SSブログ

今シーズン2種目のフユシャクは [チョウ目]

11月終わりに職場の壁にとまっていたのは大型のシャクガ科の「カバエダシャク」だった。

今頃から年内は見られるだろうか。よくもLEDの灯りに来てくれたと有難い!
幼虫は広食性でバラ科、ブナ科、ヤナギ科、モクセイ科他色々食べるようだ。
カバエダシャク1127.JPG



















今シーズン1種目のフユシャクはクロスジフユエダシャクで、今も昼にオスの飛ぶ姿が多く見られる。
さて次は何だろうかと昨日トイレを見て回ると、高い天井にとまっていた「チャバネフユエダシャク」のオス。
画質が悪くて見苦しいが、とりあえず備忘録として。
メスの体色は白黒でホルスタインだとか怪獣のエレキングだとか、雑木林の貴婦人だとか異名は様々。
ぜひ見たいのだがまだ今シーズンは見つけられていない。これからだろう。
チャバネフユエダシャク1203.JPG



















別のトイレでは「クロオビフユナミシャク」のオスがいくつも壁にとまっていた。
1年ぶりの出会いで、これ誰だっけ?って 年々記憶が薄れている・・・
クロオビフユナミシャク1203.JPG



















今日もヌルデの幹にとまっているのを見つけた。
トイレの壁というのも定位置だが、やはりこの方がいいかなぁ。
この2種共に昨年は11月30日に確認しているのでほぼ昨年並みだろう。
クロオビフユナミシャク1204.JPG



















ある虫を探してアラカシの葉をめくっていて見つけたフユシャク?
と一瞬思ったが、いやいや、「ナカオビアキナミシャク」だった。
一見今の時期に現れるフユシャクのようだが、フユシャクと呼ばれるのは初冬から現れメスに翅が無いかあっても小さく飛べない種であり、ナカオビアキナミシャクのメスにはオスと同様大きな翅があるのでフユシャクではないのだ。
ややこしいが、この種を見るとフユシャク同様いよいよ冬かと季節を感じる。
ナカオビアキナミシャク1203.JPG



















2022年12月3-4日 東京都 チョウ目シャクガ科 チャバネフユエダシャク、クロオビフユナミシャク、ナカオビアキナミシャク

nice!(0) 

ゴンズイノフクレアブラムシとヒラタアブの仲間の幼虫 [カメムシ目]

若いゴンズイの茎にたくさんのアブラムシたちがいた。
「ゴンズイノフクレアブラムシ」だ。
この辺りでは初夏から夏にはノカンゾウやヤブカンゾウなどに付き、秋から春にはゴンズイに寄生植物を変えて生活する、「キスゲフクレアブラムシ」とも言われる。
なので今の時期はこうしてゴンズイにみっしりと付いているのだ。
ゴンズイノフクレアブラムシ1202-1.JPG



















アブラムシの仲間は初夏から秋はメスのみで単為生殖し卵ではなく子供を産んで子孫を増やすが、秋から冬には翅のあるオスが現れて飛んで分布を広げるとともにメスは産卵して卵で越冬するらしい。
ゴンズイノフクレアブラムシは夏にも秋から冬にも有翅型が出るようだが、オスかメスか両方なのかちょっと調べたがよくわからない。この日もいくつか翅のあるものがいた。
ゴンズイノフクレアブラムシ1202-2.JPG



















そんなアブラムシたちの群れの中に、平べったいイモムシのような虫がいた。
アブラムシを食べて成長するヒラタアブの仲間の幼虫だろう。
ヒラタアブの仲間の幼虫1202-1.JPG



















アブラムシにとっては天敵で動きの遅い彼らはなすすべがない。
弱い生き物たちは、そのため数を増やして子孫を繋いでいる。
ヒラタアブの仲間の幼虫1202-2.JPG



















2022年12月2日 東京都 カメムシ目アブラムシ科 ゴンズイノフクレアブラムシ(キスゲフクレアブラムシ)、ハエ目ヒラタアブ科の一種

nice!(0)