpg



















今年になって一気に目撃、捕獲数が増えているのが中国原産の外来種「ムネアカハラビロカマキリ」だ。
採集した卵鞘の数は20個を超えた。
これから葉が落ちるので見つかる数がさらに増えると思うが、根絶するには今が正念場だ。
ムネアカハラビロカマキリ1206_1.jpg



















2019年12月 東京都

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チャエダシャク [チョウ目]

クヌギの樹皮にクヌギカメムシが産卵していないかと見回っていると、比較的大きな蛾を見つけた。
フユシャクかと思って写真を撮ったのだが、ちょっと違う。
チャエダシャク1210-1_1.jpg



















今の時期よく見られるシャクガ科のチャエダシャク。
グレーに黒のラインがはっきりしていてなかなかシックで良いデザイン。
まだ羽化してそれほど経っていないようでまったく痛みのない翅だった。
幼虫が食べるのはツバキ科:チャ、クルミ科、バラ科、ミカン科、ブナ科、クワ科、リョウブ科など色々。
名前は翅が茶色いからかと思っていたが灰色のものもいるので、色ではなく幼虫がチャの葉を食べるからか?
チャエダシャク1210-2_1.jpg



















体をアップで見てみると、パイル地のタオルのような鱗粉なのだろうか。
とにかく不思議に美しい!

写真をクリックしていただければ拡大画像が見られます。
チャエダシャク1210-3_1.jpg



















2019年12月10日 東京都 チョウ目シャクガ科 チャエダシャク

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3種目のフユシャク クロオビフユナミシャク [チョウ目]

今年も昨年に続いてフユシャクの仲間のクロスジフユエダシャクが多く発生している。
場所にもよるようだが多い。
なので交尾しているシーンにもよく出会う。
コナラの樹皮のくぼみで発見!
クロスジフユエダシャク1209_1.jpg



















トイレの壁の高い場所で見つけたのは、今シーズン3種目のフユシャク「クロオビフユナミシャク」。
降りてもらって枯葉の上で。
名前にナミシャクと付くナミシャク亜科はみな翅に波のような模様がある。
昨年も今日が初見だったのには偶然ながらも驚いた!
クロオビフユナミシャク1209_1.jpg



















2019年12月9日 東京都 チョウ目シャクガ科 クロスジフユエダシャク、クロオビフユナミシャク

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今シーズン2種目のフユシャク チャバネフユエダシャク [チョウ目]

このところ良く見かけるのが「カバエダシャク」。
シャクガの中では大きい方で、幼虫が食べるのはヤナギ科、ブナ科、マンサク科、バラ科、カエデ科、モクセイ科、スイカズラ科など何でも食べるようだ。
カバエダシャク1207.JPG















この種も何度かやってきている「ウスキトガリキリガ」。
似た種にキトガリキリガがいるが、前翅の外縁が波打っているのでウスキで良いだろう。
外横線が前縁で少し曲がっているのが気になるが・・・。
ウスキトガリキリガ1207.JPG























今シーズン2種目の「チャバネフユエダシャク」のオスがいた。
メスは全く翅がなく黒白模様でホルスタインなどと呼ばれている。
果たしてメスを見ることが出来るだろうか?
まぁ、努力次第だろうな!
チャバネフユエダシャク1207_1.jpg















2019年12月7日 東京都 チョウ目シャクガ科 カバエダシャク、チャバネフユエダシャク、ヤガ科 ウスキトガリキリガ

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12月初めの居残り蛾たち [チョウ目]

fieldでは虫たちの姿を探すのが大変になってきたが、灯りの周りの居残り蛾たちは次から次に新たな種がやってくる。
この日は、ちょっと大物のキリガの仲間だった。
その大きさとくっきりとした模様、頭に近い方の丸い模様の環状紋(かんじょうもん)、その下のそら豆のような模様の腎状紋(じんじょうもん)の大きさや位置から直ぐにわかるかと思ったが、しばし時間がかかった「イチゴキリガ」。
イチゴという名前の由来が気になったがどうやら学名から来ているようだ。
幼虫の食餌はバラ科やキク科だそうで成虫で越冬する。
写真は撮れなかったが、黒と黄色の縞模様のお腹が特徴的だった。
イチゴキリガ1202_1.jpg



















こちらのなかなか地味ながらもいい装いを纏った「ニセタマナヤガ」。
この名前も気になるが、恐らく構成はニセ、タマナ、ヤガなのだろう。
ニセタマナヤガ1203-1_1.jpg



















幼虫はカタバミ、タンポポ、アキノノゲシ、ヨモギ、オオバコ、タネツケバナなどここの周りにある植物ばかりだ。調べると、北アメリカからやって来た外来種の可能性があり様々な野菜の害虫となっているようだ。
ニセタマナヤガ1203-2_1.jpg



















ガラスで翅を広げていたのは「ニッコウキエダシャク」。
幼虫はサワフタギなどの葉を食べるようだが、ここでは多くはない樹種だ。
ニッコウキエダシャク1203_1.jpg



















こちらもガラスにとまっていた小さくて細いまるで十字架のような「ヒルガオトリバ」、たぶん・・・。
幼虫はヒルガオの仲間の葉を食べるので、このあたりにはたくさんある。
トリバガの仲間はこのように細い翅が特徴だが、これでも翅を広げてちゃんと飛べるのが凄い!


寒さは増せど、明かりに色々な蛾たちが集まってくる。
今朝はどんな蛾がいるだろうかと出勤する楽しみの一つでもあるのだ。
ヒルガオトリバ1203_1.jpg



















2019年12月2-3日 東京都 チョウ目ヤガ科 イチゴキリガ、ニセタマナヤガ、シャクガ科 ニッコウキエダシャク、トリバガ科ヒルガオトリバ

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クヌギの樹皮でクヌギカメムシ産卵する [カメムシ目]

クヌギカメムシが産卵しているという林。
ここ数年、一応探しては見るもののその場面に出会っていなかった。
その林のクヌギで久しぶりに産卵シーンをみた。
クヌギカメムシ1129-1_1.jpg



















すぐ下にもお腹がパンパンに膨れ上がったメス。
腹いっぱい食べるとお腹がパンパンになって苦しいが、やはりこのメスもそんな感じなのだろうか?

いやいや、違うか。
きっとお母さんならわかるんだろうなぁ
クヌギカメムシ1129-2_1.jpg



















2019年11月29日 埼玉県飯能市 カメムシ目クヌギカメムシ科 クヌギカメムシ

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アオキの葉にハエ ハエ ハエ キモグリバエの仲間 [ハエ目]

飯能の雑木林で紹介いただいた、薄暗い林内のアオキの葉に集まったおびただしい数のハエたち。

赤い複眼で大きさは2-3mmほど。皆、同じく上を向いてとまっていた。
ハエ1129-1_1.jpg





























このハエたちはいつものfieldでも冬に少数がこうして集まっているのを見ることがあるが、ここまでの大集団は見たことが無い。自然度の違いなのだろうか?
昆虫写真家のSさんからキモグリバエの仲間だと教えていただいた。
ハエ1129-2_1_1.jpg





























キモグリバエでネット検索していたら、「廊下のむし探検」というサイトの図鑑で同じようなハエが「ヤマギシモリノキモグリバエ」と紹介されていた。

これを書かれている方は実体顕微鏡をのぞきながら検索表をたどり同定されていた。
写真に撮った種を同定してはいないが、恐らく同種と思われる。
それにしてもどうしてこんなにたくさん集まって冬を越すのか、不思議である。
ハエ1129-3_1_1.jpg



















2019年11月29日 埼玉県 ハエ目キモグリバエ科  ヤマギシモリノキモグリバエ

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黄葉の飯能の里山で虫探し [季節]

11月末に昆虫写真家Sさんと絵本作家IさんとIさんのfieldの
飯能の里山を訪れた。
コナラやクヌギの雑木林は黄金色に色付いてそろそろ見頃。
飯能の里山1129_1.jpg



















褐色の葉の上には「キタテハ」。
翅を開いていなければ気付かなかったな。
キタテハ1129_1.jpg



















枯葉が積もった葉裏には「フサヤガ」がいた。
まるで枯葉のような姿、これはなかなか見つけることが出来ない。
フサヤガ1129_1.jpg



















アラカシの葉裏の「ミスジミバエ」。
blueに輝く複眼が美しいが、この写真ではそこまでは見えないのが残念。
ミスジミバエ1128_1.jpg



















早くも葉裏に集まっていたのはまるでセルロイドのおもちゃのような「ミノオキイロヒラタヒメバチ」たち。
昔撮った写真にセルロイドのフィギアと名付けたのはアカハネナガウンカだったが、このハチもそう呼びたい色と質感だ。
ミノオキイロヒラタヒメバチ1129_1.jpg



















薄暗い林内で越冬中の「テングチョウ」。
今までテングチョウの越冬を見たことが無かったので、こんな風に冬を過ごしているのかと。
テングチョウ1129_1.jpg



















アセビの葉裏で越冬体制の「アケビコノハ」。
これも自分ではとても見つけられない。
老眼が進んで厳しいが、まだまだ虫目を磨かなければ!
アケビコノハ1129_1.jpg



















2019年11月29日 埼玉県飯能市

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